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    • 2023.12.07 Thursday
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    【屋根裏部屋のマリアたち】(2010年)

    60年代フランス。資産家と、その屋根裏に暮らす陽気なスペイン人メイドたちとの交流を描く、ハートウォーミングコメディです。

    ◆屋根裏部屋のマリアたち(Les Femmes Du 6eme Etage)2010年
    監督:フィリップ・ル・ゲ


    ファブリス・ルキーニ。今回はどんな色ボケをカマしてくれるのかな?と思ったら、わりと感じの良い人を演じていました。とは言ってもやはり色恋沙汰ではありますけどね。

    イヤなヤツじゃないし、思いやりがあって感じの良い人ではあるけど、決してモテるタイプのオヤジではない。結局は金にモノを言わせる男と、金に釣られる女たちの話?
    ・・・なんつー見方はは冷た過ぎますかね^^;
    観てる間は素直に楽しんでいたんだから、あんまり考えなければよかったかな?

    男女関係なく(しかし家庭を持つ人は特に?)一人になれる時間が欲しい、と考えることもあるんじゃないでしょうか。そのチャンスがあったら生かせばいいけど、ロクな話し合いもなくこれではちょっと身勝手に思えますね。
    ま、この映画の内容としては、そんな家庭内のイザコザのめんどくさい所がメインではないので、こんな感じが良いんだと思いますが。
    いやぁ、楽しかったです♪ファブリス・ルキーニを信用して観て、正解でした♪これからもついていきます!luchini

















    【しあわせの雨傘】(2010年)

    フランソワ・オゾン作品です。オゾンの作品を以前何か観たんですが、なんかよく解らなくて「私には無理なヤツだな」と諦めたんですが、一般大衆向け作品「8人の女たち」は普通に楽しめたんですよねー。てことで、この作品もビッグネームの並び方からして大衆向けでしょ、ってことで観てみましたー。


    ◆しあわせの雨傘(Potiche)2010年 監督、脚本:フランソワ・オゾン
    1977年、フランス。雨傘工場を経営するロベール(ファブリス・ルキーニ)を夫に持つブルジョア主婦のスザンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、亭主関白の下ですっかり飾り壺(Potiche)と化していた。しかしある日、ストライキを起こした従業員と対立したロベールが倒れてしまい、代わりに創業者の娘であるスザンヌが工場を運営することに。意外にも彼女ならではのやり方は工場の業績を上げ、スザンヌは新しい人生を謳歌し始めるが、そこへ退院した夫が戻り・・・

    カトリーヌ・ドヌーヴ主演で雨傘のタイトルということで、勝手にミュージカルを覚悟しちゃってましたが、全然違いました(笑 当たりまえ^^;)
    少しだけ曲に合わせて踊ったり唄ったりするシーンもありましたが、セリフ替わりに歌うようなものではありません。ラジオを聞きながらご機嫌とか、クラブでディスコダンス(!)とか、そんな感じ^^

    お休みのコックの代わりに夫の朝食を支度した主人公スザンヌ。好きでやってるのですが「セレブの奥様がキッチンになんか立つなよ!」と叱られ、じゃあ貴方が接待で飲みに行くお店に行きたいと言えば「お前が行くような所じゃない!」と叱られ・・・息子の結婚に関する意見を出そうとすれば「お前の意見はいらん。ポエムでも書いて満足しておけ
    きぃ〜!!バカにしてんのか、このクソハゲオヤジ!!♪

    と、見ていて少々ムカっとしてしまうほどの、時代錯誤な亭主関白ぶり。まぁ、70年代が舞台なんですけどね^^
    そんな奥様がふとしたきっかけから働くことの楽しさを知り、自立していくという、小気味良い爽快コメディです♪ というか、気持ち悪いほどの女性の自立讃歌かも^^ドヌーヴが(少々おとぎ話チックではありますが)賢く美しくいい感じの夢を見せてくれました。

    浮気夫の強烈な告白もあり、ちょっぴりドキドキしちゃいましたが、スザンヌ(ドヌーヴ)的には、あら?黙って飾られてると思ってたの?って感じに収まるところが笑えます^^ まぁ決して褒められたことじゃないんですが、虚勢を張ってる旦那がバカに見えてきて面白いですね♪
    いやぁ〜...奥様やるじゃん!^^
    ストーリーは、最終的にはえ??って感じの所へ行ってしまってましたが、なかなか面白い映画だったと思いますよー!

    亭主関白のワンマン社長役は最近の私のお気に入り、ファブリス・ルキーニ!エロオヤジのはず(笑)が頑固オヤジ的な登場でビックリしましたが、やっぱりエロオヤジには変わりなく。それにしてもムカつくキャラでした^^;

    スザンヌのかつての恋人で現市長ババンを演じたのは、ジェラール・ドパルデュー。ドヌーヴとは「終列車」で見たコンビでしたが、お二人ともずいぶんでっかくなってますね^^;若き日の二人の回想シーンは別の役者さんたちがやってましたので、ご安心ください(笑)

    工場の経営には興味が無い芸術肌で「僕はいつもママンの味方だよ」な息子ローラン役は、ジェレミー・レニエ!こんな爽やかでキュートな子だったとは以前別の映画で見た時には気付きませんでした!(だって小汚いカッコして土食ってたし。笑「約束の葡萄畑」)

    「何でも黙認してお飾りに甘んじているママが悪い!」と手厳しい娘ジョエル役は、ジュディット・ゴドレーシュ。この方は私、ちょっと苦手な女優さんでした。「スパニッシュ・アパートメント」でのジメっとした役のイメージが残っているだけなんですが、ちょっとその系統の表情をされるだけで、申し訳ないけどイヤな気分になってしまう^^;しかしこの話の中ではこの娘が色々重要な部分を担っていますのでね。

    しかし何と言っても、カトリーヌ・ドヌーヴのジャージ姿ディスコダンスが忘れられません^^luchini





















    【親密すぎるうちあけ話】(2004年)

    私の中ではすっかり色ぼけオヤジのイメージで定着してしまったファブリス・ルキーニですが、結局気になる人になっちゃってるんですよね^^ ということで、彼の主演作を観てみましたー。


    ◆親密すぎるうちあけ話(Confidences Trop Intimes)2004年
    監督:パトリス・ルコント
    パリのとあるビルの一室にオフィスを構える孤独な税理士ウィリアム(ファブリス・ルキーニ)。ある日、そこへ美しい女性アンナ(サンドリーヌ・ボネール)が訪れる。戸惑いながらも部屋へ招き入れると、アンナはおもむろに夫との性生活の悩みを打ち明け始め・・・

    税理士である自分に相談に訪れた女性が突然「この半年夫と私はセックスレスなの。」と性生活の悩みを打ち明け始めた!
    驚きながらも、そこから離婚に関わる税金相談に入るのかな?と納得し、そのまま話を聞いてしまうウィリアム。ところが彼女はそんな話だけを少しした後「次回も6時でいいかしら?」と帰ってしまう。ウィリアムは、自分はカウンセラーではないと言い出せないまま次回の約束をしてしまい、迷いながらも彼はなんちゃってカウンセリングを続けることとなってしまった!さて、どうなってしまうのか^^



    結末には触れませんが、ネタバレ気味です

    このエロオヤジ、今度はいったいどんなエロを見せてくれるんでしょうね〜^^とハナからイヤラシイ目で観てしまいましたが、ここでは相手の体に触りもしないし直接的なセックス表現は皆無!でしたー。

    しかしウィリアムが実はカウンセラーでないということが分かっても尚、彼の元へ通うアンナ。彼女は変わらずせきららに性生活を語り続け、ウィリアムはこの謎の女に魅せられ彼女が訪れるのを楽しみに待つ。...という、なんとなくお互いに意識しあっている二人の、密室での会話だけで繰り広げられる微妙な関係がエロい!プラトニックってとこが余計にエロい!という映画だったようです^^


    大人向けのラヴストーリーですよねー。これに官能を感じられるかどうかで、自分の成熟度が測れそうな感じでしょうか。「さっさとヤっちゃえよ!」と野次を飛ばした私はまだまだオトナへの道のりは長そうです。恐れ入ります^^

    素性を隠したこの女の話は本当なのだろうか?そして目的は?・・・というサスペンス風味な物語が面白かったですね。アンナの夫まで登場してドキドキしちゃいましたが、更にオカシなことになって面白い要素となっていました。
    自分に気があることが見て取れるけれど、手を出す勇気なんか絶対なさそ〜な男を相手に、自分と夫の性生活を話して聞かせ、「夫から、他の男と寝てこいと言われたの」なんて言うのも、なんだかサディスティックな感じもしますし。あぁもお!結局なんかエロいじゃねぇか!このヤロウ!!
    ・・・失礼。オトナのエロに慣れてないもので^^;

    ファブリス・ルキーニは自分からは行動を起こそうとしない草食オヤジを好演。開けっ広げな性的な話を、どんどんエスカレートさせてくるアンナにビビリまくる感じが可愛かったですねー♪luchini

















    【モリエール 恋こそ喜劇】(2007年)

    実在した劇作家モリエールのお話です。
    彼は17世紀フランスの古典主義三大作家の一人だそうですけど、残念ながら私は名前すら知りませんでした。それでもとっても楽しめましたよ♪


    ◆モリエール 恋こそ喜劇(Moliere)2007年 監督:ローラン・ティラール
    1644年パリ。22歳の駆け出しの劇作家兼役者のモリエール(ロマン・デュリス)は、劇団の経営難で債権者に追われる日々。そんな時、美しい公爵夫人を射止めるため自作の芝居を演じようと目論む金持ちの商人ジュルダン(ファブリス・ルキーニ)から、借金の肩代わりと引き換えに演劇の指南役を持ちかけられ彼の屋敷に滞在することになり・・・

    モリエールの人生の中で、劇作家として駆け出しの頃と大成功を収める頃の間に、消息の判らない空白の期間があるそうです。この映画は後の名作の誕生秘話として、その空白の間に彼の身に起きていた事を描いたフィクション作品です。
    「恋におちたシェイクスピア」みたいなものですかね^^

    才能あふれるコメディアンを演じたロマン・デュリスは茶目っ気たっぷりの演技とマダムキラーな表情、笑顔で魅了してくれてましたが、モリエールを雇った男ジュルダンにはかなわないって感じでしたね。

    ファブリス・ルキーニです。
    私はこの方の出演作はこれと「PARIS」と「バルニーのちょっとした心配事」(→過去記事)の3作しか観ていませんが、いつも変な色ボケおやじの役なんですよねー。それでちょっと調べてみると、彼は女好きを公言して独身を貫き遊びまくってる人として有名なんですね。なるほどー!
    ということは、こういうのが彼のお約束キャラってことなんだなぁー^^

    それを知ったらなんだか全てがやたら面白く感じてきました(笑)
    「コノヤロウ!」と憤慨しながら観た「バルニー〜」ももう一度観たいなー。

    [メモ] あんなに(見た目)可愛らしかった公爵夫人を演じたリュディヴィーヌ・サニエが実はそんなに若くないと知ってビックリした。別にいいんだけど(笑)romain, luchini













    【バルニーのちょっとした心配事】(2000年)

    ナタリー・バイ、マリー・ジランの名前にひかれ、公開時フランスで大ヒットしたコメディらしいということで、シネフィル・イマジカで録画してみました。


    ◆バルニーのちょっとした心配事(Barnie Et Ses Petites Contrar)2000年
    監督:ブリュノ・シッシュ
    愛する家族とフランス、カレーで暮らすバルニー(ファブリス・ルキーニ)は一見平凡なビジネスマンだが、実は遠距離通勤するロンドンに若いフランス人美人と、ハンサムな英国青年という2人の愛人を持つ男だった。ところが、妻と愛人の3人からそれぞれ同日同刻発の、しかも同じ車両のヴェニス行きオリエント急行の切符をプレゼントされ・・・

    高校生の娘がいる見た目も冴えない平凡な中年男が愛人を2人も持っているというだけで可笑しな話だけど、さらにその愛人が女だけでなく男も居るということにビックリし、それがとことん無茶苦茶な偶然でややこしいことになっていくという展開になんだこれ?と苦笑しながら、ある程度は楽しめました^^

    普通ならドロドロの酷いことになりそうな愛人2人の対面は意外にサラっと、そしてそこそこコミカル。半分意気投合状態で一緒にお互いの恋人(主人公)の住む家に押しかけることにするという、あぁ、コメディだなーって感じの軽ーいお話。これはまぁ、愛人2人が男女だったからですね。女性の方は普通に予想できる感じの反応ですが、男性の方はもう一人の愛人の存在を知った時こそ凹む姿を見せたものの基本的にクール。そのおかげで面白い関係を生み出されてたようには見えました^^可愛らしいマリー・ジランと知的で冷静なヒューゴ・スピア(たれ目)。この2人の好演はとてもお気に入りです^^

    しかし。こういう話ってたいてい、いい加減なことしてた男が大変なことになっちゃってあたふたするところを傍から観て笑うとか、一緒になってあたふたしてみるとか、そんな感じを予想しますよね。
    ところがこの主人公の男!あたふたどころか、ありえない最低な態度に出てこちらの予想を裏切ってくれました。
    いったいどの面下げてそんなことが言える?!と呆れるほどの強烈な言い分を、それがあたかも当然まかり通るかのように言い放つ!いくら私が温厚でも、こればかりは思わず巻き舌で「こんのやろぉ〜!」と発しながら拳を握り締めてしまいましたよ。しかも!それが劇中では一発殴られはするものの、大して怒られない!どゆこと??意味が解らなーい!私が日本人だから??

    その延長線で、私には珍しく結末に不満を持つことになりました。
    是非とも、自業自得のどん底に突き落として「自分が悪いんだろ!ばーか!」と痛快に終わって欲しかったと思わずにいられなかったなー。
    そういえばよくよく考えてみると、トリュフォーのドワネルものの主人公アントワーヌもこの男と似たようなところがあるかも。でもあちらはアントワーヌだから(?)「しょーがないなぁ」って思えたけど、こちらはしょーもないおっさん。同じようには許せやしないぜ?^^luchini














    【PARIS-パリ-】(2008年)

    「スパニッシュ・アパートメント」のセドリック・クラピッシュ監督の群像劇です。
    DVDがいつまでも廉価発売されないので、早くテレビでやらないかなと心待ちにしてた作品です。


    ◆PARIS-パリ-(Paris)2008年 監督、脚本:セドリック・クラピッシュ
    病に冒され余命の少ない元ダンサーのピエール(ロマン・デュリス)を案じてシングルマザーの姉エリーズ(ジュリエット・ビノシュ)は弟の部屋へ引っ越すことに。彼らのアパルトマンの窓から見えるパリの風景はいつもと変わりなく人々は日々を懸命に生きている。向かいに住む美しい女子学生、教え子である彼女に片思いする歴史学者(ファブリス・ルキーニ)、その弟は「普通すぎる」と言われ悩む建築家、市場の八百屋で元妻と共に働く男(アルベール・デュポンテル)、文句ばかりのパン屋の女主人など・・・。パリに暮らす人々の何気ない日常をパッチワークのように紡ぎ出していく・・・。

    主演の一人はやはりロマン・デュリスです。
    でも彼は病気のため病院へ行く以外には部屋から出られず、窓の外を眺めては街の人々の生活を空想する日々・・・という切ない役でした。姉と共に引っ越してきた3人の子供たちに今を楽しむことを教えるなど、この状況を受け入れ前向きなメッセージを発信してくれてました。
    歩いたり、息したり、走ったり・・・という普通のことが出来ていることがどんなに幸せなことかなんて、普段思い出すことってなかなか無いですからね。こんな簡単で当たり前のことに気付いていないということを、かなり直接的に思い出させてくれています。
    しょーもないことに文句ばかり言ってないで、毎日を楽しむ努力をしようという気になりますね。
    デュリスのシーンで何度か流れるサティ「グノシエンヌ」もせつなくていいです。
    私、弱いんですよ。この曲に。

    いくつかのエピソードがある群像劇なんですが、はっきりいってどこを切ってもかなり地味です。
    まさに人々の日常を切り取ったという感じで、いわゆる「話の結末」というものを迎える気がしません。
    その人の命がある限りいつまでも続いていくような気がしながら、ゆったりと眺めてました。
    そう、ゆったりと観ていられるくらい、余命が少ないなどいくつかの重い話も大袈裟に扱われることが無かったんですね。あくまで何気ない生活の一部を少しだけという雰囲気。
    正直ホッとしました。

    個人的には登場人物たちにイチイチ魅力を感じられて特に退屈は感じませんでしたが、何が起きてどう決着するのかというはっきりとしたストーリーが無いと楽しめないなーという方には全くおススメできない内容です。
    もちろんストーリーが皆無って意味じゃないんですけど。
    観光地巡りではない、普通の人々が暮らす普通のパリの雰囲気を楽しむ、そんな感じの作品でした。

    この地味さではDVDが廉価再発されることはまず無さそうですね。
    DVDを買うなら、少しでもお値打ち価格で(か、もしくは定価でも)見つけたら、その場で手に入れないと後悔しそうです。現在Amazonでは既にプレミア価格・・。romain, luchini














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