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    • 2023.12.07 Thursday
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    【みんなで一緒に暮らしたら】(2011年)

    ジャンヌとアルベール、アニーとジャンの2組の夫婦と一人暮らしのクロードは、長年に渡り変わらぬ友人関係を続けていた。そんな中、クロードが心臓発作を起こしたことをきっかけに彼らは、5人で共同生活を始めることに・・・。

    ◆みんなで一緒にくらしたら(Et Si On Vivait Tous Ensemble?)2011年
    監督、脚本:ステファン・ロブラン


    ●ジェーン・フォンダ●ジェラルディン・チャップリン●ダニエル・ブリュール●ピエール・リシャール●クロード・リッシュ●ギイ・ブドス

    友人同士、気兼ねなく楽しい老後を満喫できたらいいわねぇ〜♪

    実際はいくら仲の良い友人同士でも、一緒に暮らすとなれば話は別でしょうか^^; お互いがお互いの面倒を見られるうちはいいでしょうけども、既に病気を持つ者もいるわけで、いわゆる老々介護状態となれば、やはり無理も出てくるでしょうし。
    とはいえ、複数人が一つの家に住み常にお互いを気にかける状況にあれば、少なくとも孤独死みたいなことは避けられるでしょうから、こんなことがもしも可能であれば、考えてみてもいいのではないでしょうか。



    しかし、やっぱり夢物語のように思えてしまう部分はありますね。
    年をとって頑固さも出ながら、丸くもなってきたキャラクターたち。起こり得る問題、複雑な人間関係など、現実を見せるところはちゃんと見せるものの、いずれも大してモメることなくサラッと済んでいくんですよ。とは言っても、決してお気楽に終わっていくわけじゃないんですが、温かみも感じられるステキ物語となっていました。
    ま、何にせよ、終活を考えられるところまで無事に生きられたら、それだけで感謝ですね。

    目当てのダニエル・ブリュールは、犬の散歩を請け負った学生ディルク役。
    なんだかんだでヨーロッパの老人生活を研究することになった彼は、5人と共に生活して、彼らのちょっとした世話係のような役割となった、心優しい好青年です。キュートかつ爽やかに演じてらっしゃいましたよ♪
    映画全体の言語はフランス語ですが、彼の独り言はドイツ語でしたね^^

    ところでディルク青年の老人生活研究では、老人の性生活についてもかなりクローズアップされています。
    モロなベッドシーンもゼロではないので、苦手な方はご注意ください^^
    しかしまず何よりも、ジェーン・フォンダのステキなスタイルとファッションに惚れぼれでした!daniel






















    【コッホ先生と僕らの革命】(2011年)

    サッカーのことはほとんど知りませんし興味もありませんが、ダニエル・ブリュールの主演映画なので、迷わず録画して観てみましたー

    ◆コッホ先生と僕らの革命(Der ganz groe Traum)2011年 監督:セバスチャン・グロブラー


    ●ダニエル・ブリュール●ブルクハルト・クラウスナー●ユストゥス・フォン・ドホナーニ●テオ・トレブス●アドリアン・ムーア●カトリン・フォン・シュタインブルク

    19世紀後半。名門男子校にドイツ初の英語教師として、イギリス帰りのコッホが雇われた。階級の差による差別や教師への絶対服従など、厳しい学校で学ぶ生徒たちに、フェアプレーの精神とチームワークを教えるため、コッホはドイツで初めてサッカーを取り入れるが・・・
    後にドイツにおいて「サッカーの父」と称される実在した人物、コンラート・コッホを主人公とした学園ドラマです。

    ということで、1874年のドイツの学校が舞台です。厳しい授業や厳しい処罰はもちろん、体育の授業にはゲーム要素のある競技などは無く、軍隊か?!って感じものが中心という、そんな時代。そこへ初めてイギリスからサッカーが持ち込まれたことによる騒動のお話です。

    物語全体としてはとても分かりやすかったです。子供の自主性を排除して枠に押し込めるような教育には違和感や反感を持ちやすいので、主人公であるコッホ先生に自然と味方して行けました。もちろん敵(体制側)のヒドさとの対比だけでなく、コッホの "締める所は締める" やり方にも好感が持てましたしね^^
    ドイツ国内の反英主義に関する歴史を知っていたら、更に解りやすかったのかもしれません。でもまぁ、空気は読めましたから(笑)

    展開は、起承転結すべてが予想できるんじゃないかってくらい王道中の王道!結末も大体わかってるわけですし、安心して観ていられる爽快ドラマでしたね。
    しかし生徒たちの戸惑いから受け入れまでの過程が、ちょっと簡単過ぎない??って気がする程あっさりしていて若干の物足りなさを感じさせたのが残念でした。とはいっても、その展開の速さのお陰なのかダレることもなく楽しめたので、まぁ良しって感じでしょうか。



    何気に美少年風やキュート系など、生徒役にも気になる少年たちが取り揃えられているのもいいですねー。
    その一人はリヴァー・フェニックス似のテオ・トレブス。私はこれまで未チェックでしたが、賞を獲ったりしてるスターのようですね。個人的には小柄なアドリアン・ムーア君が気になりましたけど。彼の仔犬のような愛らしさがたまりません♪

    それにしても、このヒゲ面のダニエルはなかなか素敵ですね〜!!これは大正解!!
    個人的にはヒゲをたくわえた人に惹かれることって少ないんですよ。しかし例外パターンがあります。
    それはおヒゲが欠点を隠してくれている場合^^
    (自分の好みじゃないからって欠点とか言ってはいけないんですが、ここは便宜上ゆるしてチョ。)



    ダニエル・ブリュールって普通にステキなんですけどー、いつもどこか惜しい!何か引っかかる!と思っていたんですよ。それがハッキリしましたね。鼻の下&ほうれい線。それがここではヒゲでちょうど隠れて良い具合になってるんですよ。ナイスおヒゲ!
    ま、おヒゲで欠点克服シリーズの代表格は、ジョニー・デップですけどね。daniel
























    【Die kommenden Tage】(2010年)

    日本盤が今んとこ出てないドイツ映画。アウグスト・ディールとダニエル・ブリュールが共演のウハウハな映画です^^ IMDbに記載のジャンルが何故か「ドラマ/SF」になってますが、SFだとは思わない方が良いでしょう。


    ◆Die kommenden Tage(英題:The Coming Days)2010年 
    監督、脚本:Lars Kraume
    ●Bernadette heerwagen●Daniel Brühl●August Diehl●Johanna Wokalek●Ernst Stötzner●Susanne Lothar●Vincent Redetzki●Mehdi Nebbou

    これはなかなか面白かったですね!私は好きですよ♪
    アウグストとダニエルが一緒に登場したのは、たった一場面でしたけどね^^;
    基本的には二人は中心となる姉妹のそれぞれの相手でしたが、ダブルデート的なシーンはありません。彼らの関係としては、厳密にはもちょっと複雑でしたけども。それを複雑にしていたのがアウグスト。わ〜るい役でしたよぉ〜!



    2020年が現在で、物語はその8年程前から始まっていました。・・・ので、未来の話のようで、ほぼ現在ですよね。原油価格の高騰により国民の不満が爆発し、デモ活動が日常化。更に世界的には戦争が始まろうというところで、それに紛れてテロ行為を画策するグループが現われ・・・というシチュエーション。そんな中の混乱に巻き込まれるカップル、家族の物語です。ストーリー自体はテロリストに関連するサスペンスなんですが、結末から遡ってみるとラブストーリーでもあったと思います。個人的には、そのお陰で物語が楽しみ易かったですね^^姉妹の親の問題まで入れてきたのは広げすぎかも?とは思いましたけど。

    で!ここでのアウグスト、見た目も演じたキャラも、ものっスゴい素晴らしかったですよー!!
    彼女に優しく微笑みかけるステキ系やキャピキャピと彼女やその姉と戯れるキュート系から、彼の真骨頂だと私が勝手に思っている "邪悪系" までもまんべん無く!!この一作で色んな顔を披露してますから、アウグスト・ディールを手っ取り早く知りたいならコレ!って言ってもいいかもしれませんね^^

    見た目はまだまだ着痩せ可能でカッコいい♪そして髪型からして若者っぽい雰囲気も!ハット着用姿もサイコーっすね!!残念ながら後半にはオールバックになってましたけども・・・いえいえ、オールバックでも素敵だからいいんです!全然問題なし!分け目の白い線が濃過ぎようが気にしませんよ!(笑)



    キャラとしては、参加した(デモ活動系)フラッシュモブで負傷した上、逮捕されたりするかなりのヤンチャ系。長めのワイルド風ヘアのせいか、流血顔がステキに見えるし^^ そして彼女の家では自由自由♪彼女の実家でも自由自由♪なキャラもいいですね。(しかしそのキャラのおかげで彼女の親には嫌われてる様子)
    今作では彼、食べるシーンが多かった感じがしますね〜。つまみ食いからさわやかランチ、そしてむさぼり喰いまで>< それがもぉ!なんだこれ!ってくらいカワイイの!マァ〜!

    しかし中盤彼は他国へ赴任させられるため、30分ばかし完全に姿を消しちゃいます・・・。グスン...
    でも大丈夫♪ 寂しい思いをしてる間には、ダニエル・ブリュールが活躍してくれてますから!彼はアウグストの彼女の姉ローラと恋人同士になるわけですが、んまぁ〜何?この爽やかカップル!!3Pに勤しむアウグストたちとは対照的な爽やかアクティヴィティを見せつけるのはイヤミですか!(笑)バードウォッチングに、湖遊泳ですって!んまぁ〜んまぁ〜んまぁ〜 おまけにインテリ系ダニエルっスよ!ステキよね〜♪ユアン風だよね〜



    で、「3P」とかサラっと言い流しましたが、これも面白かったですねー。アウグスト関連映画の記事ではセックス・リポートが恒例になっちゃいそうで申し訳ないので、今回それ自体には詳しく触れずにおきますがー、アウグストが映画「カリフォルニア」のブラッド・ピットを連想させたんですよ。自分の顔の前にある鏡越しに、ドアから覗いたローラと目が合って、「お?ねぇちゃん覗き見かい?うへへへ」みたいなイヤラシイ不敵な笑みを見せるんですよ!ヤバいですよ! ま、アウグストはあのブラピみたいな汚らしい感じでは決してないんですけどね^^ちょっとキャー!って感じでした。

    物語としても全然問題なく楽しめる映画だったと思いますが、日本には来ないんでしょうかねぇ?日本でも人気のダニエル・ブリュールも出ているんだし、DVDくらい発売されてもいいじゃない?と思うんですけど・・・。
    思いっきり社会派な映画を期待される方には、家族うんぬん、恋人うんぬんといった部分が余計で社会派部分が足りなく感じるかもしれませんが、私のように、深刻な話も恋愛を混ぜ込んで軽やかに楽しめる仕様にしてもらえると嬉しい♪ってタイプの人もいらっしゃると思うんですよねー。でも少数派なんでしょうかね^^;(つか、決して "軽やか" じゃないですけどね〜)diehl, daniel























    【青い棘】(2004年)

    とにかくアウグスト・ディールが見たくて録画してみましたー!
    青春ものですが、爽やかなお話では全然ありませんでした^^;


    ◆青い棘(Was Nutzt Die Liebe In Gedanken)2004年
    監督:アヒム・フォン・ボリエス
    1927年ベルリン。寄宿学校の同級生パウル・クランツ(ダニエル・ブリュール)とギュンター・シェラー(アウグスト・ディール)は、対照的な育ちや性格ながら気が合う友人同士。ある週末を過ごしたシェラー家の別荘でギュンターの妹ヒルデと再会したパウルは彼女の虜となるが、ヒルデは一人に縛られたくない自由人で・・・

    アウグスト・ディールがお坊ちゃま学生でダニエル・ブリュールが貧乏学生ってのも、ソレらしいっスねー!二人ともピッタリ♪そしてアウグストのあの高貴っぽい顔!聡明そうなデコっぱち!魅力的ではありますが、画像を色々見てると「だからといってそこまで丸出しにしなくても^^;」とも思うこともある私的には、前髪下ろし気味のここでの見た目はモノっ凄い良かった!!



    1927年にベルリンで実際に起きた『シュテークリッツ校の悲劇』を元にしたドイツ映画です。この事件は知りませんでした。
    我々が死ぬ理由は愛のみ。我々が殺す理由は愛のみ。ゆえに我々は愛を感じなくなった瞬間に命を終わらせ、そして愛を奪った者を道連れにすることを誓う。
    という宣誓をし合う "自殺クラブ" を結成した二人の男子学生の物語です。

    若い頃ってこんなに「イエスかノーか」、「全てか無か」だったかしら^^;「愛がすべて」って美しく聞こえますが、青い価値観って感じですよね。特に不安定で脆い10代の時期にこんな考え方を美学とする者同士がつるめば、思いつめるばかりで不健康さが増すしかない気がします。極端な思想を持つことが悪いとは言いませんが、視野が広げられる年齢まで持ちこたえて欲しいものだなと思いました。

    しかし登場人物がこの若さでドロドロですよ。パウルが夢中になったのは友人の妹ヒルデ。それを知りつつヒルデの友人エリは一途にパウルを想う。しかしヒルデは「両手いっぱいに男が欲しい」という小悪魔。そんな彼女の現在の恋人はハンス。彼はヒルデの兄ギュンターの元恋人。いつ誰が傷付いてもおかしくない大変な状態です。



    しかし傷付くからと言って、 〔真の幸せは一生に一度しか来ない。その後は罰だけだ。だから幸せの絶頂の時にこの世を去るべきなんだ〕 なんて話がいったいどこから出てきたんでしょう。一生に一度だとしても、なぜこの幸せが絶頂だと言い切れるんですか?その後幸せがないなんてなぜ言い切れるんですか?誰が言ったんですか?なぜそう信じるんですか?今、未来に希望が持てないとしても、この先何が起きるかなんてわかりませんよ?そこまで絶望を感じているのに、今これが絶頂なんですか? "真の幸せ" はまだ来てないかもしれないですよね?うぅーーーーん、イライラしちゃう^^; 

    しかしこれ、実際に起きた殺人や自殺を描いているので、なんとなくコメントし辛いですね。ま、とにかく何よりも個人的には若く美麗なアウグスト・ディールがバッチリしかもタップリ堪能できただけで大満足です!あ、いえいえ、ツラい話ではありますが美しい映画ですよね。でもまぁ、繊細で影響を受けやすい青少年には大人になってからお薦めしたいような気がします。
    あと、あの "古き良き" な雰囲気の音楽がとぉーっても良かったです!diehl, daniel



















    【ラヴェンダーの咲く庭で】(2004年)

    ジュディ・デンチとマギー・スミスという大御所2人が演じる老姉妹の王子様的存在として登場するのがダニエル・ブリュールと知って、「これは観なければ!」と結構なハイテンションで観ることに決めました。
    でもよく考えてみると、この内容でこのテンションは間違ってるな・・ってことで、ちょっと一息ついて落ち着いてから(笑)


    ◆ラヴェンダーの咲く庭で(Ladies In Lavender)2004年 監督:チャールズ・ダンス
    1936年、イギリスはコーンウォール地方。老姉妹ジャネット(マギー・スミス)とアーシュラ(ジュディ・デンチ)は、美しい自然に囲まれながら穏やかな日々を送っていた。ある日、嵐の去った浜辺に一人の青年が打ち上げられているのを発見した姉妹は、彼を自宅へ連れ帰り看病することに。彼はポーランド人のアンドレア(ダニエル・ブリュール)。やがて回復した彼は、得意のヴァイオリンで姉妹の心を和ませていく。とりわけアーシュラは忘れていた淡い感情が芽生えてくるのを抑えきれなくなっていくが・・・

    さっき観た「ヴィーナス」とは逆で、老女2人と若い男というパターン。偶然ながら一日で男と女の違いを楽しめた感じですね^^
    当時この映画の日本公開直前にイギリスでニュースとなったピアノマン事件(→Wiki)に似ているということで注目されてましたが、当時は私はなんかそういうのがイヤで興味を引かれなかったんですよね・・。
    でも、ベテラン女優陣のさすがの演技にジーンときちゃう素敵な映画でした。

    個人的にはマギー・スミスの真面目な役は初めて観たような気がします。こういうのもあったのかーってちょっと驚きました。いつもコミカルなイメージだったので・・・。妹の恋心に気付き心配しながらも、実は自分も少しだけ惹かれてるというような複雑な気持ちを細かく丁寧に演じてらっしゃるのが素晴らしいと思いました。
    そして女王だったりクソババァだったりと強気なイメージが大半だったジュディ・デンチの、ナイーブな演技にもびっくりしましたね。誰がどう見ても恋しちゃってる彼女の姿にはホントやられました。
    「もっと若かったら・・・」と叶わぬ想いを必死で抑え、しかし抑え切れてもいない数々の動き、表情にキュゥーンとなっちゃいました。

    静かな漁村の美しい風景に老姉妹と少し賑やかなもう一人の女性(家政婦)という感じが少し「八月の鯨」を連想させましたが、こちらはラブストーリーということで、もっと話に掴みどころがあって観やすい感じだったかもしれません。
    しかしダニエル・ブリュールのヴァイオリンを弾く姿のインチキ臭さは、もうちょっとなんとかして欲しかった感じも・・・daniel











    【グッバイ・レーニン!】(2003年)

    ベルリンの壁が崩壊した時、私は新聞で見出しだけ読んで「ふ〜ん・・」と言ってただけ、ニュースで少しだけ映像を観てやはり「ふ〜ん・・」と言ってただけ。当時、高校生でした。そんなことでよかったのか??学校では世界史は無しで日本史のみだったので(?)、特にそれでも問題は無かったんですが、こんな大きな事件に対してその無関心さとはね・・。今でも世界情勢に興味があるかと言えば、当時とさほど変わってないけどさ。


    ◆グッバイ、レーニン!(GOOD BYE, LENIN !)2003年
    監督:ヴォルフガング・ベッカー
    1989年東ベルリン。テレビ修理店に務めるアレックス(ダニエル・ブリュール)の父は10年前に家族を捨てて西側に亡命、母はその反動からますます愛国心を強めていた。ある日、アレックスが反社会主義デモに参加し警察と衝突するところを目撃した母は心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまう。彼女が眠っている間にベルリンの壁が崩壊、統一ドイツは資本主義国家に。8ヶ月後奇跡的に目を覚ましたが、再びショックを与えることが命取りとなると言われ、アレックスたちは社会主義者の母に事実を知らせまいと奔走することとなり・・・
    何年か振り、2回目の鑑賞でした。あらすじは覚えてるつもりだったけど、出だしから全く見覚えがなかった・・。私はやっぱり一度観るだけじゃダメなんだよね・・。

    テレビの映画情報番組で見た時には、事実を必死で隠そうと細工しまくるというちょっとドタバタな感じをイメージさせてたので(こちらの解釈ですが・・)、そういうものを予想して観たんですが、母を想う息子の努力シーンこそコミカルだけど、意外と真面目なヒューマンドラマになってます。
    こういう時勢の真っただ中にいた、ある家族の物語としてとても楽しめました。東ドイツのあっという間の変貌振りなど、興味深い部分も多かったです。(ちょっとお勉強になりました^^)

    で、ダニエル・ブリュールですよ。
    「イングロリアス・バスターズ」で見てもこの映画のことを思い出すことができなかった程度だけど、結構好きなタイプ。改めて見てもやっぱりラブリー!特徴的な口元がいいですよねー。 好青年な雰囲気もたまりません!

    彼の母親役のカトリーン・ザースも、全く知らない方だったけど(ドイツの俳優さんをほとんど知らないので)、とても素敵でした。演技の面でも素晴らしかったですし、見た目も年配の女性としてかなり好み^^

    キャラ的にお気に入りだったのは勿論、アレックスの細工を手伝ってくれた同僚の青年フロリアン・ルーカス!知りませんでしたが、日本公開作品にも結構出てる人なんですねー。愛嬌のある顔もなかなかいいですよー。
    それと、感じのいい音楽も印象に残ります。ヤン・ティルセン、「アメリ」の人です。
    さすが!と思えるヨーロピアンな絶品音楽に酔いしれましょう♪daniel













    【パリ、恋人たちの2日間】(2007年)

    フランス人はこういう感じ?
    ◆パリ、恋人たちの2日間(2 Days In Paris)2007年
    監督、脚本、製作、音楽、編集、主演:ジュリー・デルピー
    ニューヨークに暮らすフランス人フォトグラファーのマリオン(ジュリー・デルピー)とアメリカ人インテリアデザイナーのジャック(アダム・ゴールドバーグ)は付き合って2年になるカップル。
    イタリアでのバカンスから帰る途中、2日間を過ごすことになったマリオンの故郷パリで、彼女の元カレ達に次々と遭遇し親しげに振舞う彼らを横目に、言葉の分らないジャックは嫉妬のイライラを感じずにはいられず・・・

    面白かったー!フランス人の人柄、文化を目の当たりにして「なんだこいつら」と感じるアメリカ人の目線でシニカルに描いています。これがフランス人によって作られているところが、彼ら(彼女ら)のウィットに富んだ感覚を表してるんじゃないでしょうか。


    パリでフランス人に意地悪された、イヤな目に遭ったという話は色んなところで(個人の体験談も含め)見聞きしたことがありますが、ここにその一部がギュっと詰められてた感じもしましたね。フランス人に偏見を持つ気はないつもりだけど、あまり近寄りたくないなと思わされてしまう裏の顔・・というか本当の顔(?)がしっかり表現されているようで・・・。勿論フランス人が全員"ヤなヤツ"でも、恋愛に自由奔放過ぎるわけでもないはずだし、あんまり映画の影響を受けすぎてはいけませんが。
    とにかく、「パリ」という言葉やタイトルからオシャレでロマンティックなラブコメを期待してしまうと酷い目に遭うかもねってことですよ。フフフ・・・

    多くのシーンがマシンガン・トークで埋められてるってのがまたフランス人らしい感じ。
    劇中でも、2人が口論のようになった際にアメリカ人の彼がうんざりして打ち切ろうとするのに対して、フランス人の彼女が「続けましょう。議論って大好き!楽しいわ!」なんて言ってたし。しかし、マシンガン・トークということは言葉の量もかなり多いってことで、字幕だと多分たいぶ削られちゃってるんだろうなーと思うと、ちょっと残念だよね。フランス語が解るようになりたいなー。

    外国に行けば何かしら文化の違いを知ることになるんだけど、アメリカ人ジャックがここで知ったのは彼女と元カレたちとの関係。フランス語で話し合う彼女らを見る彼の表情や態度はとてもよく理解できますね。後から何を話してたか説明されても、私だったら何かごまかしてるんじゃないかと疑っちゃうかも。こういうのは上手くいく気がしない・・・。
    でも、考え方の違いってそりゃーあるでしょうし、生きてきた環境によって違うのは当たり前だからねぇ・・・そこを理解し合うのが大事なんですが、難しいところかもねー。

    彼氏役のアダム・ゴールドバーグという人は、私は「10日間で男を上手にフル方法」での脇役しか見たことなかった人でしたが、実は主演のジュリー・デルピーの元カレだそうです。
    「10日間〜」では脇役だけど何気に印象に残る雰囲気を持ったキャラだったんですが、その印象のままその人がこの彼氏に移行してきた感じだったように感じました。
    悪くなかったですよ。普通のごく一般的なアメリカ人男性の代表って感じ?特にカッコよくもなく、バカっぽい映画で見るような異様なテンションのアメリカ人でもなく、フツーって感じで。
    フランス人以外の人がみんな彼に共感できるようになってるんじゃないかな?

    で、このジュリー・デルピーって人は何者??監督、脚本、製作、音楽、編集、主演って凄いんじゃないですか??こんなに面白い映画に仕上がってるんだし、すごい才能の持ち主なんでしょうねー。でも見た目が好みでないので、他にも見たいかというと微妙なんですが・・・勿体無いかな?ま、機会があれば・・・^^
    あと、「グッバイ、レーニン!」や最近では「イングロリアス・バスターズ」のダニエル・ブリュールがインパクトのある重要な役で出てました。彼は好青年風で素敵よねーdaniel













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