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    • 2023.12.07 Thursday
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    【THE NORMAL HEART】(2014年)

    ひどく深刻な内容っぽいから、とずっと避けてたんですが、マット・ボマーのファンになったからには彼の受賞作品を観ないわけにはいかなくなったので・・・^^;
    80年代から舞台でたくさん公演されている、脚本家ラリー・クレイマーの自叙伝的作品だそうです。

    ◆ノーマル・ハート(The Normal Heart)2014年
    監督:ライアン・マーフィー


    これがテレビ映画...( ̄□ ̄;)と唖然とするくらい、すごくパワフルなドラマでした。観て良かったです!!

    ゲイの間で蔓延し始めた "ゲイ・キャンサー" ― のちのエイズ。
    ライターである主人公らがこの病の認知、研究・解明のための予算を求めて必死に声を上げるも、多数派である異性愛者には関係ないこととして社会は一切の手出しを拒む。そのため病気の研究は進まず、原因も対策も判らず死者を増やしていき・・・。

    「じゃあいったい何人死ねば重要視してもらえるんだ!」



    とてもとても腹立たしいです。でもこれがこの病の歴史なんですよね。
    "ゲイ→死の病を発症" という情報だけが広がり、ゲイへの差別が増幅するばかり。世間へ熱弁を振るえば振るうほど反発にあい、ゲイ・コミュニティの中ですら疎まれてしまうなど、全然上手くいかない。

    単純なことのはずじゃないですか。人間同士、生きる権利や愛する者を失う悲しみを理解できないはずはないんですよ。・・・そうは言っても単純には行かないんですよね。その歯がゆさにプルプル震えながら、この愛のドラマに涙しておりました。



    この物語への思い入れが強いというマット・ボマーの渾身の演技も、美しい登場から辛い最後まで光っていましたね。痛々しいほどの減量をしてのぞんだ彼の見事な仕事ぶりは必見です!

    主人公でフィリックス(マット)の恋人役のマーク・ラファロにも釘付けになりました。個人的には今までこの人に注目したことがなかったのですが、一気に贔屓の役者さんになりました。全てのシーンにおいて人間味に溢れていて、目が離せなかったです。(マットが一緒に映ってる時だけは、どうしても視線はマットへ... 笑)二人の恋人同士としての幸せなシーン、そして苦しく切ないシーンもとても良かったです!

    日本盤も早く発売してください!!




    【フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ】(2015年)

    大ヒット官能ラブロマンス小説の映画化作品です。
    遅ればせながら今年に入って原作小説にドハマりした私は、あまり期待しちゃダメとは知りつつも(笑)ワクワクしながら観ちゃいました。実は Blu-ray を買ったんですよ。

    ◆フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(Fifty Shades of Grey)2015年
    監督:サム・テイラー=ジョンソン


    いやはや、これは…^^;
    見終えてまず思ったのは、一冊分だけでも一本の映画に凝縮するというのは無理があったのでは?ということですね。三部作全てをテレビシリーズでゆっくりじっくりやって欲しい感じだったかなー。

    とにかく何もかもあっさり&速すぎるせいで、何にも入ってこないんですよ。原作を読んでない人はこれ、内容わかったんですかね?(そこまで酷くない??)二人がお互いどの程度惹かれあってるかってことすら、ろくに伝わって来なかった気もするんですけど^^;

    お互いが望む二人の関係に大きなズレがあるところから始まり、そこからそれぞれどんな風に心が動いていくのかという点が一番大事な見どころ…だと思ってたので、それがあんまりちゃんと描かれないというのはある意味衝撃でしたね。これでは内容があるのか無いのか…やはりガッカリと言わざるを得ないです。まぁ、原作への思い入れ故かもしれませんけどね。



    個人的には、もうちょっとタメが欲しいなーと感じる場面がたまにあったように思いました。細かいエピソードの忙しない羅列ばかりで、感情面がサラッと流れていっちゃったようで…。できれば、いちいち「怒らせたかな」とビクビクするアナの不安とか、クリスチャンの声に出さない考えとか不安とか(そういうトコも見せてはいたけど)、更に "間" を駆使するなどしてもっともっと表現してほしかったです。

    でもま、タダでさえ時間が足りなくてひたすら駆け足なのに、いちいちタメてなんかいられないですかねー。いっそキルビルみたいに長くなったから2作に分けるとか…なんて、それをやるには内容が地味過ぎるか。

    官能シーンなんかはなかなか巧く美しく映されてる感じがしましたが、その内容は原作以上にソフトで拍子抜け。(原作でも私はさほどハードさは感じてないですが。)Blu-rayではボカシのない状態で見ることができましたが、描写の露骨なエロさ・過激さもほとんど無かったです。劇場公開時はいったいこれの何を隠す必要があったんでしょうか??

    そして何よりも私が気に入らなかったのは、「ご褒美に週一でデートしちゃる」って発言。いやいやいや、それは言っちゃあかんやろ!その気はなかったはずなのに、なんだかんだで結果そうなっちゃってるってトコがいいんだから!
    (※後日追記→)本を読み返して「週一くらいで試してみようと思う」って発言を発見!(汗)映画とは別の場面だったのと、なんとなくニュアンスが違う感じがしたので気付かなかったみたいです。お恥ずかしい…。(←追記終わり)

    とにかく脚本がマズ過ぎたんじゃないでしょうかねー。次作ではエピソードの取捨を更によく検討して欲しいですね。



    クリスチャンを演じたジェイミー・ドーナンは、スタイルはかなり良いようでしたが、残念ながら私には顔がそこまで美しく思えなかったですね。なぜか鏡に映った顔の方がよかったですよ。うちに飾ってる写真はすごいハンサムだしイメージに合ってんのになー^^;
    ミステリアスな雰囲気は無くはなかったけどちょっとにやけ過ぎに思えたし、とにかく彼の棒読みっぽく感じる演技がイマイチ気に入らなかったですね。抑揚を抑えた話し方にするとそうなっちゃうのか知らないですけど。

    アナを演じたダコタ・ジョンソンの方は、地味そうな見た目だけどよく見ると美しく、命令に素直に従わない頑固さや、果敢にチャレンジしたりする勇敢さも感じさせるアナのイメージにホントにぴったりで良かったです。

    そして、クリスチャンのプレイルームを含むスタイリッシュな自宅が、原作の記述に完全に忠実ではないようでしたが、見事にイメージ通りに作られていて感激でしたよ!
    ソフトにはこのセットに関する特典映像もたっぷり収録されていて嬉しかったです。

    ということで、次作に期待します。




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