2000年、ドイツのテレビ映画。グリム童話「かえるの王さま」を元にしたお話です。
輸入盤をお取り寄せしました。英語字幕付きです♪
◆Küss mich, Frosch(2000年) 監督:Dagmar Hirtz
1000年前に伝統(4番目の王子はカエルに!)に則ってカエルにされてしまった王子が、現代までカエルの姿で生き延びて偶然女子高生の手に渡ったところで、彼女の口に飛びついてキスを成立させ王子に戻る・・・
こら!って感じですが、ここではソレ以降
カエル姿と王子姿がキス一つで自在に変化させられるという設定というのが、ちょっと面白いですね。
王子を演じたのは
マティアス・シュヴァイクホーファーですから、キリっとカッコいい王子じゃあありません(笑)
1000年前当時から、女の子を見れば口説いて回るヘロヘロしたボンクラ王子。現代に来ても、高貴な育ちを感じさせることも、もちろんありゃしない。マティアス節、全開です♪
序盤でさっさとキスで人間に戻ってますから、お話は更に設定が加えられていたようですね。この魔法自体を解くために本物の相思相愛の恋愛をする必要がある!などなど。
もちろん紆余曲折があってのハッピーエンド、という可愛らしいお話でしたよ^^
ヒロインを演じたAnja Knauer もすごく可愛かったですしねー。(アンヤ・クナウアー?アーニャ・クナウアー??)
「ねえちゃんがなんか怪しげなことをしてるようだぞ?」と嗅ぎまわる、ヒロインの弟もちょっといい味が出てました。
現代で再会したかつての王家御用達の魔法使い(Rufus Beck)も、主人公のアドバイザーとして良い関係になっていて感じが良かったです。(悪意じゃないにしても)王子をカエルにした張本人なのにねー。しかも主従関係でもあったはずなのにそれも感じないし。不思議な関係です^^いいアニキって感じで。
ところで、アメリカのドラマ「GRIMM」に魔女系魔物でヘクセンビーストという種族がいるんですが、ヘクセン(単数は Hexe)って Witches って意味だったんですね。
matthias