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- 2023.12.07 Thursday
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ジム・ジャームッシュ監督が1986年から10年以上に渡って撮りためてきた、コーヒーとタバコを共通項とする短編11話をまとめた映画です。 良く言えば "のんびりナチュラル" 、悪く言えば "どーでもいい" 会話とコーヒー&シガレッツが、全編モノクロで収められていました。 ◆コーヒー&シガレッツ(Coffee and Cigarettes)2003年 監督:ジム・ジャームッシュ 個人的にはコーヒーもタバコも大好きだし、最高の組み合わせであることは常にしみじみ感じているので、これを眺めているだけで心地良い時間が過ごせましたね♪ ただ、ひたすらコーヒーとタバコ讃歌なのかと思ったら全然そんなことなくって、害を延々話すクダリもアリ。ガッカリとかじゃないんだけど、ちょっと「へ〜」って感じでした。タバコを吸わない話もあったんじゃないかな?(ウータン・クランの二人は健康志向なんで。) しかしまぁ、内容としてはストーリーも無いようなものだし、かなり眠い雰囲気なので、ジム・ジャームッシュの大ファン、もしくは出演者の大ファンとかでないと、楽しみにくいタイプの映画かとは思います^^; 私の場合は、出演者たちの豪華さがかなりツボ! イギー・ポップ、トム・ウェイツ、ホワイト・ストライプス、RZA、GZA、といったミュージシャンたちがダラダラと話してるだけで楽しいんですよね☆ 彼らだけじゃないですが、会話の内容はどれも、ゆる〜くアホ〜なものが多いので、ホントその辺にいる人の会話を小耳にはさんだくらいの感じで、妙に可笑しかったり。 イギー・ポップとトム・ウェイツは特にお友達でもないようで、お互いに(いや、イギーが一方的に?)気ぃ遣いながら気まずい会話をポツポツと進める様がオモシロイですね。禁煙した二人がタバコに手を出した時の言い分がお気に入りです^^ 彼らのほか、俳優陣の何人かも本人役で出演している様子でした。 一人二役のケイト・ブランシェットも、片方は人気女優のケイト役。その雰囲気が本当に本人のものかどうかは怪しいですが、真逆のタイプの人物の会話を一人で演じていてスゴかったですね。この一編が一番分かりやすいお話だったんじゃないでしょうか。 お気に入りは、アルフレッド・モリナとスティーヴ・クーガンの「いとこ同士?」。オチは予想できましたが、そんなこと全然構わないってくらいの巧みな演技 (≧∇≦)♪ オモシロイです! それぞれの会話中にチョクチョク出てきた、出演していない実在する人物たちについても、最後にまとめて「Respect to」としてクレジットされていました。そのラスト一行、「The rock band TESLA... in a way...」に爆笑。 |
ウディ・アレンのヨーロッパシリーズ。ロンドン、バルセロナ、パリに続いてローマを舞台とした群像コメディ!アレン自身も出演したパターンです♪ ◆ローマでアモーレ(To Rome with Love)2012年 監督、脚本:ウディ・アレン
「ミッドナイト〜」や「カイロの〜」みたいな明らかなファンタジック物語ではないのかもしれませんが、現実離れした部分に、ん?どうなってる??ってなる、ヘンテコリンでちょっと変わった感じのコメディドラマでした。 その中で、アレン流のボヤキや痛烈批判などを繰り広げるのが、また楽しいですね。しかもそれがド直球なツッコミと、あからさまな展開ばかりで解りやすい所も好き^^ 特に、アレック・ボールドウィンが演じる建築家による、エセ知識人批判が好きですね。超ストレートな上に頷ける指摘が面白いです♪そしてそのエセ知識人・・・というより "「私、解ってる」感を演出したいお年頃" 的な、ちょっとイタい女がなぜかよく似合ってしまうエレンペイジも絶妙でした^^ そして、その女につい惹かれちゃう未熟な青年役にジェシー・アイゼンバーグというのもなぜかイメージぴったり!(笑) アレン演じる元オペラ演出家が見出したシャワー歌手(?)の素晴らしい歌声は、吹き替えかと思ったら本当に本人が歌っていたようですよ!ファビオ・アルミリアート。プロのテノール歌手だそうです。納得! 全体的にハジけた印象で、終始楽しく観られましたよ^^ |
ティル・シュヴァイガーとエマ・シュヴァイガーの親子で親子役を演じたヒット作「Kokowääh」の続編です^^ 生物学上の父親と育ての父親でそれなりに協力関係を保ちつつ、娘マグダレーナを引き取り、復縁した彼女カタリーナと共に暮らしてすっかり馴染んでいるヘンリー。カタリーナとの間にも息子ルイが生まれていて、4人で生活しているところから始まります^^ ◆Kokowääh 2(2013年)共監督・共脚本:ティル・シュヴァイガー しかし2作目となるとどうしてもこうなるしかないのか(「Zweiohrküken」参照)、やはり共同生活内でのモメごとがポツポツと発生し出し・・・。やがて、カタリーナが仕事に集中したいということもあり、冷却期間がてら、一時的に彼女は家を出ることに。 ティル氏って、こういうことを経ての離婚だったんですかねぇ?などと、下世話な想像が膨らんでしまいますが、彼の中では一緒に暮らすと家事関係でモメるのが定番なんででしょうか。 でも「Kokowääh」シリーズは一味違いますね^^ カタリーナと入れ替わりに、娘マグダレーナの育ての親トリスタンが転がり込んでくるわけです。この父親二人の可笑しな関係も見どころですから、二人揃うと妙にウキウキしちゃう♪(マグダレーナの母親は仕事で海外へ行ったきりで二人の関係終了。) 一方、マグダレーナ・9歳は、学校で一番クールな男子に初恋中☆ そう言いながら、家に連れ帰るのは別の男の子ニック。彼は誰が見てもマグダレーナにべた惚れ状態。彼女はそこにつけ込み、苦手な算数の宿題をさせる、という小悪魔に成長しちゃってます。ちょっと、オヤジさん!愛娘になんつー役を!!とビックリしましたが、あくまで健気にマグダレーナに尽くし続けるニックとの行く末は、予想できますしね^^ で、このニック役の男の子がまた、小犬系の超かわい〜子なんですよ!「どの角度でも可愛いじゃねーか!コノヤロウ♪」と、オバちゃんつい興奮してキャプチャしまくっちゃいましたよ! Maurizio Magno 君です。でも多分すぐ忘れますけど^^;オホホ 彼女が仕事相手とキャッキャとはしゃぐ姿にムカっ!としたり、彼女が家を出た後にナニーとして雇ったセクシーギャルにかき回されたりと、色々あった後に、どんな風にハッピーエンドになるのかなぁ...?という話です。 そういう意味では安心して観ていられる、楽しいラブコメでしたね^^ それと実は、前作には出ていなかったマティアス・シュヴァイクホファーが、こちらには出ていました!!しかもなんと、本人役です♪ というのは、脚本家だったヘンリーが、今作では映画のプロデュースにも乗り出し、出資者の意向で主演にマティアスを起用しなければならない、という話になっているから。 しかしマティアスは、カタリーナ曰く "カッコだけの駄俳優" (°д°;;) だし、本人も実際どこかオカシイ男。(あくまで、この映画の中では、ですよ!)登場シーンはチョコチョコとあるんですが、映画俳優役なのに全然カッコよくないヘンテコな役で・・・まぁ楽しそうでした!( ̄▽ ̄) 彼は、ティル映画に出ると、どうも遊ばれる傾向にあるようですね。それはそれで面白いので結構なことです^^ [メモ] 劇中で Matthias Schweighöfer という名前がやたら連呼されるので、その読み方を耳かっぽじってよくよく聞いてみましたよ。 「マティアス・シュヴァイクーファー」っぽいですかね?どうも。 「h」はほとんど消えて、「ö」は「ə」みたいな発音なので、カタカナにすると「くー」となるってところでしょうか。難しい^^;schweiger, matthias |
ザック・ガリフィアナキス主演かと勘違いして以前買ったDVDを、この度もう一度観る機会ができました。前に観た時の印象は、"ザック詐欺のわけわかんない映画" でしかなく、二度と観ねーよ!と奥のほうにしまい込んだんですよね。 しかし、先日大ハマリしたドラマ「Chuck/チャック」のケイシー役、アダム・ボールドウィンが実はこれに出ていたと知り、夫と一緒にチェックしてみることにしましたー ◆フレネミー〜史上最悪の無計画男たち〜(Little Fish, Strange Pond)2009年 監督:グレゴリー・ダーク 劇中最初から最後までマシュー・モディーンがカラム・ブルー相手に、訳の解らんことを延々と名言風にしゃべり続けながら、男二人で謎の行動を繰り返す話です(笑) メインっぽくたまに挿入される "現在" と思しきシーンだけは、まぁやってることは解るんですが、それ以外が全然ピンとこなくてねー・・・。 ほとんどが主役二人の会話で進むので、その内容をもっと面白く聞かせて欲しかったなーって感じです。 けど、そんなことは全くもってどーでもいいです! アダム・ボールドウィンの "ケイシー" チックな活躍を堪能できただけで十分!! 彼は、劇中で連続しておきている殺人事件を担当する刑事役です。 この2009年当時は、身体は十分デカいものの、顔はまだ多少すっきりキレイ♪ だいぶカッコ良かったです! 夫も同じように見てるとは思いませんが、アダム・ボールドウィンのチェックとしては、私同様満足したようです^^ヨシヨシ |
ティル・シュヴァイガー共脚本・製作の有名作品ですね。 私は今回初めて観ました♪ティルを追うならやはりこれは必見ですよねー^^ ティルじゃない方の主演俳優・ヨーゼフ・リーファースも、実は「悦楽晩餐会」という映画で見たことがある人でした。 ◆ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(Knockin' on Heaven's Door)1997年 監督:トーマス・ヤーン 病院で同室になったマーチンとルディ。真逆と言えるほど性格も違い、気弱で真面目なルディからすれば、ひと目見た瞬間から絶対関わりたくなかった男、マーチン。 しかしそんな二人が、余命わずかという共通点から意気投合。死ぬ前に海を見ようとベンツを盗み、病院を抜け出した!ところが実はそのベンツはギャングのもので・・・ 難病を患い残り少ない命の二人が、やりたい放題に犯罪を繰り返し、ベンツの持ち主のギャングだけでなく、警察からも追われる身となってしまい・・・ というクライム系珍道中ムービーです。 この映画については私、以前からタイトルと葉巻をくわえた二人の男の写真だけは知っていましたが、内容は全然知らなかったんですよ。写真のイメージから勝手に、男子がこぞって「かっけー!(*´Д`*) 」つって観る系の男臭い感じを想像してたくらいで^^; ところがこれ、そんなイメージとは全然違う映画なんですね!! 思いのほかユルユルでオモシロい(≧∇≦)ノ ティル・シュヴァイガー作品を少し見慣れた今となってはもの凄ーくシックリくる、状況とは裏腹なコミカル仕様の内容でした♪ ティル演じるマーチンなんか、もっと無駄に暴力的過ぎるキャラだったとしてもおかしくない気がするけど、全然なんですよ。 無茶苦茶やっちゃいながらも、「こらこら、やめなさいよ」という相方の注意も、「あ、そう?」と聞いちゃう、わりとイイコだったりして^^憎めないんですよね。 そして二人を追うギャングも警察も、やたらあんぽんたんキャラだし!!マーチンとルディにとってトコトン都合が良い環境で、おバカ臭が漂いまくってます! だけどもちろん、終始 "残り少ない命" という深刻な事情は付いて回るわけですよ。 リアリティは全く感じられない作りで、いわゆる "ちゃんと" はしてないれど、ちゃんとヒューマンドラマしてる。ちょっと不思議な映画ですね。 ほんのり幸せを感じられるラストシーンにゾワっときちゃいました^^schweiger |