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    • 2023.12.07 Thursday
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    【LOOPER/ルーパー】(2012年)

    ジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスが年齢の違う同一人物を演じてるという、それだけでちょっとオモシロそうなSFサスペンスです。

    ◆LOOPER/ルーパー(Looper)2012年 監督、脚本:ライアン・ジョンソン

    ●ジョセフ・ゴードン=レヴィット●ブルース・ウィリス●エミリー・ブラント●ポール・ダノ●ノア・セガン●パイパー・ペラーボ●ジェフ・ダニエルズ●ピアース・ガニォン●ギャレット・ディラハント

    2074年にはタイムマシンが開発されていたが、その使用は法律で禁じられ、犯罪組織だけが裏で殺人に使っている。殺す相手を30年前へ送り、待ち構えている "ルーパー" と呼ばれる殺し屋に殺害させるという寸法。
    2044年、未来から送られてくる標的の殺害を請け負っている男ジョー。ある時、彼の前に標的として現れたのは、30年後の自分だった。一瞬躊躇した隙をつかれたジョーは、標的に逃げられてしまい・・・

    なんでもいーけど、特殊メイクを施されたジョー(Joseph Gordon-Levitt)の変な顔がイヤねぇ。ジョー見たさで鑑賞してる身にはちょっと・・・。
    ブルースに似せるために、トレードマークの下がり眉をキリっとさせてるくらいはまだしも、口回りがねー...(;´∀`)鼻の下の特殊メイク(鼻の下伸びてる)と青い髭剃り跡とか、う〜む...って感じ。
    見た目の仕上がりとしては、激似!ってほどではないにしろ、ジョーのブルースに似せた表情作りなどで、なかなかの雰囲気が出来上がっていました!さすが!!



    物語は、さすがにタイムトラベルというややこしいものを扱っているだけあって、納得し難い部分もあったかな。ややこし過ぎてワケ解らんとか、そういうわけじゃないんですけど・・・。

    まずルーパー組織のシステム(ルール)からして、解るような解らんような感じで。
    私の夫のように「殺し屋なんか使わんでも、過去の海中や地中に転送してやりゃ済むんじゃね?」なんて元も子もないことまでは言いませんけど、よく考えるとおかしな感じに思える所はありました。

    ま、タイムパラドックスなんて無粋なものを気にするより、「ここではそういうモン」として受け流して楽しんどいた方がいいとは、いつも思っているんですけども。

    SFとアクション全開かと思いきや、わりと人間ドラマが大きな鍵となっている物語のアイディアは素晴らしいと思ったし、展開も読めなくて楽しく観られました。
    ただ、頭の回転のトロい私は、大事な点を後でじっくり考えなきゃ解らなかった(いや、いまだに解ってないのかも?)のが、問題でした。・・・て、はい。悪いのは私の頭です。スミマセン。頭の出来が悪いと映画見るのも一苦労^^;

    はじめの方の状況説明のために登場するポール・ダノはいいですねー。こんな職業のくせに全然肝が据わってない感が(笑)
    ジョーを匿うエミリー・ブラントの8歳の息子(ピアース・ガニォン)もよかった。あの子は、マイケル・シャノンと親子役をやると良さそうじゃないですか?levitt



















    【24アワー・パーティ・ピープル】(2002年)

    ずーっと以前に一度観たことがある映画ですが、主演がスティーヴ・クーガンだったとは全く記憶になかったので、確認のため録画してみましたー。
    ということでクーガンのチェックが目的でしたが、まぁまぁ中身を忘れていたこの映画自体をガッツリ楽しんじゃいました♪

    ◆24アワー・パーティ・ピープル(24 Hour Party People)2002年
    監督:マイケル・ウィンターボトム

    ●スティーヴ・クーガン●シャーリー・ヘンダーソン●アンディ・サーキス●レニー・ジェイムズ●バディ・コンシダイン●ジョン・シム●ジョン・トムソン

    1976年、英国マンチェスター。テレビのレポーターで音楽番組の司会者だったトニー・ウィルソンは、インディーレーベル "ファクトリー" を立ち上げ、ジョイ・ディヴィジョンと契約を交わし・・・
    という、かのファクトリー・レコードの創設からマッドチェスター・ムーヴメントまでを、ファクトリー創設者の視点で描いた映画です。

    トニーによる回顧録が元だそうで、ファクトリー・レコード界隈の歴史や裏側など、その辺りに興味がある人には面白い内容です。
    が、興味のない人が楽しめるようなストーリーは、残念ながら無いようなものですね。
    個人的には、この辺は完全に後追い(というほど追ってませんが)ですから思い入れはないものの、興味はありますから十分楽しめました。

    この映画の製作時にトニー本人の監修があったのかどうかは知りませんが、どこを切ってもまるで本人たちが出て語っているかのような自然なドキュメンタリ・・・風!いえ、カメラに向かって話すのはトニーだけですけど、彼が関わった人たち/ミュージシャンたち(を演じた俳優たち)も、鬱なあの人や麻薬でヘロヘロなあの人など、すごくそれらしくて面白いんですよねー。
    ということで、ジョイ・ディヴィションとハッピー・マンデーズという、2バンドとの関係がフィーチャーされていました。マンデーズの方が比重が大きい印象かな?トニーの翻弄されっぷりが酷いからでしょうか。



    更に始めの方には、たった42人の観客の前で行われた無名時代のセックス・ピストルズの伝説のライヴも!そこに居合わせたトニー・ウィルソンが、これを機にファクトリー設立を決意したわけですが、そのライヴシーンに、実際の映像が使われているんですよ♪貴重ですよねー(たぶん)
    その他、スージー&ザ・バンシーズやザ・ジャム、ニューオーダーなどの本物のライヴ映像もちょっとずつ挿入されていて、益々ドキュメンタリ度が上がってました。
    (主に)本人役でないところにミュージシャンがちょっとずつ出演していたりしているのも、好きな人にはオモシロポイントなんじゃないでしょうか^^

    音楽の著作権はレーベルでなくアーティストが持つ、という契約を交わしたトニー・ウィルソン。
    金儲けの意識はなく、純粋に「いい!!好き!!これ来るよ!!」と楽しむ姿勢のみでやっていた彼は、バンドが望むまま言いなりにお金を使い、とにかく良い音楽を生み出す手助けをするだけ。その結果、歴史に残る作品をリリースすることは出来ても、経営は行き詰まってしまうんですよね。
    一般的な感覚で見れば、どう考えてもイタい人なんですが、トニーの音楽への愛を感じずにはいられず、愛すべき男として記憶してしまいます。
























    【40歳からの家族ケーカク】(2012年)

    ポール・ラッド目当てで録画しましたー^^
    が、ポールよりも、年齢を気にする意味が分からないくらい、顔も体も美しすぎるレスリー・マンをがっつり堪能できて満足です!!

    ◆40歳からの家族ケーカク(This is 40)2012年
    監督、脚本:ジャド・アパトー

    ●ポール・ラッド●レスリー・マン●ジョン・リスゴー●ミーガン・フォックス●アルバート・ブルックス●モード・アパトー●アイリス・アパトー●クリス・オダウド●ジェイソン・シーゲル●メリッサ・マッカーシー

    夫婦ともに40歳を迎え、結婚生活も十数年。倦怠期の夫婦問題、反抗期の娘、経済的にも難題が・・・。色々と問題を抱えながら日々を過ごす夫婦の日常を描いたコメディです。

    2007年のヒット作「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」で脇に登場したピート&デビー夫婦を主人公にした、スピンオフ作品とのことです。残念ながら私は無ケーカク〜の方は未だ観れていませんが。

    結婚生活10年超えの40歳ということで、それなりに身近なシチュエーションかな?と思って観てみましたが、あまりに等身大過ぎない??と思えるほど実はストーリーが地味。

    家庭内の問題が浮上し口論が絶えないという日常。なんつーか...こんな感じって、ありがちなんじゃないの?というね。それなりに共感を得やすい内容なのかもしれませんが、それ以上の事件らしい事件も特に無いし、夫婦関係が危機状態ってほどでもないので、映画としては盛り上がらないよねー、という感じです。
    しかしそれでも、次々と投入される小ネタの数々のおかげか退屈は全くナシでした^^ある意味スゴい。



    個人的には、主人公(夫・ピート)がロックファンでレコードレーベルの経営者、というキャラに関連したネタに反応しまくりでした♪
    妻と娘が楽しく踊るニッキー・ミナージュか何かを遮り「これを聴け!」とピートが流すのは...
    Alice in Chains「The Rooster」!そりゃー噛み合わんよ!!

    ということでピートは、自分の思い入れの強い "過去の" アーティストと契約しては新作をリリースする、という方針でレーベルを運営しているけど...という状況です。

    かつて人気を博したアーティスト/バンドをもう一度盛り上げたい!、という情熱は解らないでもないんですよ。しかしリスナーの心理としては、過去のヒット曲には盛り上がれるけど、新曲には用はないなー、って場合も多いですよね。悪いけど。

    エアロやストーンズも「もうニューアルバムを出しても意味ない」とか言っちゃってるらしいじゃないですか。年を取ってエゴも薄くなったミュージシャン当人たちの方が、案外ちゃんと現実を見ていて結構冷めてたりするんじゃないですか?もちろん売れないことへの恨み節でもあるでしょうけども。

    あ、話が逸れました。ここで今回ピートが契約したのは、70年代英パブロック界を代表するアーティストの一人、グレアム・パーカー。ちゃんとご本人が登場します!しかもライヴも披露!!しかもちょくちょく出てくる!スゲー(私は特にファンではありません)

    そんなピートの会社の従業員の一人を演じたのは、クリス・オダウド。相変わらず顔はヘボいしモテないキャラはキープ中ですが、ダメ社長ピートにはっきりダメ出ししまくる重要キャラですよ!いつの間にか彼のファンみたいになっちゃってるとは大きな声では言えませんが、ヘボキャラとデキル子キャラを自在に演じ分ける要注目俳優さんなんで。よろしくお願いします(笑)

    その他、Green Day のビリー・ジョーや、ライアン・アダムスも本人役で出演。音楽はピクシーズ、ストーン・テンプル・パイロッツなどなど相変わらずの懐古趣味パターン。(いえ、名曲ばかり!)
    しかし一番のツボは、娘の男友達役のライアン・リー君がデビーから言われた一言。「トム・ペティみたいな顔しやがって!」確かにそーだけど!!

    あと劇中で、大ヒットTVドラマ「LOST」の結末をはっきり言っちゃう場面がありますので、ご注意ください。rudd























    【俺のムスコ】(2012年)

    ラジー賞各賞にノミネートされ、主演男優賞と脚本賞を受賞した作品です。
    大半は受賞にならなかったということは、そこまで強烈じゃなかったのかな??なんて思いながら録画してみましたー。

    ◆俺のムスコ(That's My Boy)2012年 監督:ショーン・アンダース

    ●アダム・サンドラー●アンディ・サムバーグ●レイトン・ミースター●エヴァ・アムリ・マルティーノ●ジェームズ・カーン●ヴァニラ・アイス

    セクシーな女教師との過ちから、中学生でパパになったドニー・バーガー。成長したドニーの息子、ハン・ソロは家出して行方知れず。そんなある日、ドニーは新聞の一面を飾る息子の写真を偶然発見し…。

    どこもかしこも下ネタだらけの、アダム印なコメディです。
    アダム印ということは、ハートウォーミングな感じも残しているということですよ。
    ここでは "父親による息子への愛" ですね。どんなに下ネタにまみれても、これだけは(なんとか)キープしたっぽくなってました。。

    ・・・とは言っても、話の始まりからして下ネタですし、どんどんエスカレートしてたかもしれないくらい下ネタの印象が強すぎますから、下ネタが苦手な方には全く向きません。
    下ネタへの耐性が多少ある私的には、「おバカコメディってこんなモンだよね」って程度なんですけどね。

    アダム演じる父親ドニーが、家を出てエリート人生を歩んでいた息子を訪ねた理由は、滞納し続けていた税金の支払いに困ったから。息子にお金を出させようと画策する父親となれば、見ていて気分も悪くなるところですよね。
    しかし実はこのドニーは、元々はそのつもりで来たものの、全くそれを匂わせない。

    そんなことより、息子の結婚相手の家族や上司の家族に受け入れられ、和気あいあいとやるばかり♪もちろん、その "和気あいあい" がオカシナ事になってるんですけどね^^ とにかく、ドニーのイタさをキツく感じないので、(くだらないなりに)全編面白がって観られたんですよ。



    主人公の中学生時代に登場したセクシーな女教師を演じたのは、エヴァ・アムリ・マルティーノ。私はいつまでもこの名前が覚えられませんが、彼女の素性は知っていたので、女教師の現在の姿は予想できましたよ(^ ^)v

    本人役で出演のヴァニラ・アイスは、普通にまぁまぁ活躍しててビックリ!
    あと、女教師と関係を持ったことで一躍時の人となった中学生・ドニーを描いた劇中のテレビドラマに、「ビバヒル」のスティーヴ・サンダース役・アイアン・ジーリングの姿が!!






















    【ムード・インディゴ〜うたかたの日々〜】(2013年)

    ロマン・デュリスをもういっちょ!オドレイ・トトゥ、オマール・シー、ガット・エルマレ共演という、豪華仕様のフランス映画です♪

    ◆ムード・インディゴ うたかたの日々(L'ecume des Jours)2013年
    監督:ミシェル・ゴンドリー、原作:ボリス・ヴィアン

    ●ロマン・デュリス●オドレイ・トトゥ●ガッド・エルマレ●オマール・シー●アイサ・マイガ●シャルロット・ルボン●サッシャ・ブルド

    洋書セールで、ロマン・デュリスの映画の原作だわ♪と喜んで買いました。
    しかしこれは最初の数ページをサラッと試し読みしただけでとりあえず閉じて、一緒に買った他の本を先に読んだので、まだちゃんと読んでいません。

    本の出だしは入浴終わりのシーン。バスタブから階下の住人の書斎にお湯をこぼすけど、数日後には書斎の位置を変えてくれたので問題なし...とか。正直、出だしからちょっと何言ってんのかわかんないんですけど??って感じで。

    ま、私の読み間違いかもしれないし、とにかくお金に不自由していない若者が身支度をしている場面なのね、と "とりあえず" の解釈をしていたのですが、この映画を見て驚きました。
    それ以上に実際におかしなことが普通に起きている世界だったんですよ。



    これから調理するはずのウナギが水道の蛇口から顔を出していたり、リンリン鳴りながら部屋中を駆け回るドアベルをいちいちハエ退治の要領で叩き潰したり、靴が勝手に走っていったり。音色に合わせてカクテルを調合するカクテルピアノとか、オモシロアイテムも色々出てきます。それらはどれも可愛らしく、手作り感に溢れる凝った映像で作られていました!

    見ていて楽しいけど、ビックリしたというのが正直なところ。で、見ている途中で思い出しました。ミシェル・ゴンドリーだったんですね!Bjork などのヘンテコビデオが有名な映像作家ですよ。この物語の世界観は、彼がやるしかないって感じですよねー。

    原作は、1947年に発表されたフランスの小説だそうです。(買ったのは英語翻訳版)

    舞台はパリ。十分な財産を持ち働かずに暮らしている若者コランは、無垢な女性クロエを恋に落ちる。友人たちに祝福されて盛大な結婚式を挙げた二人は、幸せに満ちた生活を送っていたが、クロエが肺の中に睡蓮の花が咲くという重い奇病にかかってしまい・・・というラブストーリーです。



    主人公たちの事情・心境に沿うように、ポップでカラフルな色合いからだんだん色を失っていくという表現がとても素晴らしい(とても自然で違和感なかった!)のですが、その反面、小さな救いのようなものもあるものの、映画としてはどんどん重く沈んでいって終わる感じになるので、観終えた時にはちょっと疲れが残ったかな。(←ひどい)

    で、今作のロマン・デュリス!恋愛モノで半分はコメディですから、さすがにステキでしたよぉー!!
    お金持ちの青年の役なので、小綺麗に登場して輝く笑顔をたっぷり披露してくれています♪ 物語の構成上、後半はそれがキープできないのが残念ですが、十分に堪能できました^^

    オドレイとデュリスのコンビとなると、「ロシアン・ドールズ」のキツめの性格のオドレイが脳裏をよぎってしまいましたが、ここでの彼女はホワ〜ンとしながらも溌剌とした雰囲気もある、とても可愛らしいキャラを演じていました^^ 正直、若干見た目に若さが欠けて見える部分もありましたが、基本的には可愛くて良かったです。romain























    【ビッグ・ピクチャー 顔のない逃亡者】(2010年)

    またロマン・デュリスでございます^^
    パリで法律事務所を共同経営し、妻と二人の子供に恵まれ不自由ない生活を送るポール。ところがある日、妻の隣人との不貞を知った彼は、勢い余って相手の男を殺してしまい・・・ というサスペンスです。

    ◆ビッグ・ピクチャー 顔のない逃亡者(L'homme Qui Voulait Vivre Sa Vie)2010年
    監督:エリック・ラルティゴ、原作:ダグラス・ケネディ

    ●ロマン・デュリス●マリナ・フォイス●ニエル・アレスとリュプ●エリック・リュフ●ブランカ・カティッチ●カトリーヌ・ドヌーヴ

    原作本の日本版帯には、デカデカと「全米騒然」なんて書かれています。元々はアメリカの小説だったようですね。
    殺した相手になりすまして残りの人生を送ることを決めた男ということで、「太陽がいっぱい」のようなお話です。

    髪もヒゲもワイルドに伸ばしたロマン・デュリスがカッコいいです!やっぱりこうでなくっちゃ♪
    しかし中盤や終盤には、ストーリーの都合上なんだか汚らしくなってきちゃうのが残念でしたけど。こういうスタイルって、丁度良い加減をキープするのが大変そうですねー^^;

    で、この映画ですが、なかなかスリリングで面白かったですよ。
    ※以下、軽くネタバレ気味です。



    殺人によって自分の生活が崩れ去り、子供たちを "殺人犯の子ども" には出来ないから、と身を隠すことを決意。自分が死んだことにして殺した相手になりすまし、海外に渡って自身の夢でもあった写真家となって地味に暮らしていくことに。
    ところが、彼の写真作品が評判となってしまって焦ることになる、というところがポイントです。

    殺人の罪から逃れて夢を叶えるなんて、そんな簡単な話じゃないんですよね。他人になりすましていることがバレてはいけませんから、成功する(=有名になる)わけにはいかないので。例え有名にならなくても、いつどこからバレるかと、常に怯える生活ですし。
    逃亡犯が捕まってホッとするなんて話もよく聞きますが、まさにそういうことですよねー。

    写真家の話でもあるため、ステキな画もたくさん見られました。彼の個展の作品群も、じっくり見たくなるものばかり!
    主人公が第二の人生に選んだ田舎の風景も、ちょっと芸術的に映し出されていました。

    ただ、終盤の更なる逃亡のエピソードが、なんだかゴチャッとしちゃって、上手い余韻が残らなかったのが少し残念だったかな。そこに大きく尺を取る必要はないとは思いますが、全体的な比重の配分に不満が残りました。
    とにかくロマン・デュリスは良かったです!romain





















    【タイピスト!】(2012年)

    『アーティスト』『オーケストラ』のスタッフが贈る、爽快なサクセス・エンターテイメント!
    ということで、ワクワクしながら観てみましたー^^

    ◆タイピスト!(Populaire)2012年 監督:レジス・ロワンサル


    ●ロマン・デュリス●デボラ・フランソワ●ベレニス・ベジョ●ショーン・ベンソン●ミュウ=ミュウ●メラニー・ベルニエ

    ドジだけどタイプの早打ちだけは得意な秘書を猛特訓して、タイピング大会での優勝を目指すという話です。

    オープニング・クレジットからカラフルなアニメーションで女子のハートを鷲掴み
    50年代フランスが舞台で、ファッション、インテリア、音楽など、キュートな雰囲気が目を引く可愛らしいコメディ!
    勝利を目指すための特訓と大会本番、気持ちのよい勝ちっぷり、そして危機と成功という、これまた特にヒネりのない安心ドラマ
    「魅力など感じない」とお互いに言い合う二人がいつの間にか・・・という、よくある分かりやすいロマンスもあり!

    オリジナリティなんかは無くてもいーの!
    なんともまぁ楽しい映画でした^^


    タイピング大会というのが、地味なようでナニゲに手に汗握っちゃうんですよ。ハラハラというのではなくてね。ほら、タイピングだから手をガチャガチャやってるわけじゃないですか。観てると、こっちもついやっちゃうんですよ、ガタガタと^^;スゴいスピードなんで見ててモドカシさは無いはずですけど、応援する意味で。で、そのお陰か、彼女が勝てば一緒にウオー!!!と拳を振り上げて興奮しちゃう!(笑) 
    こんな私みたいに単純なタイプなら、この映画、ガッツリ楽しめると思いますよ^^



    私はロマン・デュリス目当てで観たわけですが、ちょっとその前にヒロインの方。デボラ・フランソワ嬢。
    とても可愛かったんですけど、どこかで見たような・・・と思っていたら、「譜めくりの女」!!あの終始無表情で不気味だった彼女ですよ!ビックリしました。こちらでは、アレと同じ人とは思えないほど豊かな表情で魅了してくれてましたよ♪

    そしてロマン・デュリス。・・・この50年代会社員風の彼はちょっと・・・・・・。なぜこんなにカッコ良くないんだろ?そういえばデュリスのこんな姿って、あんまり見慣れないんでしたかねぇ?髪型がとにかくイヤだったのかな^^;ずっとビミョーでした。とは言え、時折見せる天使の笑顔にブレは無し!!そしてモチロン、ダンスも披露!テッパンですから^^

    それにしても古いタイプライターといったら私、ミス・レモンが使ってたような丸いキーのヤツを思い浮かべちゃいましたが、そんなんじゃないんですね^^;むき出し感のない、形的には現代のものに似た感じの物のようでした。もちろん今のものとは違い、改行を促す「チンッ!」って音がしたり、一行終わる毎に手でガシャッとやるヤツですけど。
    キーを打ち込むには強い力が要るそうで、体力勝負でもあったようです。あのガシャッ!ってやる時の「ゥオリャー!」って感じもカッコ良かったです。

    私たちが学校で使わせてもらってたタイプライターは、一行単位で印字できたんですよね。液晶がついててミスを訂正してから一行を一気に印字できるの。その甘えのせいか、イマイチ上達しなかった気がします。(言い訳) いやぁ...一打一印字の早打ちでミス無しってスゴいよなーromain

























    【バンバン・クラブ- 真実の戦場】(2010年)

    「バンバン・クラブ」という言葉から、戦場写真家ケヴィン・カーター関連の話だろうなと予想できたのは、私が Manic Street Preachers のファンだからってだけなんですけどね。
    ずばりケヴィン・カーターのことを歌った曲があって、歌詞の中にバンバン・クラブという言葉も出てくるんですよねー。

    それでも私は「その昔、ケヴィン・カーターという人に関する議論がどうやらあったらしい」としか知らないままだったので、この機会に見てみようかと。

    ◆バンバン・クラブ -真実の戦場-(The Bang Bang Club)2010年
    監督:スティーヴン・シルヴァー

    ●ライアン・フィリップ●マリン・アッカーマン●テイラー・キッチュ●フランク・ローテンバック●ニールス・ファン・ヤーレスヴェルト

    ケヴィン・カーターという人は、1994年、ハゲワシが餓死寸前の少女を狙っている写真でピューリッツァー賞を受賞した人です。スーダンの飢餓を訴えた彼の写真は、賞賛と同時に「なぜ撮影以前に少女を助けないのだ」という批判も寄せられ論争を巻き起こした、とのことですね。
    この映画の中でも、この件に至る経緯やケヴィンの精神状態なども描かれていました。

    映画全体としては、アパルトヘイト末期で内戦が激化する南アフリカで仕事をしていた、ケヴィンを含むバンバン・クラブと呼ばれる報道写真家たちの体を張って真実を伝える活動と、彼らの思いが描かれる内容です。
    写真家グループ4人のうちの2人による回顧録が原作だそうです。

    ケヴィン・カーターの「ハゲワシと少女」は、いくつかのエピソードの一つでした。
    それ以外にも、「報道か人命か」という点を考える機会がいくつかありました。



    ライアン・フィリップが演じた、新入りとして仲間に加わったグレッグ。彼は当初は一般人に近い感覚で登場したわけですが、徐々に変わっていってました。危険な地域で、危険を追いかけて限界まで近づく仕事を繰り返していくうちに、感覚が麻痺状態のようになっていくんじゃないでしょうか。もちろん残忍な殺人に動じない人間になるわけではないですが、家族を殺され怒りと悲しみにうちひしがれる人々を、遺体とともに写真に収めるなんてことを繰り返すのは、か細い神経では到底無理ですし。しかし彼自身も常に疑問に感じることもあり、自分たちの活動の意味を考え成長していったようです。
    でも正解なんか分からないもんなぁ・・・と考えこんでしまいました。

    しかし実は、重いドラマとなるエピソードがそれぞれそんなに深く掘り下がっていないので、ディープな社会派ドラマを期待される方には、物足りないかもしれません。上っ面だけで腹八分目な私的にはいい具合に適量でしたけども。

    「真実を伝えたい・問題提起したい」。そのために彼らは体を張っている。
    簡単にできることではない。簡単に批判されることではない。

    ▼オマケ


























    【Frau Ella】(2013年)

    先日 日記 に書いた通り、日本語はもちろん英語字幕も収録されていないblu-rayを買ってしままったので、ドイツ語字幕で頑張って観てみましたー。
    ドイツ語超初心者なので、ほとんどが自力では読めませんから、全部じゃないけど適度に(?)辞書を引きながら、大体で観終えました^^;

    ◆Frau Ella(2013年) 監督:Markus Goller

    ●Matthias Schweighöfer●August Diehl●Ruth-Maria Kubitschek●Anna Bederke

    せっかくなので、あらすじをちょっと詳しめに書いときます。
    オチまでは書きませんが、大体こんな感じのお話だったと思います^^;
    (間違いがあったらごめんなさい!教えて頂けたら嬉しいです^^)
    彼女リーナから妊娠を打ち明けられたタクシードライバーの青年サーシャ。彼はそのショックから事故を起こしてしまい病院へ搬送されます。

    そこで高齢の女性エラと同室にさせられ苛立っていた彼でしたが、彼女が持ち込んでいた飲み物(お酒?)を分けてもらい意気投合。話していく中で、エラが病院の都合で不必要な危険な手術を受けさせられることを知ったサーシャは、なんと彼女を病院から連れ出し自宅へ連れ帰ってしまいました!

    親友クラウスの機転により警察の追跡からまんまと逃れたサーシャでしたが、荷物を取りに来たリーナとケンカ別れしてしまいます。
    サーシャは医学を学んだのに医者にはならず、タクシー運転手に甘んじていて父親になる準備ができておらず、彼女の妊娠が受け入れられないのでした。

    そんな様子を見ていたエラは、クラウスの協力のもと、サーシャをとある廃墟へ連れ出します。そこでエラは、サーシャへ自らの経験を話しました。
    遥か昔そこでアメリカ人兵士と恋仲になったエラでしたが、彼に付いてアメリカへ渡る勇気が出ず別れてしまいました。その後、彼女は妊娠に気づきましたが、ついに彼と再会することは無かった、とのこと。

    その帰り道サーシャはインターネットでその相手の所在を突き止め、助手席と後部座席で眠る二人に黙って、車をパリ方面へ進め・・・




    目新しいお話ではないですし、だいたい展開が読めちゃいそうな内容ですが全然OK♪
    二人の30代の青年たちが90近い女性と交流する話ですから、とてもハートウォーミングなコメディで、楽しかったですし良いお話でした!

    「後悔することになるから、私と同じ過ちを繰り返さないで。」
    と親身に助言するエラと、ずっと頑なだったけど考えを変えていくサーシャが、"おともだち" になっていく感じがいいですねー(*´∀`*)

    アウグストは主人公の年上の親友、クラウス役。
    新聞を見ながら「今日おまえ、星の動きから言って超ツイてるはずだから宝くじ買えよ!」みたいな電話を掛けてくるのが最初の登場シーン。結構はじめの方から出てきました^^

    彼はここ8年独り身というキャラクタで、彼の恋愛関係の話も裏であったようですが、悲しいかな私のドイツ語力ではよく解らなかったです>< なんだかウダウダしていたようなんですけど・・・。
    ま、それよりもサーシャと共にエラさんとの珍道中で活躍する姿が良かったです!

    見た目、チンピラ風な雰囲気があるので、もしかしたら邪魔くさいキャラなんじゃないのか・・・と、ちょっぴり心配でしたが、やっぱいい人でしたよ!!ま、一時サーシャと仲間割れを起こすようなこともありましたが、基本的には使える男だし、優しいしで、やっぱりカッコいい!!ヒュ〜
    ちょっとお茶目で、アウグストではあまり見ないタイプのキャラだったかもしれません♪

    まずは、今回ちゃんと理解しなかったセリフを、またゆっくり調べてみたいと思います☆diehl, matthias




















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