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    • 2023.12.07 Thursday
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    【日記・映画】ディクテーター 身元不明でニューヨーク 他

    好きでなかった映画をまとめて記録するのも恒例になってきましたが、今回は3つとも嫌いじゃない、いや、むしろ気に入った作品ばかりです。要はサボリです。

    ディクテーター 身元不明でニューヨーク(2012年)


    サシャ・バロン・コーエン作品。
    今回は「ボラット」などのようなモキュメンタリではなく、完全フィクションの劇映画です。
    ドッキリ的なやり方で人々の本音をあぶり出す "ヤバい" 感じを期待しちゃうと、やはり物足りないという感想になるのでしょうけど、個人的にはもの凄く良かったです。どこをどう見ても作られたストーリーなので安心して見ていられる!という所がポイント♪ その上で、下品、幼稚、やり過ぎ、な中に社会派なテーマ(ここではアメリカ・民主主義を批判!)を盛り込むという、変わらぬスタイルが楽しめました。そして、良いも悪いも "アラディーン" という単語に変えさせた関連のくだりが、非常にアラディーンでした。

    アルゴ(2012年)


    1979年にイランで起きたアメリカ大使館人質事件の裏で実行された奇想天外な救出作戦を描いた、ウソみたいなホントの話ということですね。
    結末は判っていながらも、クライマックスではゼェゼェ言いながら手に汗を握り縮こまって観ちゃいました。あまりに緊張し過ぎて、しまいには頭痛くなってましたけど。面白かったです^^

    個人的チェックポイントは、主演/監督のベン・アフレックの見た目。実際のメンデスさんに似せてるだけか知りませんが、あのヒゲと髪型は大正解!例の締まりのない所が上手く隠されていて、緊張感が欠けるようなことは全くありませんでしたから♪
    それにしてもアラン・アーキンは、「暗くなるまで待って」のあの役は物っ凄い異例だったのか?ってくらい、現在では演じるキャラが固まり過ぎですよねー。若い頃他にどんな役やってたのか知りませんけど。

    プロメテウス(2012年)


    これ、マイケル・ファスベンダーを堪能するためだけの映画でしょ?(笑)
    エイリアンとか興味ねーし!っ方も、マイケル・ファスベンダーがお好きなら、これは見た方がいいですよ!ストーリーはぶっちゃけどうでもいい感じですけど、ファスベンダーを眺めてるだけで十分元が取れました!出番も多いですしね☆
    http://jonny-august.tumblr.com/post/145308437082/prometheus





















    【日記・テレビ】葬儀を終えて-名探偵ポワロ

    今年、本国イギリスでは既に最終シリーズが始まっているTVドラマ「名探偵ポワロ」。
    もうすぐ終わっちゃうんだと思うと寂しい限りですが、早く観たい〜という思いもあったりして複雑な気持ちです。

    この「葬儀を終えて」は2006年の作品ですが、先日少〜しだけ気になり始めたマイケル・ファスベンダーが実はここに出ていたと知り、改めて見直してみましたー^^ということで、ファスベンダーのことは大して書かないくせに彼の画像だらけになりますので覚悟してください。


    ◆葬儀を終えてー名探偵ポワロ(After the Funeral)2005年
    大富豪リチャード・アバネシーの葬儀を終え一族の前で開示された遺言書は、一同の予想と正反対のものだった。更にその席で「兄は殺されたのでしょ?」と発言した変わり者の妹コーラが翌日自宅で惨殺され・・・

    いつも通り、たくさんの登場人物がそれぞれ何かしら隠し事をしているっぽい中、捜査に乗り出したポワロが細かな証拠に目を光らせ、得意の心理分析も駆使して真実を暴いてくれています。今回ようやく原作を読みましたが、登場人物が原作から少し削られ、ポワロの出番が増えていました。



    しかしこれ、何度観ても面白いですね〜。犯人役の役者さんが上手いってのもありますが、登場人物たちにしっかり個性があり見応えがあります。あんまり人数が多いとそれも難しくなるのでしょうが、少し減らしたことが功を奏してるのかもしれませんね。もちろんミステリとして傑作と言っていいと思いますし。庭園も素敵な立派なお屋敷が舞台なので、それを眺めてるだけでも楽しいですし^^



    さて、私はこのシリーズのDVD-BOXはニューシーズンからは必ず予約して買っていますから、当然これも何年も前から所持してますし、まだあまり回数は多くないながら複数回観てましたが、このマイケル・ファスベンダーに注目したことはなかったんですよねー。
    というのは、こういったTVドラマで見た俳優さんって、名前を調べたりしてもその後他の作品(私の場合は観るのが主に映画ですから)で見かけることなく忘れていくばかりなので、もう「ここ限りで結構」と諦めがちだから。

    しかしここで見たルーシー・パンチだけは、あの個性的なお顔と上手い演技が忘れられずにいたところ、映画でもチョクチョク見かけるようになり(しかもコメディエンヌとしてご活躍中♪)、いつしかファンになっちゃいました^^
    対してファスベンダー氏は、美しいけれど "ものっ凄い好み" ってわけでもないタイプなため、顔を覚えることなく過ごし、今回調べるまで気付かないままだったわけです。



    いやぁ・・・改めてマイケル・ファスベンダーだとわかった状態で見てみると(笑)、とってもステキですねぇ♪ 1:9分けの髪型はたまにイタダケナイ部分もありますが、総じてステキです!
    おぼっちゃま然とした爽やかな笑顔のステキな青年ですが、物語の行きがかり上、酒に浸りっぱなしのヤサグレ気味なキャラとなってはいます。しかし終始、憂いを漂わせた独特のムードがたまらないっスねー。事情が分かれば、誰よりも繊細な彼にきゅぅ〜んとなっちゃいますよ^^



    その他、今観てみると、他にもちらほら見た顔が。エントウィッスル弁護士のロバート・バサーストは「ダウントン・アビー」でイーディスがドライヴに誘うサー・アンソニー役で、モートン警視のケヴィン・ドイルは「ダウントン・アビー」でクローリー家の執事モーズリー役や、「チューダーズ」シーズン3でロバート・アスク率いる反乱軍のジョン・スタブル役で、それぞれ見覚えがありました。

    そしていつもステキなマダム、ジェラルディン・ジェイムズも!ステキな淑女の役で、ポワロともたっぷり関わる重要な役どころでした^^やっぱり何度も観ると発見があっていいですよね〜poirot









































    【SHAME -シェイム-】(2011年)

    マイケル・ファスベンダーって私、これまで「イングロリアス・バスターズ」でしか見たことなかったんですよ。で、そこでの彼には私はピクリとも反応しなかったんですが、「プロメテウス」を観て彼の美しさと、あんなキャラや立ち振る舞いがピッタリな風貌だということに気が付いて、なんだか気になる存在になってきちゃいました^^


    ◆SHAME -シェイム-(Shame)2011年 監督:スティーヴ・マックィーン
    ●マイケル・ファスベンダー●キャリー・マリガン●ジェームズ・バッジ・デール●ルーシー・ウォルターズ●ニコール・ベハーリー●エイミー・ハーグリーヴス

    セックス依存症の男が主人公。
    見た目も所作も男前の彼ですから、相手に困らないという意味でセックス依存症もありえるかも?なんて思ってましたが、どうも私はセックス依存症というものを勘違いしてました。相手がある性交渉に依存する人のことだと思い込んでいたのですが、そうじゃないんですね。ポルノ動画収集や自己処理も含めた性的な活動全般が依存対象のようです。この主人公も、行きずりの女やプロの女とのセックスの他、自慰もいたる所で(!)見せておりました。

    会社での評判も良く魅力的な外見を持ち、高級マンションに住む独身男ブランドン。セックス依存症ではありながらも、平穏な暮らしを送っていた彼の部屋にある日突然、妹シシーが転がり込んできた。彼女が現れたことにより生活リズムが崩れ始め・・・ という話です。

    セックスに依存し、恋愛や結婚に興味を示さないブランドンとは違い、人と繋がっていたい妹。
    彼女を前にしたブランドンは、自分の生活が乱されることへの苛立ちはもちろん、その他にもどうも様子がおかしくなっています。けれど、この兄妹に過去に何が起きてそれぞれ依存症に陥っているのかは劇中では明らかにされず、想像するしかありません。しかしどうやら彼らの過去や依存症の原因を探る映画ではなさそうです。私はそれでもやっぱり想像してしまいました^^;


    ブランドンは妹を、家族としてでなく女として愛しているのね〜...とか。
    違うかもしれないけど、私にはそれがしっくりきたんですよね。再度観たら、また違った解釈になりそうですけども。

    劇中、セックスシーンもいくつかありますが、ほとんどがあっさりしていて "過激なエロ映画" といった感じでは全然ありません。終始、主人公の苦悩が漂う、まぁまぁヘヴィな雰囲気の悲しい物語でした。
    ブランドンを演じたマイケル・ファスベンダーの何やら緊張を感じさせる演技や、美しく見える映像や構図がなかなか好みでしたね。

    のっけからマイケルのポロリが連続でしたが、私が観たスターチャンネルでは残念ながら全てボカシ入り。しかしそのボカシの向こうにぼんやり見えたブランブランの揺れ幅がスゴいんですよねー!!これは是非とも輸入盤で見なければ!と Amazon をチェックしちゃいましたが、まだ買ってません。海外盤ではモロ見えなんでしょうね??




















    【戦争より愛のカンケイ】(2010年)

    2010年セザール賞で作品賞、主演男優賞は逃したものの、最優秀主演女優賞と最優秀脚本賞を受賞した作品だそうです。
    重くシリアスな問題を盛り込みながらも、ラヴコメ好きが楽しんで観られるという、素晴らしい映画でした!


    ◆戦争より愛のカンケイ(Le Nom Des Gens)2010年
    監督:ミシェル・ルクレール
    ●ジャック・ガンブラン●サラ・フォレスティエ●ジヌディーヌ・スアレム●カロル・フランク●ジャック・ブーデ●ミシェール・モレッティ●リオネル・ジョスパン

    タイトルの意味は "人々の名前"。
    冒頭から主人公2人の名前の話で始まります。同姓同名だらけのありふれた名前、そして逆に国内で一人だけの名前。それがそれぞれの家族とルーツの話に繋がって行きます。

    自分のルーツが見える名前に誇りを持つ者、フランス人と結婚し自分の名前・ルーツを封印して生きる者、自分の主義・主張に即したルーツを持つ男をゲットしてホクホクな者...。

    日本で暮らしていると、人の名前からその背景を考えるようなことはほとんどありませんからあまり身近な話ではないのですが、なかなか興味深かったです。これまで知らなかったフランスの歴史的社会問題の一部も少し知ることができましたし。

    ヒッピーだったフランス人の母と、家族をフランス人に殺されたアルジェリア移民の父の間で個性的に育った女・バイア。そして几帳面で潔癖なフランス人の父と、親をアウシュビッツで亡くした母の間で控えめで真面目に育った男・アルテュール。そんな2人が出会い恋に落ちて・・・というお話です。正反対に見えるこの2人の共通点は左派であること。特にバイアにとっては重要な点でした。

    バイアは、"あたしの主張を聞け。あたしに同調しろ。反対は認めない" な女なんで。
    正直、最初は彼女については「うわー・・・出た・・・」って感じではあったんですが、実は天真爛漫で意外にオモロイ女だったんですよ。正直で奔放でもの凄くキュートだし。主張する内容ももちろん平和を望んでのことですから、心優しいお嬢さんです。

    但し、口で説得できない右派の男をベッドで油断しているところで持論を囁き改心させる、という過激な活動家ではあるんですけどね。彼女は自らを『政治的娼婦』と呼ぶ^^;

    そんな彼女との恋愛関係は、大半はほのぼの^^ やはり物腰柔らかく大人しめなアルテュールのキャラによるところが大きいのだろうと思いきや、バイアもなかなかの天然娘なんですよね。激昂しやすい女だけど、所々に可愛気があり息を抜かせる隙があって良いんです。激しさも若さのせいかと許せる気もしますし、とんでもないことをしていても、なんだか憎めないキャラクタです。

    この映画は、シリアスな社会問題を扱っていますが、いい感じにコメディです。そのバランスがとても好みでしたね^^ ユーモラスで軽快な語り口・見せ方と、魅力的な登場人物たちによって、楽しくかつ心に沁みる物語が織り成されていました。ブラボーです!

    脱ぎっぷりのよいバイアを演じたサラ・フォレスティエもとっても可愛くて好きになりましたが、アルテュールを演じたジャック・ガンブランがかなり気になりました。他の出演作ではどんな役をやってるのか知りませんが、アルテュールの草食な雰囲気がばっちりハマる彼にメロメロでした!



















    【覚え書き・映画】ダーク・シャドウ、グッド・ドクター

    観たけれどあまり好みでなかった映画を記録しまーす。

    ■ダーク・シャドウ(2012年)


    単純な話なのにまとまりがない...というか、極小ネタを並べるばかり?みたいな、変な映画でしたねー。要は、あんまり面白くなかったです。
    魔女の恨みを買った裕福な領主バーナバスはヴァンパイアに変えられ生き埋めにされてしまう。そして200年後。偶然掘り起こされた彼は屋敷に戻るが、すっかり落ちぶれた一族を目の当たりにし再興のために立ち上がる。しかし例の魔女が事業を成功させて街を支配していて・・・という話です。

    ヴァンパイアものとして楽しめるわけでもなく、浦島太郎的な面白味もほとんど無いし、魔女とのやり合いもさほど盛り上がらないし。白塗りのジョニー・デップは彼らしい演技で安定してますが、その他一族のキャラそれぞれにはほとんど魅力がないし。(現在の女主人ミシェル・ファイファーの美しさと貫禄はステキでしたけど。)そんな中、魔女を演じたエヴァ・グリーンだけはかなり輝いてましたね!彼女を見る映画だったんだと思います。
    舞台を70年代にしたのは、アリス・クーパーを出すためだけでしょうか?

    ■グッド・ドクター 禁断のカルテ(2010年)


    失敗が重なり不安と焦りを募らせていた研修医のマーティンは、若い女性患者の担当となった。自分を尊敬し信頼を寄せる彼女と接するうちにマーティンは自信を取り戻し、彼女に特別な感情を抱く。やがて退院した彼女に会えなくなった彼は、彼女を再入院させるための細工を思いつき・・・ という医療サスペンスです。

    オーランド・ブルームは見た目カワイイのですが、こんな狂気の男も悪くないですね。しかし、サスペンスとしては結構物足りませんでした。
    普通にバレるんじゃね?なんて思えてしまう雑なやり方は、ある意味ドキドキ感があるのかもしれませんが、結末を思うと、やっぱり甘々に思えてイマイチです。
    優秀で志の高い研修医の堕ちていく様は面白い気もしますけど、どうもモヤっとしましたね。














    【ヘンダーソン夫人の贈り物】(2005年)

    タイトルの感じからほわ〜んとした系統を想像して適当に観てみましたが、思いのほか楽しめました!ケリー・ライリーの見た目をステキ♥と思ったのは初めてかも^^


    ◆ヘンダーソン夫人の贈り物(Mrs. Henderson Presents)2005年
    監督:スティーヴン・フリアーズ
    ●ジュディ・デンチ●ボブ・ホスキンス●ウィル・ヤング●クリストファー・ゲスト●ケリー・ライリー●セルマ・バーロウ●アンナ・ブリュースター●ロザリンド・ハルステッド●サラ・ソルマーニ●ナタリア・テナ

    1937年、イギリスで初のヌードレビューを上演した劇場とそのオーナーのお話。実話だそうです。
    富豪だった夫を亡くし落ち込んだヘンダーソン夫人は、友人の「好きなものを買ったり趣味に没頭したりすりゃいいのよ」との助言に従いトライしてみるも、上流の奥様方の嗜む趣味やボランティア活動には到底馴染めない。そんな彼女が目を留めたのが、閉鎖され売りに出されていたウィンドミル劇場で・・・。

    劇場オーナー=出資者であるヘンダーソン夫人に対し、「口を出してくれるな」「劇場に来るな」なんて扱いをしてくる支配人ヴァンダムとの掛け合いがとにかく楽しいですねー♪黙らされてもメゲないヘンダーソン夫人の根性と、そんな彼女を「困った人だけど憎めない」と評するヴァンダム。いい関係です^^色々あった末の二人のラストシーンの温かさが心に残りました。


    ジュディ・デンチが面白い主人公を演じていました^^やっぱいいですね〜、彼女。
    ヌードレビューの許可をゲットできたのも、そのスパっとした物言いで男をタジタジにするサバサバキャラのお陰!しかも彼女、ズケズケ系でも決して憎らしいババァなんかじゃないんですよ。気丈にしていても実は...なんて部分を見せたり、「余計な口を挟むな」と五月蝿がられてシュンとしたり、幼馴染みと「楽しみましょ!」とキャピっとしてみたり^^なかなかの愛されキャラ♪富豪夫人として暮らしてきたせいか世間知らずではあるものの、ちょっとカワイくてお茶目なオバさんとして魅力的なキャラでした^^

    劇場が大成功を収めたものの戦争が始まり・・・という展開が、物語のポイントとなります。戦争の悲劇もあり反戦のメッセージも読み取りつつ、全体の雰囲気はとても温かくてユーモラス。バックステージものですが、ステージ本番のシーンも結構見られて楽しかったですね。

    上演の条件を飲んで構成されたここでのヌードは、全く想像できてなかったほどの美しさで感激しました!それこそ絵画や彫刻のような芸術作品のようで。ヌード以外の歌やダンスもたくさん見られましたが、いずれもステキで、これなら是非劇場で観てみたい!って感じ。

    残念だったのは、「やっぱりユダヤ人ね」と言ったあのシーンでボカしが入っちゃってたこと。"ユダヤ人" なところをちゃんと見せて欲しかったですねー。(おっさんのなんか見たいわけじゃないですよ!見えないと解りにくいでしょ?笑)

    [メモ] 「やっぱ無理!」とモジモジしてたコ(アンナ・ブリュースター)はどこかで見た人だなと思ったら、「The Tuders」の最初の方でチャールズが手を出したバッキンガム公の娘!
















    【Mr. ズーキーパーの婚活動物園】(2011年)

    タイトルから、飼育員さんのラヴコメなのね〜ってだけで取り立てて期待もせずに録画してみましたー。まぁテキトーに楽しい映画だったと思いますよ^^


    ◆Mr. ズーキーパーの婚活動物園(Zookeeper)2011年 監督:フランク・コラチ
    ●ケヴィン・ジェームズ●ロザリオ・ドーソン●レスリー・ビブ●ケン・チョン●ドニー・ウォルバーグ

    動物園の飼育員はちょっと...と結婚を断られたグリフィンは、彼女にふさわしい男になるために転職を考える。しかし、最高の飼育員に辞められたくない動物たちは、グリフィンの恋愛をバックアップすることに・・・という、コメディです。

    キライな自分になって何が幸せなモンか。無理しなくても近くに本当の自分を受け入れてくれる人がいるじゃないか。という、よくある感じの単純な話ですが、この映画にはちょっと変わった特徴がありました。
    動物たちが人間の言葉(英語)を話します。
    もちろんそれは通常、人間には内緒なんですが、今回の緊急事態でついにグリフィンにだけバレちゃいましたー^^

    当然驚いたグリフィンでしたが、ここは藁にもすがる思いで恋愛指南を受けることにしたわけです。とは言っても動物ですから、自信満々で伝授してくれるのは人間に当てはまるとは思えないものばかり。でもまぁ、特訓を受けるグリフィンも「はぁ??」という様子だったのでおかしなことにはならないでしょ、と油断してたのですがー・・・いざ彼女やライバルの前に出たらコイツ、やりやがりました>< つまんねーからやめとけよ!と念じてもみましたが、無駄でした(笑) なんでおかしいと思いながら実践すんだよ!

    それはまぁいいんですが、動物がちょっと擬人的になってるとなれば、やっぱりそこに面白さや愛らしさを求めちゃうし、大活躍を期待しちゃうじゃないですかー?それが残念ながらイマイチだったんですよねー・・・。可愛い子もまぁいましたけど。「ナイト・ミュージアム」シリーズなどで有名なサルのクリスタル嬢とかね^^(彼女はマチガイないですね♪) しかし基本的には、グリフィンとの友情物語に発展しちゃうゴリラ以外は、ほとんどキャラが立たず可愛い気もしなくて・・・。

    これでも実は動物たちに声を当てていたのはニック・ノルティ、シェール、アダム・サンドラー、シルヴェスター・スタローン、ジャド・アパトー、ジョン・ファヴロー、マーヤ・ルドルフなどまぁまぁ豪華なんですよ、無駄に(?)。ま、聴いてて判ったのかと言えば一人も分かってませんでしたけど♪ 
    それでもそれなりにオモロイ会話になってる部分も無くはなかったのですけど、動物が喋りだした瞬間に私が勝手に期待しちゃったものとは全然違ってガッカリしたって感じです^^;
    ということで、これを観終わってすぐ、玖保キリコ氏の名作「バケツでごはん」を読んでスッキリしときました(笑)
















    【わが教え子、ヒトラー】(2007年)

    女優アンナ・マリア・ミューエの父ウルリッヒ・ミューエ主演のドイツ映画です。私はこの方、今回初めて見ました。パッと見はただのちっさいおっさんですけど、よく見ると娘のあの可愛さが納得のキュートなおっさんでしたね。
    主題歌が「青い棘」の中でも耳にした「Mir ist so nach dir」で、ドキッとしました^^


    ◆わが教え子、ヒトラー
    (Mein Führer-Die wirklich wahrste Wahrheit über Adolf Hitler)2007年
    監督:ダニー・レヴィ
    ●ウルリッヒ・ミューエ●ヘルゲ・シュナイダー●シルヴェスター・グロート●アドリアーナ・アルタラス●シュテファン・クルト●ウルリッヒ・ヌーテン●ウド・クロシュヴァルト

    (≧∇≦)ブハハハハハ!・・・ってこれ、笑っていいヤツですよね?(笑)
    完全にナチスドイツをおちょくった、ドタバタ・ブラック・コメディです♪
    面白かったですよ、私には^^ でも観る人によっては "ふざけ過ぎ"、"悪趣味" といった感想を持たれているようですので、ブラックなおバカ映画がお好きでない方にはお薦めできませんね。


    そもそもDVDのジャケ・デザインも、日本のものはかなり誤解を生みそうな仕様ですからねぇ。海外ジャケのイメージの方が間違いなく合ってます。ホントにこれはふざけまくったコメディですので、お間違いの無いようお気を付けください^^

    原題は「わが総統ーアドルフ・ヒトラーに関してヤバいほどぶっちゃけ過ぎた暴露話」・・・みたいな?(意訳過ぎ?笑)冒頭でも「真実過ぎて歴史の本にはでていない」なんてテロップが出ますが、まぁ、大嘘ですよね。史実を知らないで観る観客も本気にしないよう、本編は思いっきりトンデモストーリーになっていますから大丈夫...かな?

    その昔、ヒトラーに演説の指導をした人が実際にいたそうです。この映画では、その指導者を(史実とは違う←これをハッキリ言ってない所がキケンですね)ユダヤ人に設定。その演説指導者に抜擢され強制収容所から連れてこられた一人のユダヤ人俳優が主役となっています。

    時は第二次世界大戦の末期、ヒトラーは自信を喪失し、まともに声も出ない状態。5日後に迫る元日にヒトラーの演説を大々的に行い、それを映画に収めることによって劣勢に陥ったナチスドイツの起死回生を図ろうという計画の一環で、スピーチ指導が始まります。


    当然現在進行形で虐げられているユダヤ人としてはヒトラーへの協力など喜んでできるはずもない。しかしそれが自身と家族のためになるのならやるべきか、それとも魂は売るべきではないのか・・・と、普通ならその辺りの葛藤に苦しむ主人公がガンガンにフィーチャーされて苦しい物語になるところでしょうがー、この映画にはそういった感じはほとんどありません♪ 妻や子は拘ってますが、本人はそれほどでもなさそう。

    ここではそういったドラマよりも、ナチスってどーしょーもない変なヤツら!ってことを描く方に重きを置かれています。だって、ブラックコメディですから!^^


    ただ、ヒトラーは悪の権化的キャラでは全然なく、少年時代のトラウマまで告白してしまうメソメソ君でしかないんですよ。それって笑うところなんでしょうけども、どちらかというと人間臭いヒトラーに同情し始める自分に気がついて「あれ??」って感じになっちゃう。これってなんか失敗してない??って気もしますよね^^;
    監督がユダヤ人とのことですし、素材がコレですから当然ナチス批判・反戦といった風刺も含まれていますが、私はとにかくコメディとして大変楽しめましたよ!

    宣伝大臣のゲッベルスを演じていたシルヴェスター・グロートは、「イングロリアス・バスターズ」でも見た人だと思って調べたら、なんと同じ人物を演じていたようです。面白いじゃないか!






















    【悦楽晩餐会/または誰と寝るかという重要な問題】(1997年)

    ドイツの大ヒット作だそうです。ドイツですが、アウグストは関係ありません(笑) タイトルはエロスな感じっぽいですが、そういうシーンがあっても官能的な雰囲気では全然なく、色んなものが渦巻く人間模様が面白い、コメディドラマでした^^


    ◆悦楽晩餐会/または誰と寝るかという重要な問題(Rossini, oder die mörderische Frage, wer mit wem schlief)1997年
    監督、製作、原案、脚本:ヘルムート・ディートル
    ●ヨアヒム・クロール●ハイナー・ラウターバッハ●マルティナ・ゲデック●ゲッツ・ゲオルグ●ヴェロニカ・ファレス●メレト・ベッカー●マリオ・アドルフ●グートルン・ラントグレーベ●ハンネローレ・ホーガー●ヤン・ヨーゼフ・リーファース

    舞台はミュンヘン。映画関係者御用達で一見さんお断りのイタリアン・レストラン "ロッシーニ" に集う人々の色々を描いた群像劇です。

    群像劇の中でも、一つ大きく扱われているエピソードがあり、それに関わる人々やその周辺の人々の小エピソードが散りばめられてるというタイプですね。なので個人的につい群像劇に期待してしまう、"最後にすべてがつながる驚きや快感" はこの映画には少ないようでした。

    しかしこれ、なかなか面白かったです♪
    数多いキャラクタたちの誰も彼もがとにかく自己チュー!みんなして欲むき出し!! しかしそれぞれがとても個性豊かで分かりやすい!そしてもちろんなんか変でコミカル!その中に悲哀を感じさせるものもあり。大半の登場人物が愛されキャラでは決してないのに、なんか魅力的なんですよね〜。40歳の誕生日を迎えるモテモテツンデレ美女の憐れな内面なんかイタくてしょーがないのに、つい注目しちゃったり。



    作家ヤーコブが書いたベストセラー小説「ローレライ」の映画化の企画が物語の中心です。監督ウフーと製作者オスカルは主演にふさわしい女優が見つからず悩んでいるが、それ以前に原作者ヤーコブが映画化を頑なに拒否していることが分かり、投資家も渋り始め・・・「ローレライ」は無事に映画化されるのだろうか?という話ですね。

    映画制作のちょっとした裏側的な部分(もちろん面白オカシナ誇張ですが)が観られた感じもありますし、その脇に変だったりリアルだったりする様々な色恋沙汰が面白かったりして、とても楽しめました^^特にモノ凄い笑いどころが満載というわけではないですが、妙に楽しかったです♪





















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