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    • 2023.12.07 Thursday
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    【日記・映画】WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々(2011年)他

    観たけど記事にしなかった映画の記録をしておくことにしましたー。
    手抜きですが、今ちょっと頭が忙しいのでね(笑)

    「WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々」(2011年)

    パッとしない弁護士と、彼が自宅に居候させることにした家出高校生との物語。タイトルでダメダメ言われるほどダメではなく、出てくる人は善人ばかりの感じの良いほっこり系でした^^
    微妙に地味な雰囲気ではありましたが、もの凄いイイ映画を観た気にさせるのがポール・ジアマッティですね♪素晴らしいです。
    少年の方を演じたのはこれがデビューのアレックス・シェイファー。イケメン系ではありませんが、根暗系の(笑)フツーっぽさがなんかいい!って感じ。劇中では不良かと思いきや全然悪い子じゃないというキャラで、レスリングの才能があるという役でしたが、IMDbをチェックすると本当に高校時代にレスリングのチャンピオンだった模様。ついでに目に入った彼の画像が地味過ぎて笑っちゃいましたが好感度は低くないので、他の作品でも見てみたいような気がします^^ 〔6/23〕


    「みんな誰かの愛しい人」(2004年)

    自身のコンプレックスが原因で、どうしても「どうせ私なんか」と卑屈な考え方になってしまう若い女性が主人公。有名人の父を持つということから、彼女がつい自分に近づく人間の目的を疑ってしまうという心理はわかりますし、全体の雰囲気は好みのはずでしたが、観ていてちょっと微妙な気持ちになってしまいました。主人公女性のあまりに不器用な様子に、つい自分の悪い面を重ねて見てしまってキツかったです^^; 〔6/13〕


    「恋の闇 愛の光」(1995年)

    ロバート・ダウニーJr.サム・ニールポリー・ウォーカーメグ・ライアンヒュー・グラント出演作。1660年英国が舞台。王宮の豪華衣装やセットが素敵でした。そして、テキトーっぽいけどやっぱり真剣!みたいな役がロバート・ダウニーJr.にピッタリでしたが、その友人を演じたデヴィッド・シューリスが更に良かったです。あまりよく知りませんが、この人はこんな "良き友人" な役がハマりますね〜
    登場人物が皆(男性だけ?)カールのロン毛ズラで、とりわけロバート・ダウニーJr. は似合ってない感じでした。お陰で数少ない自宅でズラを脱いだシーンだけ、やたら素敵に見えてました^^あとサム・ニールがエロ国王役でビックリしました。個人的にはこの人のことはあまり知らないため、どうしてもウルジーのイメージで見てしまうので余計にアレですね。ヒュー・グラントは全然冴えない役でしたが、同じく出番少なめのメグ・ライアンはわりとオイシイ役でしたね^^ 〔5/31〕


    「ピンチ・シッター」(2011年)
    ジョナ・ヒル主演のお気楽ドタバタコメディ!・・・だけど、既にほとんど思い出せない^^; 〔5/23〕

    「SAW6」(2009年)

    何年か振りに観た「SAW」シリーズです。例によってそれまでのストーリーや人間関係を結構忘れちゃってたので、もう物語は二の次でいいやって感じで^^;相変わらず冒頭が最も痛かったですね。その他、キツいシーンも色々ありましたが、今回は心理ドラマが印象的でした。それと、「グレッグのダメ日記」シリーズのロドリック役、デヴォン・ボスティックが出演していました。すぐ死ぬ役じゃなかったです。 〔5/3〕















    【ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡】(2011年)

    6月にスターチャンネルではジェイソン・シーゲルの出演作がいくつかまとめて放送されているようですが、私が見逃した「寝取られ男〜」はやらないみたい。チッ
    とうことで、ジェイソン・シーゲル主演コメディです^^


    ◆ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡(Jeff, Who Lives at Home)2011年
    監督、脚本:ジェイ・デュプラス、マーク・デュプラス
    ●ジェイソン・シーゲル●エド・ヘルムズ●スーザン・サランドン●ジュディ・グリア●レイ・ドーン・チョン●スティーヴ・ジシス

    体育教師もいいし、王女と恋する平民の小人もいいけど、ニート!
    ジェイソン・シーゲルがニートよ!まぁなんてしっくりくるのかしら!
    デカい図体でのっそりとマリファナを嗜む感じはとってもそれらしいですよねー^^
    何もせずママの家の地下室に居座ってる30過ぎのニート。この日彼は映画「サイン」を観た影響で "啓示" について考えていたところに "KEVIN" 宛の間違い電話を受ける。これには何か意味があるに違いない!と思い込んだ彼は "KEVIN" が気になってしょうがない一日を過ごすことに・・・。

    ある家族のある日の奇跡の物語です。啓示がどうこうと言ってる時点でファンタジー確定っぽいですから、「ありえなーい」なんてことを考えちゃうと楽しめないヤツですよね。私も「ありえ・・・」と思いそうになってもグッと堪えて楽しむようにしましたよ(笑) でももしかしたら、こんなことを奇跡っぽくしちゃってるところが笑いどころだったのかもしれませんね。よくわかりませんが^^;

    人が良すぎるように見えるわけでも、正義漢に見えるわけでもないけど、なぜかだいたいいつも良い人役なジェイソン・シーゲルですが、ここでも独特な思想を持つちょっと変わった男・・・というか、基本いかにもダメな引きこもりニートながら、兄のクズっぷりのお陰でやはり余計にいい人化して見えてましたね。



    その兄パットというのは、妻が節約してコツコツ貯めたお金を無断で高級車購入に使い込むという、とんでもない自己中男。人の話に耳を貸さず持論を強引に貫こうとするムカつくヤローです。演じたのはエド・ヘルムズ。ピリピリした感じは「ハングオーバー」シリーズのステュにもあったような気がしますが、こんなクソヤロー役もハマりますねー!!(可哀そ〜に!)そのパットの妻の浮気疑惑騒動を通してハートウォーミングな展開になっていくのは、まぁありそうな感じです。

    彼らの母親を演じたのはスーザン・サランドン。彼女はそんな年には見えませんが、こんなデカい息子がいる役なんですよね・・・。しかしここでは未亡人で、母である前にオンナとしてのお話。傷つきながらも現実を受け入れる美しさを表現していました。とても素敵でした。

    コメディなんですが全体的にどうも展開が地味なので、ちょっと盛り上がりに欠けましたが、普通に観られましたよ。
    "啓示" だなんて大袈裟な考え方をしたことはありませんが、「あの時こうしたから今があるんだよなー」なんて感慨深く思うようなことってありますよね。たまには先に「今なんでもない "これ" が後に何かにつながるかも?」なんて意識してみると面白いのかもしれませんねー^^
























    【Dr. Alemán】(2008年)

    これも残念ながら日本盤が出ていませんでしたので、ドイツAmazon からお取り寄せ致しました。もう慣れたもんです^^オホホホホ!(いや、大したこっちゃないです)

    もちろん英語字幕入り。話されている言語はスペイン語とドイツ語のはずですが、いまいち区別がつきませんでした。スペイン語圏の国での会話ですから大半がスペイン語なのかな?とは思うのですが、アウグストがいちいち「ダンケ!」とか言うもんだから「あれ?ドイツ語だった??」と混乱するんですよね^^;


    ◆Dr. Alemán(2008年)監督:Tom Schreiber
    ●August Diehl●Marleyda Soto●Andres Parra●Hernan Mendez●Victor Villegas●David Steven Bravo

    キタ!!(゚∀゚) きましたよぉ〜♪
    これまで見てきたアウグストって、ラブシーンはまぁまぁブッ込んでくるわりに、そんなに濃厚なシーンって見つからないなぁ・・・って感じだったんですよねー。ほぼ事前事後だったり、女性ばかりフィーチャーされてたりとか。しかし!!やっといい感じのものが見られましたよ!アウグストは受動的ではありましたし短いシーンでしたが、良い良い!
    恍惚感ダダ漏れのエロ顔がたまりません!!!(≧∇≦)キャー
    これ、顔だけでもエロ過ぎるんで画像は載せられないっスね〜 残念だわぁ〜

    ここでは彼、随分モテてらっしゃいました^^この街の中を歩いてる姿を見てると、大変失礼ながらアウグストがホントに群を抜いてキュートに見えるんですよね〜!そりゃモテるよ!!・・・って、私ってアレですか?某英国バンドのシンガーの「日本人は身長170cm以上のブロンドの白人なら誰でもカッコいいって言うんだよ」発言を裏付けちゃってる?^^;いやいやいや!そんなつもりは・・・><

    ということで今作は、エロシーンを含むだけでなく見た目のカッコ良さも "準サイコー!"(笑)な、アウグスト・ディール・ファン垂涎の逸品でございましたよ!2007年撮影作ながら既にちょぉ〜っっっとプニョプニョ君の片鱗が見え隠れしていましたが、顔はまだまだ無事!(笑) そして何よりも、髪型ですね♪デコッパチを忘れさせるキュート系で、ギュンター・シェラー再び!的な感じでした^^(それは言い過ぎ?笑 いやもちろんデコッパチも素敵です!!)

    コロンビア共和国が舞台のドイツ映画です。カリという街の病院に研修医としてドイツからやってきた青年マーク(アウグスト)が主人公。被弾して運び込まれる患者が多いこの病院で彼が担当するのは、銃槍からの銃弾摘出。(どアップで血がドポドポ噴きでますので苦手な方はご注意を。)負傷患者の大半は犯罪者ということから、この地の治安の悪さが窺えます。
    そんな街に住むことになったマークはある女性と恋に落ちるも、いつしか物騒な事態に巻き込まれ・・・といった感じの、サスペンス系ラブストーリーってとこでしょうか。



    アウグストにメロメロ状態で観てる分には特に問題なく観終われましたが、どんな話だったのかとよくよく考えてみると、どうも色んなところがテキトーになってた??と腑に落ちない感じも。例えば、あの妊婦はどうなったんだっけ?とか?^^; ま、色々なことが起こるんですが、回収できてないこともちょこちょことあったようで、微妙にスッキリしない話だったかも。

    ギャングのはびこる街に放り込まれたヨーロッパの今どきのお坊っちゃまが、麻薬の売買で生計を立てている子供たちとの出会いと別れを通じて何ちゃらかんちゃら...という話なんですよね。で、訳の解らないうちにギャングの抗争に巻き込まれたような形になったりしていましたが、どちらかというと巻き込まれたというよりも、愚かにも自ら足を突っ込んでいったような感じもあって少しイラつきも覚えたり。ストーリーに無頓着な私でも、完全に♥になってた目がチョクチョク点になりましたからねぇ^^;

    ま、そんなことよりも、強烈に印象に残ったのは、アウグストによるブッ飛びダンスシーン!!クラブでのダンスシーンでは「あぁ、また踊るのね〜。結構色んな映画で踊ってるよねぇ...」なんて思いながら見守ってましたが、その後更に、奇天烈ダンスを披露!シラフでないテイなのであんなだったのだと思いますが、相当スゴいです!これまたファンは必見でしょう!(もしかしたらキライになるかも?^^;)サッカーに興じるシーンまでありましたよ^^



    DVDの特典映像もメイキングと削除シーンがたっぷりでした!上の画像はメイキングより、下の画像は削除シーンより。メイキングで見られた素のアウグストの楽しそうな様子がとっても素敵でした!削除シーンにもいいシーンが色々とありましたよ!こうして特典ででも見られて良かったです。終盤のホテルのシーンの最後の部分は削除で正解だと思いましたけどね。あんなわざとらしいメロドラマ仕立てはイタダケナイですもん^^;
    ま、なんだかんだで結局ガッツリ楽しんでおります♪だってステキだものぉ〜!キャキャキャdiehl


    ::2014/6/5埋め込み::





























    【白いドレスの女】(1982年)

    なんとなくタイトルに惹かれて録画してみましたー^^
    不倫の末、夫を殺そうというサスペンスです。真夏に冷房なしで観ると臨場感が出そうでした。
    ※以下、ネタバレ寄りになっちゃいました。すみません。


    ◆白いドレスの女(Body Heat)1981年 監督:ローレンス・カスダン
    ●ウィリアム・ハート●キャスリーン・ターナー●ミッキー・ローク●リチャード・クレンナ●テッド・ダンソン●J・A・プレストン●ラナ・サウンダース●キム・ジマー

    「誘う女」とか「氷の微笑」とか...?という少ない私の悪女系サスペンス(脳内)ライブラリの並びに、この度この映画が加わりました♪ 男女が出会い不倫が始まり...という話なのでベッドシーンが多く、古い映像の雰囲気と相まって「ポルノ?」って感じにも思えましたけど(笑)バックに流れる音楽もまた随分官能的ですし。しかし殺人が絡んできますので、やはり明らかなサスペンスですね。

    個人的には、サスペンスだとは分かってて観始めたものの、エロくて素敵なキャスリーン・ターナーを落としたウィリアム・ハートに全然魅力が感じられないわねぇ〜ってとこに気が散ってしまったのが、ちょっと失敗^^;そのせいなのか、キャスリーン演じるマティを終盤までかなり信用しちゃってて、彼女に味方する目線で観ちゃってましたから。あ・・・最初から「悪女系」だなんて言っちゃったらマズいですかね?私のように見事に騙されて観られれば、面白さ倍増ですもんねぇ。すみませんすみません。

    私としては、自分が引っ掛けたつもりの女に翻弄される男というのは、観ていてちょっと小気味よいんですよねー。男に何か怨みでもあんの?と思われそうですが、多分別に無いです^^

    現実にはできないけれど、きっと心の何処かに男を尻に敷きたい願望でもあるんでしょう(笑)腕力でも頭脳でも「私では男性には勝てない」という悔しさが前提としてあるからでしょうけども。(大半の女性にも勝てませんが、女性というだけで味方してしまう節もあります。)そういった意味では、観終わっての個人的な感想は「痛快!!」だったかもしれません♪

    主人公ネッド(W.ハート)にも助言をしてくれる友人が何人か居り、その友情に気持ち良さを感じましたし、騙されるネッドが可哀想にも思いましたが、自分で決めてやったことじゃん!と、厳しめのコメントが残っちゃいます^^

    しかし、あれだけ賢かったマティなのに、彼女の企みが決定的にバレた理由がマヌケ過ぎですよねぇ。ストーリーとしては、いつかはネッドにバレなきゃならないでしょうけども、何かもうちょっと "小さなほころび" にしてもらいたかったですね。

    あと、動いてる "若い" ミッキー・ロークを実は今回初めて見ました!最近のゴッツい風の彼しかちゃんと見たことなかったので、若い頃の出演作に興味を持つことも無かったのですが、ここで偶然見かけた彼は超キュートでした!!

    [メモ]小っさいおっさん呼ばわりされてたマティの夫を演じたのは、「暗くなるまで待って」の素敵なマイク役リチャード・クレンナ。





















    【ミッドナイト・イン・パリ】(2011年)

    すっごく楽しみにしていた作品です!
    アウグスト・ディールにしか興味が持てない期間中に観るのはヤバいかな?という不安もありながら観ちゃいましたが、ちゃんと楽しめました!!これだけ素敵な映画だと大丈夫ですね♪


    ◆ミッドナイト・イン・パリ(Midnight in Paris)2011年 監督、脚本:ウディ・アレン
    ●オーウェン・ウィルソン●レイチェル・マクアダムス●マイケル・シーン●ニーナ・アリアンダ●カーラ・ブルーニ●コリー・ストール●キャシー・ベイツ●マリオン・コティヤール●エイドリアン・ブロディ●ガッド・エルマレ

    主演と知った時、「ウディ・アレンの映画にオーウェン・ウィルソンって...どうなんだろ?」と、実は漠然と違和感を感じてたんですよ。でもまぁ、オーウェンを主演にするということは、オーウェンらしい男が主役のお話なんでしょ?と想像してました。
    で、実際に観始めると、やっぱりアレンを投影した感じの主人公じゃないですかー。オーウェンって、1920年代のパリに恋焦がれるって感じではなくないですか?しかも小説家志望の脚本家。う〜む・・・と唸ってしまいました^^; が、観ているうちに、純粋っぽい夢見がちな男って、オーウェンのイメージじゃん!とちゃんと納得できるんですよね〜。スゴいわぁ〜♪

    この映画は「カイロの紫のバラ」のように、ウディの「もしも・・・」という妄想や願望を映像化したんじゃないかしら?って感じの楽しいファンタジーです!
    芸術各界の黄金期・1920年代パリにタイムスリップする話ということで、その後の時代では偉大な巨匠と崇められている作家・芸術家たちが続々と登場してワクワクさせてくれていました♪

    知ってる名前が出たってだけで胸が踊るミーハー気質の私が楽しめたのですから、当時の文学や絵画などに詳しい、もしくは興味がある人なら確実にテンションがあがるでしょう。また、この主人公(ウディもなのかな?)のように "20年代パリ" に憧れを抱く人なら、夢見心地になること必至!じゃない?きっと^^



    過去の名作・傑作や大家に憧れたり影響を受けたりするのは何も悪いことはありませんが、懐古主義は大概にしとかんとね〜、というテーマは好みでしたが、そういったことを主人公に一気にセリフでしゃべらせるってのは・・・ちょっと無粋なんじゃない?なんて生意気なことも考えたりしつつ(「BTTF3」の最後を思い出しちゃったよ^^;)、全体的には十分に楽しみました!

    現実(現在)での主人公の "合わない" フィアンセを演じたレイチェル・マクアダムスの憎らしさも凄かったですが、イヤミな知ったか男を演じたマイケル・シーンも妙にピッタリで良かったですね♪ あと、ガッド・エルマレ(「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」)は探偵として渋く登場しましたが、絶対ギャグ要員に違いない!と思ったら案の定で安心しました(笑)

    1920年代シーンなどに登場した憧れの人々が、私にはほぼ名前と代表作のみの知識だったり名前すら知らなかったりだったので、適当にWikiって「続き」にまとめておきましょう^^
    owen






















    【Wer Wenn Nicht Wir】(2011年)

    :: 記事後半では手の付けられないエロババァと化しますのでご注意ください ::

    2011年ベルリン国際映画祭にてアルフレート・バウアー賞とやらを受賞した作品とのことです。
    60年代学生運動からドイツ赤軍という "そっち系" の映画。アウグスト・ディールが主演なので観てみましたー。日本盤は出てませんでしたので、今回はUK盤で。


    ◆Wer Wenn Nicht Wir(英題:If Not Us, Who?)2011年
    監督、脚本:アンドレス・ファイエル
    ●August Diehl●Lena Lauzemis●Alexander Fehling●Michael Wittenborn ●Susanne Lothar

    タイトルの「Wer wenn nicht wir」は、
    wer = who, wenn = if, nicht = not, wir = we → 「If not us, who」ってことですね♪
    調べましたよ。「ヴィア・ヴェン・ニヒト・ヴィア」で、「オレらじゃないなら誰」、要は「ウチらがやらな誰がやるんやて」ということでしょうか?(訛り過ぎ)いかにも戦う気満々ですね^^

    日本赤軍は聞いたことがあってもドイツ赤軍(RAF)とかって全然知らないので、この映画を観た後に適当にWikiってみました。要はテロ組織ですよね。読んでいくと、この映画にも登場した【バーダー・マインホフ・グルッペ】というのが出てきましたよ。若者を中心に形成されたバーダー・マインホフ・グルッペは、西側資本主義の打倒〜世界革命を目指して暴力的な反体制活動をしていたそうです。「バーダー・マインホフ 理想の果てに」という映画もあったみたいですね。

    本作での主人公は若い作家ベルンヴァルト・フェスパー。学生時代から付き合い始めた彼女グドルン・エンスリンと、やはり反体制活動に燃え(?)小さな出版社を立ち上げます。二人は(微妙にヘンテコな)恋人同士の関係を築くも、ペンで戦うというベルンヴァルトの生っちょろいやり方に業を煮やしたグドルンがやがて、より過激なアンドレアス・バーダー等のグループに加入。同時に恋人としてもアンドレアスに乗り換えてしまい・・・というラブストーリーになっていました。

    このグドルンという女性は、バーダー・マインホフ・グルッペの中心人物として有名な人物のようです。なので、グドルンをそちらの方でご存知の方には、彼女の赤軍加入に至る経緯や葛藤なんかもわかる興味深い話かもしれません。グドルンを演じた Lena Lauzemis という方は、ジェイニファー・ジェイソン・リーあたりを彷彿とさせるクールな眼差しがとても素敵な、ちょっと好みの女優さんでしたよ。



    しかし正直私には、英語字幕で観るのはちょっとキツい映画でした^^;セリフの内容が堅い所もありますからね〜。難しい言葉が多過ぎるというわけでもないかもしれませんが、日本語で読んだとしても私は恐らく「面倒くさいなー」とか思っちゃう感じの会話もチョクチョクあったので、頭に入らない部分も多かったです。でもラブストーリーとして観られる部分については、喜びやせつなさなどを十分楽しめました。

    劇中ところどころに当時の資料映像(本物だと思いますが分かりません)が挿入され、バックには60年代当時のヒット曲が流れ、ドキュメンタリ風のつくりにもなっていました。その中で、個人的にウヒョ〜!!となった部分が!
    主人公達の、車でお引越しシーンで流れた曲が Spencer Davis Group の「Keep on Running!私の中では完全に "私のアウグスト・ディール" と "私のスティーヴ・ウィンウッド" の奇跡の共演ですよ!ここでこんな至福が待っていたとは〜!!ヒュ〜

    で、アウグスト・ディールですがー、今回はちょっとムニョっと膨らんだ状態で登場です。実在した人物を演じていますから、髪型も含めご本人に似せてきたのでしょう。まぁ仕方ありません。こんなおっさんが若い学生だなんてちゃんちゃら可笑しかろうが何だろうが、可愛いものは可愛いからいいんですよ♪
    そんな風貌でもイチャイチャシーンも多い役でしたね〜。恋人/妻とはもちろん、浮気まで繰り返してたり!しかし相変わらず彼のベッドシーンはサワリだけ。あっさりしたモンです。なぜでしょうねぇ?ドイツ映画ってそういうモン??・・・と思ってたら、別のイケメンはネットリと見せてくれておりましたわ。まぁ、イケメンが登場するならプニョプニョ君はお呼びじゃないんでしょう。残念でございました。

    しかし今ハヤり(?)の "妻の不倫現場に遭遇" シーンがケッサクでしたね〜^^ こちらの場合この男(アウグスト)は、自分もそれまでに散々やってきたので妻を責めるわけにもいかず、相手の男に小声で「他にヤる女はいなかったのかよ!」と文句言うだけという(ノ∀`) ここでアホみたいにキレる役だったらどうしようかと不安になりましたが、そうでなくて良かったです(笑)



    ・・・が!!終盤、油断したところでトンデモないモノが!!!セックスとは無関係のシーンでブランブランですよ!!チラっと見えたどころじゃないですよ!!ブランブラン!!
    巻き舌でどうぞ!はい、ブランブラン、ブラブラブラ〜ン!!!

    目にしたソレ自体についてのコメントは控えますが(笑)、これぞ輸入盤の醍醐味ですよねー!丸見え!鼻血ブー!!(それ、何を注入したの??って感じのヤバい腰周りからは目をそらしておきましょう^^;)*ちなみにこのシーンは結構シリアスな場面です。スミマセンスミマセン

    ここに画像を載っけるわけには参りませんので、YouTube 貼っときましょうかね^^ 2011年のドイツ映画賞授賞式のワンシーンです。ノミニーの紹介ビデオに一部が使われてます。さすがにそこではかすかにしか見えませんけどね〜♪
    →こちら(YouTube)
    diehl


























    【アルフレード アルフレード】(1972年)

    '70sヨーロピアンを求めて録画してみましたー。イタリア映画ですが、主演はダスティン・ホフマン。全編イタリア語で、ダスティンのイタリア語のみ吹替えのようでした。ナレーションによる彼のモノローグが話を進行し実際のセリフは少なめだったので、見た目に違和感は無かったです^^


    ◆アルフレード アルフレード(Alfredo, Alfredo)1972年 監督:ピエトロ・ジェルミ
    ●ダスティン・ホフマン●ステファニア・サンドレッリ●ドゥイリオ・デル・プレタ●カルラ・グラヴィーナ

    気弱で奥手な銀行員のアルフレードが恋した相手は、非常識なほど情熱的な女だった!
    物語は、アルフレードと妻マリア・ローザの離婚調停シーンから始まり、遡ってそこまでの経緯が描かれていきました。

    親友オレステの助けを得て、いつも物陰からこっそり付け狙ってた彼女とついに知り合うも、常にモテ役のオレステがやっぱり彼女といい感じ。しかしなんと彼女が選んだのはアルフレード!!舞い上がって付き合い始めるも、彼女の束縛は尋常じゃなく・・・という、笑えない状況がやたら可笑しいコメディでした!

    アルフレードのように、うんざりしながらも惚れた弱味でなんとなく交際を続けてしまった挙句に、相手に押され相手の家族に押されて結婚に持ち込まれてしまった!こんな話も世の中にはあるんでしょうね〜。うちの親からもそんな話を聞いたような・・・^^;「とにかく結婚できればいい」とか「お似合いだからくっつけちゃいましょ」なんてお節介のお陰で結婚した夫婦もそうですが、本人がしっかり納得しないまま結婚したカップルが上手くいかなくても不思議はないですよね。でもそんな時のために離婚ってシステムもありますから^^

    結婚前からはっきり分かっていたマリア・ローザの度を超した束縛に加え、結婚後すっかり女王のようになり威張り倒す妻とその両親に翻弄され疲れ果てたアルフレードも離婚を決意したわけです。・・・が!私、これを観た後に調べて初めて、とても重要なことを知ったんですよ。


    この映画が面白かったので、監督ピエトロ・ジェルミの代表作なんかを調べようとWikiってみたんです。「イタリア式離婚狂想曲」という作品が有名だそうです。で、リンクをたどってそちらのあらすじを見ると、やっぱり面白そう!ところがそのあらすじの中に「ん???」って部分が。
    「イタリア法の下では離婚は許されていない」
    え!?どうなってるの??と更に調べてみました。なんとイタリアでは1970年まで離婚という制度がなかったそうですね。宗教の影響だそうです。(形だけでも「別れる」手段はもちろんあったそうですけど。)この映画「アルフレード アルフレード」の1972年時点には既に法的には認められていたようですが、まだまだ簡単ではなかったでしょう。現在でも離婚の正式な手続きが完了するまでに3年とかかかるそうですし。

    ということで、この映画では「これでも "離婚はアカン" と言いますか?」ということを風刺していたのかもしれませんね。「これでも」って部分はもぉ腹がパンパンになるくらい充分に表現されてましたからね〜。でも逆にマリア・ローザを基準として「君んとこなんか、まだ全然大丈夫じゃん」と却下されたりして^^;

    個人的には、相手がこんな女じゃなければ "宝探し" のクダリはちょっと面白そうに見えたし、宝物のアイディアもステキだと思っちゃいましたけどねー。
    喜劇らしい軽快な音楽も素敵でした。「Mormorio Cittadino」























    【ヤング≒アダルト】(2011年)

    どうも賛否両論との噂を聞いたので不安でしたが、各賞にノミネートされていたのが気になったので、録画して観ましたー。


    ◆ヤング≒アダルト(Young Adult)2011年 監督:ジェイソン・ライトマン
    ●シャーリーズ・セロン●パットン・オズワルト●パトリック・ウィルソン●エリザベス・リーサー●コレット・ウォルフ●ジル・アイケンベリー●リチャード・ベキンス

    こんなヤツいる??って感じの現実味の少ない主人公を扱っているのに強烈にリアル、というなんだかスゴい映画ですね。37歳バツイチ、恋人無し、仕事は成功しているようで微妙という主人公女性が、自身が最も輝いていた頃を取り戻そうと暴走するお話です。

    「輝いていたあの頃」ってあります?私は・・・恐らくこの人生で輝いたことなど無いですね(笑)なのであの頃に戻りたい願望もないし、過去の選択に関する後悔も特にないので、そういった共感は個人的にはないです。あ、別に共感しなくていいんですか?^^;
    ま、とにかく主人公メイビスがそれを考え始めたきっかけ、実際の行動がどうも変なんですよ!

    彼女の、ビョーキか!ってくらいイタイタしい思考・行動を観ながら、何度○マブッ子氏のブログを読めば?と思ったことか(笑)幸せな家庭を築いている元カレとヨリを戻そうという激しい勘違いによる暴走の数々は、言い訳できるものではないですよね。ま、そもそもメールを送ってきた彼が悪いような気がしますが、単なる一斉送信でしょうし内容は赤ちゃん誕生のお知らせですから。自分に対して気持ちがあるって解釈はありえません。

    しかし彼女からすればそれが自然。相手に嫁が居ようが関係ない!抜群の美貌を誇る人気者だった高校時代から「自分が上」が当たり前で、自分の思い通りにするのは容易いことだと信じるメイビスですから、その辺に不自然さはありません。でもこの彼女の発言は?
    「彼は私と結ばれる運命なのよ!」
    はい???それいったいどこから出てきたんスか??^^;決して頭の悪い人間ではないはずですが、頭の中は相当混乱しているようです。なにせ、元カレがどれだけ幸せ自慢をしようと彼女の脳内では全て「嫁と赤ん坊に縛られて可哀想!そんな不幸から私が救ってあげるわ!」に変換されるんですから。もう話が進むほどイタさが増すばかり♪

    都会ではゴーストライターとしてこき使われジワジワと負け犬感を感じるけども、田舎へ帰れば私は女王様!なはずの彼女が目の当たりにしたのは、実は憐れみ。いくら一人の時にはボロい格好でコーラ飲んでゲプッとやってる遠慮する相手もいない暮らしをしていても、勝負時にはやっぱり抜群の美しさを発揮する彼女ですが、相変わらずの勘違いな高飛車っぷりは誰が見てもイタいわけです。20年ぶりに再会した同級生から「高校時代とちっとも変わってな〜い♪」は褒め言葉かと思ったら大間違いなんですね^^;

    そんな中バーで偶然再会した、高校当時には交流もなかったオタク男子マット(パットン・オズワルト)と飲み友になれたのは良かったですね。相手が自分に憧れてることにつけ込んでいい様に利用してる感じもありますが、彼が言いなりになるばかりって雰囲気でもないですし。この彼がメイビスを特にチヤホヤするわけではなく、ハッキリ忠告したり非難したりしつつも突き放すわけでもないという男前でね。ま、メイビスは聞きやしませんが彼はいい男に思えたんです。

    ストーリーはガッツリコメディではないですし、時にはズーン...とした雰囲気もありますが、随所に笑いどころ(苦笑い?)があり面白く観られました。コンパクトにまとまってましたしね。教科書通りな結末でなかったところもお気に入りです。作者が「別に "いい話" じゃなくたっていいじゃん」って言ってそうな "してやったり" 感が個人的には妙に面白かったです。ま、とにかくしっかり前向いて頑張るしかないですね。強く生きていってください(笑)

    [メモ]あの曲は Teenage Fanclub の「The Concept」





















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