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    • 2023.12.07 Thursday
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    【もうひとりの女】(2006年)

    まだ続きますよ〜 アウグスト・ディール出演作品!
    これも主演と言っていいでしょう!たっぷり観られるだけで嬉しいですね〜♪
    まだついて来てくださってますかー?^^;オーイ


    ◆もうひとりの女(Ich Bin Die Andere)2006年
    監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ、原作、脚本:ペーター・マルテシャイマー
    建築士のファブリは、仕事で訪れた町の宿泊先で一人の娼婦と一夜を共にするが、その女は翌朝には姿を消していた。ところがその日、契約に出向いた会社で顧問弁護士として紹介されたのは昨夜の女。しかし彼女は初対面の素振りしか見せず・・・

    うほほほ!うきゃきゃきゃ!!うひょぉ〜!!
    と、訳のわからん奇声を上げずにいられない、(*´д`*)ハァハァ な映画でございました♪

    内容はね、まぁ・・・解らない話ではないんですが、謎が多い・・・というか大きな謎を引きずっちゃったんですよね〜。大事な部分がどうも解せないんで、微妙に入り込めない所もありながら観終わった感じでした^^;
    だってね、以下、ネタバレになりますけどー、たまたま寝ただけの娼婦かと思ってた女の素をちょっと知っただけの関係で、「彼女と結婚したい!!」なんて何故思えます??婚約寸前の彼女を振ってまで、ですよ?ミステリアスな二面性にヤられちゃうんですかねぇ?それでも彼女と父親のあの奇妙な関係を見たら、普通は引くんじゃないのかな?それを逆に「僕が彼女を救う!!」なんて健気に考えちゃったってわけですかね?自分でも「どうせ手に負えない」と言ってたくせにぃ。



    彼女の方もね、あ、彼女はある事情により二重人格になってしまってる人なんですがー、素の自分が、誤解とは言え一度この男に襲われそうになったんですよ?そのせいで仕事をしばらく休み実家にこもってたのに、そこへ訪ねてきた相手の男に「ここまで来てくれたのね♪」???しかも「家族に紹介するわ」???いやいやいや、「何しにきたのよ!」と追い返して当たり前の場面では?! ファブリを夕食に招きつつ、父にベットリな自分を見せたというのが、「歓迎してないし」の意思表示だったんでしょうか?

    何度観ても、二人が何考えてんのかよく解んなくて・・・^^;頭の回転が悪くて申し訳ないですけども。ま、まだまだ何度も観るでしょうから、いつか解るかな。

    そんなことよ・り・も、アウグスト!!あれも脱ぎ脱ぎこれも脱ぎ脱ぎ!!素っ裸ですよ!!見えそうで見えませんでしたよ!!! チラッとでもポロリしてないかとよぉ〜く目を凝らして見たけど、見えてませんでしたよ!鏡に映ってないかと戻して何度も見たけど、見えてませんでしたよ!(落ち着け、私!)
    えーと、「ヘア無修正」程度でございました。背中からお尻近くまでほくろが続いておりました。ごちそうさまでしたm(_ _)m(日本盤DVDですから、それ以上はそうそうお目にはかかれませんよね) しかし実はあんまり濃厚なベッドシーンってものは無くて、事前事後ばかりだったんですよね。まぁいいんですけど。


    個人的に一番のお気に入りは、安ホテルでの "おあずけ" シーン♪
    興奮のあまり(?)シャクレ気味になった表情がやけにリアルでもンのスゴい可愛いの!!(;゚∀゚)=3 ウヒョ〜
    しかもチューした後なんで口紅が移ってるのがまたいいのよ!!キャー

    それにしても、この二人の年の差もどうなんスかねぇ?娼婦な彼女とのシーンなんか、どう見ても25歳の青年が40のオバチャンに弄ばれてる感じでしょ?劇中での年齢設定ははっきりしてませんでしたが、役者さんの実年齢は29歳と42歳くらいだったようです。年齢の問題だけじゃないんですけど・・・どうも謎な感じじゃないですかね^^;ホント、おかしいくらいに主人公ファブリが恋に狂っちゃってんですよ。恋しくて恋しくて涙出ちゃう〜!ってくらい。今の私とお・ん・な・じ!(バカ 笑)で、やっぱりなんで???って思っちゃう^^;フムー

    カワイー!(*≧∀≦*) でもなぜそこまでー??( ̄◇ ̄;)

    しかしこのヒロイン、カロリンを演じたカッチャ・リーマンは不思議な魅力のある女優さんですねー!素のカロリンの時なんか、娼婦メイクの時とは打って変わって少女のようなあどけなさ。いかにも不安定そうな表情もステキでした。挑発的な娼婦の顔も別人のようでスゴかったですし!

    ま、とにかく、謎な女に夢中になっちゃう恋する男子なアウグスト・ディールがガッツリ堪能できて大満足でございます!diehl























    【Slumming】(2006年)

    またまたアウグスト・ディール出演作品です!!
    日本盤が出ていないオーストリア映画です。映画チャンネルでも放送される気がしないので、輸入盤をチェックしてみることに。英語字幕がついていたので、初めてドイツの Amazon からお取り寄せしてみましたー^^


    ◆Slumming (2006年) 監督:ミハエル・グラウガー
    ●マイケル・オストロウスキ●アウグスト・ディール●パウルス・マンカー●Pia Hierzegger●Maria Bill●Martina Zinner●Brigitte Kren

    あら〜!こんな役もあるのねぇ〜!!という感じの、ヤンチャ風の若者を演じていました!ヤンチャって言うと聞こえはさほど悪くないですが、実際は度が過ぎるイタズラを繰り返す、タチの悪い問題児。 "児" ったって恐らく30過ぎの役なんで、オトナになれないヤツってとこです。

    出会い系サイトで知り合った女と待ち合わせ、テーブルの下でこっそりパンチラを撮影する、なんてことを日常とするウィーン在住の友人同士の二人。セバスチャンの方は、リッチな親のお陰で働きもせず楽に暮らしてる甘ったれのボンボンです。そんな退屈な毎日の中で、隙あらばイタズラを仕掛けるというコドモみたいなことをし続けてる様子です。

    ここでのアウグストは、ヒロインとなる女性が写真で見て「女の子みたい」と言ったほど可愛らしかったっスねー!
    だって、こんな←だもの!!おぼっちゃま的な可愛らしさって感じ?いい感じに前髪も下りてるし、スタイルもステキ♪笑顔もいっぱい見せておりました!今んとこ観た中ではこれがダントツにステキだったわ〜^^

    物語は、そんな二人が行き過ぎなイタズラをしたことにより、こんな日常から抜け出す方向へ動き出した・・・のかな?的なお話でしょうか。そのイタズラとは、雪の積もった屋外で泥酔して寝込んでた人を見つけて、助けるどころか隣国チェコの見知らぬ土地に運んで放置するという、危なすぎなヤツ!しかしセバスチャンにとっては面白いイタズラでしかないわけですよ。「あいつ、起きたら駅が縮んだと思うんじゃね?うひゃひゃひゃひゃ!!」てなもんで。ま、実際それ自体、物語のアイディアとしては面白いとは思うんですが・・・。

    映画は、二つの物語が同時進行という形になっていました。セバスチャンの恋愛と変化の物語と、置き去りにされた不運な酔いどれ詩人のロードムービー的な物語。全体的にはまぁ面白かったですが、とりわけ詩人を演じたパウルス・マンカーのやり過ぎないリアルな演技が素晴らしい映画でしたね^^
    ・・・っていえいえ、もちろんアウグストが見たいだけの身には、それ以上に大変なお宝映画でございましたよ♪



    ところで、セバスチャンと付き合うか検討中のヒロインが友人から聞いた情報が気になりましたね〜。「彼と一夜過ごしたことあるわ。でも本番はなかったのよ。一晩中 hard-on しっぱなしではあったけどね!」
    ちょちょちょちょちょ!なんですって?!ヤル気はないけど身体は嘘つけない的な?いや〜ん!想像しちゃったじゃないですかぁ〜 どうなの?そうなの?

    (≧∇≦*)キャー

    あと、特典映像にあったワンシーンが笑えました。
    リハーサルでヒロインにキスを断られてて><カワイソー!つか、もったいねー!
    その権利よこせー!!ガルルルルdiehl


























    【ヒトラーの贋札】(2007年)

    2007年、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品だそうです。よく見たら、主要登場人物の一人が原作の作者なんですね。映画はフィクション混じりになっているようです。


    ◆ヒトラーの贋札(Die Falscher)2007年 
    監督、脚本:ステファン・ルツォヴィツキー、原作:アドルフ・ブルガー
    ●カール・マルコヴィックス●アウグスト・ディール●デーフィト・シュトリーゾフ●マリー・ボイマー●アウグスト・ツィルナー●マルティン・ブラムバッハ●ドロレス・チャップリン

    戦争映画や戦時中の話はそうそう自分から観ようとはしないんですが、実はこれ大戦中のユダヤ人強制収容所内の話、しかも実話。簡単なあらすじに "ナチ" だの "ホロコースト" だのというキーワードが入っているだけで避けるくらいの臆病者な私に鑑賞を決意させた(笑)のは、もちろんアウグスト・ディール。この話の原作者となる人物(主人公ではない)を彼が演じていました♪

    これはハッキリ言って、観て良かったですね!舞台が舞台ですから決して明るい話ではありませんしキツい場面もありますが、見てるのがツラいばかりの雰囲気じゃなかったんですよ。クラシックや軽音楽風のBGMも助けになりましたし、とても見やすかったです^^

    贋札作りを監督する少佐が、いわゆる軍人的な憎らしいタイプではなく、(当然仕事がら高圧的でもありましたが)物腰が柔らかく見える...と言うか人の使い方を心得てる風というか、感じの "良さそう" なキャラだったところが、私にはかなりの取っ付きやすいポイントになっていました。

    主人公は紙幣やパスポートなどの偽造を生業としていたユダヤ人のソロヴィッチ。彼はついに逮捕され、犯罪者としてユダヤ人強制収容所送りになったところ、他の被収容者数人と共に、収容所内の隔離された場所へ移されます。そこではナチス・ドイツの「ベルンハルト作戦」の要、贋札作りが行われていて、それに役立つ専門技術を持つ者だけが集められたということです。そこで一般ユダヤ人被収容者とは雲泥の差の待遇を受けながら、絶対に見破られない贋ポンド紙幣と贋ドル紙幣を作らされるという話です。

    憎きナチスのために働かされるのは当然本意ではないながら、それと引き換えに柔らかいベッド、マシな食事、温かいシャワー、更に軽い娯楽まで与えられる。そして何よりも、"技術を当てにされている間は" 殺されることがない。とにかく生き延びるため、言われるがままに働くしかないわけですね。

    そんな中、やはり出てきます。「オレはやらねー。殺されたってかまわねーし。」という正義派。それがアウグスト・ディール演じるブルガー・原作の著者です。
    彼が仕事をしないから贋札が完成しない。当然「まだかまだか」と矢の催促があり、しまいには「おどれら早よせんかい!ブチ殺すぞコラ!」って話になるわけですよ、文字通り。
    むぅ・・・。

    こんなヤツが混じってたら、他の作業者たち同様「こいつのせいだ」と言いつけたくなりますねぇ。ところがリーダーのソロヴィッチがさせないんですよ。なんでですか?ソロヴィッチの考えが私にはよくわからず・・・。これって結構話のキモですよね^^;困ったな。 ナチなんかに協力などできないと、危険を顧みずサボタージュする男と、そんな男のせいでも密告は断固反対した男。同じ自分の信念を頑なに貫こうとする男でも真逆なわけですが、どちらにしても他人に押し付けるものでもないよなーとか思うんですけど・・・。

    ま、正解など無いにしろ、私たちは結末まで見てからあーだこーだと "後出し文句" でも何でも言えますが、実際の現場でどんな選択をすればよいのかって・・・分からないですよね。こっちを立てればあっちが殺され、あっちを守ればこっちがひどい目に・・・ジレンマに苦悩するばかりということはわかりますが、いずれにしてもこんな状況、恐怖しかありませんし。(やっぱこういうの見るの、キツい><) て言うかそもそも、あのおっさんの一声で口をつぐむものかしら?



    そんなこと(^^;)よりもぉ〜!お気に入りポイントをここ↑に集約しちゃいました!
    卓球お上手ねぇ〜♪とか、取っ組み合いのケンカなんかしちゃってもぉ!♪とか、無心でシャワーに打たれちゃう横顔がステキ♪とか、床激しくゴシゴシする姿がきゃわゆい〜♪とか、んまぁ〜お口開けておネンネね〜♪とか!
    もぉド叱られちゃいそうなくらいストーリーそっちのけでキャピキャピしちゃって申し訳ないですけども、どぉ〜しても目が彼ばかり追っちゃうものでねー^^

    全体に派手なわけではありませんがテンポが良かったですし、途切れない緊張感を感じながらも、贋札作りの工程やそれに携わる人々の人間模様などで魅せる "娯楽作品" として楽しめてとても良かったです。トーンの暗い映画を敬遠しがちな方も、これはチャレンジなさると良いと思いますよ。お薦めです!

    と、ここまで書いてからDVDを買いまして、特典映像を観てみました^^ 実際にこの現場を体験した原作者であるブルガー氏が凄い勢いで熱く語る、来日記者会見の模様がとても興味深かったです!劇中のどんなことが本当で何がフィクションなのかも力強く語ってらっしゃいました。所々で「私のこの著書を読めば書いてあるから!」というセリフをはさんでましたが、読まなくても既にあなたがガッツリ話してくれたじゃないの^^;って感じで(笑) 
    で、どうも「どうなのかしら??」と思った所はフィクションだったようですね。"ドラマ" になるエピソードを加えたという感じでしょうか。あ、フィクションに対する文句ではありません。物語の面白味になっていたと思いますよ^^diehl



























    【タトゥー】(2001年)

    引き続き、アウグスト・ディールを求めて買いました!彼が主演のサスペンスです^^
    まだまだ若い頃なので美しいですよぉ〜


    ◆タトゥー(Tattoo)2001年 監督、脚本:ロベルト・シュヴェンケ
    アウグスト・ディール●ナデシュカ・ブレニッケ●クリスチャン・レドル●イルクナー・バハディル●ジョー・バウシュ

    警察学校を出たばかりの青年が主人公です。出たと言っても成績は最低、配属部署には写真現像(?)を希望し、事務仕事なんかでのんびり務める気しかないヤル気のない若者。それを演じたのが当時25歳のアウグスト・ディール♪ クラブでドラッグを摂取しヘロヘロと踊る無気力系。いいですねいいですねぇ〜 そんな感じがアウグストに一番似合うとは言いませんが、違和感はありません。ていうかカッコいいです!^^

    そんな主人公がなぜか無理やり殺人課の暴れん坊系刑事ミンクスと組まされ、衝撃的な事件に携わることになるという話です。その事件というのが、とても独創的!なんと人の肌に入れられたタトゥーが、芸術作品として売り買いされているという。中でも伝説の日本人彫り師ヒロミツによる数少ない作品は、コレクターが目の色を変える逸品で価格が高騰しているそう。

    なのでそれ狙いで殺人事件がおきまくってしまう、というわけです。

    売買とか簡単に言いましたが、人の肌に彫られているものですから、売買するには皮を剥ぐしかないわけですよ。猟奇的なヤツですよ、これ!ヒィ〜 色々と生々しいものを見せられちゃいました>< 殺人現場に不慣れな新米刑事にいきなりコレはキツいですよねぇ。青い顔してヨロっとしちゃうのが可愛いかったですけど、なんか可哀想で^^;

    ところでこれ刑事ドラマなんで、最初はやる気のなかった主人公も不可解な事件に引き込まれ、怪しい男をダッシュで追っかけるまでになったわけですがぁ・・・あのぉ・・・アウグスト氏、アクション系はあんまり??って感じじゃないスか?^^; 走り方が変とか弱そうとかそういうわけじゃないんですけど、スピードも迫力もイマイチな気がして、なんつーか・・・さまにならないというか。いえ、カッコ悪くはないんですよ!断じて!ま、撮り方か何かの問題でしょうかねぇ?結局、私がアクションとか望んでないからそう見えるのかも^^;

    でも関係ないっす!!無気力顔、不機嫌顔、ビビり顔、不可解顔、脅し顔、そして寝起き顔とちょっぴり優しい微笑み!と、素敵なアウグスト・ディールがいっぱいいっぱい楽しめました♪エヘッ
    ベッドシーンなんかもありましたけど、それは女性の体ばかりフィーチャーされてましたから、まぁ・・・^^;

    ちなみに監督/脚本のロベルト・シュヴェンケ氏は、その後ハリウッドで活躍(「フライトプラン」、「きみがぼくを見つけた日」、「RED/レッド」) されている監督さんのようです。この映画も、アウグスト・ディールのファンでなくても普通に楽しめる内容だと思いますので、機会がありましたら是非♪

    それにしてもルームメイトと食べていたあの謎の物体はなんだったんでしょう?diehl


















    【青い棘】(2004年)

    とにかくアウグスト・ディールが見たくて録画してみましたー!
    青春ものですが、爽やかなお話では全然ありませんでした^^;


    ◆青い棘(Was Nutzt Die Liebe In Gedanken)2004年
    監督:アヒム・フォン・ボリエス
    1927年ベルリン。寄宿学校の同級生パウル・クランツ(ダニエル・ブリュール)とギュンター・シェラー(アウグスト・ディール)は、対照的な育ちや性格ながら気が合う友人同士。ある週末を過ごしたシェラー家の別荘でギュンターの妹ヒルデと再会したパウルは彼女の虜となるが、ヒルデは一人に縛られたくない自由人で・・・

    アウグスト・ディールがお坊ちゃま学生でダニエル・ブリュールが貧乏学生ってのも、ソレらしいっスねー!二人ともピッタリ♪そしてアウグストのあの高貴っぽい顔!聡明そうなデコっぱち!魅力的ではありますが、画像を色々見てると「だからといってそこまで丸出しにしなくても^^;」とも思うこともある私的には、前髪下ろし気味のここでの見た目はモノっ凄い良かった!!



    1927年にベルリンで実際に起きた『シュテークリッツ校の悲劇』を元にしたドイツ映画です。この事件は知りませんでした。
    我々が死ぬ理由は愛のみ。我々が殺す理由は愛のみ。ゆえに我々は愛を感じなくなった瞬間に命を終わらせ、そして愛を奪った者を道連れにすることを誓う。
    という宣誓をし合う "自殺クラブ" を結成した二人の男子学生の物語です。

    若い頃ってこんなに「イエスかノーか」、「全てか無か」だったかしら^^;「愛がすべて」って美しく聞こえますが、青い価値観って感じですよね。特に不安定で脆い10代の時期にこんな考え方を美学とする者同士がつるめば、思いつめるばかりで不健康さが増すしかない気がします。極端な思想を持つことが悪いとは言いませんが、視野が広げられる年齢まで持ちこたえて欲しいものだなと思いました。

    しかし登場人物がこの若さでドロドロですよ。パウルが夢中になったのは友人の妹ヒルデ。それを知りつつヒルデの友人エリは一途にパウルを想う。しかしヒルデは「両手いっぱいに男が欲しい」という小悪魔。そんな彼女の現在の恋人はハンス。彼はヒルデの兄ギュンターの元恋人。いつ誰が傷付いてもおかしくない大変な状態です。



    しかし傷付くからと言って、 〔真の幸せは一生に一度しか来ない。その後は罰だけだ。だから幸せの絶頂の時にこの世を去るべきなんだ〕 なんて話がいったいどこから出てきたんでしょう。一生に一度だとしても、なぜこの幸せが絶頂だと言い切れるんですか?その後幸せがないなんてなぜ言い切れるんですか?誰が言ったんですか?なぜそう信じるんですか?今、未来に希望が持てないとしても、この先何が起きるかなんてわかりませんよ?そこまで絶望を感じているのに、今これが絶頂なんですか? "真の幸せ" はまだ来てないかもしれないですよね?うぅーーーーん、イライラしちゃう^^; 

    しかしこれ、実際に起きた殺人や自殺を描いているので、なんとなくコメントし辛いですね。ま、とにかく何よりも個人的には若く美麗なアウグスト・ディールがバッチリしかもタップリ堪能できただけで大満足です!あ、いえいえ、ツラい話ではありますが美しい映画ですよね。でもまぁ、繊細で影響を受けやすい青少年には大人になってからお薦めしたいような気がします。
    あと、あの "古き良き" な雰囲気の音楽がとぉーっても良かったです!diehl, daniel



















    【恋するリストランテ】(2010年)

    出演者に知ってる顔が一人もいないスペイン映画です。
    普通にラブストーリーって感じだったので、録画して観てみましたー。


    ◆恋するリストランテ(Bon Appetit)2010年 監督:デヴィッド・ピニロス
    ドイツ人のハンナ(ノラ・チルナー)がソムリエとして働くスイスの人気レストランに、スペイン人のダニエル(ウナクス・ウガルデ)がシェフとして雇われた。慌ただしい一日を終えたハンナは、同僚のイタリア人シェフ・ヒューゴと共にダニエルを食事に誘う。ダニエルと二人きりになった帰り道、会話が途切れた瞬間ハンナは、ふいにダニエルにキスをしてしまい・・・

    ちょっとした「スパニッシュ・アパートメント」状態の職場の物語ですね。舞台はスイス。主人公はスペイン人、仲良くなったのはドイツ人とイタリア人で、会話は英語です。ごくたまに、同郷人同士の母国語会話もあり。
    パッと見、全然フツーで特にイケてないムサいヒゲ面の青年が、ミュンヘンのレストランにシェフとして採用された所から始まります。婚約寸前だった恋人を故郷に残して外国で就職。その先で気になる女の子ができちゃったけど... と恋愛に悩み、仕事と友情に悩み、という若者の共感を得やすそうな内容です。ただ、ストーリーの運びが若干グダグダっとした感じもしましたから、強くお奨め!とは言いにくいですけども。

    恋の相手の女性はやっぱり主人公を振り回す存在です。"恋人のような友達" を求めて何かと甘えてくる彼女に苛立ちも感じながらも、こっちで見てる分には彼女の状況や言いたいことは分からないでもない...。けれど友達と恋人は違いますから、ちゃんとした方がいいですよってな感じで。しかし、ビターでありながらキレイに落ち着いた結末が、ステキな物語にしていたと思います。

    有名シェフのお店として繁盛しているレストランの厨房で働き始めた主人公。観ているこちらは当然この人がどの程度の料理人なのか知りませんから、始めはちょっとドキドキしました。失敗を繰り返す感じだったらヤダな...と。しかしその点は全然大丈夫!すぐに実力を認められる有能なシェフでした!人懐っこくて温かい先輩ともすぐに仲良くなり、仕事に関しては取り敢えずヤな目には遭いません♪ 演じた役者の、それらしく見える丁寧で繊細な手つきもステキでしたし^^いいですよね〜 あのデリケートな盛りつけをする優美な手つき!シェフってモテるんじゃないかしらん。

    主役を演じたウナクス・ウガルデという方は、一見、別に...って感じの人でしたが、とても印象的な笑顔を見せる人で好感が持てました。思い浮かぶ方がいらっしゃるかわかりませんが、ドラマ「SEX AND THE CITY」で、画廊を退職するシャーロットの後任に採用された女性に似てました。ヒゲ面なのに若い女の子に似てると思ってしまうくらい、キュートだったんですよ^^ しかしそのキュートさのせいか、どうも緊張感に欠けてない??って感じのする部分がたまに見られたのはよろしくないかもね。(ま、キュートさに注目して見てた私が悪いのかもしれませんけど)

    ところで、(劇中には特にそんな言葉は出ませんでしたが)シェンゲン協定ってのを私、知らなかったんですよ。これに加盟してるヨーロッパの国間の移動は国内旅行的に手続きなしでイケるんですってね。劇中の車で遠出するシーンで「これ今、どこまで来たんだ?」「フランス。」ってセリフがあってビックリしたんですよ。だから皆さん、ヨーロッパ旅行つったら各国をまわられるんですねー。やっと分かりました^^;

















    【シェイクスピア21-マクベス】(2005年)

    「シェイクスピア21」というのは、イギリスBBCで2005年に放送されたミニシリーズです。シェイクスピアの4作品が、舞台を現代に置き換えたドラマになっています。今回4作とも(再)放送されたのですが、「マクベス」だけを録画して観てみることにしましたー^^


    ◆シェイクスピア21-マクベス(Shakespeare Re-told: Macbeth)2005年
    監督:マーク・ブロゼル
    レストラン・ダンカンドハーティの厨房を取り仕切るジョー(ジェイムズ・マカヴォイ)と親友ビリー(ジョセフ・ミルソン)はある夜、怪しげなゴミ収集人たちに出会い3つの予言を聞く。ほどなく、一つ目の予言「ダンカンドハーティがミシュランで3つ星の評価を得る」が当たり・・・

    私、「マクベス」ってタイトルしか知らなかったんですよね。どうも殺したり殺されたりという系統で、ラブストーリーなんかではないんだな、ということだけは先日知りましたが。でもまぁとりあえず観てみたところ、凄く面白いサスペンスドラマだったんですよ。なので、原作も是非知りたいと思いまして、これを観た後にすぐ読みました!マンガを。(この意気地なし!笑)
    人間って弱いよなぁ〜・・・というお話なんですね。


    現代版ではレストランの料理人のお話になっていました。手の届く場所に分かりやすい武器がありますからね〜。グロ系食材やズバリ "血" もよい演出になりますし、いいんじゃないでしょうか^^
    ストーリーの大筋はもちろんしっかりなぞってありましたし、特に前半部分は結構細かく置き換えてある感じ。後半になると場面によっては置き換えようがなかったのか、あれはスルーこれもスルーといった部分もありましたが、心理サスペンスとしてはとても面白かったです。(若干描ききれてなかった部分もありましたが...)ゾゾっとする結末も良かったですね。

    厨房・レストラン・レストランの裏路地・ベッドルーム・洗面所...と、こぢんまりした感じでお金はあまりかかってない感じでしたが、役者陣の活躍でなかなか重厚に見せていました。中でもマクベスを演じたマカヴォイ。あんなに仕事に打ち込む生き生きとしていた人物だったのが、幻覚に怯えどんどんブッ壊れていく様子や狂気の沙汰が見事で、テレビだなんて勿体ない!って感じもしたくらい。優秀なシェフとして働く姿もとってもカッコ良かったですし^^


    3人の魔女の役割となる、3人の清掃員のおっさん(ゴミ収集人)も良かったですね!
    まず彼らの収集トラック内でのランチシーンから始まるんですよ。寒々としただだっ広いゴミ処分場に、ポツンと佇む収集車。その座席に3人並び、ビージーズの「ナイトフィーバー」をBGMに、お互いのサンドウィッチの中身の話なんかをしています。薄暗めの映像とその場所のせいで不気味さは十分ありますが、妙にゆる〜い雰囲気が漂っちゃったりして。原作を知っていて観始めた人には「何が始まったん???」て感じかも^^

    彼らがマクベスを破滅に追い込む予言をするわけですが、魔女のような邪悪な感じではなく、やっぱりなんだかゆる〜くて予言は楽しいメロディに乗せて♪しかし、全体的にダークで冷やかな映像の中に登場するそんな彼らに、逆に不気味さを感じましたねー。とても気に入りました^^

    日本盤のDVDは発売していないようなので、(普段はなかなかしない)ディスクに焼いて保存をしておきました♪




















    【バッドトリップ!消えたNo.1セールスマンと史上最悪の代理出張】(2011年)

    バッタモン臭いタイトルからB級パロディ映画だろうとなと思ったら、主演がエド・ヘルムズ!本家(?)「ハングオーバー!」シリーズで、常識派なのになぜか一番ヤバいトラブルに巻き込まれるステュを演じていた人ですね。


    ◆バッドトリップ!消えたNo.1セールスマンと史上最悪の代理出張(Cedar Rapids)2011年
    監督:ミゲル・アルテタ、製作総指揮:エド・ヘルムズ
    田舎の小さな町から出たことがない、純朴な保険セールスマンのティム。ある日突然亡くなったNo.1 セールスマンの代理として、大都会で開催されるコンベンションに参加することに。戸惑いながらもホテルに着いた彼は、悪名高きセールスマンのディーンと同室になってしまう。彼にそそのかされて酒を大量に飲んでしまったティムは・・・

    「ハングオーバー!」でステュが一番面白い!!と思っていても、だからといってエド・ヘルムズの名前に釣られて他作品を見ようと思うかと言えば「いや、そこまでは...」って感じじゃないですか?(私はそう^^;)この映画の製作総指揮を務めるエドご本人にも「自分の名前だけじゃ、ちとヨワい」という自覚があるのか、そこをカバーしようとヘルプを頼んだのが(かどうかは知りませんよ 笑)ジョン・C・ライリー。ということで一応、訳の分からんB級以下コメディではないのかもしれません♪

    内容ももちろん、別にアレの焼き直しではありません。やはり泥酔して...というクダリは似てますが、ここは "彼のお約束" でいいでしょう。邦題にあるように『No.1セールスマンが消えたので、その代わりに出張に行ったけど最悪な展開に...』といった話です。しかし「こんな邦題、無理矢理似せて付けただけで、内容に沿ってないんでしょ?」と思うじゃないですかー?「消えたNo.1セールスマン "と" 」じゃないじゃん!みたいな。ところがそれが、実はちゃんと関わりがあったりしてんですよね!ちょっとビックリしました^^
    とは言っても「史上最悪の」は言い過ぎでしょうけども(笑)

    エド演じる主人公は、純粋で少々世間知らずの超真面目な田舎の中年男。出世は出来ないけど地道にコツコツと仕事をこなし、顧客に愛される地味なおっさん。スティーヴ・カレルがやっていそうなキャラクタです。正直冒頭ではカレルと見間違えたくらい^^;そんな彼が自社のNo,1セールスマンの代わりにコンベンションに参加することになるわけです。

    そこで出会うのがジョン・C・ライリー演じるディーン。下ネタ大好きの下品なおっさんキャラです^^見るからにこの男がトラブルの元凶となり引っ掻き回して主人公が酷い目に遭いメチャクチャされる、といった話になりそうですが、意外にも彼はそれほどのモンじゃなかったんですね。いえ、トラブルを招くような部分もありますが、幸か不幸か「おバカで最悪!」と嫌悪感を抱くほどのキャラじゃなかったんですよ。むしろハートの温かい頼れるオヤジだったりするので驚きです。

    ということで、本来ジョン・Cが笑いどころをガンガン持ち込むべきキャラかと思いますが、そうでもないため、全体に笑いは薄くなってました。しかし物語としては実は、真面目で一生懸命な男の失敗や葛藤、そして成長を描く、どちらかと言えばほっこり系だったりするので、「爆笑の連続!」を期待したりしなければ、それなりに楽しめる映画だったと思いますよ。ジョン・C等、頼れる兄貴たちとの謎の友情のお陰で後味が良いため、ちょっとステキな映画を観たような錯覚(笑)を起こしちゃいました^^(実際はおバカっぽいし下ネタも多いのでご注意ください)

    なにはともあれ、シガニー・ウィーバーの役どころにはビックリしました!

















    【スーパー・チューズデー 正義を売った日】(2011年)

    政治のことなど(しかも海外のだし)よく知らないし、あまり興味もないので、「堅い感じだったり難しくてよく解らないようなら、すぐ観るのやめちゃおう」くらいの感じで取り敢えず再生してみました。が、全然大丈夫でしたね!思いのほか面白かったです♪


    ◆スーパー・チューズデー 正義を売った日(The Ides of March)2011年
    監督:ジョージ・クルーニー
    大統領候補のモリス(ジョージ・クルーニー)の選挙参謀スティーヴン(ライアン・ゴズリング)は、選挙戦最大の山場となるスーパーチューズデーを一週間後に迫る中、ライバル陣営の参謀ダフィ(ポール・ジアマッティ)に呼び出され・・・・・

    観た後に一応、"スーパー・チューズデー" ってのだけ調べてみました^^
    スーパー・チューズデー=アメリカにおいて、大統領選挙の予備選挙が集中する火曜日の通称。予備選挙で、各党の大統領候補を選出する代議員が選ばれるため、大統領選への出馬を目指す候補者は、自分を支持する代議士をより多く獲得しておく必要がある。
    (適当に読んでまとめたので、間違っているようでしたら教えてください^^;)
    なる〜^^ 私はこれを知らなかったので、劇中でキーパーソン的になっていたトンプソン上院議員(ジェフリー・ライト)が何なんだかよく解らなかったんですよね^^;

    ・・・って、難しい政治ドラマって印象になっちゃうといけませんね。そうじゃないんですよ^^
    政治活動に積極的なジョージ・クルーニー監督が自ら演じた大統領候補者によって、色々な主義・主張が「公約」などとしてちょこちょこと挿入されたりしていましたが、その内容自体は基本的にほとんど物語に関係がなく、言いっ放しですし^^ とにかく政治活動そのものではなく、大統領候補者たちの裏で働く参謀たちによる戦略、駆け引き、陰謀といった頭脳戦を見せるお話だったので、サスペンス風に楽しめました。その中で、ライアン・ゴズリング演じる30歳の有能な広報官スティーヴンを中心とする物語となっています。

    そのスティーヴンは、新人ではないし決して特にナイーヴなわけでもないながら、自分がバックアップしているモリス知事(クルーニー)に理想を見、心から惚れ込んでいた野心家で真面目な青年。そんな彼が、知らぬ間に駆け引きのど真ん中に放り込まれたことにより "裏側" のなんたるやを身を以て知り見事に毒花を開花させるに至る、という展開がとてもスリリングで面白かったです。スティーヴンを演じたのが、ゴズリングという熱過ぎない男ってとこがいいですね^^スマートにも十分見えるし、若い女性と関わる甘さももちろんあり、観ていて政治ドラマの堅さなんかを感じさせない心地良さがいい感じです。一人の男の変貌する様を見事に演じていてゾクゾクしちゃいました♪

    ドラマを生み出す各陣営のベテラン参謀という大事なところを、これまたピッタリのフィリップ・シーモア・ホフマンポール・ジアマッティが演じ、ただならぬ迫力を放ってました!ここもこの2人で本当に良かったと思います。大統領候補の知事を演じたジョージ・クルーニーも違和感なしでしたしねー。

    ただ、物語の鍵の一つとなったエヴァン・レイチェル・ウッド演じるインターンのモリーが、結局どういう子だったのか、何を考えてたのかがよくわからなかったんですよね^^;とりあえず、「そういう事実があった」ということだけハッキリしてればいいか、ってことでしょうか?(んなわけないか。もう一度観てみないとなー...)
    あと、タイム紙の記者をマリサ・トメイが演じていたりと、キャストがとにかく豪華でしたね〜。内容も政治もののくせに娯楽作品の趣が強くて面白かったですし、観て良かったです!





















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