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    • 2023.12.07 Thursday
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    【エリザベス:ゴールデン・エイジ】(2007年)

    ドラマ「The Tudors〜背徳の王冠」を観終わった後にこの映画を一度観たのですが、ちょっと私には一度では複雑な部分が理解できなかったので、98年作の方(今は未見)と合わせてBlu-rayを買っちゃいました!(珍しく今回は衣装に魅せられて、安さよりも画の綺麗さを優先!)


    ◆エリザベス:ゴールデン・エイジ(Elizabeth: The Golden Age)2007年
    監督:シェカール・カプール
    1585年、プロテスタントの女王としてイングランドを治めるエリザベス1世(ケイト・ブランシェット)は、国民からも愛され王としての威厳を保っていた。しかしカトリックのスペイン国王フェリペ2世はイングランドを手中に収めようと、また従姉妹であるスコットランド女王メアリ(サマンサ・モートン)は王位を主張し、それぞれエリザベスの脅威となっており・・・

    ドラマ「THE TUDORS〜背徳の王冠〜」にハマった時に、実は資料用に本を買ったんですよ。
    『図説 テューダー朝の歴史』(河出書房新社)という135ページの本ですが、なかなかいいですよ^^数々の肖像画(ホルバインによるものから、作者不明のものまで)をはじめ、解説されている出来事に沿った当時の絵画の写真が盛りだくさんで、とても興味深く眺めちゃいます♪
    ドラマを観た後にはヘンリー関連の部分だけ読み、今回はエリザベス1世の項のうち後半部分を読みました。ていうか正直、映画だけではよく解らなかったんですよねー^^;この本があってちょっと助かりました。

    ヘンリー8世とアン・ブリンの間に生まれ、非嫡出子として扱われてきたのは「THE TUDORS」で散々見ましたが、まだ言われてるということにちょっとビックリしちゃいました。まぁ、そうだから仕方ないというか、言う人はいつでもいるものなんでしょうけど、一生言われ続けたと思うとつらいですねぇ〜。この映画では、エリザベス1世が即位して27年、バビントン陰謀事件アルマダの海戦のあたりが扱われていました。と言っても私はどちらもその名前すら知りませんでしたけどね>< 上記の本で調べましたよ(オホホ)

    しかしこのバビントン陰謀事件の理屈が難しくてね〜。
    みなさん余裕で観てらっしゃったんですかね??^^;
    どうも、あちこちからのややこしい陰謀の応酬みたいなものだったようなので、じっくり説明して欲しいところだったのですが、残念ながらその辺が薄い・・・というか、頭の回転の鈍い私にはやたら難しく感じることになっちゃいました。
    この映画自体は歴史上の事件をざっくり通して、エリザベスという "人物" を描いたような感じになっていたので、それ以外の短い時間に歴史的事件をまとめることに無理があったのかも?とも思うのですが。

    この映画で見たエリザベス像はとても良かったです。ちょっとファンになっちゃいました。
    ガールズトークを楽しむ冒頭からその気さくな雰囲気に魅せられ、「強固なカトリック教徒だから罰する」なんてことはしない!と断言するのがカッコよかったり、国のために必死でエリザベスに取り入ることを強いられた(?)どこかの若い王子へ優しい心遣いを見せたりする彼女に嬉しくなったり♪
    ステキな人物ですよねー。
    (この見合い相手を演じた人は誰ですか?若い頃のユアンを彷彿とさせるキュートな笑顔が可愛かった!)
    演じたケイト・ブランシェットの女王の威厳と弱い女な面、どちらも素晴らしかったですし、豪華絢爛な衣装とカッチョイ〜髪型・髪飾り(かつら)も、どれもがステキでした!演説シーンの甲冑もお気に入りです♪

    新世界から戻った航海士ローリー卿は実際に女王の寵愛を受けていたそうですが、女王の侍女ベスとエリザベスとの三角関係のような話(とは言ってもローリーがどう思ってるのかがよく解らず中途半端でしたが)はフィクションですよね?ここでは、エリザベスはローリに強く惹かれるけれど、女王として女の幸せよりも国のために・・・といった感じに描くことによって、一人の人間としての生き様をクローズアップしていたようでした。それが悪いということはありませんが、そこに時間を割いた分(?)政治的な部分が解りにくくなっていたのが残念でしたね。(私だけですかね^^;)
    ローリはカッコいい人物ですが、個人的にはクライヴ・オーウェンがちょっと苦手なので、観ていて自分の目がハートになることはなかったですけど、エリザベスが惹かれる人物としては納得できました。


    陰謀の司令塔レストンを演じたリス・エヴァンスは、どこで見るよりも小綺麗に映ってましたねー♪別にそんな役じゃないはずですが、妙にカッコよく見えて困りました^^;

    実行犯(?)バビントンを演じたのはエディ・レッドメイン!やっぱカワイ〜!あの随分思いつめちゃった顔がたまりません!しかし可哀想な役回りのキャラでしたねー。

    【以下、ネタバレです】
       ↓
       ↓
       ↓
    ところで、スペインがイングランドに攻め入る大義名分を作るため、フェリペ2世に仕えるレストンがスコットランドのメアリ女王と通じ、バビントンを動かしてエリザベスを撃たせるわけですが、なぜあそこでエリザベスを殺したらダメなんでしたかね?スペイン的にはエリザベスは居なきゃダメなんでしたっけ??エリザベス暗殺が目的ではないということは解りましたが、だからといって空砲を撃たせた理由がどうも解らなくて・・・。
    歴史の通説としては、メアリからの暗殺承認の手紙が出た時点でバビントンは捕まったそうですから、実際は空砲も何も無かったのだと思いますが、この映画の筋としてはどうなってたんだったかな??といつまでも考えこんでます^^;ifans
























    【日記・ドラマ】オリエント急行の殺人 -名探偵ポワロ

    超有名作ですから是非スーシェ版ポワロで観てみたい!と、ずっと楽しみにしていた作品です。映画版ではオールスターキャストが売りでしたが、ドラマではどうかな?とキャストをチェックすると、残念ながら私が名前で反応できたのはヒュー・ボネヴィルくらい?バーバラ・ハーシーデヴィッド・モリッシーという名前にも聞き覚えはありますがその程度^^;


    ◆オリエント急行の殺人(Murder on the Orient Express) -名探偵ポワロ
    中東で手掛けた事件で、追い詰めた犯人に目の前で自殺されてしまったポワロ。その苦悩を引きずりながらオリエント急行で帰途につくことに。しかし大雪で立ち往生した列車の中で、乗客の一人が刺殺され・・・

    はてさてこれは、ちょっと問題作ですよ?^^;少なくとも、原作や映画版のファンの方には支持されにくいだろうなーという仕上がりです。

    個人的には、物語の方向性をはじめ雰囲気からスーシェ氏渾身の演技まで、結構満足しています。しかし実は、1974年の映画を観た直後に続けてこちらを鑑賞したのは失敗だったなーと思っています。お陰で第一印象が「あれがなぜこんなに暗くなっちゃった??」という驚きでしたから。
    これからご覧になる方には、映画のイメージなどはしっかりリセットし、完全に別物として鑑賞なさることをお勧め致します^^また、どちらか片方をご覧になるのなら、映画版をお勧めしますね。物語の展開から全体の雰囲気まで原作に近いのは圧倒的に映画版の方ですから^^;

    このドラマでは、謎解きや犯人はもう皆知ってるでしょ?と言わんばかりに、事件の捜査部分が駆け足で進んでしまい、ストーリーをあらかじめ知らなければもしかしたらよく解らないんじゃ?って気もしちゃうくらいの構成になっていました。
    じゃあこれは、そこを疎かにして一体何を描いたのか?

    それは殺人事件自体よりも、この事件を通して「裁き」「正義」というものをテーマに、ポワロという人物を描いていたんじゃないでしょうか。
    原作ファンにとっては「むむぅ・・・そんなの望んでないよぉ〜」といった感じでしょう?^^;

    しかし、このドラマ「名探偵ポワロ」シリーズをずっとご覧になって来ているファンの方には、【このポワロ】ならこうなってもそれほど違和感のあることではないのではないか、と思います。彼が「人が人を殺してよい場合などない。裁くのはあくまで法だ。」という信念を持つ人だということはご存知のはずですから。(例外が皆無だったわけではありませんが)

    物語の結末を知っていても、ドラマオリジナルのパレスチナのエピソードやトルコ人女性のエピソード、そして【このポワロ】が頑なにこだわる信念を踏まえた場合には、元々の結末や映画版のようなハッピーエンドに繋がるとは思えないんですよね。少なくとも、映画版のような雰囲気は違うと思うんです。

    実際「豪華絢爛なエンターテイメント作品ですねぇ〜♪」と笑顔で観終わった映画版を「エンターテイメント」と形容してしまうのは、意識下に少なからぬ「んなアホな」という思いがあるからじゃないかと。(私個人の感想ですが、原作もそうですね。)
    この2010年版ドラマでは大胆にもそこにメスを入れ真面目に向き合った、良質で重厚なドラマだったように思います。原作にない2つの悲劇エピソードを冒頭に入れることによって、事件の結末への納得できる伏線が作られていたのではないかな?と思った次第です。

    ということで、私なりの精一杯な擁護を試みてみました(笑)が、上手くいってないかな^^;
    あ、私はこのドラマ版、気に入ってるんですよ?いや、ホントに。

    [メモ] 物語のヒロイン的位置付けにあったメアリー・デベナム(映画ではヴァネッサ・レッドグレイヴの役)を演じたジェシカ・チャステインという若い女優さんは、「The Help」でアカデミーにノミネートされたりしてたスターだったのですね〜^^poirot
















    【オリエント急行殺人事件】(1974年)

    ずっと前に一度観ましたが、この度(って本国では2年も前ですが)ついにドラマシリーズ「名探偵ポワロ」で同作品が制作され、DVDが手元に届いたので、まずはこちらを先に観直しておこうと録画しましたー。


    ◆オリエント急行殺人事件(Murder on the Orient Express)1974年
    監督:シドニー・ルメット、脚本:ポール・デーン
    旅の季節でもないのに一等寝台車が満室になっていたオリエント急行でロンドンに帰ることになったポアロ。イスタンブルを出て2日目、雪のため列車は立ち往生してしまう。そしてその翌朝、一等車に宿泊していた裕福な乗客、ラチェットが死体で発見され・・・

    驚愕の結末が有名な小説の映画化作品ですね。しかしまぁ、謎解きのミステリ映画なので、内容に触れるのはやめておきます^^

    以前観た時には、私としては正直言って微妙な印象だったんですよ。
    小説は更に昔に読んでいたのですが、映画を観たのはスーシェ版のドラマのファンになってからだったので、(だからだ、と認めます!)とにかく大袈裟でわざとらしく見えたアルバート・フィニーのポアロが、全く気に入らなかったんですよね。しかし今調べると、フィニーは30代であの役をやっていたとのことで、怪演ではありますが凄かったんだぁと驚きましたし反省しました。彼なりの存在感のあるポアロ像もアリかと思います^^

    しかし前回観た当時は、ポワロが気に入らない上に、オールスターキャスト!が売りと聞いていた映画なのに、私が見て分かるのはフィニーの他にはローレン・バコールだけだったんですよね。この登場人物の多さで、しかも狭い空間での会話が多い物語で知らない俳優さんばかりというのは、とにかくややこしくて解りにくいのです><

    しかし今回は、ずいぶん楽しめるようになってましたよ^^私も映画鑑賞を積んできましたからね。
    当時は誰??だった、ジャクリーン・ビセットヴァネッサ・レッドグレイヴ、名前くらいは知ってはいたけど興味がなくて顔が分からなかったショーン・コネリーイングリッド・バーグマン・・・ま、それくらいですけど^^;、彼らの顔を知っていただけで、印象はだいぶ変わりました!
    ほんの一部のキャラですがこれだけ分かるだけでも、人間関係や物語の把握にかなり助けになったんですよ。そしてもちろん、彼女たちの美しさも改めて堪能できましたし、豪華スター競演の華やかなエンターテイメント作として、思いっきり楽しめましたしね♪


    それにしても、イングリッド・バーグマンの演じたキャラクターは今観てもあまり好きじゃないですねー。終始オドオドし過ぎのくせに、口を開けば神がどうのこうのばかり(宣教師役ですので)。キャラは立ってますが、とにかく異質で見ていて少しイヤでした^^;これでアカデミー賞助演女優賞を獲得したそうです。

    ま、とにかく観直す機会ができて良かったです。今回めでたく、この作品に対するマイナスイメージがだいぶ払拭できました!

    [メモ] Wikiによると、事件解決後のシーンはカーテンコールの意味合いだったそうです。なるほど。思いっきり何これ?と思ってたんですよ(笑)

















    【抱きたいカンケイ】(2011年)

    ナタリー・ポートマン、産休前の怒涛の出演ラッシュの1つですよね(←そんな気がするだけ?)。アシュトン・カッチャーを相手に迎えた完全ラヴコメ作です♪いや〜しかし可愛かったな、ナタリー^^


    ◆抱きたいカンケイ(No Strings Attached)2011年
    監督:アイヴァン・ライトマン
    週80時間の勤務で恋をする余裕はゼロな研修医エマ(ナタリー・ポートマン)。ある日彼女は、男友達のアダム(アシュトン・カッチャー)とその場の勢いで一線を越えてしまう。すっかりその気になったアダムにエマが持ちかけたのは、なんとセックス・フレンドのカンケイだった!気楽なカンケイを順調に続けているように見える二人だが、少しずつ気持ちにズレが生じ・・・

    仕事の合間に必要な時(セックスしたい時!)だけ相手を呼び出し、それ以外はデート、腕枕、添い寝などの恋人風な行動もNG、嫉妬や束縛も厳禁、というセックス・フレンドの関係で合意しあった男女の物語です。

    エロティックなテーマを扱っていますし、セリフも行動もそれなりにそっち系ではありますが、ヒロインがナタリーで、しかも白衣の研修医という役だからか、そんなに下品に感じることはありませんでした。もちろんナタリーがまともに脱がないからということもありますが(アシュトンはお尻丸出しもへっちゃら♪)、話としては意外と真面目にラブストーリーだったりしてました。


    とは言っても、ドキドキしたり傷ついたりすることを恐れて恋愛ができないヒロイン、という昔ながらのアレで、特に大した話でもないですけどね^^;

    忙し過ぎて、いわゆる恋愛関係のアレコレの段階を踏んだり、相手に気を遣ったりなんてことはしていられないしメンドクサイ!性欲を満たしてくれるだけの都合のいいイケメンが欲しいよぉ〜!という脚本家女史の夢を映画の中で叶えました、ということらしいです。

    そんな気持ちも多少は解らなくもないんですよ。夫ともしも何かあって別れたとして、次の相手を探すことを想像するとね、また最初からかよ!!とウンザリしちゃいますからねー。恋愛って面倒なんだよね^^;でもまぁ、若い人はまだそんな考え方はしないで欲しいなぁと思いますが。
    (ていうか、日本では若者でも「セックスなんか無くてもいいし」って時代なんで、あまり当てはまらないのかな?)
    でもそれくらい忙しい女の子が主人公ということで、一応言い訳が付けられてるんですね。

    セフレというのは、片方だけがそう思っていたり、合意していても実は片方は我慢していたりと、本当に成立していることなんかまず無いんじゃないかな?と思うのですがー・・・
    ここでもやはり案の定^^
    男の子アダム(アシュトン)の方が元々エマ(ナタリー)に気がある状態で始めたセフレ契約なんで、最初から無理があるという話ですね。だけどエマの方は??という辺りが物語になっているわけです。
    意外性の無い話のくせに(笑)、簡単にグッと来ちゃいましたよ><
    単純な話「だから」かもしれませんね。

    二人を取り巻くサブキャラたちはいい味も出てましたし、好感度も低くありませんでしたが、それぞれ結構なおヤクソク加減だったため、上手く笑いに繋がった部分は少なめかも。でもアダムの父親を演じたケヴィン・クラインの安定感はサスガでしたね^^

    アダムが選曲した生理中のためのミックスCD(!)の中の「♪〜I Keep Bleeding Keep Keep Bleeding Love〜♪」(レオナ・ルイス)にはつい笑っちゃいましたが、多分そこら中で使われてたネタでしょうね、こんなの^^;ま、とにかく、そこそこ普通に楽しく観られましたよー!ナタリーが良かったです^^




















    【日記・その他】クリスタルパズル パイレーツシップ

    立体パズル、クリスタルバズルシリーズの「スカル」を以前やりまして、完成品は今でもお気に入りなんですが、他に無いの?と久しぶりに探してみたところ、ありましたありました!
    私たち好みのファンシー系じゃないやつ!

    クリスタルパズル パイレーツシップ ブラック】です♪


    98ピースの海賊船で、全長20cmくらいのちょっと大きめのものでした^^
    さすがに「スカル」よりはだいぶ時間がかかりましたね。夫と二人がかりで3時間近く(休憩も含む)。今回はパズル自体の難しさよりも、はめにくい/組みにくい部分があって難しかったような気も。
    しかし出来上がりはなかなかカッコいいですよぉ〜
    甲板に階段、側面には大砲、そして錨もついてたり、海賊の旗もなびいてます♪

    このパズルを買っても、組み立て方などの説明はほとんど付属していないので、全く手の付けられない人もいらっしゃるようですね。ということで生意気ながら、今回は組み立て方の【ヒントみたいなもの】を書いておこうと思います。参考になりましたら幸いです^^
    画像が無いので解りにくいとは思いますが...。

    *******************************************

    土台(この場合は波っぽい形の大きなパーツが2つ)を作った上に、船のピースを下から積んでいくやり方です。全体を平均的に積んでいくと良いと思います。

    ◎ピースの多くが、「パズルの凹凸部分+表面に見える部分」です
     立体なので、ピースの一辺(たまに二辺?)が完成した際に外から見える部分になっています。パッケージの写真を見ると、「ここは四角い形になるはず」「この辺りに錨がくるはず」などがわかるので、パズルの凹凸や、スペース的にはまる形で探す以外に、完成型の形からもピースを探せるはずです。
    ◎船体の内部は空洞です
     波の土台の上に船の底部分(何段だっけ?一、二段ではなかったはず)ができたら、甲板を置く位置までは空洞になります。そして、甲板位置の直前に大砲ピース(両側面に2ピースずつ)を組み入れます。(形ができた後に外側にくっつけるのではありません)
    ◎船体が組み上がったら、上から棒(マスト)を三本突き刺します
     三本の棒を上から一番下(突き抜けない)まで刺す(ねじ式)ために、上から見て三箇所に穴が開いています。ピース自体に始めから穴が開いているものがいくつかあるわけです。箱の写真で確認できるマストの位置を確認すれば、穴も目印になると思います。

    ◎ピースを正しい位置に置いても、実はそのピースの一部の下に他のピースの一部が入り込む隙間がある場合があります
     要は下のピースと少しずれた感じに積まれていきます。イメージとしては(実際は全然違うけど)レンガの壁みたいな感じ?なので順序を考えて置かなければいけません。
    また、左の画像のようなピースを裏返して使う場合がよくあります。その際、正しい順序でないと、段差の下部分に隙間ができます。それに気づかず(もしくは無視して)上に積んでいくと、後からその下に入れ込む必要が出てきますが、複数のピースをカタマリで持ち上げることが難しいんですよね。ピースはピッタリはまるけど、隣接するピース同士が固定されはしないので。
    もしも下へ入れたい場合が出てきたら、横着しないで1枚ずつ退けてからはめる方が得策です。
    (せっかく組んできたものが全て崩れちゃったら泣きそうになります><)

    ◎板状の甲板ピースと、手すりパーツがはめにくい
     甲板は、細く壁のように積んできた上に乗せるので、位置を合せるのが難しいです。手でしっかり固定して慎重にはめてください。崩れる危険があります。 
     また、手すりパーツはうちのがハズレだったのかもしれませんが、少し力が要りました。これも危険なので、甲板を乗せた後に、先にマストで本体の固定を済ませておくことを強くお勧めします。
    ◎その他、うちの夫からのワンポイントアドバイス^^
     本体後方の盛り上がった形の荷台のような部分は、本体へ直接ピースを1枚ずつ積んで行くよりも、その部分だけ別途組んで、カタマリで一気に乗せる方法がおススメです。もちろんそぉ〜っと。

    今回のこの船は出来上がってみると、外側が木目風に横線状のガタガタ感がありました。そういう意味では、ツルっとなめらかな完成型だった「スカル」の方が、外側の形が予想し易くてピースが探し易かったような気がしますね。でもとても楽しかったです!!

    公式サイトの解説書ダウンロードページはこちら
    http://www.be-en.co.jp/user_data/dl_answerlist.php
    これは解説というより、答えですね。
    ピース1個ずつに番号がふってあって、その順番に組めばできるようになっています。
    しかしそれ以前に、番号順にピースを並べるのが凄く大変そう^^;





















    【オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式】(2010年)

    いかにもおバカっぽそ〜だよねぇ〜♪と、結構楽しみにしていました。
    ジョン・キューザックもわりと好きですし^^


    ◆オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式(Hot Tub Time Machine)2010年
    監督:スティーヴ・ピンク
    同棲解消のアダム(ジョン・キューザック)、自殺未遂のルー(ロブ・コードリー)、妻に浮気されたニック(クレイグ・ロビンソン)、オタク男のジェイコブ(クラーク・デューク)。人生ドン詰まりの4人は気晴らしに20年前に楽しんだスキーリゾートへ行くが、ジェットバスで酒盛りをして意識を失ってしまう。翌朝、目が覚めた4人は、なんと24年前の1986年の "あの日" にいた!

    楽しかったー!^^おバカだったー!!

    突然24年前に飛ばされてしまった男4人組のお話です。
    何か様子がおかしい...と気付いた4人が辺りを見回すと、蛍光色のスキーウェアにレッグウォーマー、昔見た広告、カセットデッキ、そしてPOISON のライヴ告知!!
    口あんぐりの彼らは、通りがかった女性を捕まえズバり質問!
    マイケル・ジャクソンは何色?」「黒でしょ」「うわーーーーーーっ!!!!」

    というわけで、1986年に来ちゃったと分かった4人。
    冴えない人生を送っていた彼らですから、過去に戻ったのなら是非ともやり直したい!と考えるでしょうし、映画の展開としてもありそうですけれど。ここでは、タイムマシンを修理に来たオヤジから「過去を少しも変えるなよ」と釘をさされてしまいました^^
    「そうか、バタフライ・エフェクトだ。ちょっとの変化が大変な事態を巻き起こすこともあるってやつ。」「あー、あれいい映画だよなー♪」
    と本人達も納得し、24年前のこの場所で自分達がしていたことをなんとか思い出し、同じように繰り返そうとするわけですがー・・・。


    人生やなんかをちょっと考えたりしちゃいそうな設定でもありますが、結局のところは真面目に観ちゃダメな物語ですよねー♪もっと言っちゃえば、ストーリーなんかどうでもいんじゃね?って感じ?(そういうの大好き! 笑)
    だって劇中での一番の関心事は、現在片腕しかない男クリスピン・グローヴァーa.k.a.ジョージ・マクフライ!)が、いつ何があってその腕を無くすのかでしたから!^^

    80年代へアメタルを代表するバンドの1つ POISON のライヴ(遠目 笑)に、ルーの憧れ MOTLEY CRUE のバラード「HOME SWEET HOME」(85年リリース曲?)など、耳にするだけで自動的にテンションが上がっちゃうツボなポイントも楽しかったですし、そうでなくても、こまごまとおバカポイントが散りばめられてましたから、終始ご機嫌で観られましたよー♪

    4人の中に一人、とんでもなくお下品なヤツが混じってますので、(ゲロ噴射も含む)下ネタも満載です。問題のキャラクター、ルーは、「これはジャック・ブラックじゃないのぉ?」と一瞬残念に思ったくらい、あんな系統のウザキャラ(但し、エロ度高め)。しかし演じたロブ・コードリーは大健闘でしたよ!ジャックじゃ高級すぎるもんねー。十分十分^^

    そういえば映画鑑賞のお供にお勧めな本、「聴くシネマ×観るロック」のこの映画の項で、パワーバラードブームが(米国で)キテる!!と書かれてました^^;マジっすかねー??要するにその辺に想い出のある方々が回顧する時期が来てるってことでしょうか。現代の若者の間で流行るとは、やっぱり思えないですけどねぇ^^;(どうなん?若者たちよ)



















    【フロスト×ニクソン】(2008年)

    The Manic Street Preachers が2004年に「The Love of Richard Nixon」という曲をリリースした時にね、残念ながら私は「ニクソンって??」って感じだったんです。で慌てて「大統領の陰謀」という映画を観た覚えがあるのですけど全く身になってなかったようで^^; なので改めてWiki(→ウォーターゲート事件)で復習してからこの映画を観てみましたー^^


    ◆フロスト×ニクソン(Frost/Nixon)2008年 監督:ロン・ハワード
    1974年、ウォーターゲート事件で辞任に追い込まれた元アメリカ大統領ニクソン(フランク・ランジェラ)。全米進出の野望を抱く英国人テレビ司会者フロスト(マイケル・シーン)は、罪を認めることなく沈黙を守り通していたニクソンへの単独インタビューを企画。法外なギャラの要求を飲み、収録に漕ぎ着けるが・・・。

    私これ、結構好きでした!
    ニクソン元大統領を扱った題材なので、政治やなんかの私には取っ付きにくい雰囲気かも、とかなり構えて観たのですが、特に難しい内容ではありませんでした♪

    1977年に実際に放送された、ニクソンへのインタビュー番組を制作する過程を描いた物語です。
    ということでこの映画は、ニクソンがどんな悪いことをして、いかに悪いヤツなのか、といった話ではなく、あくまであの伝説のテレビ番組(私は知りませんでしたけど)がどんな風に作られたのか、という所が中心です。フロストチームとニクソンチームそれぞれのスタッフがそれを振り返る証言シーンが所々に挟まれて、ドキュメンタリータッチで展開していました。

    けれど一応、このインタビューで何がどうなれば良いのか、何をさせたいのか、ということを理解するために、あらかじめニクソン大統領辞任の経緯なんかは知っておいた方がよさそうです。
    とりあえず個人的にはWikiを読んでおいて良かったですね。本編冒頭でウォーターゲート事件からニクソンの辞任までの流れをザザッと見せてくれてはいましたが、それがホントにダダダッと駆け足でしたから。そして・・・
    ・コメディアン上がりのお気軽司会者フロストが、自らの野望を叶えるべく大博打的なアイディアを思いついた。それが、沈黙を守るニクソン元大統領へのインタビュー! 巧くニクソンから国民への謝罪の言葉を引き出せれば大成功!!
    ・一方ニクソン的には、逆にこれを利用して問題となった汚点を打ち消し、任期中の偉業をアピールして政界への返り咲きを目指す!!
    野心に燃えるパフォーマー vs. 稀代の策士 の手に汗握る真剣勝負!^^

    てな感じのインタビュー収録シーンがクライマックスです。ドキドキの攻防戦はとにかく圧巻で、凄い見ごたえがありました。
    先制パンチを食らわせ相手をタジタジにさせ、その調子でガンガン攻めていきたい反面、ニクソンに気持ちよくしゃべらせる必要もあるし、そのカケヒキはいかにも難しそうですよね。4日間に分けて収録されるので、機嫌を損ねて途中退場でもされたら企画自体が消えてしまって、それこそ元も子もないですから。お互いの様子を見ていると、ホント手に汗を握っちゃいます^^

    しかし物語のメインがインタビューなので、映画的にいわゆる派手に盛り上がる感じでない分、その前段階である前半が結構地味なつくりだったかもしれません。
    個人的には、やる気満々ながらなんとなく緊張感の感じられないフロストと、ニクソンを追い詰めることに本気な協力者たちとの温度差などなど、舞台裏でのやり取りも興味深かったですけどね。

    そして何といってもこの映画は、キャスト陣の豪華さと、見事な演技が見どころでした!
    とりわけ、ニクソンを演じたフランク・ランジェラ(「ナインス・ゲート」「BODY」他)の、穏やかに話していてもジョークを飛ばしていても威圧感たっぷりな佇まい、そしてそんな彼が哀れな老人のように見えてしまうほどの表情の変化など、さすがの貫禄で魅せてくれていました♪

    フロストの方を演じたマイケル・シーンも、緊張や焦りなど細かな表情がいちいち目を引いてましたねー。私は彼の "人間の姿"(笑)は初めてです。見た目的にはさすがにハンサムですが、こんな70年代風のモミアゲ君じゃない姿を見たいですよね〜^^今んとこは角度によってアタリハズレがある人だなーって感じか^^;
    時折、ある時期の James Dean Bradfield っぽく見えたりも...(キャー!ブタナイデェェェ><)


    その他、フロストチームにはオリヴァー・プラット、サム・ロックウェル、マシュー・マクファディン、レベッカ・ホール、ニクソンチームにはケヴィン・ベーコン、トビー・ジョーンズなど、超豪華!!
    特にケヴィン・ベーコンは大活躍ではないにしても、重要ないい役をやっていましたよー♪
    (画像はサム・ロックウェルですけど^^)


    全体的には派手さはありませんが、二人のバトルには文句なしに引き込まれましたし、面白い映画だったと思いますよ。
    (で、タイトルの「×」は何て読めばいいんですか?)






















    【覚え書き・ドラマ】エンドハウスの怪事件 -名探偵ポワロ

    新作ではなく、あえて旧作の続き^^何故なら、小説を読んだから!
    シリーズ初の長編ドラマです。しかし約45分ずつ前編後編に分かれています。テレビシリーズが1時間の枠の頃だからでしょうねー。


    ◆エンドハウスの怪事件(Peril at End House)
    3日間で3度も事故で死にかけたという若い女性ニック・バックリー(ポリー・ウォーカー)と知り合ったポワロとヘイスティングス。4度目を目の前で目撃したポワロは、ニックの命を守るべく調査を始めるが・・・

    個人的には「名探偵ポワロ」をテレビで初めて観たのがこの話で、一発でこのシリーズの虜となったという、記念すべき、そしてお気に入り作品の一つです♪
    別の映画で見たことのあった女優さんがヒロインだったことも、とっつき易さを増強させていたかもしれません^^ ポリー・ウォーカーは、「硝子の塔」でシャロン・ストーンの隣人役を見て覚えていた顔でした。

    (余談ですが、このシリーズに全く興味を示さない私の妹に「ナイルに死す」にはエミリー・ブラントが出ている、と話したとたん「観たい!」と鼻息を荒げたということが先日あって、キャストって大事だよねーとつくづく。まぁ、姉妹なので同じミーハーDNAを持ってるというだけか?笑)

    原作では、ヘイスティングスはアルゼンチンに移住、ポワロは引退して「アクロイド殺人事件」を経ての再会...という設定になっていましたよ。ドラマ版ではそんなエピソードはまだまだなんですけどね。ということで、ドラマ内ではその設定は無くなってました。でも全体的にはかなり原作に忠実な運びとなっていたと思います。

    海辺の町セント・ルーへ休暇に来たポワロとヘイスティングスは、高級ホテルに宿泊しテラスでお茶しながらまったり。「ギャルソン!」とポワロが呼んでも無視し続けられるという、謎のくだりが続いたのち、ヒロインとなるニックと出会うわけです。彼女の命が狙われていると見たポワロたちは、彼女が暮らすエンドハウスという屋敷に出向き、調査を買って出るが...という話ですね。

    後半には、原作には出てこないミス・レモンも登場!
    上の画像は、ポワロが注文した2つの卵がきっちり同じ大きさじゃなくて食べられない!とお怒りのシーン♪「いつものことね」って感じのレモンの表情がステキ。

    ニックの友人の女性、フレデリカ・ライスの(謎解きのヒントとなるネタバレ反転→)【ニックネームがフレディであることから、本名とニックネームの話になっていくくだり】が、ヘイスティングスとミス・レモンのコントになっちゃってました!これは原作ではヘイスティングスがボソッとつぶやくだけだったのですが、妙に面白くなっていてお気に入りのシーンです^^
    エリザベスのニックネームはいっぱいあって・・・というところから、ジェームズ・ジャップ警部は?ジミー・ジャップ?ジェイミー・ジャップ?エルキュール・ポワロは?ハーク?】などと、どんどん脱線!ポワロは「2人で遊んでいたまえ」と呆れていましたが...実はそれがムニャムニャムニャというね、大事な部分なんですよねー^^

    交霊会のシーンはドラマではミス・レモンを霊能力者に仕立ててましたが、原作ではなんとヘイスティングスがやらされてました!ここでのミス・レモンの成りきり振りがハマり過ぎてるだけに、ヘイスティングスのそんな姿は想像ができませんよねー!><


    舞台であるセント・ルーというのは架空の街ですが、撮影されたのはデヴォン州のキングスウェア(街部分はSalcombe)という所だそうです。海岸沿いの丘のようになった街で、景色がステキねぇ〜♪と思い、google map のストリートビューで散策(笑)してみちゃいました!こんな街(「魔女の宅急便」のパン屋がある丘なども)の景色って、見てる分にはとても憧れます。

    でも実際には磯の香りが苦手なので行きたくもないですけどね^^;
    Salcombeの方の海には凄い数のヨットがあって、びっくりしちゃいましたが。

    本編中では、捜査の途中で棒キャンディを買って舐めるジャップ警部が愛くるしくて好きです^^
    そしてそれ以上にこの物語を、ミステリとしてとても気に入っています^^

    DAVID SUCHET, HUGH FRASER, PHILIP JACKSON, PAULINE MORAN

    POLLY WALKER (Nick Buckley), ALISON STERLING (Frederica Rice), PAUL GEOFFREY (Jim Lazarus), JOHN HARDING (George Challenger), CHRISTOPHER BAINES (Charles Vyse)poirot




















    【たった一人のあなたのために】(2009年)

    レニー・ゼルウィガーは久しぶりですね^^
    そろそろラヴコメは無理があるんじゃない?って感じに思っていましたが、これはラヴコメじゃありませんでした^^;コミカルなテイストもありますが、家族のドラマとして結構真面目な内容でした。


    ◆たった一人のあなたのために(My One and Only)2009年
    監督:リチャード・ロンクレイン
    1953年のニューヨーク。バンドマンで女好きの夫ダン(ケヴィン・ベーコン)に愛想をつかし、全米各地にいる元カレを頼って2人の息子とキャデラックで旅に出たアン(レニー・ゼルウィガー)。しかし全く期待通りにはいかず資金も底をつきかけるが、“何事もうまくいく” が口癖のアンは息子たちを巻き込み、新たな相手探しの旅を続けるのだが・・・。

    ヒロインの次男がストーリーテラーとなっていて、しかも彼が作家志望なようだったので、てっきり「スタンド・バイ・ミー」のように作家となって過去を振り返る作品を書いているのかと思いきや、【ネタバレ?念の為反転→】〔実在の俳優ジョージ・ハミルトン〕の少年時代の母親との関係を元した物語だそうです。

    働いた経験もないお嬢様育ちで、ヒット曲を持つお金持ちの夫とセレブな生活を送ってきたアン。しかし彼女は、浮気夫を捨て新たな人生を求めて、十代の息子二人を連れて家を出ることに。向かう先は、「私に未練があるはず!」の元カレのところ。
    若い頃はその美貌でたくさんの男たちを虜にしてきた彼女は、今でもその魅力が通用すると思い込んでいるけれど、現実はそう甘くはなくて...という少々イタく見えちゃう女のお話です。

    元カレの誰かがきっと私を迎え入れてくれるに決まってる!と考えるのは勝手ですが、再婚相手になりえる人になかなか出会えないし・・・とりあえず働けば??と思わずにいられませんけどね。

    ・・・なんて言い方はちょっとイヂワルかも?現代では自立生活をのためには男性でも女性でも自分で働くのが当たり前ですが、舞台は1950年代。女性は結婚して家庭に収まり養ってもらうのが当たり前の時代でしょうか?ということで、彼女がお嬢であろうがなかろうが、とりあえずは結婚相手を探す流れになるものなのかもしれません(が、よく知りません^^;)

    しかし元カレたちがことごとくダメ、新たな出会いもことごとくダメ、それどころか詐欺や泥棒にまで遭うというツキの無さ>< 男運が無いとも言えるでしょうけど、歳のせいという所をこれだけ散々見せられると、ちょっと恐ろしいですね^^;(そういえば私もすっかりモテなくなりましたし 笑ナニイッテンダ)

    ただ、彼女が凄いのはいつも前向きなところ。能天気とも言えますが、こんな場合にはポジティヴに考え、とにかく行動あるのみ!とガツガツするくらいでいいのかも?
    しかしそれに振り回される息子たちを思うとそうも言ってられないのかとも思いますが・・・。
    アンの自立の物語と同時に存在する、息子とアンの関係も見どころでした。
    父の元へ帰りたかったり、母と一緒に旅を続けることを苦に感じている次男が少しずつ精神的な成長を見せ、それによって母との関係に亀裂が入ったり、更に変化して行ったりというドラマがとても丁寧に描かれていて良かったと思います。

    アンについても、初めは甘えに見えて、何こいつ?!的見方だったものが、何はともあれ私的には好感度は上がってきてましたしね。実際彼女のキャラ的には、こんな考え方のわりに "気位ばかりが高いヤな女" では全然ないですし。(むしろいつものレネーらしい人懐っこさもある可愛らしい感じも見せていましたし)ダメな親である上にバカな女かと思ったけど、(方向は正しいとは限らないけど)彼女なりに頑張っているのはまぁ見て取れますし。最終的にはこじんまりと好感の持てるところへ落ち着きましたし^^

    ただ、2時間無い映画だったのかと、観終わった後にちょっとビックリしました。どうも盛り上がりに欠ける物語に、少々退屈感を感じていたようです^^;思い返してみれば結構良い映画だったように思うのですけどねー。フムー























    【しあわせの雨傘】(2010年)

    フランソワ・オゾン作品です。オゾンの作品を以前何か観たんですが、なんかよく解らなくて「私には無理なヤツだな」と諦めたんですが、一般大衆向け作品「8人の女たち」は普通に楽しめたんですよねー。てことで、この作品もビッグネームの並び方からして大衆向けでしょ、ってことで観てみましたー。


    ◆しあわせの雨傘(Potiche)2010年 監督、脚本:フランソワ・オゾン
    1977年、フランス。雨傘工場を経営するロベール(ファブリス・ルキーニ)を夫に持つブルジョア主婦のスザンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、亭主関白の下ですっかり飾り壺(Potiche)と化していた。しかしある日、ストライキを起こした従業員と対立したロベールが倒れてしまい、代わりに創業者の娘であるスザンヌが工場を運営することに。意外にも彼女ならではのやり方は工場の業績を上げ、スザンヌは新しい人生を謳歌し始めるが、そこへ退院した夫が戻り・・・

    カトリーヌ・ドヌーヴ主演で雨傘のタイトルということで、勝手にミュージカルを覚悟しちゃってましたが、全然違いました(笑 当たりまえ^^;)
    少しだけ曲に合わせて踊ったり唄ったりするシーンもありましたが、セリフ替わりに歌うようなものではありません。ラジオを聞きながらご機嫌とか、クラブでディスコダンス(!)とか、そんな感じ^^

    お休みのコックの代わりに夫の朝食を支度した主人公スザンヌ。好きでやってるのですが「セレブの奥様がキッチンになんか立つなよ!」と叱られ、じゃあ貴方が接待で飲みに行くお店に行きたいと言えば「お前が行くような所じゃない!」と叱られ・・・息子の結婚に関する意見を出そうとすれば「お前の意見はいらん。ポエムでも書いて満足しておけ
    きぃ〜!!バカにしてんのか、このクソハゲオヤジ!!♪

    と、見ていて少々ムカっとしてしまうほどの、時代錯誤な亭主関白ぶり。まぁ、70年代が舞台なんですけどね^^
    そんな奥様がふとしたきっかけから働くことの楽しさを知り、自立していくという、小気味良い爽快コメディです♪ というか、気持ち悪いほどの女性の自立讃歌かも^^ドヌーヴが(少々おとぎ話チックではありますが)賢く美しくいい感じの夢を見せてくれました。

    浮気夫の強烈な告白もあり、ちょっぴりドキドキしちゃいましたが、スザンヌ(ドヌーヴ)的には、あら?黙って飾られてると思ってたの?って感じに収まるところが笑えます^^ まぁ決して褒められたことじゃないんですが、虚勢を張ってる旦那がバカに見えてきて面白いですね♪
    いやぁ〜...奥様やるじゃん!^^
    ストーリーは、最終的にはえ??って感じの所へ行ってしまってましたが、なかなか面白い映画だったと思いますよー!

    亭主関白のワンマン社長役は最近の私のお気に入り、ファブリス・ルキーニ!エロオヤジのはず(笑)が頑固オヤジ的な登場でビックリしましたが、やっぱりエロオヤジには変わりなく。それにしてもムカつくキャラでした^^;

    スザンヌのかつての恋人で現市長ババンを演じたのは、ジェラール・ドパルデュー。ドヌーヴとは「終列車」で見たコンビでしたが、お二人ともずいぶんでっかくなってますね^^;若き日の二人の回想シーンは別の役者さんたちがやってましたので、ご安心ください(笑)

    工場の経営には興味が無い芸術肌で「僕はいつもママンの味方だよ」な息子ローラン役は、ジェレミー・レニエ!こんな爽やかでキュートな子だったとは以前別の映画で見た時には気付きませんでした!(だって小汚いカッコして土食ってたし。笑「約束の葡萄畑」)

    「何でも黙認してお飾りに甘んじているママが悪い!」と手厳しい娘ジョエル役は、ジュディット・ゴドレーシュ。この方は私、ちょっと苦手な女優さんでした。「スパニッシュ・アパートメント」でのジメっとした役のイメージが残っているだけなんですが、ちょっとその系統の表情をされるだけで、申し訳ないけどイヤな気分になってしまう^^;しかしこの話の中ではこの娘が色々重要な部分を担っていますのでね。

    しかし何と言っても、カトリーヌ・ドヌーヴのジャージ姿ディスコダンスが忘れられません^^luchini






















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