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- 2023.12.07 Thursday
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突然、漠然と何か作る作業をしたい・・・なんて衝動にかられましてね。 Amazonで何かないかなーとおもちゃカテゴリを適当に見てたんですよ。 「作る」といったら何か工作的なものとか?お裁縫的なものとか?・・・と物色。 でもまぁ、そんなに大金は使いたくないし・・・。 あと現実的に考えて、家庭科は昔から調理は○でも被服は×だった私が、お遊びでも針仕事ではまともに楽しめないでしょ^^;って感じだし? んじゃ工作? 粘土とか? いやぁー・・・得意ではないでしょう^^; つか、自宅に置いてもOKと思えるものが自分で作れるとは思えないし? んじゃ、組み立てる模型とか? う〜ん・・・なんか、難しそう・・・。 やる気あんのか! と自己ツッコミを入れた次の瞬間、目に入ったのがこれ。 立体パズルです。 【クリスタル・パズル ブラック スカル】 (↑部屋の照明の色のせいでちょっと変な色^^;) 最初はもっと大きなものを見てたんですが、さすがに初挑戦で出来るかどうかが心配だったので、まずは小さいものをと選んだのがこれでした^^ プラスチックのピースが48枚。ブラックですが、真っ黒じゃなくて黒みがかった透明? 完成形のものを横にスライスしたようなものが、更に4〜6ピースに分かれています。 それぞれ2,3辺がジグソーパズルのような凹凸の形になっているので、その形と外側にくる部分の形を見て組みつつ下から積み上げていきます。(意味わかるかな?^^;) 作業には、こういうものに目が無い夫がもちろん参入。 まずいきなり底の部分がどれなのかがわからないんですよ。 出来上がって仕組みを知った今は簡単なことだったとわかったんですけど、初めはとにかくそれを見つけるまでに凄く時間がかかっちゃいました。 が、底をみつけた夫が底から組み始めたので、私はてっぺんから裏返しでやっていくことに。 ・・・裏返しにって難しいよぉ・・・>< ちゃんとできてるか途中でひっくり返して見たいじゃないですかー。 で、ひっくり返すのを失敗してバラバラバラ〜・・・みたいな。 無駄に時間かかったりして。 で、大人二人がかりで小1時間かかっちゃいました^^; できあがりは、幅5cm×奥行き8cm×高さ7cmくらい。 なかなかいい感じです♪ 継ぎ目がいっぱいあるせいか、照明の下では内側から乱反射風に光ってみえたりしてなかなかステキです♪ 他にもやってみたいけど、作りたい形がなかなか見つからないんだよね^^; やはり基本的にカワイイものが多いので。 もし私好みっぽいものがあったら教えてー |
アーロン・エッカートとジェニファー・アニストン。まぁ、正当派のラヴコメになるかな?と予想して録画してみました。 ◆わすれた恋のはじめかた(Love Happens)2009年 監督:ブランドン・キャンプ
妻を亡くした悲しみを乗り越えた経験を活かして、同じ苦しみを抱える人たちの役に立てたらと自己啓発本を出し、セミナーを開く主人公バーク。やり手の親友の後押しでそんな仕事をしているものの、本当は自分こそが未だ悲しみから立ち直れていない。 ちょっとインチキのような話ですが、彼がワークショップ参加者へ説くのは決して胡散臭いものではないですよ。(自分はまだできていないものの)愛する人を失った悲しみから前進できるよう導こうとするのは、お金儲けではなく優しさからの行動だということもはっきりわかりますし。「参加は自分の意思じゃない」と素直に受け入れない参加者への優しく真剣な対応も素晴らしいですし、尊敬したくなる人物です。 そんな彼自身は、散々人へ呼びかけていることを自分では実行できず、自らの心の奥にしまった苦しみと向き合えずにいるけれど、はたして彼は自分の傷を癒し前進することができるのか、という話がメインになっています。 ですから、恋愛モノとしては王道感もありながらも気軽なラブコメではありませんでしたし、多少地味な印象ではありましたが、とても感じの良い人生再生ドラマでしたね。少しだけ元気を貰える映画とも言えるかもしれません^^ 主人公バークが出会うヒロイン、エロイースは、"一応" ヒロインですが、印象としては時々出てきては主人公の自己啓発を手助けする脇役って感じでした。 エキセントリック調の行動やサバサバ系の性格などとてもジェニファー・アニストンらしくて、彼女に求める通りのキャラクターを演じてはいましたけどね^^ サプライズのクダリなんかできることなら真似してみたい! でも彼女はどうも、主人公の都合に合わせた人物だったような感じも^^;だから"脇役" って印象になっちゃったのかな? それプラス多少の「そうかなぁ?」って部分も気になったりで、総合的にはべた褒めする感じではないのですが、主人公と似た境遇の方へおススメしてもいいかなと思う映画でした^^aniston |
ユアン出演作なので当然観る予定ながら、とりあえずテレビ放送を待つつもりだったけれど、レヴューを拝見して我慢できなくなり、DVDを買っちゃいました♪ ◆フィリップ、きみを愛してる!(I Love You Phillip Morris)2009年 監督、脚本:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア、製作総指揮:リュック・ベッソン
いやいやいや・・・まず無理でしょ、それ!普通成功しないって!! と普通なら観てて呆れてしまうような現実味の無い詐欺、脱獄の繰り返し^^; でも映画冒頭に書かれているように、実在の人物によって本当に行われたことなんですよね。 脱獄を繰り返した結果総刑期167年で現在服役中という、この映画の主人公のスティーヴン・ラッセル本人は強烈な詐欺師です。 ウィキにはこんなエピソードが載っていました。 1998年、銀行でローン詐欺を働こうとし、バレそうになるとすかさず心臓発作のふり!FBIの監視付きで病院へ運ばれると、自分の携帯電話から監視役へFBIの上官のふりをして釈放を促しまんまと自由の身に! いや、これって!(笑)ジム・キャリーがどっかでこんな役やってそうじゃない?! て言うかこの映画内でも似たエピソードはありましたけどね^^; でもこれも想像すると普通にジム・キャリーの顔と動きが浮かんで来ちゃいますよ! コメディ映画にありがちだけど、現実には居なさそうなこんな人物がホントに居たんですねー・・・スゲー 優しい妻と可愛い娘に恵まれそれなりに幸せに暮らしていたスティーヴン。しかし自動車事故で死にかけたのをきっかけに人生観が変わり、ゲイをカミングアウト。 やがてそのズバ抜けた頭脳を使って詐欺をはたらき、大金を手に入れてはイケメンの恋人を喜ばせようと頑張るようになり・・・。 という、天才詐欺師で脱獄キングの "彼なりの事情" が描かれたお話です。 彼はなぜそんなことを繰り返すのか。 全ては 愛のため なんですよねー。 実際は恋人はお金なんか求めていないというのに、スティーヴンはやめられない。 それは彼の生い立ちに関するトラウマが原因で、ということです。 これを観て思わず、同情の余地はなかったのかしら?なんて考えちゃうんですが・・・。まぁ犯罪は犯罪だし・・スティーヴンはせっかく頭いいんだから、その頭をもっと他に使えれば運命の恋人と共にもっともっと幸せになれたかもしれないわけだし・・・う〜ん・・・。 そんな "愛を真剣に追いかけ続ける男" を演じたジム・キャリーは、自分で制作費を出してもいいからやりたい!と熱望していたこともあり、嬉々として演じてらっしゃいましたね^^ゲイ云々よりも詐欺師として活躍(?)するシーンがまさに "ザ・ジム・キャリー" だし、それプラス切なさとひた向きさで感動も誘う。ホント素晴らしいです! そして当然個人的には、やはりユアン・マクレガーの熱演に注目でした! 彼はスティーヴンが出会った運命の恋人フィリップ役です。 見つめあったりイチャイチャしたりするユアン・マクレガーとジム・キャリーが物珍しい、くらいな感じで観始めたんですが、そんなもんじゃないですねー。 ユアンは、観たこと無いような思いっきり乙女な表情ですよ。これがとにかく巧くて!! 顔の筋肉の微妙な動きや些細な仕草を駆使しまくってるんですよ。だから決してやり過ぎてはいないんですが、はっきりゲイだと判る^^ 中には思いっきり女の子走りするシーンもあったりしますけど、とにかく可愛いく見えてしょーがないんですよぉ!! 正直私は今まで、ユアンがここまでの職人だとは認識してなかったのかもしれませんね。 もう脱帽です^^ それにしてもロドリゴ・サントロは、今まで私が見た中で最もイケメンに見えたのがこのゲイ役とは・・・。いいのかな?^^;ewan |
ちょこちょこと見かけては、イケメン風だけどどこか惜しいなぁーなんて印象だったヒュー・ダンシーにまた挑戦してみましたー^^ ◆恋する宇宙(Adam)2009年 監督、脚本:マックス・メイヤー
この「恋する宇宙」や以前観た「恋する履歴書」みたいに違和感を感じることが多かった「恋する○○」ってタイトルが、「○○刑事」並の意味の分からなさでちょっと面白いような気がしてきました。よく考えるよねぇって感じで^^ ま、そんな感じで内容には全然期待していなかったのですが、これが実はなかなか感じのよい物語でした。 引越し先でひょんなことから出会った青年は、ちょっと変わってるけどとても感じのよい素敵な人だったが、実はアスペルガー症候群で・・・というラブストーリーです。障害を扱った内容だから良いとか感動したということではないのですが、彼に対する周囲の反応やガールフレンドの対応などがとても現実的に見えますし、ありきたりでない結末も好感を持てる感じで良かったんです^^ アスペルガー症候群という障害は名前を聴いたことがあるようなないような・・という程度で、要は私は知りませんでしたので、観た後にウィキを読んでみました。 どうやら劇中でのアスペルガー症候群のアダムそのまんまといった感じっぽいです。 しっかり調べて作られているようですね。(あたりまえですね^^;) アスペルガー症候群とは、人とのコミュニケーションにおける障害のある広汎性発達障害とのことです。 他人の発言をその言葉通りにしか理解できず、真意を見抜いたり行間を読んだりといったことができない。そして自分で話す場合にも遠回しに言うという能力も感覚もないため、コミュニケーションが上手く行かないそうです。 劇中では、主人公アダム本人が自分でそれを説明していました。 アスペルガー症候群の人には知的障害や言語障害がほとんど無いため、障害のある人だということがわかりにくいようです。 『空気の読めない自己中心的な男』 これは某ショッピングサイトに掲載されている、この映画のあらすじ内での主人公アダムを表した説明です。 実際は違うのですが、一見そのように見えてしまう人なんですよね。 言いにくいことを突然ズケズケと言い出したり、自分の興味のあることだけを延々としゃべり続けたりするので。でも度合いは違っても、そのへんにたくさん居そうですよね。私自身そんなところがあると思いますし^^; 知らずに文句でも言って誰かを傷つけてる場合もありそうで怖い。 なので今回は、アスペルガー症候群の存在を知ることができて良かったです。 つくづく私って、こういった知らない病気のことをはじめ、戦争や差別など自分の無知な部分を学ぶ機会すら放棄し続けてきてるんですよね。 少しずつでも辛くてイヤなことも知っていかないといつまでも大人になれないよなぁと、遅まきながら反省しました。 役者陣は、娘を心配してアダムとの交際を反対するパパ役でピーター・ギャラガー、迷う娘へ素敵なアドバイスをするママ役はアスペルガー症候群が身近な元スピルバーク夫人のエイミー・アーヴィング。 ヒュー・ダンシーについては、取り立てて印象が変わることはなかったですね。あ、全然けなしてないですよ。彼の熱演も素晴らしかったです^^ |
ちょっと遠出して疲れ果てて戻ってから少し時間があったので、適当に楽しめそうなアホっぽい映画を観てみました。 ◆Mr.ゴールデン・ボール/史上最低の盗作ウォーズ(Gentlemen Broncos)2009年 監督、脚本:ジャレッド・ヘス
え〜っと・・・困ったな。 なんというか・・・苦笑が続く変な映画でした^^; 作家志望の主人公が書いた小説を元に制作されたインディ映画はボロボロ、小説自体も大物小説家にパクられて、怒った主人公がどれだけ反撃することができるのか、みたいなリベンジもののようですが。 はて?物語のペース配分はこれでいいのかな?って疑問に思っちゃうくらい、主人公が盗作に気付くのが遅いし、怒るのも遅い^^;もっと盗作を巡っての戦いの話かと思っていたので肩すかされましたね。 じゃあそれまでの間は何があるのかというと、主人公が書いた小説を劇中劇で見たり、大物小説家のパクったバージョンを劇中劇で見たり(さすがにその2つの話はカブらずに話が続きになってましたが)、映画の撮影シーンを見たり、と劇中劇が多いのかな。 その中身はSFらしいのですが、SFってこんな感じなんだっけ??ってビックリするようなおバカ! 絶倫王ブロンコのキン○マを巡って繰り広げられる戦いを描いたSF巨編ですよ。 私が知るおバカSFと言えば「銀河ヒッチハイク・ガイド」ですが、あれは全然バカじゃなかったなーと見方を改めました^^; しかも、こちらのおバカSFの主人公の絶倫王を演じたのは、「銀河ヒッチハイク・ガイド」でもおバカ大統領を演じたサム・ロックウェル!こ・・この人は・・・ヘンテコな役ばかり好んでやってる人ですか?^^;大統領役同様しっかりハマってますからいいんですけど。ホント楽しそうにやってくれるよねぇ〜♪ 主人公の少年は、気のいいオタク風の弱そ〜な男子。 結構可愛いのですが、この子がこのアホな小説を書いたの??しかも真剣に?? いやいやいや・・・。もうそっから可笑しい!よくよく考えれば考えるほどオカシイ! しかし演じたマイケル・アンガラノがヘナチョコで優しいモヤシ少年がピッタリで、彼のキュートさでなんとか観られたという感じもしなくもないですね^^; 脇役も誰も彼も可笑しな人ばかり。 個人的には息子想いで優しいけどなんかズレてる母親を演じたジェニファー・クーリッジ贔屓なんですが、彼女も他のキャラも面白いようなどうでもいいような・・・。とにかくユルくて。 面白さもあるし思いっきりキャラモノなんですが、今回は残念ながら私のツボにはハマりきらなかった感じかな。少なくとも一度観ただけではね^^; この監督は「バス男」や「ナチョ・リブレ」なんですね。 私はどちらもまだ観ていないのですが、これを観て他の作品を観ようとは・・・なかなか考えにくいかな。 観る順番を間違ったのかも? |
ファースト・シリーズのBOXと同時に買って、もったいないからと取っておいたセカンド・シリーズをついに(ってほど間隔開いてませんが)観ちゃいました^^ ◆エキストラ2:スターに近づけ!(Extras The Complete Second Series)2006年 監督、脚本:リッキー・ジャーヴェイス、スティーヴン・マーチャント
主人公のアンディはすっかりエキストラではなくなりましたが、基本スタイルは変わらず、本物の大スターの本人役ゲスト出演が目玉となっているコメディです^^ 全体的にパワーアップしてる印象でした! ゲストスターはこの6人。 オーランド・ブルーム、デヴィッド・ボウイ、ダニエル・ラドクリフ、クリス・マーティン、イアン・マッケラン、ロバート・デ・ニーロ。 名前を並べただけでも前作よりパワーアップですよね! 彼らのキャラクターも、変なヤツやしょーもないヤツだったりはしますが、前作と比べると(作られた役だとわかっちゃいるけど)ついついその人を嫌いになってしまいそうな危険は少ない人物像になってる気もしました^^ 配慮した?と"チキン"を勘ぐってしまいつつも、観ていて気分を悪くさせられることがない分楽しく観られたので良かったと思います。 そのせいで毒気が抜けたって印象も特に無いですしね^^ クリス・マーティンやデヴィッド・ボウイの歌も聴けましたよ♪ アンディのダメエージェント(スティーヴン・マーチャント)と、所属する落ちぶれた俳優(ショーン・ウィリアムソン)のコンビの出番が増えていたのも嬉しかったです^^ 男同士の会話も多いからか、下ネタが増えたような気もしますが面白かったです! 今回も特典映像はリッキーとスティーヴンによる解説やNG集が良かったです。 「身障者を笑ってるんじゃないんだよ」という真面目な解説から、毒まじりのユーモアや面白エピソード紹介などまで、とっても楽しかったです^^ 個人的には、スティーヴンがしゃべりながら動かす美しい指が気になってしょうがなかったです♪ あと前作でもそうでしたが、NGの多くがリッキーの笑いが止まらなくなるというものだったようで。楽しそうだけど、あれだけ笑い上戸だとコメディの撮影は大変なんじゃないの??と心配になってしまいましたね^^; しかしファーストシリーズの特典映像にもあった「ナイジェルと遊ぼう」シリーズだけは相変わらずいただけないですね。 今回はマギー役のアシュレー・ジェンセンがナイジェルをかばうシーンがありましたが、あれが普通の反応のはずですもん。 こういうのを素直に笑えないのは空気が読めてないだけでしょうか^^; ま、とにかく私の印象ではファースト・シリーズよりもセカンド・シリーズの方が前編通して面白かったです。いっぱい笑えました!gervaismerchant |
元々はDVD発売当時にウィレム・デフォーの名前に釣られて観たがっていた作品でしたが、安くなるのを待っていたまま忘れていた映画でしたけど^^; この度シネフィル・イマジカで放送されたので、録画してやっと観られましたー ◆アメリカン・サイコ(American Psycho)2000年 監督:メアリー・ハロン、原作:ブレット・イーストン・エリス
エリートな表の顔とはうらはらに、人を殺したい衝動を抑えられないサイコな一面を持つ青年の話です。彼が繰り返す殺人はいわゆる猟奇的なもの。見た目にグロいものはほとんど見せられないものの、十分ヤバい感じがあります。 しかし全体的に小ネタ溢れる面白い映画でもありました^^ 但し、緊張感にも欠けるし、スピード感で魅せるタイプの描き方でないので、少々ダレ気味に感じるところもあるかもしれません。 が、どっちがサイコ?な結末に「あぁ〜ブラックだねぇ〜怖いわねぇ〜」と微妙にニヤリとさせられたりして、なかなか面白かったと思います^^ 個人的にはクリスチャン・ベイルのサービスカットが満載なだけで、終始ニヤニヤでしたけど♪ 下着姿でエクササイズに勤しみ、パックまでして念入りにスキンケア^^ 満足気に鏡を眺める彼を見ているとククク笑いを漏らさずにいられない。 なんだこれ?と思いながら観ていると、仲間と集まって名刺の紙質やフォントを比べあい自慢し合出だすし。 とにかく細かくギャグが配置されているので「あ、コメディなんだ」と。 とは言っても、スリラーな展開になっていくので、観ている方もそちらの方へ気持ちをシフトして行こうとすると思います。けれどできればこれは、それよりもコメディモードのまま観た方がいいのかも?なんて思いました。 ブラック・コメディとして楽しまないと勿体無いような気がして^^; 目当てのウィレム・デフォーは、ブラックな部分の一部を担う役ではありましたが、残念ながらあんまり印象には残りませんでした。出番の少なさもありますが、やっぱり地味だったのかな。 主人公の婚約者にリース・ウィザースプーン、愛人にサマンサ・マシス、友人にジャスティン・セローもいましたが、クリスチャン・ベイルの強烈さを前に皆さん見事に霞んでらっしゃいましたね。 音楽はジョン・ケイルだったそうですが、主人公が聞いている80年代丸出しのロバート・パーマー、フィル・コリンズ、ヒューイ・ルイス、ホイットニー・ヒューストンなんかに気を取られて全く印象に残りませんでしたし^^; だって主人公がね。評論にそう書いてあったの?って感じの曲の解説を、延々しゃべりまくるんですよ。音楽も笑いどころでしてね^^ |
コリン・ジョイス氏の『「イギリス社会」入門ー日本人に伝えたい本当の英国』に、最近では発音の違いから階級を見分けることは難しいので「マイ・フェア・レディ」を今演ったら違った内容になるだろう、なんて話が出てきたのを読み、久しぶりに観たくなりました。 ◆マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)1964年 監督:ジョージ・キューカー、原作:ジョージ・バーナード・ショウ
先にヒットしていた舞台版では主役がジュリー・アンドリュースだったけれど、映画版ではより集客が見込めるオードリー・ヘプバーンに変更されて制作されたミュージカルです。 映画版も名作ではあるけれど、歌が吹き替えだったためにオードリーが主演女優賞にノミネートすらされなかったことでも有名ですね。 でも彼女の演技もとても素晴らしいと思います。自分の歌がどうしても採用されず悔しい思いをしながらの熱演は、役者魂をこれでもかと注ぎ込んだかのようでとても迫力を感じます^^ 私はこれを初めて観た時にはストーリーなど予備知識が全くない状態だったので、始めに登場したオードリーのキャラには本当に度肝を抜かれました^^;"ドブネズミ" 仕様のオードリー=花売り女のイライザです。 薄汚い見た目に思いっきり庶民な訛りと酷いダミ声!動きも当然乱暴で下品! 音声学者のヒギンズ教授はそれを思いっきりけなし、残していったのはこんな気になるセリフ。 「こんな女でも私の下でまともな発音と作法さえ学べば、半年で社交界へ出せる。花屋に売り子として就職だってできる。」 花屋の売り子。彼女にとってはまさに憧れ。ヒギンズの言葉が頭から離れない彼女は、正しい発音を習おうと教授宅へ押し掛けて・・・という話です。 で、このヒギンズ教授というのが、横柄で失礼でとてもヤな奴なんですよねー。 若い頃に観た時にはやはり、ピカリング大佐の紳士振りとの対比もあって、ヒギンズなんか憎たらしいクソオヤジだ!なんて思っていたのですが、観ているうちに私はこの人がわりと好きになっていきました^^ (実際に自分が関わるとなったらどうだかわかりませんが) (ピカリングは花売り娘を淑女のように扱うが)「自分は淑女を花売り娘のように扱う。大切なのは相手によって態度を変えないことだ。」 まぁ、淑女に失礼な態度を取る必要もないけれど、ヒギンズの言ってることはなるほどです^^ 誰に対しても紳士でいる人も素敵だけど、こんな物怖じもせず "お互い同じ人間同士" という考え方をする人も私には同じように素敵に思えるし、同じように好きだったりします。 しかしヒギンズ語録はちょっとした男尊女卑に感じられる部分もあったりするんですよね。 男は誠実で物事に公正、ほがらかで打ち解けやすいし、友情にあふれ善良でやさしい。 それに対して女は理性がないし頭を使わない。髪は念入りにとかすくせに頭の中を整理しようとしない。 男が花を贈らなかったら気を悪くし、男が何時間も黙っていたらバカにしてると怒る。 なぜ女は男のようになれないんだ! うわぁ・・・ムッとしちゃいますねぇ。 いきなり女は全員バカ呼ばわりですからねぇ。 でも実はちょっと図星な感じもあったりして?もちろん女性全員は言いすぎですけど^^ そういう訳で自分の生活に女が入り込むと平穏な人生が台無しになるから独身を通してるんだ、と言うヒギンズ。 そこまで徹底してるなら大したモンですよねー。 世の中、好きで結婚しておきながらも文句を言い合う夫婦も多いですもんねぇ。 とは言っても、「男=善良で優しい」ってこともないでしょう?なんてことも言いたくなりますけどね。「ほがらかで打ち解けやすい」ってのも、60年代当時は知らないけど現代では当てはまらない人も多そうだし? うーん・・・なんとかヒギンズサイドに付きたいのですが、全力で味方するのが難しいのは私が女だから?^^; で、これはミュージカルですので突然歌いだしたりするわけで、上記のヒギンズの主張なんかも歌なんです。しかしこれが素晴らしいんですよ。しゃべりから歌へ、歌からしゃべりへの流れのスムーズなこと!いわゆるメロディアスな "歌" じゃないんですよね。ラップじゃないんですけど、リズムに合わせてしゃべってるみたいな^^ それが演説調が似合うヒギンズの主張にピッタリなんですよねー で、肝心のオードリーですが、小汚く品のない町娘から特訓を経て見事にレディに変身した姿が、もちろんホレボレする美しさです♪ アスコット競馬場のデビューのドレスも素敵ですが、個人的には大使館のパーティのドレス姿がお気に入りです^^ 歌は本人の歌唱でない部分が多いのですが、口パクでもあの身のこなしは彼女らしく可愛らしくて、「I Could Have Danced All Night」の最後のベッドに後ろ向きで膝を折り曲げて飛び乗るシーンなんか、とぉ〜ってもキュート! 自分でもやってみれば一応出来るのですが(ベッドの高さが違う?)、私がやってもあんな風にピョコン!って可愛い感じにならないんですよねー=3 他にも、ヒギンズもタジタジになるほど口の達者なイライザの父親、未熟なお坊ちゃんだけど優しくて紳士な青年フレディ、厳しさと優しさのある愛情たっぷりなヒギンズのママ、ヒギンズの元教え子の言語学者カーパシーなど、面白キャラや素敵キャラがいっぱいで、物語、名曲の数々ともに大好きな映画の一つです^^audrey |
アメリカの女子中学生ジェイミーの日記シリーズ、第8巻です。 「私にとっては」なのでしょうけど、なんだか語彙なんかの難易度にかなりバラつきがあるような気がしてきました。今回はずいぶん楽に速く読めた印象です^^ 【Dear Dumb Diary, #8 It's Not My Fault I Know Everything】 国語で3週間に渡る日記の宿題が出た。 その代わり・・ということではないでしょうけど今回は、いつもちょっと大人なアンジェリンのちょっと意外な一面が見られましたよ。 そして、ジェイミーの想い人ハドソンに関する(ジェイミーにとって)驚愕の事実(まだ推測?)が!!いったいどうなってしまうのか!!(笑) とりあえずは結局、ニッコリと読み終われる素敵な結末なのがやはりいいですねー^^ |