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    • 2023.12.07 Thursday
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    【もしも昨日が選べたら】(2006年)

    妹に薦められた覚えがあったので、観てみました。
    アダム・サンドラーを見たのは3作品目。


    ◆もしも昨日が選べたら(Click)2006年  監督:フランク・コラチ
    出世することが家族の幸せに繋がると信じるマイケル(アダム・サンドラー)は、愛する妻ドナ(ケイト・ベッキンセール)や二人の子どもと過ごす時間よりも仕事を優先させてきた。ある日、マイケルは電化製品だけでなく人生さえも自在に操れる万能リモコンを手に入れる。そのリモコンで家族との面倒な時間や、出世までの道のりを早送りして快調に過ごすが・・・。果たしてマイケルは、本当の幸せをつかむことができるのか?

    さて、アダム・サンドラーもまぁまぁ慣れてきました。
    私の中では、贔屓していたベン・スティラーとの差もだんだん無くなってきちゃいましたね。試しにこの映画をベンがやっていたら?と想像してみると・・・あらら、全然違和感ない。なんでベンを贔屓していたのかもよく判らなくなってきたり・・・。なんて、ベンは全く関係ないのにここで比較したりするのは失礼ね。

    ファンタジックなハートウォーミング物語です。
    今んとこアダム・サンドラーはこの系統が主なイメージですね。
    彼の泣き顔系の顔は、心温まるお話にピッタリですもんね。
    今回は涙まで誘われましたよ。
    でも実際は、その顔でイヂワルから下ネタまでやらかすので、そこに慣れるまでに少し時間が掛かった気もします。

    どこかで読ませて頂いたレビューで『ドラえもんの道具的な・・』という表現を目にして上手い例えだなーと感心したんですが、夢のような道具を手に入れて、その楽しさに調子にのり過ぎて困ったことに・・という戒め的な話となるのは、確かに大人向けの「ドラえもん」って感じですよねー。
    でも最初は正直、分っちゃいるけどいいなーって思っちゃいましたよ。

    『出世=家族の幸せ』と考える人って結構多いんじゃないかなーとは思います。
    別に間違っちゃいないような気もするんですけど、仕事と家族の間での時間や気持ちのやりくりが上手く出来るかどうかで、幸せ度が大きく違って来そうですねー。
    この主人公マイケルは、出世したいということもあるだろうけど、リモコンを手に入れて家族との時間を早送りしてるということは、どうも仕事に逃げてるパターン?って気もしますね。
    マイケルはこういう経験ができたことによって・・・という話なのでいいんですが、現実の仕事人間の方々はこれを観て、ちょっと考えてみるといいんじゃないかな?と思いますよ。

    怪しさがたまらないクリストファー・ウォーケン、どこまでも美しいケイト・ベッキンセール、今だに現在の顔が覚えられないショーン・アスティン、やっぱりそういう役?なジェニファー・クーリッジなどなど、脇を固めるキャスト陣も良かった中、アダムにイジメられまくる可哀想な隣家の子どももいいアクセントで印象に残りました^^













    【誘う女】(1995年)

    実際にあった事件を元にした映画なんですよね。ニコール・キッドマンのハマりぶりとホアキン・フェニックスの熱演が好きだったんですが、いつの間にか500円の廉価盤DVDシリーズで出てたので買っちゃいました。


    ◆誘う女(To Die For)1995年 監督:ガス・ヴァン・サント
    ローカルお天気キャスター、スザーン(ニコール・キッドマン)はTVに映らなければ生きてる意味がないという人生観の持ち主。目的達成に夫(マット・ディロン)が邪魔になることに気付いた彼女は、自分の美貌を武器に高校生の少年を虜にし、操って夫の殺害を計画するが・・・

    まずはなんといってもニコールの見た目や雰囲気と「氷のように冷たい女」という役のイメージとのピッタリさ加減。とにかく自己中で、自分の夢を叶えるために邪悪な考えを実行していく。そんな女のイメージがどうしてこんなにニコールにハマるのか分りませんが、いつみても凄いなーと思っちゃいます。

    強引に小さなローカルテレビ局に入り込み、企画をガンガン持ち込んで局員を圧倒しながら必死で仕事をする様は、可笑しな所もありながらもやる気と行動力があって頑張ってる女性として本来ならそれなりに尊敬したいところなんだけど・・。
    でも実際は夢(仕事)への異常な執着心が元でとんでもない事件を起こしてしまったわけですが、それでも彼女はテレビに映ることができれば幸せだったりして、結局は精神異常者的なとっても残念な人だったんですよね。
    まぁ、殺人事件を起こしてる時点で普通でない人なのは明らかなんですが。
    しかし、これが知的にやってのけるといった感じでは決してなくて、詰めも甘いおマヌケなやり口ってところが何となくリアルな感じですよね。これでも全部が事実ではなくて、大きく脚色された部分があったようです。

    ニコールにたぶらかされるおバカな高校生3人組は、ホアキン・フェニックスとケイシー・アフレックともう一人イケてない女の子。
    ホアキン・フェニックスが悪い女の虜になって見事に操られていく残念な子どもという役を見事に演じ切っているのは、今観てもやっぱり要注目ですね。
    ゾワっとさせるほどのエロい演技もなかなか凄いです。
    憧れの美女に構って貰えてモジモジと嬉しそうにする、これまた困ったアホな女の子も何気にいい味出してると思います^^

    しかし恐ろしい事件ですねー。
    夫が邪魔なら別れたらいいじゃないのとか思うんですけど、そういう時って邪魔なら消すという考えしか浮かばないもんなんですかね・・。
    うーん・・思い込みの激しさと安直な考え方は私も人の事が言えないんですが、彼女のような行動力を持ってなくて良かったって感じ?いやいやいや・・そこまでして排除したい人なんかいませんから。













    【日記・その他】なんかいろいろ・・・

     さささ寒いですね・・・急に。
    北の方ではもう雪だとか、東の方でも木枯しだとか・・・ぅうぅ...さぶいぃ・・
    とりあえずすぐ平年並みに戻るそうなので、ちょっと我慢やね。


     今、私の心にも木枯しが吹いたような思いをしております。
    ・・なーんて大袈裟な話じゃありませんが・・・。

     今流行ってるらしいHURTSというバンドはご存知でしょうか?
    ヨーロッパ各国で大絶賛されている80sエレポップ風のユニットで、既に日本の雑誌でも高い評価をされてます。
    日本のAmazonのユーザレビューを見てもみなさん絶賛されています。
    そして私も音楽チャンネルでビデオを観ることが出来て、良いと思ったので買ったんですが・・・困ったことに、アルバムを通して聴こうとすると、どうしても途中で止めたくなってしまう・・・。
    要は、良さがわからないんですぅ〜。
    これはショックです。
    多くの人が楽しんでるものが私には楽しめないっていうのが、本気で残念です。
    何度も聴いてれば慣れて来るかもとは思うんですが、どうしても聴いていて恥ずかしくなってきちゃう。
    なんつーか・・やり過ぎじゃない??って感じがしちゃって・・。
    オバちゃんだから解んねーんだよ!ってことでしょうかぁ・・・イヤーン!言わないでぇぇぇ・・・

     それは置いといて、昨年からソフトバンク主催で行われているS-1バトルというお笑いの大会は、盛り上がってるんでしょうか?
    私はソフトバンクユーザではないので今年度はすっかり忘れていたんですが、私がひいきしてる浅越ゴエ氏が次回のチャンピオン大会にまた出場することが決定したとのニュースを見ました!
    最近はすっかりネタを見られるテレビ番組が減ってしまったので、貴重な機会ですからね。とても楽しみです。
    しかし、またグランドチャンピオンの賞金は1億円なんですかね?
    お客さんのご意見はちゃんと聞いた方がよろしいですわよぉ?

     全然関係ありませんが、「イングロリアス・バスターズ」のDVDが12月にはもう1500円で廉価再発されるんですねー!
    買おうか迷っててまだ買ってなかったんですが、買ってなくて正解でしたねー。
    「パリより愛をこめて」も、Blu-ray+DVDのセットしか出てないので、まだ買ってないんですが、これも待ってた方がいいよねー、きっと。
    「インセプション」もBlu-rayセットと通常盤に加えてトーテム付きの豪華BOXとかも出るようですけど、廉価再発を待つとしようかな〜。
    まぁ、どれももう観たんだから急がなくたっていいしねー^^

     て、なんかだらだらとすみません・・・。
    ほんとはうちのミドリフグのちょっと変わった近況なんかもあったんですけど、長くなるのでまた今度ねー。
    今日はただの日記でしたー。













    【唇(くち)によだれ】(1959年)

    タイトルに惹かれたんですが、ヌーヴェルヴァーグ系とのことなので訳わかんないかもねなんて不安も抱きつつ観てみました。


    ◆唇(くち)によだれ(L'eau a la Bouche)1959年
    監督、脚本:ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ
    祖母の遺産相続のため、ミレナ(フランソワーズ・ブリオン)は子供時代以来あっていない従兄妹のジャン=ポール(ポール・ゲール、)とセラフィーヌ(アレクサンドラ・スチュワルト)を屋敷へ呼び寄せる。そこにジャン=ポールの到着が遅れることを知らせるためにセラフィーヌの恋人ロベール(ジャック・リベロル)がやって来るが、とっさに自分がジャン=ポールだと言ってしまう。公証人ミゲル(ジェラール・バレー)も加わり、ミレナとロベール、セラフィーヌとミゲルの2組は急速に接近するが・・・

    モノクロ作品だからなのか、私に集中力がないからなのか、2人の男+召使(男)と2人の女+メイド(女)の顔の区別が凄く難しくて、観ていて少しイヤになった・・・。
    メイドだけは他の2人と比べると少し美人度が落ちるけどコケティッシュな魅力が気になる感じだったのでなんとか見分けられるようになったし、召使も近寄れば少し年がいってて体型も太めなのでなんとか判るようになったけど、メインの4人(2人と2人)が最後まで見分けられず・・・・。薄暗い屋内のシーンも多いせいで、見えにくかったんだと思うけど。

    話は単純な恋愛ゲームで判りにくいこともないし、普通ならなんてことなく観終われる内容だと思うけど、終始なんとなくダルいというか、まぁ・・・退屈感が強かったんですよね。最初はそうでもなかったのに、中だるみというかだんだんテンポが悪くなっていったからかな。
    ま、多分人物の見分けがつかなくてイライラしてたのが一番の原因かとは思うんですけど。

    屋敷の使用人が、お客の寝室に朝食を運んだついでに、「ここにはウンザリです。楽しみは女くらいで・・・」と突然自分の性生活を話し出したり、お客もその相談に乗ったりと、コミカルな部分もちょこちょこあって、わりと面白いはずなんだけどなー・・・。
    別人のふりをして滞在している件がどうなるのかなど、展開も気になるはずだし。
    夏休みで滞在している、コックの孫娘の謎の存在もちょっと面白かったし。

    セルジュ・ゲンズブールが担当した主題歌も気だるい雰囲気がとってもよかったし、もっと楽しめるはずなのに、なんとも勿体無いという印象が残ってしまった・・・。いわゆるヌーヴェルヴァーグというジャンル(?)からイメージする小難しさは特に無くて観易いものだったんだけどな。
    でも多分もう一度チャレンジ、ということにはならないでしょう。
    残念ながらそこまでの魅力は無かった感じがする・・。

    しかし、実はあの唯一私の興味を引いたメイド役のベルナデッド・ラフォンは、トリュフォーの「あこがれ」や「私のように美しい娘」(どちらも未見^^;)に出てるんですねー。
    これは早速観てみなければ!








    【ミルク・マネー】(1994年)

    短いあらすじでは「真面目な教師と純真な娼婦の恋物語」・・という微妙な感じだったんですが、エド・ハリスは結構好きだし、暇つぶしくらいの感じで観てみました。


    ◆ミルク・マネー(Milk Money)1994年 監督:リチャード・ベンジャミン
    父親と二人で暮らす少年フランク(マイケル・パトリック・カーター)は、友達二人とナマで女性の裸を見ようとお金を貯めて都会に繰り出した。そしてひょんなことから知り合った娼婦V(メラニー・グリフィス)に家まで送ってもらうが、その車が故障したことから彼女を自宅に引き止めることに。そして彼女を自分の父親(エド・ハリス)に引き合わせようとするのだが・・・

    エド・ハリスが好きとは言っても大して数は観ていないんですが、彼にラヴコメのイメージってあるんでしたっけ?私は全然知らないですねー。
    これ、子ども絡みのドタバタ混じりなラヴコメなんですよ。ちょっとビックリしました^^

    学校で性教育の授業も受けている思春期の少年たちによる、性への淡ーい憧れの会話が微笑ましいですね。
    主人公少年フランクも他の少年たちと同様に興味はあるけど、「紳士として、してはいけないこと」をわきまえる感覚も持っているってところがたまらなく可愛い♪ 環境問題に真剣に取り組む真面目な教師で、息子への理解も深く、ダメなことはダメとはっきり言うけど決して頭ごなしではなく・・・というパパの人柄と教育の賜物って感じが素敵です。あんな関係の親子には本当に憧れちゃいますね^^

    街で知り合った娼婦を演じたメラニー・グリフィスは、なんとなく名前はよく聞く気がするんだけど、多分作品を観たのは初めてでした。
    なんとなく思い浮かぶ娼婦のイメージより、随分温かみのあるキュートさのある美人。恰好はもちろん娼婦然としてるけど、そういう人には思えない感じ。(・・私、娼婦というのが人間だと思っていないのかしら・・つか、娼婦って実在するの??くらいな感覚だからかな・・・)
    でも彼女がそういうキャラで、子どもと上手く触れ合うタイプの女性だったからこそ、こういうほっこりした話になったわけですね。
    そういう意味では多分リアリティは全くなさそうですけど、いい気分になれるロマンティックなお話で、なかなか良かったですよ。
    ※上の画像の彼女は、エドの亡き妻の洋服を借りて着たところ。娼婦スタイルではありません。










    【日記・音楽】Carl Barât

    タイトルはちゃんと表示されてますかね?
    もしかして機種依存文字かな?「a」の上に「^」が乗ってるんですけど・・・。

    2002年にガレージロック・リバイバルの系統な感じで出て来たザ・リバティーンズ。
    ミーハーは私はもちろん当時も流行ってるものに目がなかったので、アルバムを買いましたし、気に入ってよく聴いてました。
    が、メンバー構成や背景、何を歌ってるのかなどの詳細までを知りたいと思うほど夢中にはならず、ただCDを繰り返し聴いてただけ。
    でも、その後毎月のようにニュースに名前が載るので、ピート・ドハーティとカール・バラーという中心人物2人の名前はイヤでも覚えちゃったんですよね。


    ということで特に大ファンにはならなかったので、ピートがドラッグ問題でバンドを追い出されて、自身のバンド、ベイビー・シャンブルズを結成した時も私は別に追いかけはしなかったし、ピート抜きでリバティーンズを存続する意思のなかったカールが自身のバンド、ダーティ・プリティ・シングスを結成した時も、「ふ〜ん」ってだけ。(いまだにどちらも未聴)

    でも、昨年ピートがリリースしたソロアルバムが、もの凄く良かったんですよ。
    パンキッシュでガチャガチャのガレージロックなリバティーンズのものとは全然違う、繊細なアコースティック系のアルバムで、元々メロディの良いバンドだったので、こういう内容だと更にその良さが光ってました。

    でー、今年はカールがソロアルバムを出したんですよね。
    ピートがあの感じだったので、じゃあカールはガンガンなロックなのかな?と勝手に予想して、あんまり気分じゃないからとパスすることにしたところへ、なんとニール・ハノン(ザ・ディヴァイン・コメディ)が1曲参加しているという情報を入手!
    ザ・ディヴァイン・コメディっていうのは、チェンバロなんかを使ったりしたバロックなポップ音楽にダンディでちょっと陶酔系なヴォーカルを乗せるドラマティックな作風で知られるバンド(実質1人ユニット)。
    それが、ガレージバンドメンバーのソロアルバムにどんな風に絡むわけ??と、まんまと興味を引かれて輸入盤を買っちゃいました。

    まずはクレジットは見ないで、ディスクだけ出して聴いてみることに。
    どれがニール・ハノンの曲なのか当てようって考えで。
    まぁ多分すぐ分ると思うけどー、なんて思いながら。

    で、ちょっと聴いていると、思った通り「あぁ!これじゃん!」とすぐに判りました。
    ・・・が、その後にも「あれ?やっぱりこっちか!」と思う曲が・・・。
    そしてその次にも「ん??これのような気もする・・・」
    ・・段々自信が無くなってきました・・・。

    要は、全体にギターをかき鳴らすことはなく、ピアノやストリングスを多く用いた柔らかな曲が多いんですよ。
    ガレージロックじゃないんですよ。
    これならニール・ハノンも溶け込んじゃいますよ。

    で、何度も繰り返し聴いて、最終的に「これが正解だろ!」と私の決めた答えは、ホーンが入ったりして一番ポップできらびやかな5曲目!どうだ!
    ・・・・間違ってるし・・・・。
    正解の曲も、「これかも」と候補に上げた曲ではあったけどさ・・。
    納得できる曲なんだけどさ・・。

    ま、それくらいアルバム全体が意外な内容だったわけですよ。
    ポップで、可愛くて、優しくて、穏やか。
    既になかなかのお気に入りになってヘヴィローテーション中。
    私が間違えた曲は、シングル曲でした。
















    【探偵<スルース>】(1972年)

    ローレンス・オリヴィエにチャレンジ、2作目。
    大ヒット舞台劇の映画化作品だそうです。共演は特に好きでも嫌いでもないマイケル・ケイン。
    ノレなかったらすぐやめるかな的な感じで再生してみました。


    ◆探偵<スルース>(Sleuth)1972年 
    監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ、原作、脚本:アンソニー・シェイファー
    ロンドン郊外の老推理作家ワイク(ローレンス・オリヴィエ)の邸宅に、美容師マイロ(マイケル・ケイン)が呼び出された。そこでワイクは彼の妻と結婚したいマイロに、屋敷から宝石を盗み出せと持ちかける。上手くいけばマイロには浪費家の妻を養うだけの金ができ、愛人を持つワイクには保険金が下りるという寸法だという。マイロは話に乗せられ、強盗を演じることにするが・・・

    ローレンス・オリヴィエは、私が観たことのあった「王子と踊子」の時で50歳、この「探偵<スルース>」の時は65歳。役のメイクなどの違いもあると思いますが、こちらでは結構おじいちゃんでした。もちろん威厳と気品をたっぷり感じさせるところはイメージのまま、こちらでは作家ということで更に言葉と想像力が達者という役でとても魅力的でした。

    しかしそんなことよりマイケル・ケイン!超ハンサムじゃないですか!!すぐに最後まで観る気になりましたよ(笑)
    最近の白髪姿しか見たことなかったので特に意識したことがなかったんですが、確かに今でもハンサムではあるけど、若い頃にはここまで素敵だったとは!角度によってはジュード・ロウに見えるとか思うくらい!
    ・・・と思ったら、この「スルース」は2007年にジュード・ロウがマイケル・ケインの役でリメイクしてたんですねー。しかもそちらではオリヴィエの役をマイケル・ケインが。凄すぎる・・・そちらも観てみたいですね。

    巨大迷路状の庭園の中心にいるオリヴィエのところまで、ケインがなかなか辿り着けずに困惑しながらうろうろしてるという"つかみ"がまず好きでしたね。こんな出だしで内容にコミカルさが無いわけがないって気がして^^
    案の定、奇妙な関係の二人のやりとりは、その内容の不可思議さに加えてコミカルでもあってとても観やすかったです。
    可愛くユーモラスなものから少し不気味なものまで屋敷内の至るところに置かれているからくり人形も、効果的な共演者となっていたのが印象的でした。

    内容は、セリフでの説明の多い会話だらけの頭脳戦的な・・・ミステリ・・ですかね?
    だからといって退屈になることは全くなくて、ところどころにユーモアも散りばめ、展開もどうなるの??と引き込まれますからとても楽しめました^^
    観た後に「あれ?」っと思って調べて知ったんですが、観客を欺く仕掛けがされていたというのがちょっと面白いですね。詳しくは書けませんが、その仕掛けを知りたい方は→こちら(英語)でどうぞ^^














    【ROCKER 40歳のロック☆デビュー】(2008年)

    「ロッカーとしてデビューしようと頑張る40歳の冴えない男の話かしら?上手く行けばロック・ムービーとして面白い内容かもしれないけど、日本公開は無かったようだし、期待しない方がいいだろうなー」なんて思いながら観てみました。


    ◆ROCKER 40歳のロック☆デビュー(The Rocker)2008年
    監督:ピーター・カッタネオ(フル・モンティ、ラッキー・ブレイク)
    大手レコード会社とのメジャー契約を目前に、ハードロックバンド『ヴェスヴィオス』をクビになったドラマー、フィッシュ(レイン・ウィルソン)。それから20年後、彼は今や超ビッグになったバンドとは対照的に負け犬人生を歩んでいた。そんなある日、高校生の甥マット(ジョシュ・ギャッド)が所属するバンド『A.D.D.』がプロムでの演奏を前に欠員が出たことから、急遽助っ人をすることに。かつてのロック魂が甦ったフィッシュは正式にバンドに参加することとなり・・・

    これは!!なかなか楽しいっすよー!!!
    主演のレイン・ウィルソンって方は初めて見たんですが、面白いじゃないですかー^^
    この主人公のフィッシュは、80年代にハードロックバンドでメジャーデビュー直前まで活躍していたドラマーなため、現代の音楽をやっている現代の高校生のバンドに参加しても、昔ながらのロックンロールなノリが消えないという暑苦しいキャラ。「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラックとモロかぶりです!
    小太り具合も似た系統(少しマシ)で、いかにも汗でビチャビチャの、ハグは遠慮したい感じだし、顔はジャックほど濃くないけど表情なんかは似てるところがあるし、静と動のメリハリとか近い雰囲気があるんですよ。しかも、動部分にジャックほどの濃過ぎ感(やり過ぎ感?)が無い分、ある意味見やすいとも言えるかも。ジャック、ピンチ!(笑)
    でも調べるとこの人、「あの頃ペニーレインと」に出てたんですってね。うーん・・・分からないな・・・またチェックしてみるよ。

    デビュー直前にバンドをクビになるってのは、よくありそうですよね。会社から「こいつだけ外せば契約するよ」と言われちゃうなんて話。
    それから20年経って、もう一度若いバンドに参加する機会を得たフィッシュは、メンバーにも意外とすぐに受け入れられるし、しかも結構トントン拍子に上手く行ってしまうんですよ。YouTubeを利用したところは現代だなーって感じでなるほどと思えましたけど。
    途中に問題も起きるし悩むこともあったりするものの、かなり王道な展開で最後まで期待通り(ヒネり無し?)。
    爽快感だけ期待して観れば、かなり気持ちのよい内容です^^
    バンドのキャッチーで素敵な音楽も耳なじみがいいし、全体のテンポのよさもいい感じ。

    そのバンドの中心メンバーを演じたテディ・ガイガーという人は、2006年にデビューしたシンガーソングライターだったんですね。不覚ながら全く知らなかったです。曲も彼のオリジナルだそうで、サントラも欲しいと思いました。
    歌声も素敵な少し切ない系で曲も好みなのに、今まで知らずにいたなんて・・・2006年頃には私は何を聴いていたんだか・・・。(Arctic Monkeysが2006年デビューだからその辺か・・・)

    ストーリーは、デビュー前にビートルズをクビになったピート・ベストのエピソードが下敷きになっているそうです。しかも、そのピート・ベストが一場面だけ出演してたようで・・・。
    ピート・ベストって若い頃のリーゼントでハンサムな写真を見たことがありますが、全く気付きませんでしたね。
    もう一度出演シーンを調べてから確認してみても・・・これは判らないよ・・・。顔ははっきり見えるけど、年月経ち過ぎですよね・・。

    ま、とにかく「スクール・オブ・ロック」がお好きでしたらおススメします。
    あれより良いとまでは言いませんが、そこそこ同じように楽しめると思います^^










    【アメリ】(2001年)

    女の子ウケの良いキュートなフランス映画として有名な作品ですね。私ももちろん大好きですし、実は私にとってはちょっとした思い出の映画です。
    結婚の約束をした現在の夫が、婚約指輪を欲しがらない私にプレゼントしてくれたのがこの「アメリ」のDVD限定ボックスでした。メタリ缶ならぬアメリ缶!
    明日が私たちの8度目の結婚記念日ということでちょっと久しぶりに観てみましたー。ヒューヒュー


    ◆アメリ(Le Fabuleux Destin' D'Amelie Poulain)2001年
    監督、脚本:ジャン=ピエール・ジュネ
    両親に心臓の病気と判断され、学校へ行く事も無く人と関わらないまま空想の世界で幼少期を過ごして来たアメリ(オドレイ・トトゥ)は、22歳になった今でもカフェで働きながら周りの人々を観察しては空想を膨らませて楽しむ毎日。ある日、あることがきっかけで誰かを幸せにするイタズラをしかけることを生き甲斐にし始めたアメリは、風変わりな青年ニノ(マチュー・カソヴィッツ)に出会い密かに恋をしてしまい・・・

    言わずと知れたオドレイ・トトゥの出世作で、私もやはりこれを観て彼女のファンになった口です。オドレイはこんな独特な印象を強烈に残す役でブレイクしたのに、すっかりそこから脱却してるのが凄いですよねー。キリっとした才女からちょっとしたビッチ役まで観てしまってるので、今ではこの大人しい不思議ちゃんキャラが似合わない気すらちょっとしてしまうくらい^^;

    ストーリーは、空想が大好きで自分の殻にこもりがちな女の子が、自分と同じ匂いのする青年に出会い恋をしたために現実の世界に踏み出す勇気が必要になり、それを期に成長を遂げることができるかなーという感じ。
    でもとりあえずはアメリが繰り返す、他人を幸せにするお手伝い(イタズラ)が楽しいんです。
    そのイタズラっていうのは多少やり過ぎ感のあるものも含まれるし、不可能だろと思うものもあるけど、細かいツッコミは無しにして楽しむことができれば、ほんわかといい気持ちになれる素敵な映画なんですよね。(逆に例えばテレビ番組のドッキリ企画なんかが楽しめないタイプの方には、不快に思われる場合もあるかもしれませんが)

    アメリに関わるカフェの同僚やお客、同じアパートの住民や父親などちょっとヘンテコなところのある登場人物たちも現実味が少なくて面白いので、これはファンタジーなんだなー・・とすぐに気がつきます。そしてここでリアリティ云々などでイチイチ突っ込むのは無粋だということにも気がつくわけです。現実とは違うヘンテコな世界を堪能させてくれて、映画っていいなーって思える幸せなひとときを感じられる、そんなキュートな作品ですね。

    アメリのイタズラの中では、最初のものが一番お気に入り。ある少年が昔大切にしてた宝物をみつけたアメリがこっそり彼に返してあげるというものです。こういう状況には憧れちゃいます。
    実は先日私がフリマで手にした古い品の中に、1枚の手紙を見つけたんです。
    「これが届いたら、あなたの○○○を送って下さい。」といった内容で、「私は○○○が大好きな16歳の男子で、***や***が***なのです。・・・」など自己紹介も書かれていました。
    おそらく雑誌の読者ページの「交換希望」か何かで交流されたのかな?と思いますが、すっごくワクワクしちゃいました。
    思わず私もアメリを気取って、この品と手紙をそこに書かれた住所に送ってみようかなーなんて考えちゃいましたよ。まぁ実際は無茶だし個人情報の問題もあるし、気味悪がられてもいけないのでしませんけどね。国内ですが離れた地域で自分が行くこともないところなので、アメリのように相手のリアクションを見ることもできないから面白くないし。
    でももし私にそういうものが届いたら、この映画の中のプルトドー氏のような反応になると思うんだけどなー。なんだか現実の世界ってつまらないなーって気がします・・・
    やっぱり「アメリ」は私にとって、じわーんと温かい気持ちになれて少し幸せになれる大好きな映画だなーと改めてしみじみと思いました。

    最後に夫へ。(実は彼にはこのブログは見せてませんが)
    お互いにお互いを幸せにできるよう、これからも思いやりを大切に穏やかに暮らして参りましょう。
    今後ともどうぞよろしくね。ヒューヒュー!tautou













    【日記・音楽】大人の階段を1段だけ上ってみた

    何のこっちゃって感じですが、私にとっての「いつか大人になったら」の筆頭がこれだったんですよ。
    プログレ!

    プログレッシヴ・ロックというのは、1960年代後期から1970年代が全盛期だった(と思う)ロックのジャンルの一つで、クラシックやジャズを取り込んだ実験的な感じのロックです(多分)。
    1曲がやたら長かったり、コンセプト・アルバムだったり、インスト曲が多かったり、1曲の中に歌の部分がやたら少なかったりと、ラジオでかかりそうにない感じの、私の意識ではとにかく難しそーってイメージの音楽なんですよね。

    なので、お子ちゃまにはとても無理!と決め付けて、ろくに聴いたことなかったんですが、この度プログレ作品の中でも最も有名なアルバムの一つを、ついに聴いてみちゃいました^^


    【Pink Floyd / The Dark Side Of The Moon(邦題「狂気」)】
    1973年のアルバムで、米ビルボードチャートに570週に渡ってランクインした凄いアルバムです。
    当時日本でも1位を獲得したそうです。
    10曲入りですが、最初から最後まで全部繋がってます。

    結論から言うと、普通に聴けるじゃないのぉ!って感じ。
    ま、確かにね、キャッチーって言葉にはいかにも縁が無さそうな内容だなとは思うけど、意外と大丈夫でした^^
    とは言っても、1曲目の短いインストは実は「ちょっと・・・」と思いましたけどね。
    大人の男性が聴いて酔うんだろうなって感じで・・・。
    でも2曲目の歌が始まると、一気にテンションが上がっちゃいました!
    いえ、別にアゲアゲな曲じゃないんですけど、つか、むしろたら〜んとした曲なんですが、なんか気持ちいいんですよ。不思議な雰囲気のあるメロディと微妙に気だるい歌い回しがね、とっても好み。
    そして3曲目はまたインスト。
    なんと!「モンキーマジック」の頭の部分はこれのパクりだったのか!
    ・・・あ、違うんですか?(笑)
    こういうのがプログレなんだろうなーって思いながら聴きました。
    要はキャッチーの反対?
    7曲目が一番長い曲で、私がずっと持ってたプログレのイメージっぽい曲。
    壮大っていうか、大袈裟というか、鍵盤が大活躍する感じというか・・・個人的には何故か小室哲哉の演奏シーンが思い浮かぶ感じ?(笑)(あの人、実はプログレの人なんですよね)

    で、一番好きな曲はやっぱり「マネー」かな。
    一番キャッチーな曲で、実際シングルカットされたらしいです。
    これは普通にカッコいいロックな曲ですけど、実は6分以上あるやっぱりプログレな曲でした。
    イントロのコインとレジのチンッって音もステキ。

    全体的には思ってたほどは難解って印象の内容でもなかったけど、結局キャッチーな曲に最も惹かれてるということは、私にはまだ早かったってことか。
    もっと大人になったらまたチャレンジしてみるよ。
    とりあえず第一印象は全然悪くなかったので、また聴く気になれるだろうなーと思えてよかったです。








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