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    • 2023.12.07 Thursday
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    【日記・音楽】The Drums

    今月買ったCDの中では圧倒的にこれですね。
    【The Drums / The Drums】
    先行発売されたミニアルバムがメガヒットとなり、2010年最重要新人バンドとの評価を得ている・・ということを、雑誌でこのアルバム発売の記事を読むまで知らなかったんですよ・・(汗)最近音楽チャンネルをあまり見てなかったからなぁ・・。
    慌ててアルバムを買って見事にハマっております。

    アメリカはブルックリン出身のバンドだそうです。
    P,B & Jじゃないけど『口笛ソング再び』的でキュートな「Let's Go Surfing」は、噂通りの素敵な曲でした!
    80'sニューウェイヴ・サウンドにノスタルジックな甘いメロディを乗せて、最近の80'sリヴァイヴァルっぽいシンセも絡めたキラキラながら繊細な雰囲気のあるサーフロック!他の収録曲も基本的にその線で、若さもハジけてました。サマソニにも出演するようですが、残念ながら私はもう体力的に無理なんで諦めます・・。

    先月出たLCD Soundsystemを、過去作品が好きだったので当然のように買ったんですが、聴いてみるとどうも今はそういう気分じゃなかったらしく、すぐに棚へしまっちゃいました。この感じだときっとこれもダメだろうと、今月出た!!!(chk chk chk)も買うのはやめておきました。
    色んなジャンルを聴いてるつもりでも、やっぱり気分によって偏るんだよね。「後にそういう気分になったら・・」と思ってるんだけど、あまり聴かなかったアルバムって自分の中に「気に入った!」という印象が残ってないからか、結局後から改めて聴こうとはなかなか思えないんだよな・・。ただの無駄遣いになっちゃってるパターン。むぅ・・







    【タイムマシン】(2002年)

    美しいCG映像にため息・・
    ◆ タイムマシン(The Time Machine)2002年  監督:サイモン・ウェルズ
    1890年代ニューヨーク。ある日、大学教授のアレックス(ガイ・ピアース)は、婚約者のエマ(シエンナ・ギロリー)を暴漢に殺害されてしまう。現実を受け入れられないアレックスは、過去に遡ってエマを救いたい一心で研究を重ね、4年後ついにタイムマシンを発明するが・・・

    あんまり人気のある作品ではありませんが、実は私はこの映画、公開当時劇場で観て以来結構好きで何度も観てるんです。最後までちゃんと観ることは、まずありませんが(笑)
    H.G.ウェルズの同名SF小説の再映像化作品(一度目は1959年)。監督は原作者の曾孫だそうです。私は原作も読んでなければ、1959年版の映画も観ていません。


    タイムマシンと言ったら勉強机の引き出し・・・いや、せめてデロリアンくらいは言った方がマシかな?ま、そんな程度の興味の無さだし、SF映画を喜んで見に行くタイプじゃないんですが、予告編で見た美しい映像に魅かれたというのと、「タイムマシンで行った先はなんと80万年後」という宣伝文句もなんか面白かったし、あとはもちろんガイ・ピアース目当てで観に行きました。

    とりあえず話の始めは1890年代のニューヨークです。クラシカルな雰囲気と街並み、小物なんかがいいですよねー。ガイ・ピアースもよく溶け込んでます^^ 計算に没頭していてデートの約束を忘れたり、新しい機械(自動車)に興味津々で目を輝かせたり・・・という、ちょっとユーモラスでカワイイとも思えるキャラもいいですよ。そして、婚約者を亡くしたショックから家に閉じこもって研究を重ね、完成させたタイムマシン。これも1890年代の家具、装飾の中に溶け込むような素敵なデザインなんですよねー。キーなのか使う度にいちいち差し込むレバーの先にはクリスタルでしょうか?キラリと光る装飾が付けられたりしてなかなかオシャレ。

    そのタイムマシンで過去へ遡るも思う様に成果が上がらず、納得のいく理由を探しに今度は未来へ旅立ちます。その時間の経過を表すCGシーンが凄く魅力的なんですよね。そう、タイムマシンに乗ってる彼から、時間が過ぎて行く周りの様子が見えるわけです。ショーウィンドウの中のマネキンや、伸びる植物など、見入ってしまいます。で、彼が立ち寄ったのは、2030年。図書館へ向い、その時代の最新の技術と思われるフォトニックの案内係に話を聞きます。この『地球上のあらゆるデータベースに接続して引き出してくれる』フォトニックにもワクワクしちゃいましたが、2030年頃ならこんな感じのものがホントにあるかもしれないですね。機械のくせに結構人間くさい反応をしたりするのが面白いんですが、実際に出来てもそれはないでしょうね。

    そしてその先の時代へ進もうとしたある時点である事故のようなものが起き、彼は気を失ったまま、どんどん時間が過ぎて行ってしまいます。その時間の経過CGも素晴らしく見応えがあって大好きです。で、彼が目を覚ました時には80万年先へ来ていたというわけです。
    80万年って、想像もできないような未来。さすがに人々の暮らしも言語も現在とは全く違うということになっています。その景色と、それが映し出された時の音楽がいいですよね。これもまたワクワクしちゃいます。ここで出会ったサマンサ・マンバ姉弟も良かったんですが、残念ながら彼らの村の事情が判った辺りから、どうしても興味が削がれて行くんですよ・・・。この頭から半分くらいまではとても気に入ってるんですけどね。だからDVDで「観たいところまで観る」という楽しみ方をしている作品です。







    【フールズ・ゴールド】(2008年)

    軽ーいアドベンチャー
    ◆フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石(Fool's Gold)2008年
    監督:アンディ・テナント
    トレジャー・ハンター、ベン・"フィン"・フィネガン(マシュー・マコノヒー)は、18世紀に海底に沈んだといわれるスペイン王の財宝探しに執着している間に、妻テス(ケイト・ハドソン)に離婚されてしまう。そんなある日、フィンは偶然にも探し求めていた財宝の手がかりを手に入れた。資金難に悩むフィンは、テスが船員として働く豪華ヨットに偶然乗り込み、その所有者の大富豪ナイジェル(ドナルド・サザーランド)と娘、更に考古学に詳しいテスをもまんまと宝探しに引き込むことに成功するが・・・

    「10日間で男を上手にフル方法」のキュートなコンビ、マシュー・マコノヒーとケイト・ハドソンによるアドベンチャー+ラブコメです。この2人が目当てでずぅーっと前に録画したものの、カリブ海という舞台になかなか興味が湧かず結構長い間放置していたものをやっと観ました。トレジャー・ハントを観るのは意外と悪くないですね^^


    陽気でお調子者という役のマシュー・マコノヒーは、最近では完全に定着してるキャラで期待通りです。そんなキャラであっても、トレジャー・ハンターとしてカッコいいところもかなり見せてくれるところがまた良いですね。更に舞台が海ですから、美しい肉体も惜しげなく披露してくれてるのも見所でしょう。個人的にはもっと細い方が好きなんで、そこは別に・・って感じですが(笑)
    ケイト・ハドソンも、もちろんいつも通りキュートな笑顔も見せてくれてます。が、基本的に別れた夫との仕事ということで、笑顔はそんなに多くないのが残念なところ。博士号をとるべく学んでいる彼女の知識を活かして宝探しを・・・という感じだけど、実はもちゃらんぽらんに見えるマコノヒーの方にも意外と知識があってビックリする場面も。

    彼のパートナーのちょっと謎なキャラのウクライナ人はユエン・ブレムナー。彼は出てきただけで何か可笑しなものを期待しちゃうんですが、ここではどうも不発という印象。たまーにKYなことを言ったりする程度で特にドジなんかでもなく、居ても居なくてもいいようなイマイチな役で残念した。大富豪のドナルド・サザーランドは、優しく穏やかなパパの顔や、貫禄と大富豪らしい余裕が素敵でしたねー。このパパと娘の関係のよくわからない(笑)修復も一応盛り込まれてましたが、その娘というのはアレクシス・ジーナ演じるおバカ系ギャル。おバカって面白いし、癒されることもありますが、イラっとさせられることもあるんですよね・・・。でも、この娘はその辺については微妙に中途半端で、それがかえって良かった^^丁度良く可愛く見える感じで。

    話は宝探しが中心なんですが、ラヴコメ要素がかなり強かったです。でもそのラヴコメ部分は個人的には特に共感も出来ず、残念ながら特に面白くも感じられなかったんですよね・・。宝探しの謎解きがもっと比重が大きかったら良かったな・・。・・うーん、だったらこの映画じゃなくていいじゃないかってことになるのか・・。そうね、これはラヴコメなんですよ。ということは、観ていて宝探しの方に気をとられちゃって、ロマンスの方はつまらなく見えるという、この話のつくりに問題があるんじゃないのかな?・・なんて生意気なことを考えてしまいました。ごめんなさい(笑) 海は綺麗でしたよ^^kate







    【日記・映画】ちびまる子ちゃん(1990年)

    実はうち(30代夫婦2人暮らし)では毎週、テレビの「ちびまる子ちゃん」を見るのがここ2年くらい習慣となっています。録画しておいて私が仕事から戻ってから夕食の時に見ているんですが、その流れで(?)、先日アニマックスで放送された劇場版も観てみました。

    小学3年生のまる子のクラスメート、大野と杉山は少々乱暴者ながらスポーツ万能の名コンピ。アツい友情で結ばれた2人は将来も共に歩もうと語り合い、いつも一緒にいた。しかしその2人がふとしたことからケンカをしてしまい、口もきくことも無くなってしまった。更にそこへ大野の転校が決まり・・・

    「ちびまる子ちゃん」ではあってもこれは、大野くんと杉山くんが主役のお話です。テレビ版で見ていてカッコいいなと思っていたこの2人は、実はこの劇場版が初登場だったそうです。

    大野くんと杉山くんといったら、スポーツマンで正義漢の人気者コンビというキャラクターだと認識していたんですが、この劇場版ではスポーツ万能で真面目だけど乱暴者で、まる子を含めクラスメートたちにはあまり人気がないコンビとして登場しててビックリしました。でも2人の固い友情や、ちょっとメンドクサイ奴らだな(笑)と思っちゃう程の真面目ぶりは健在でした。
    そんな彼らの友情物語が中心なので、テレビ版と比べるとギャグ度が少なく真面目に青春を描いたお話になってました。まぁストーリー展開は先が簡単に予想できる王道な感じだからか、本気でホロリとすることはありませんでしたが、感動的なシーンにはやはりグッときました。そんな中に存在した、まるちゃんとおじいちゃんのいつも通りのおマヌケなやりとりがちょっとした息抜きになっていたのも良かったです。

    ところで今晩の放送からおじいちゃんの声優さんが替わるそうですね。昔の富山敬さん(「名探偵ポワロ」のヘイスティングスの声!)が好きだったんですが、今のおじいちゃんにも慣れて好きになってきてたんですよ・・。残念ですが、体調を崩されたとのことですから、ゆっくり養生なさってほしいですね。新しいおじいちゃんも好きになれるといいな^^







    【ペティグルーさんの運命の1日】(2008年)

    ペティグルーさんの人柄にやられます
    ◆ぺティグルーさんの運命の1日(Miss Pettigrew Lives For A Day)2008年
    監督:バラット・ナルーリ
    1939年ロンドン。独身の中年女性家庭教師ペティグルー(フランシス・マクドーマンド)は、勤めていた屋敷をクビになり、路頭に迷っていた。仕事の紹介所にも仲介を 断られた彼女は、こっそり顧客住所を盗み勝手に訪ねることに。その豪華ペントハウスの家主の女優デリシア(エイミー・アダム ズ)は、ペティグルーが訪れたちょうどその時、恋人に浮気がバレるピンチにあった。ペティグルーの機転で何とか危機を脱し、それを機に2人は意気投合。ペティグルーは私設秘書として雇われることになり・・・

    それほど凝った話ではないんですが、フランシス・マクドーマンドの味がたっぷり染み出たなかなか楽しいコメディでした。あ、おバカコメディではなく、大人向きのコメディといった感じです。まだ日本版DVD発売はされてないようです。


    まずレトロなビッグバンドの音楽と古そうな街並の'30年代な雰囲気がいい感じです。そこへ真面目で堅物過ぎるせいで家庭教師をクビになったマクドーマンドが、みすぼらしい恰好で出てきます。素敵なレトロ衣裳を期待したところにこの風貌での登場・・ちょっとがっかりしたんですが、いつまでもそうじゃないので大丈夫です^^
    そんな彼女が、真面目キャラのはずが生きるためにちょっとズルしちゃったことをすぐ後悔したかのような、無断訪問先のドアの前での挙動不審な様子に笑っちゃいました。しかし彼女はこういう大真面目な顔してまともなことをやってる(言ってる)のに可笑しいって役がハマりますよねー。何か独特の雰囲気があるような気がします。

    そのドアから出て来た家主はちょっと頭の足りなそうな歌手兼女優というデリシア。こちらはバッチリ美しいレトロ衣裳が素敵です^^エイミー・アダムズという女優さんは私は初めてだったんですが、可愛らしいですねー。マリリン・モンローみたいな声でしゃべる甘えた雰囲気がなかなかです。ところがいきなり3股を告白して、お堅いペティグルーさんの度肝を抜くわけです。「さっぱり理解できない・・」と呆れた感じのマクドーマンドの表情で「あの頃ペニーレインと」での教育ママを演じた彼女を思い出しました。一応は家庭教師という職業なはずだし、これもその系統か!いいじゃないのぉー!と、一気に話の先が楽しみになりましたよ。
    で、このデルシアは3股女優ということで、ワガママで手を焼く系キャラかなと想像するところですが、そういうんじゃなかったです。ま、色々あるんですが、魅力あるいい子なんで安心して観ていられたのが良かったです。
    デリシアの友人としてシャーリー・ヘンダーソンが出ています。この人の声も面白いんですよねー。ファッションショーでのマイクを通した司会(?)の声は更に面白くなってました^^彼女はいつも意地悪そうな顔してるイメージがあるんですが、ここでもやっぱりちょっと意地悪系。眉毛につい気を取られるんですが、よく見ると結構美人なのにねー。

    内容は温かいヒューマンコメディドラマ。特にひねりの効いた展開はありませんが、華やかな社交界、芸能界と、突然そんな世界に関わることになったペティグルーさんのとまどいそして活躍などが気持ちよく楽しめました。全体に品の良い感じも心地よいです。







    【ゲット・スマート】(2008年)

    コメディ<スパイアクション
    ◆ゲット・スマート(Get Smart)2008年  監督:ピーター・シーガル
    アメリカの極秘諜報機関"コントロール"に所属する敏腕分析官マックス・スマート(スティーヴ・カレル)。彼は数十種類もの言語を操り、些細な情報のヒントも見逃さない脅威の分析能力を持つため、憧れのエージェントへの昇格を見送られていた。ある日、コントロールの本部が世界征服を企む国際犯罪組織の襲撃に遭い、全エージェントの顔と身元が割れてしまったことから、急遽、顔が知られていないマックスが昇格されエージェント"86"となり、整形手術によって新しい顔を手に入れた美人エージェント"99"(アン・ハサウェイ)と組み、極秘任務に就くのだが・・・

    1960年代のアメリカの人気テレビシリーズ「それ行けスマート」を劇場版リメイクしたアクション・コメディです。私は「それ行けスマート」というドラマは存在すら知らなかったので、全く予備知識なく観た状態です。元と同じ曲なのか知りませんが、どこかで聞いたスパイ映画音楽の変奏曲みたいなテーマ曲が、パロディ系のコメディなんだなーという感じでした。


    主演はスティーヴ・カレル。何作か観てますが、この方はいつもあまり表情を変えない飄々とした雰囲気が面白いですよねー。その分コメディとしては爆発力が少ないので、大抵の場合は"それなりに面白い"といった印象です。本作でもその飄々スタイルは変わりませんが、全編に渡って散りばめられたギャグで細かく笑わせてくれたので、最終的には"いつもより面白かった!"という感想が残りましたね。キャラとしては『真面目だけどドンくさい』という王道系なんですが、意外と仕事の失敗は無く、それどころか結果としては全てちゃんとこなせてるというのが、この系統のコメディとしては変わってるなーと思いました。要は、コミカルなキャラではあるけど、真面目にスパイ・アクションしてるんですよ。カーチェイスや派手な爆発など、アクションにかなりお金も掛かってるようだし。

    アン・ハサウェイはいつも通り濃い顔で美しいし、パーティに入り込むためのドレス姿なんかとってもセクシーで素敵だったんですが、男勝りな姐御というキャラは・・・合ってたのかどうか微妙ですね。可愛らし過ぎないかな?ご本人がやったわけじゃないでしょうけど「エントラップメント」のキャサリン・ゼタ=ジョーンズみたいな赤外線くぐり抜けの動きとか、全くイメージにないもんなー・・。まぁ、その他格闘などもカッコよくキメてらっしゃって良かったんですけどね。(可愛らしい子は可愛らしくしとけ!とか言っちゃいけませんし・・笑)

    アラン・アーキンはいつも通りのいい味出してたし、「ヒーローズ」は観てませんがずっと気になっていたマシ・オカも面白い感じに活躍してたし、ビル・マーレイはなんだったの?という感じだし(笑)、後味は悪くないですよ。大爆笑は期待できませんが、ちょっとした娯楽を求める時にはおススメですね。










    【アイランド】(2005年)

    アクションじゃなくてもいいんだけどな
    ◆ アイランド(The Island)2005年 監督:マイケイ・ベイ
    近未来。深刻な大気汚染から守られた、安全で快適なコミュニティで暮らすリンカーン(ユアン・マクレガー)。彼などそこの住人は、毎日のように行われている抽選に当選し、地上最後の楽園と言われる"アイランド"へ移住することを夢見ている。そんなある日、リンカーンは換気口から入って来た一匹の蛾を見てある疑念を抱き、独自に調査を始めるが・・・

    ユアン・マクレガーとスカーレット・ヨハンソン主演のSFサスペンス/アクション作品です。 で、これは「あれ」の話だって言っていいんでしたっけね・・・。DVDのパッケージには一応書いてないので言わない方がいいんでしょうか。一応例のキーワードは出さずにいっときます。


    2019年が舞台です。元々もっと未来の話だったものを、現実の技術の進歩を見て近い未来に変更したというような話を聞いた覚えもありますが、それでもやっぱり現実にはなりそうにない系統のSFサスペンスですね。
    まずは汚染された外界から完全に遮断された安全なコミュニティ施設での人々の暮らしが描かれます。一人一人にタグが付けられ、睡眠中の状態や排泄物から個々の体調が診断され、口に入れるものを制限されるなど完全に管理され、与えられた仕事をこなし、娯楽も限られている単調な毎日。男女の密接な接触も禁止。ちょっとひそひそ話なんかすればすぐ「そこ!離れて!」と注意されるという徹底ぶり。いったいなんのコミュニティなんだ??という感じなんですが、これには訳がありまして・・という話です。

    全てが人工的で味気ない空間・・・なんというか、一昔前の未来のイメージみたいな?(笑)、そして支給される服も全て真っ白のジャージ。しかしユアン・マクレガーにこの白の衣裳はマズいですねー。膨張感がとっても残念(実際に膨張してるという説は無視・・笑)。しかし、好奇心旺盛で(他の人に比べて)賢い感じや後半の無垢な感じもなかなか悪くないですよ。けど、個人的には『もう一人のユアン』がお気に入りで、彼が見たくて観る映画になってたり。そっちの彼は素敵なんですよねー、と言っても見た目の話ですけど・・。キャラとしては、ある事態を目の当たりにしてどういう行動に出るかというところなんですが、まぁ人としてナチュラルな考え方だとは思いました。ただ、もちろんそこに倫理的な問題があるので、もしも技術的に可能となっても現実になることはないんだろうと思うわけですけど。ま、そんなことよりも『もう一人』の方だけアクセントがスコティッシュという芸の細かさがナイスです。

    それと、もう一人目当てが。施設のスタッフという、住人たちを厳しく管理しなければならない立場ながら、リンカーンと友達関係にあるスティーヴ・ブシェミ。これもハマり役ですよねー!ベイ監督はアドリブで演技するように言うことがあるそうですが、彼の役は全部ブシェミ自身なんじゃないかと思えるほど。とてもユーモラスでいい味が出ていますよね。

    ストーリー前半は(知らなければ)衝撃の展開もありながらも多少地味さも感じる雰囲気なんですが、中盤にはガッツリ本格的なアクションが登場します。でも話の展開上ここでやられるわけがないしぃ・・なんて思っちゃって、個人的にはハラハラドキドキすることは全くなく安心して観てましたが、しかしここまで思いっきりアクションしちゃいます??な感じのとにかく派手派手なチェイスシーンは、アクション好きの方にもアピール出来たでしょう。個人的にはそんなにしなくていいよって感想ですけど^^
    もしかしたら近い将来こんなことが起きるかも、といった製作側の意図した恐怖はハナから考えもしませんでしたし、結末が特に面白いわけでもないんですが、SFを見慣れていない私には充分な異空間と、2種類のユアンを楽しめるという点で結構好きな映画です。ewan







    【俺たちステップ・ブラザーズ】(2008年)

    評判のわりには笑えました
    ◆俺たちステップ・ブラザーズ-義兄弟-(Step Brothers)2008年
    監督:アダム・マッケイ
    それぞれ片親しかいない39歳のブレナン(ウィル・フェレル)と40歳のデール(ジョン・C.ライリー)は、未だに定職に就かず親元に暮らし、経済的にも精神的にも自立できないダメ人間。ある日、2人の親が結婚したことにより、2人は義兄弟となり4人で同居することになるが・・・

    ウィル・フェレルの「俺たち」シリーズです。「ニュースキャスター」と「フィギュアスケーター」も観ましたが、今のところ私はこれが一番笑えたなという印象です。メタボな小汚いオヤジという(だけでなく)キャラのカブったジョン・C.ライリーと義兄弟になるというドタバタおバカコメディ。一つの家に40歳のニートが2人って状況だけで大笑いしてしまいました。


    「笑える箇所が少ない」「笑いが弱い」といった感想をよく見かけたので、全然期待しないで観たんですが、私は結構笑い通しでしたね。細かい笑いを連発という感じ。ただその小ネタには誰でも笑えるというものでない場合も多かったかもしれません。例えば、もしジョン・ステイモスの顔が思い浮かばなかったら???って部分もありましたし(ドラマ「フルハウス」のジェシー叔父さんです)、あそこであんな風に出て来た曲がGuns n' Rosesの「Sweet Child O Mine」ということにもし気付かなかったら(もしくは知らなかったら)ププっと小さく笑うこともないでしょうし、ヴァニラ・アイスって誰?って場合もあるでしょうし・・といった感じなので。

    でも2人の大きな子供を演じたフェレルとライリーという組み合わせは最高です。2人で座ってテレビ観てるだけでも笑えちゃいます。しょーもなく下品でおバカな行動の連続は『大人になりきれない』どころか完全に子供、というのが可笑しくてしょーがない!この子供な振る舞いを、観るだけでも我慢出来ない!という方や下ネタが大嫌いな方には不向きだと思いますが、ちょっと可愛く見えてくる部分もあったりして面白いですよ。
    リチャード・ジェンキンス演じる父親も2人のあまりの子供ぶりに困り果ててますが、「一週間テレビ禁止だ!」みたいな叱り方も笑えますし。最終的にはリアリティなんか(当然)ない展開になってきますが、こんなおバカな話でも一応ハートウォーミングにまとめるのもある意味笑えますし^^
    個人的には、注目のキャスリン・ハーンがぶっ飛びキャラを演じてたのが嬉しかったです。実はストーリー的には彼女のくだりはあまり必要性を感じなかったんですけど、彼女を見られただけで満足度UPでした!










    【日記・音楽】ナイス・コラボ!

    一昨日、美容院で読もうと本屋に寄って買った「レコード・コレクターズ」という雑誌の記事で知ったんですが、今年のボブ・ディランの来日公演のツアー・グッズにこんなマニア心をくすぐられるものがあったようです。

    Bob Dylan × チロルチョコ
    凄いコラボです。どちらも同じ1962年デビューという同期らしいですよ。
    私は別にディランのファンではありませんが、これには魅力を感じずにはいられませんねー。ミニチュア的なものってなんでこんなに魅力あるんでしょうね^^

    25種類ずつ箱に入った50種類セットということです。しかし中身が食品なので、いつまでも保管しておくわけにいかないところが困りますよね・・。食べて、違うものを包み直せばいいのかな?しかし細かい作業になりますからねー。むむぅ・・。

    それにしても、来日公演会場での限定発売だったはずが、アマゾンで売られてるっていうのは納得いかない方もいらっしゃるのでは?買えなかった方には嬉しいでしょうけど、こういうのって微妙に問題な気もしますよねー。
    買い逃した限定盤をプレミアのついた価格で買った直後に、普通に再発されちゃったりとか・・。




    【消されたヘッドライン】(2009年)

    スリリングなサスペンスにドキドキ
    ◆消されたヘッドライン(State Of Play)2009年
    監督:ケヴィン・マクドナルド
    ワシントンDC。ドラッグ中毒の黒人少年射殺と、国会議員コリンズ(ベン・アフレック)のもとで働く女性職員ソニアの地下鉄での不可解な死、という2つの事件が連続して発生した。コリンズと大学時代からの友人である地元紙ワシントン・グローブの敏腕記者カル(ラッセル・クロウ)に対し、コリンズはソニアの死は報じられているような自殺ではないと主張。黒人少年の事件を追っていたカルは、やがてその黒人少年とソニアの接点を突き止め・・・

    イギリスBBC製作のTVシリーズ「ステート・オブ・プレイ〜陰謀の構図〜」の劇場版リメイク作品です。舞台をアメリカに置き換え、一見関連のない2つの事件を繋げるアメリカの国家的陰謀を嗅ぎ取った記者が真相を追う姿を描いたサスペンスとなっています。


    そういえば私、ラッセル・クロウの映画を観たのはこれでまだ2つ目でした。結構なヒット作に色々出てらっしゃるんですけどね。それくらい彼には興味が無いってことかしら。理由は・・・ま、そういうことです。
    今回は内容が普通に面白そうなサスペンスってことで観てみたんですが、彼の姿を観た瞬間に思わずため息をついてしまいました。「全然観たくねー・・」と。(笑)もちろん、彼がとても巧い俳優さんだということは「L.A.コンフィデンシャル」だけで充分判ってるんですけどね。
    ここではベテランの敏腕記者という役。貫禄は充分。顔つきのせいか随分ふてぶてしく見えるけど、切れ者らしい動きや新人記者への思いやりなど、しっかりと魅力のあるキャラクターになってました。登場シーンで見せた茶目っ気のあるキャラはその後にはほとんど出なかったけど、そういう雰囲気の映画じゃないですもんね。結局そのお茶目キャラは必要なかったんじゃ・・・?

    軍事企業の裏側など危険な香りのする事件の真相をあばくために、人脈を駆使して捜査を進めていくのは頼れる感じでカッコいいんですが、暗殺者みたいな人にまで遭遇するシーンにはドキドキです。ラッセル・クロウだし当然アクションになるようなつもりで観てたんですが、そういえば彼は新聞記者なんですよねー。銃なんか持ってないんですよ。これはマズいぞってことに気付いてハラハラしちゃいました。(見方がちょっと間違ってますね・・)

    そして、正義に燃える若手政治家役はベン・アフレック。悪に立ち向かう知的な姿は意外と悪くないんですが、いつからか私個人はこの人があまり好きでなくなってまして・・。何の影響なのか謎なんですが、とにかく観る度に『顔がダサい』という理不尽な評価がつい浮かんでしまうんです。そのせいで、どんなにいい役を巧く演じてくれても、どうも良くみえなくて・・・。もう相性が悪いってことで片付けた方がよさそうです。
    新聞社の編集長はヘレン・ミレン。この人も何気に好きなんですよぉ・・。スパっとした物言いがカッコ良かったり、上からの圧力と記者たちとの板挟みのようなピリピリ感とかとてもハマり役でしたが、イマイチ見せ場がなかったのが残念でした。
    やる気満々の新人記者のレイチェル・マクアダムスは可愛らしかったですけど、実は'78年生まれだそうで30過ぎということにビックリ。新人記者らしいフレッシュな雰囲気はよく出てましたし、"新人"というキャラにありがちな、大失敗をやらかして・・・みたいなエピソードが無かったことが、この映画の好感度を上げてくれてました。

    話は黒人少年が夜の街を走り回り、車にはねられたりしながら暗い路地裏に逃げ込むという凄いスピード感のあるシーンから始まります。これで一気に引き込まれたまま、最後まで集中して楽しめたんですが、実は先日テレビの故障中に小さい画面で観ようとして諦めたのがこれ。凄い早さで何かが起きてるけど見えなかったんですよね。ある程度の大きさの画面で観ることをおススメします^^;








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