お気軽映画日記 2024-01-21T03:22:41+09:00 半年ごとにまとめて記録するスタイル。 JUGEM 【覚え書き・テレビ】2023年 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=954 2023-12-09T14:04:00+09:00 2023-12-07T05:13:07Z 2023-12-09T05:04:00Z
■アウトランダー シーズン6
胸クソの割合が増えてきた気がして、いつもなら何周も観るとこだけど、これは1周しかできてない。
■蒼きマエストロ
Netflixのギリシャ作品9話。恒例の音楽祭を復活させるため、美しい島にやってきた音楽家。しかし思いがけず恋に落... *jonathan* 日記/覚え書き(テレビ)
■アウトランダー シーズン6
胸クソの割合が増えてきた気がして、いつもなら何周も観るとこだけど、これは1周しかできてない。
■蒼きマエストロ
Netflixのギリシャ作品9話。恒例の音楽祭を復活させるため、美しい島にやってきた音楽家。しかし思いがけず恋に落ちたり、島の人々が抱える様々な問題に巻き込まれたり。ギリシャの小さな田舎街暮らしの日常っぽさの中、毎話最後にとある一つの事件の場面をチラ見せするスタイルで最終話まで気持ちを引っ張られるワクワク。これも気になるけど、ヒロイン(Klelia Andriolatou)の涼しげな眼差しや粋な祖母のキャラにも夢中になって、かなり好みのシリーズだった!クレリア役の女優は調べると写真ではそれほど好みでもないけど映像の中では常に好みだったので、すごい上手く魅力を引き出してもらったわねぇ〜なんて思った。主人公のマエストロ役のフィリストフォロス・パパカリアティスが脚本・監督も務めてたみたい。んまぁ〜
■アップロード season3
ダウンロードされて実体に戻ったネイサンはノラと陰謀を阻止するために奔走。一方、レイクヴューではイングリッドがバックアップコピーのネイサンとの生活に挑戦。相変わらずメインらしい陰謀の件にはあまり興味がわかないけど、ネイサンを好きすぎたり、憎まれ口を叩きながらもアリーシャと友達でいたいルークが面白くていい!
■インサイドマン -囚われた者-
全4話イギリス製作、デヴィッド・テナント、スタンリー・トゥッチ主演。見応えがあって面白かった。ポルノが入ったUSBメモリを預かった牧師から始まる不幸なすれ違いが関係者全員の人生を狂わせる恐ろしい話。コントならばトホホで済むけど、こういうドラマでは洒落にならない展開になっていく。牧師の事情を知っている視聴者的には状況から推測して誤解するジャニスが憎いばかりだけど、ジャニスの立場で考えると彼女の思考は分かるし当然だと思えるし。家族を守りたい牧師の行動は正しくないけどよくある話だし、とにかくツイてない。元凶のエドガーが罪深いよね。「他の誰か」じゃなく「自分」と言えよなー。この事件の終焉に関わってくるのが、これまた偶然の繋がりで、遠く離れたアメリカで獄中から推理する死刑囚の話。彼の足となって動く人物に何も知らせないまま操る感じにイライラしつつも、解決に繋げる見事な判断が面白かった。(詳細をメモらないのでこのまま忘れちゃいそうだけど)
■エミリー、パリへ行く シーズン3
もう見流しちゃう感じになってて、あまり印象に残ってない。
■オブセッション
リチャード・アーミティッジの官能サスペンス。ただただ胸くそ。92年に同じ原作で映像化された「ダメージ」はJ.アイアンズとJ.ビノシュのキャスティングの妙でもうちょっと評価されていた模様。
■グッド・オーメンズ シーズン2
全体的にシーズン1より更に楽しく観られた!突然アジラフェルを頼ってきた記憶喪失の大天使ガブリエルのキャラも終始カワイイし。特に回想で描かれる、善と悪の定義やグレーな部分についてとか小気味良くて印象的。ここでは完全にアジラフェルがグレーなパターンを目の当たりにして唖然とする様が可愛かったし、懐の深さで飄々とグレーを示すクロウリーがカッコいいしでサイコー。元々ブロマンスが良いドラマだったけど、今シーズンではBL匂わせが強くなったり。衝撃の終わり方に次シーズンが待てない感じに。こりゃ目が離せませんぜ。
■グラマラス
LGBTQ✕ "柔らかい『プラダを着た悪魔』" 的に始まった全10回のNetflixドラマ。キム・キャトラルが社長役の高級コスメブランドメーカーを舞台としたお仕事系ではありながら、主人公の恋愛のことも多く扱われているけど、彼が若くて未熟なせいで...とはいえ、どうしても思いやりにかける行動が観てられない感じにはなるよな。全体的には、軽く観られるキラキラ風ドラマでサクっと観終われたよ。
※社長の運転手兼良き友人役にリカルド・チャビラが!そして何気に、社長の恋人を演じたマーク・デクリンは「デスパ〜3」でガブリエルと一瞬付き合った相手だったぞ!
■1899
A.ピーチュマン、アナイリン・バーナード。制作に最新技術を使用してお金がかかりすぎのため、全容が解明されないままシーズン1のみで打ち切りらしくとても残念!!
■ファイアフライ通り シーズン2
前シーズンの最後に「え?何が?誰が?」で終わっていた続きだけど、その答えはこのシーズンの最終話にやっと出てくるという面白さ。いや、文句じゃなくて。話の運びや見せ方とか、相変わらず巧みで好き。後半はいかにも物語の終わりに向かっていく感じで寂しげ。これはさすがに涙出た。
■マーベラス・ミセス・メイゼル season4 & 5
シーズン3まで観たまま忘れてたので2シーズン連続観。ステージでのしゃべりは相変わらず好みで面白いけど、全体的にマンネリを感じてきたかも。それで観てなかったのかな?最終シーズンではミッジとスージーの関係性が問題になってきたせいで、感動的な終わり方になるのが上手いところなのかな。結局のところ良かったよ。
■ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語
・・・というか、中編「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」と短編「白鳥」「毒」「ネズミ捕りの男」の、ロアルド・ダール作品集として。ウェス・アンダーソン監督、脚本。R.ファインズ、R.フレンド、R,アイオアディ、B.キングスレー、B.カンバーバッチ、D.パテル出演。演者の一人が原作を朗読するようなナレーションを早口でしゃべりながら、その内容を登場人物が演じて見せつつ、ウェス・アンダーソン・ワールド全開のファンシーな背景が舞台装置風に変化していく。楽しい!]]>【覚え書き・映画】2023年 ?/3 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=953 2023-12-08T09:22:00+09:00 2023-12-06T00:40:35Z 2023-12-08T00:22:00Z 【ファミリー・スイッチ】(2023年)
E.ヘルムズとJ.ガーナーの新作クリスマス・ファミリー映画と言われてもさすがにもうパスするとこだけど、個人の嗜好を完全に把握してやがるNetflixがこの映画の宣伝画像にマティアスの大写しを表示してくれたお陰で観る羽目に。内... *jonathan* 日記/覚え書き(映画) 【ファミリー・スイッチ】(2023年)
E.ヘルムズとJ.ガーナーの新作クリスマス・ファミリー映画と言われてもさすがにもうパスするとこだけど、個人の嗜好を完全に把握してやがるNetflixがこの映画の宣伝画像にマティアスの大写しを表示してくれたお陰で観る羽目に。内容は親子がそれぞれの立場を体験してお互いへの理解を深めてハッピーというよくあるやつ。マティアスは、この家族の末子の赤ちゃんとワンコを預かるペットトレーナー役。脇役だけど、事情を知らずに混乱するコミカルなキャラで好印象は残りそう。この調子でどんどん活躍してください。あと、パパのおやじバンドのメンバーがまるごとウィーザーだった。こうやって自分と近い世代の製作者(?)の作品にはこういう "分かる" ネタが仕込まれるのが嬉しいよね。
【フレッチ/死体のいる迷路】 (2022年)
70〜80年代のグレゴリー・マクドナルド作のシリーズもの小説も、それを元にしたチェビー・チェイス主演の80年代の映画2作も存在を知らない状態でなんとなく観た。映像化シリーズ3作目という今作は主演をジョン・ハムに変更してそこそこ評価された作品らしい。確かに彼の飄々キャラが活躍するコメディでサラッと見られたけど、(コメディとはいえ)ミステリとしての筋がイマイチよく分からない(置いてかれた)感じしかなかったかな。楽しい雰囲気はあったんだけど...。キャラはとても魅力的なのでもう少しなんとかしてシリーズを続けて欲しいかも。
【フレンチ・イグジット さよならは言わずに】 (2020年)
「全財産使い切る前に死ねると思ってたんだけど...。」夫の遺産で優雅に暮らしてきたもののついに使い果たしてしまったセレブ妻を演じるミシェル・ファイファーがいい。凛とした表情、毅然とした態度、なんとなく気っ風の良さも。なぜがアパートに人が溜まっていく様や、当たり前に行われる降霊術など、独特なコメディで好きだった。
【プロミシング・ヤング・ウーマン】 (2021年)
昼間は覇気のないカフェ店員、夜は泥酔した女を持ち帰る男たちに裁きを下して回る毎日を送るキャシー(キャリー・マリガン)。医学生時代に親友に起きた事件を引きずり、自分をも責め続ける彼女が加害者への直接復讐の機会を得て...。絶望感が底に漂い続けながら、主人公と恋人のキャラやBGM、一件ずつ章立てした見せ方などポップさも印象に残る魅力的なつくりの映画だった。残酷なシーンをはっきり見せない演出も気が効いてると思う。現実にも、悪い遊びや自業自得の他人事としか考えたことなかった人にも考える機会になってるといいなと思う。とても面白かった。
【僕の人生に追いつくとき】 (2023年)
イタリア、人生を考える系コメディ。何時間かごとに一年先に進んで過去一年を知らない状態になる男が、仕事に集中して家族などをないがしろにしていた自分に気づく。日々を丁寧に生きようと思わせる系。※後に思い返すと1シーンも記憶に残ってなかった...
【マーダー・ミステリー2】 (2023年)
A.サンドラーとJ.アニストンの夫婦探偵シリーズで、安定のユルさ+バカバカしさ。共演はM.ロランとM.ストロングで、若いオーディエンスを獲得する気がなさそうな気負わなさ。
【ユー・ピープル〜僕らはこんなに違うけど〜】 (2023年)
ジョナ・ヒルとエディ・マーフィ→婿と舅。世代間・人種間ギャップコメディ。軽く観流し。
【ラストオーダー 最後の注文】 (2001年)
アマプラに2023年って書いてあったので観たら実は2001年作だった。登場人物のほとんどが老人なので俳優陣の年齢的見た目の違和感を気のせいだと思って観てたけど、途中から出るJJフィールドがいくらなんでも若くて美しすぎ!だったので気がついたわ。故人ジャック希望の散骨の地までの道中、各々がジャック在りし日へ思いへ馳せ、美しい記憶、秘密、わだかまりなどを反芻し、故人との思い出を噛みしめる。問題もありながらもひどく魅力的な人物だったジャックを見送り、静かにこれからの人生に繋げていく感じ、20年前にに観てたらピンと来なかったかも。今は結構好き。(おじいの中でもT.コートネイはなんだか素敵キャラでいいな)
【ラストナイト・イン・ソーホー】 (2021年)
エドガー・ライト作品。"「ミッドナイト・イン・パリ」in ロンドン" からサイコロジカルホラーへ発展させたような内容でいい感じ。60sに憧れるファッションデザイナー志望でロンドンへ出てきたエリーは、眠るたび夢の中で60年代ソーホーへ行き一人の女性の体験を見つつ感覚もシンクロしていき...。60sファッションと60s音楽とダンスが目と耳に魅力的で楽しい、そういう意味では好きなタイプだった。
【ロング・ウィークエンド】 (2021年)
F.ウィットロックとゾーイ・チャオ主演。可愛い♪という印象が残るロマンティックなファンタジック・ラブコメ。結構好きな作品だったけど、理解が追いつかない部分も。スマホ内の画像から(風景を残して)人物だけが消え、現像した写真は人物像ごと残る理屈が分からなくて。写真自体はこっちに居るうちに株券と一緒に貸金庫へ入れた?はて? ]]> 【覚え書き・映画】2023年 ?/3 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=952 2023-12-07T09:21:00+09:00 2023-12-06T00:40:23Z 2023-12-07T00:21:00Z 【ドリスの恋愛妄想適齢期】(2015年)
60代独身OLが若い同僚に恋をして...。好青年はいいけどここまでくると罪かもね。期待を持たせちゃ可哀想。主人公のサリー・フィールドが可愛らしいんだよ。
【ドント・ウォーリー・ダーリン】(2022年)
ミッドサマーのフロ... *jonathan* 日記/覚え書き(映画) 【ドリスの恋愛妄想適齢期】(2015年)
60代独身OLが若い同僚に恋をして...。好青年はいいけどここまでくると罪かもね。期待を持たせちゃ可哀想。主人公のサリー・フィールドが可愛らしいんだよ。
【ドント・ウォーリー・ダーリン】 (2022年)
ミッドサマーのフローレンス・ピュー主演、オリヴィア・ワイルド監督・共演の "ユートピア・スリラー"。主人公の夫役にハリー・スタイルズ。完璧な生活が保証された街で平穏に暮らす若い専業主婦がある違和感をきっかけに街のシステムに疑問を抱きはじめ...。この街の雰囲気からトゥルーマンショー的なものをイメージしていたら、もう少し深刻なメッセージがあるようだった。
【ナイブズ・アウト: グラス・オニオン】 (2022年)
ダニエル・クレイグが名探偵を演じる、アガサ・クリスティ風ミステリシリーズ2作目。今回は島が舞台。E.ノートン演じる主催の大富豪をはじめ招かれた友人のK.ハドソンやK.ハーンなど、わちゃわちゃ系というかおマヌケ系というか、緊張感よりも賑やかさが目立つ感じで面白いけど、前もこういうノリだったかな?(もう覚えてない。)とにかく華やかなエンターテイメント作品で楽しくていいよね。カメオ出演が多いのも面白み。一番最初の招待状のカラクリにワクワクしちゃった。
【ハート・オブ・ストーン】 (2023年)
予告映像にマティアスの顔が見えたので慌てて観た。所属組織を2つ掛け持ちする超一流エージェントの主人公をアシストする技術者枠で、ちょっとしたお笑いキャラも兼ねるといいなと思ってたけど、それほどでもなかった。手に汗握らせたがってる映画ではあまり空気を弛緩させるのは良くないのかな。近未来風システムを扱うエキスパートって役はいいよね。内容としては、ガル・ガドットのアクションは超カッコいいけど、彼女が演じるキャラの超人的活躍に頼るばかりの浅めのありがちなお話で気楽に観流す系。オンラインで指示できるもの全てを牛耳れる驚異のコンピュータも戻ったし、めでたくマティアスも生き残ったから(笑)シリーズもので考えて作っていそうだけど、どうなんだろうな。
【母の秘密】 (2019年)
母の葬儀に集まった美人四姉妹が母の秘密を知らされ...というスペインのコメディ。4人それぞれの実の父親を探すことが遺産相続の条件とのこと。78分しかないしコメディなので期待しちゃいかんが、ほぼ名前も居場所もわかってて(?!) "探す" って感じじゃくてがっかり。本当の父がわかっても時間がないから大した物語も感動もほぼ無いし、どうも中途半端な印象。四姉妹が色々あるけど楽しそうでいいわねぇ、くらい。キーパーソンとして個性的女優ロッシ・デ・パルマが出てた!
【バビロン】 (2022年)
1920年代ハリウッド、サイレント映画からトーキーへと移り変わる時代。黄金時代の映画業界で夢を叶えようとする男女の物語。B.ピット演じるサイレント時代のベテランスターの哀愁漂うキャラも面白いし、"野生児" の呼び名が似合いすぎるキャラに仕上がったM.ロビー演じるヒロインの奔放で激しい人となりもすごいし、映画製作現場で夢を叶えていくメキシコ人青年の賢くこなす仕事ぶりとイケメンぶりもかなり良かった。酒池肉林パーティーやジャズ演奏シーンなど、音楽がとても良い!特に時代似合わせる拘りはないらしく、現代に耳馴染みがよく映像にも合っていて良かったと思う。すぐサントラを買ったよ。サイレント映画の字幕が手書きとは知らなかった。あと、Fleaがいつのまにか "ふざけたキャラ物" じゃない役をやるようになったのかと驚いたけど、大物役が意外にハマってた。
【パラダイス-人生の値段-】 (2023年)
Netflixドイツ作品。面白かった!これはSFだけど現実に投影できる内容でもあり、本当に解決すべき事柄はなにかを考えさせる良い話。寿命を移植できる技術によって、寿命を売り買いできるようになった未来。そのやり手セールスマンの妻が密かに借金の担保にしていた寿命40年を差し押さえられ...。背に腹は代えられない精神で無茶をしたけど、いざとなったら我にかえってやっぱ無理!となるのは意外とリアルかも。見てる側からすればどっちやねんって感じだけど、実際はガチの悪人じゃないわけだし、気持ちはわかるよ。そして自分に向かって引き金をひいた相手に冷淡になる気持ちもわかるし。
【ビューティフル・ライフ】 (2023年)
デンマークの若い漁師がSSWとしてスターになるまでのサクセスストーリー。主演は実際にデンマークの大人気ポップスター、クリストファー。"歌うダビデ" とか呼ばれてるらしい。ベタ過ぎる内容だけど、イケメンで美しい歌声が魅力の主人公を堪能するだけでOKなやつ。クリストファーは中・韓ではすでに知られた歌手らしいので、これを機に日本でも売れるのかな?
【ファインディング・ユー あなたに逢えてよかった】 (2021年)
ヴァイオリニスト志望のNYの女子高生がアイルランドへ短期留学、そこで映画撮影中の俳優と知り合い...という夢のようなラヴコメ。たまにはこういうのも楽しい。課題のボランティア先となったV.レッドグレイヴが良いアクセント。イケメン俳優役は愛嬌はあるけど好みではなかった。(ジェディディア・グッドエイカー)
【FARAWAY さえない私にさようなら】 (2023年)
49歳ドイツ人女性。クロアチア出身の亡き母が残した家を相続し現地男性と知り合う。悪くないけど記憶に残らなさそう。 ]]> 【覚え書き・映画】2023年 ?/3 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=951 2023-12-06T09:40:00+09:00 2023-12-06T00:40:00Z 2023-12-06T00:40:00Z 【アナザーラウンド】(2021年)
M.ミケルセン主演デンマーク映画。ある哲学者による『血中アルコール濃度を0.05%に保っていると仕事の効率が良くなる』という説を40代の覇気のない高校教員仲間4人で立証させてみようとする話。軽いノリで始まった "検証" は非現実的... *jonathan* 日記/覚え書き(映画) 【アナザーラウンド】(2021年)
M.ミケルセン主演デンマーク映画。ある哲学者による『血中アルコール濃度を0.05%に保っていると仕事の効率が良くなる』という説を40代の覇気のない高校教員仲間4人で立証させてみようとする話。軽いノリで始まった "検証" は非現実的かつ面白いアイディアとして楽しめそうだったけど、やっぱり舞台は職場・勤務時間中だし、どんどん濃度を上げていくからバレないのか?ばかりが気になっちゃって...。仕事への影響自体は概ねいい方向に出ていて面白いけど、主人公夫婦の関係についての納得感の無さも気になるせいもあって、大絶賛の感想は残らず。私個人が人生に飲酒が必要ないタイプだからなのか。でも観てて面白くはあった。マッツのダンスがカッコいい!
【YESデー ダメって言っちゃダメな日】 (2021年)
J. ガーナー主演のNetflixファミリー映画。3人の子どもをしつけるため、いつも「ダメ」ばかり言ってるママが子どもたちに独裁者呼ばわりされることにショックを受け、ほぼすべてに応える "YESデー" を導入。息抜きの日を作るという意味ではいいと思うけど、ここまでされて自分も楽しむにはだいぶ修行が必要そうだな。もともと楽しむことが大好き!な性格だとしても、大人って後始末まで考えちゃうもんじゃない?あー、つまらない人間だなー。映画としては、家族でワイワイやってホッコリ着地する安心系でいいね。
【エイティ・フォー・ブレイディ】 (2023年)
楽しい!リリー・トムリン、ジェーン・フォンダ、リタ・モレノ、サリー・フィールドとう大ベテランが親友4人組となってスーパーボウルに熱狂、大胆な大冒険に乗り出すハチャメチャコメディ!アメフトは興味ないし知らないけど、そんなこと関係なかった。彼女たちの友情とパワフルさ、楽しそうな様を観てるだけで十分いい。これ、実話に着想を得た物語らしいからまたスゴイ。あと、最年長91歳のR.モレノがなにげに一番若々しい声に聞こえてに驚いた。生涯現役で活躍してほしいね
【ギレルモ・デル・トロのピノッキオ】 (2022年)
ストップモーションアニメ作品。ピノキオには元々ダークな世界観を認識してたので、ギレルモ・デル・トロの仕事に期待。その仕上がりは、ダークさ云々より、監督拘りのストップモーションアニメの素晴らしさに強く感動。不必要な動きも含め人としての自然さを重視して作られたそうで、視覚的に本当に楽しめた。クリケットの声がユアンだったので観たけど、ピノッキオ役のグレゴリー・マンという少年がすごく上手くてとても良かった。他もC.ヴァルツ、T.スウィントン、C.ブランシェット、F.ヴォルフハートなどキャストが豪華!GGも受賞!
【この世に私の居場所なんてない】 (2017年)
空き巣に遭うも頼りにならない警察の代わりに自分で捜査することにした、控えめで良い人間なフツーの独身中年女性の話。地味でシリアスなのにうっすらコメディな上に唐突なバイオレンスとか。小規模なファーゴって印象でおもしろかったし引き込まれた。被害の小さめな空き巣事件の扱いって、悔しいし納得はできんけどこんなものなのかもな。日頃から防犯に気をつけよう。
【ジェントルメン】 (2021年)
ロンドンで大麻王国を築き上げたアメリカ人がビジネスの売却を決意。それを巡ってユダヤ人大富豪、下衆な私立探偵、ゴジップ紙、チャイニーズマフィア、不良の格闘技集団などが騙し合い、殺し合いなどなど... というガイ・リッチーらしいクライムサスペンス。私立探偵が集めた情報を元に映画の脚本に仕上げ、当事者に物語をプレゼンのうえ買い取りを打診する形でストーリーテラーを担う形式。恐れ知らずの男M.マコノヒーとその妻M.ドッカリーはどちらもクールでカッコイイし、その右腕でこの話の聞き手C.ハナムやボクシングのトレーナーとして不良に尊敬されるC.ファレル等、豪華キャストも適材適所で安心、紳士的を装う脅迫者H.グラントはかつてより渋い声色で登場するも、だんだん見慣れたお茶目感が出てきて面白いし、観てて楽しかった。
【7人の女たち】 (2022年)
「8人の女たち」のイタリア版リメイク。ミュージカルではなくヘンテココメディ。屋敷の主が殺され、そこに住む女たちにはそれぞれ殺す動機がありそうで...という話だけど、登場人物たちには全く真剣味がない軽〜いミステリ。短いしテキトーに見流すのにいい感じ。
【Swallow】 (2019年)
夫の幸せのために完璧な妻でいることを自分に強いる生活の末、異食症に陥った主婦。孤独やプレッシャーからの開放の目的と、自分のルーツに関する不安なども原因となっていた。内容は重いけど、痛みはあってもグロさは見せない映像表現とセレブ家庭の見た目のおしゃれさ、主演のヘイリー・ベネットの美しさで、全体的にチルい映画みたいに楽しめた。
【ダウントン・アビー/新たなる時代へ】 (2022年)
今回もいかにも映画仕様の事件が持ち込まれ、楽しく彼ららしく乗り越えながら物語が終焉に向かっていく寂しさも感じる良作。これで終わっちゃうのかな。寂しいよぉ〜!
【だから、君なんだ】 (2023年)
Netflixスペイン語作品。キスをするとその相手との関係の行く末が見えてしまう能力を持つ、弱小出版社の経営者男性。ついに幸せな未来が見えた相手は親友の彼女で...。恋愛ファンタジーとして軽く観られる感じを予想したけど、思ったほどバカっぽく盛り上がる感じではなかった。登場人物の世代があまり若くないからかな?※後々思い返したみたら、場面も内容も全然思い出せない... ]]> 【年末総括】2022年覚え書き http://gormenghast.jugem.jp/?eid=950 2022-12-31T11:02:02+09:00 2022-12-31T02:02:02Z 2022-12-31T02:02:02Z 2022年後半は、TVシリーズもちょっとしか観なかった。
観たのは、
・マット・ボマー目当ての「エコーズ」
・恐怖系アンソロジーシリーズ「ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋」
・オーストリアの皇帝フランツ・ヨーゼフの妃の話「皇妃エリザベート」
・山奥遭難もの「... *jonathan* 日記/覚え書き(年末総括)
観たのは、
・マット・ボマー目当ての「エコーズ」
・恐怖系アンソロジーシリーズ「ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋」
・オーストリアの皇帝フランツ・ヨーゼフの妃の話「皇妃エリザベート」
・山奥遭難もの「ブリーズ 息を止めないで」
・スウェーデンの美男美女・無茶振りカップル「ラブ&アナーキー」シーズン2
シリーズものの新作だと、「ザ・クラウン」のシーズン5はもう観ないかも。「エミリー、パリへ行く」シーズン3はそのうち観る。「ファイアフライ通り」シーズン2も観る気はある。ってとこ。
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今は、switch 版の「レゴシティ アンダーカバー」という古いゲームを一生懸命やってる。
私は元々ゲームのコントローラーに不慣れで、いつまでも操作が上手くならないので、こんな子どもでもできるゲームを必死こいて何ヶ月もかけてやってる。そもそもやりこみ要素も多めのゲームなので時間はかかるものだけど、それにしても鈍くさ過ぎ。楽しくやってるからいいけど。映画やドラマがほとんど観れてないのはこれのせいもある。
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今年は夫と二人で2泊3日の旅行に出かけた。結婚20周年の記念にしてはショボいけど、出不精の私にとってはこれでも思い切ったイベントだったし楽しかった。近いけど行ったことなかった和歌山に初上陸できて、良かったと思う。
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音楽はちょっとだけ買った。T.ヨーク、J.グリーンウッドのThe Smile と、マーズ・ヴォルタの新作、スウェードの新作... くらいだったかな?スウェードに関しては、私はもう前作・前々作の感じを気に入り過ぎちゃってるのか、今作は妙にやかましく聴こえてあまり聴く気になることがなかったのが残念だった。The Smile と Mars Volta はすごい聴いてる。
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夫から評判が良くて面白そうだから読めば?と買い与えられた「おだまり、ローズ 子爵夫人付きメイドの回想」(2014年)は、すごーく面白いし読みやすいしですごい気に入ったのに、すっかり本を連続して読めない体になってしまった(老眼が進行し過ぎでヤバい)ため、まだ1/3の所で止まってる。つらいよぉー
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Duolingo は今日の時点で2970日!チョクチョク仕様が変わっていくのでもう進み具合がよく分からなくなってる(というか前にはほぼ進んでない)けど、ちゃんと毎日欠かさず続けてはいる。もうすっかりPC 版もスマホアプリ版に近づけた出題方式になって、自分で1文を丸々書き込む問題がほんのちょっとしか無くなってる。楽ではあるけど、綴りを覚えなくなって行きそうだよな。別にいいかー
]]> 【覚え書き・映画】2022年後半 2/2 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=949 2022-12-30T23:29:16+09:00 2022-12-30T14:29:16Z 2022-12-30T14:29:16Z 【トスカーナ】(2022年)
疎遠だった父の死によってイタリア・トスカーナの古城と農園+レストランを相続する知らせを受けたデンマークの高名なシェフ。売るつもりでトスカーナへ話しに行くも、父を知る女性との交流を経て頑なだった主人公の気持ちにも変化が...とい... *jonathan* 日記/覚え書き(映画) 【トスカーナ】(2022年)
疎遠だった父の死によってイタリア・トスカーナの古城と農園+レストランを相続する知らせを受けたデンマークの高名なシェフ。売るつもりでトスカーナへ話しに行くも、父を知る女性との交流を経て頑なだった主人公の気持ちにも変化が...という料理と景色が目に美味しいヒューマンドラマ。主人公とヒロインどちらも激昂しやすかったり神経質だったり大雑把だったりと全然好きになれないキャラで困ったけど、他のシェフたちなど彼らの周りの人たちが全員穏やかでほがらかだったのでとても助かった。内容は特に悪くないけど残らない感じ。
【ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢】 (2020年)
ダコタ・ジョンソンとトレイシー・エリス・ロス主演、音楽業界版「プラダを着た悪魔」と呼ばれたサクセスストーリーもの。大物歌姫の付き人として働く音楽プロデューサー志望のマギーの奮闘がソレだけど、同時に、ベテランとなり聴衆からは過去のヒット曲しか求められないことへの悩みを募らせる大物歌手の物語にも注目。ベスト盤やライヴ盤の次はライヴ・ベスト??リミックス??と焼き直しばかり出すみたいなのって会社の意向なのね。現代はディスクを出さない手もあるけどそういう問題でもないだろうか?ま、とにかく、この大物が傲慢過ぎるヤな女キャラじゃないので辛くなく観られて良いんだけど、物足りなさに繋がってるのかも。だからか「プラダ〜」みたいなインパクトは残らないけど、二人の関係の変化とか一応は楽しく観られた感じかな?素敵な歌声が印象的はケルヴィン・ハリソンJrは、まだ観てないけどバズ・ラーマンの「エルヴィス」でB.B.キング役だったらしい。このノスタルジックで優しい歌声的からは想像できないなー。
【ハリガン氏の電話】 (2022年)
名前を見ると観てしまうジェイデン・マーテル主演、スティーヴン・キングの短編が原作。ホラーっぽいけどホラーではないか。少年時代に見初められ高校を出る頃まで週3回、富豪の老人に本の読み聞かせのバイトを続けた主人公が、老人へ贈ったスマホを通じて起きた不思議な出来事を経ての成長を描いた奇妙な物語。不思議すぎて結局なんだったのか分からないけど、分からないなりに主人公も考えて勝手に結論づけているので大丈夫ですね。威厳のある老人役はドナルド・サザーランド。
【パルフュメア −禁断の調香−】 (2022年)
'06年の映画『パフューム ある人殺しの物語』の原作小説から着想を得たドイツNetflix作品。今作では、汗腺を切り取られた遺体が発見される殺人事件を捜査する女性刑事が、幼い頃に嗅覚を失っている人物というのがポイント。それが捜査にどう関わってくるのかという話になってくるのかと思ったら、捜査ではなく "愛を求める人たち" の話になってた。原作から離れたっていいし、別にサスペンスでなきゃいけないということはないけど、これは別に良い話ではないし、どうもまとまりに欠けてて観終わって納得感がないのが残念だったかな。ところで同じ原作から製作された同じくドイツのNetflixミニシリーズ『パルファム -香りに魅入られた悪魔-』(2018)というのがあったけど、そちらに出演していたアウグスト・ディールの名前がコチラにもあったので何の役?と楽しみにして観たら、なんと同じ人物(調香師モーリッツ・デ・ヴリース)をこちらにも同じキャストで少しだけ登場させた模様。それも唐突に。もしかしてドラマも観た人だけの内輪受けでしかないやつ?まぁ、彼のご活躍が楽しめて嬉しいけども。
【復讐者たち-ホロコーストを生き延びたユダヤ人-】 (2020年)
【大ネタバレ】 終戦直後ドイツが舞台の実話ベースのサスペンス(英語作品)。主演のアウグスト・ディールは生き残ったユダヤ人役。悲痛の叫びを上げ復讐に燃える男として、いつも通り間違いない迫真の演技で引き込んでくれました!英国軍ユダヤ旅団のナチ残党狩りも、ユダヤ人過激派グループ "ナカム" によるドイツ国民600万人を標的とした復讐計画 "Plan A" というテロ未遂事件も、私は今まで知らなかったので勉強になりました。ところで、主人公が『自分の家族が殺されたと知ったら、あなたはどうしますか?』と視聴者にも問うのは、だから気持ちわかるだろ?俺には充分な理由があるんだよ!みたいなことを言ってるんじゃないんですね。普通に考えさせる話だけど、主人公自身も憎しみを募らせて復讐を望む様子を見せながら、過激グループの計画を潰したい友人との関係もあるし、また仲間にも気持ちを変える人がいたりと、彼が最終どういう行動にでるのか少しドキドキしながら見守る感じのサスペンスとして面白味があった...はずなんだけど、実際にドイツでその時期に一般市民が大量に毒殺された事件って聞いたことないけど私が知らないだけ?とか雑念が入っちゃって...。それにしても、考えるはいいけど実際あの計画が正解なわけがないもんなー。考えさせた上で前向きもあるよと提案して戒める、くらいの感じでしょうか。良い映画でしたよ。
【2つの人生が教えてくれること】 (2022年)
大学卒業後のキャリア計画をしっかり立てて動いていた主人公が、卒業間際に友人と一夜限りの関係を持ったことで卒業の日に妊娠検査薬を手に人生の分岐点に立つことに。この映画は、その妊娠検査の結果2パターンそれぞれのその後を同時に進行して見せる内容。計画通りにLAに引っ越し職を得て...という場合と、実家で子どもを産んで...という場合。入れ代わり立ち代わり両方を平等に描いているけど、分かりにくいこともなく良くできてた気がする。まずはキャリアを一旦諦める形になる方が、将来を計画してずっと頑張ってきた彼女にとっては辛い選択に思えるけど、どの選択になってもそれぞれの人生で幸せがあるし辛いこともあるし、受け入れてできることを頑張っていくのが幸せへの近道かな、ということで。ま、この主人公の周りはいい人ばかりでとりたてて苦労するようなこともないので、人生を考える系ではあっても映画としては気軽に楽しめる系で良かったと思う。
【マリリンの瞳は黒かった】 (2022年)
精神科系デイケア施設が舞台のイタリア映画。吃音症で怒りが抑えられない男性シェフと虚言癖のある美人女性を中心に施設に通う他の患者たちも巻き込んで、彼らの個性を売りにしたレストランを開業。接客が人との交流のトレーニングになるという前向きな方向で描かれたヒューマンドラマ。この開業が実は、架空の素敵レストランのウェブサイトだけ作って架空レビューで人気を得て...という無茶苦茶な流れで面白くてなかなか良い。けどまぁ、問題大アリな方法でやっているので大成功とは行かないながら重くはならなくて観やすいけど、その分「いい話」的な残り方も大してしてない感じ。でも、こんな楽しむ気持ちしかない温かいお客さんばかりだと世の中楽しくていいよね。ところで芸人の岩橋さんみたいな症状の人がいるな、と思ったらトゥレット症候群だと紹介されていた。実は本当にある症状だと今回初めて知りました。岩橋氏は「癖」と言い続けていたのでそういうキャラだと認識していたし、最近はもうそのキャラをやめたのかと思ってた。
【ラテン・ジゴロになる方法】 (2017年)
ジゴロになるという子供の頃からの夢を叶え、25年もの年月を贅沢三昧したのちに捨てられたメキシコ出身の男が、新たな寄生先を見つけようと奮闘するコメディ。初対面の10歳の甥を利用する不届き者だけど、甥にモテの極意を伝授するくだりとか笑っちゃうし、ちゃんとほっこり系に持っていくのは見えてるから、結構楽しく観られた。それはいいけどジゴロにしても玉の輿にしても、想像すると将来が不安になっちゃってどうも良さが分からないな。というのはド庶民のひがみか(笑)。主演のエウヘニオ・デルベスは知らなかったけど、妹にS.ハエック、ジゴロ仲間にR.ロウ、狙った富豪婦人の運転手にロブ・コードリー、バイト先にはK.ベルなどキャストは豪華。
【ラブ&ジェラート】 (2022年)
大学進学前に、亡き母との約束でイタリアへ自分探し・ルーツ探しの旅に出たアメリカ人女子学生の話。舞台はほぼ全編イタリアで、イタリアの景色、文化、食や人間関係などが満喫できる観光映画。主人公女性が母の友人から受け取った母の古い日記を辿りながら、というのも楽しめそうな要素だと期待したけど、中途半端な恋愛などがガチャガチャしたせいか夢中にはなれなかった。気になったのはロレンツォ(トビア・デ・アンジェリス)。登場時はイケメンとの対比でいかにもイケてない感じだったけど、交流期間中の温かいキャラクタでジワジワ来たあげく、最後の "見違えた" 再登場時の見た目のカッコ良さにマジで「お!」っとなったよね。
]]> 【覚え書き・映画】2022年後半 1/2 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=948 2022-12-30T23:28:25+09:00 2022-12-30T14:28:25Z 2022-12-30T14:28:25Z 【アイ・ケイム・バイ】(2022年)
富裕層の屋敷内に描くグラフィティアーティストが侵入した高名裁判官の家で恐ろしい秘密を発見し...というサスペンス。出演はジョージ・マッケイ、ケリー・マクドナルド、ヒュー・ボネヴィル。出足は面白そうだったし、主人公が変わ... *jonathan* 日記/覚え書き(映画) 【アイ・ケイム・バイ】(2022年)
富裕層の屋敷内に描くグラフィティアーティストが侵入した高名裁判官の家で恐ろしい秘密を発見し...というサスペンス。出演はジョージ・マッケイ、ケリー・マクドナルド、ヒュー・ボネヴィル。出足は面白そうだったし、主人公が変わる「サイコ」的な驚きも面白かったけど、それを狙うあまり(かどうか知らんけど)登場人物の思考や行動が少し不自然に思える部分もちょくちょくあって、観ててだんだん冷めてっちゃった。階級やマイノリティのことを扱った社会派なサスペンスで良い感じになりそうなのに、演出に問題があったのかな。とは言え、犯人による例の事後処理にうわぁ...となって、現実にもこんなことするヤツが居たらどうにもならんよなーという恐怖は味わえた。
【あの頃輝いていたけれど】 (2022年)
今では完全に落ちぶれている、20年前に超人気ボーイバンドのメンバーだったヴィンスが再起を目指してもがく話。ストリートでの即興ジャムセッションをきっかけに知り合った、ドラマー志望の自閉症の少年との友情とお互いの成長も素敵で良い話。ヴィンスの演奏する曲は、個人的にシンセの曲が好きになれない分どれだけ聴いても気持ちが上がらなくて残念だったけど。
【ヴィラで始まる恋】 (2022年)
ロミオとジュリエットが好き過ぎる小学校教員ジュリーがついに憧れのヴェローナへ!しかし予約したヴィラがダブルブッキングで...というラヴコメ。スケジュールでガチガチの旅のしおりにゲンナリした恋人に振られて一人でイタリアに行ったら皮肉のキツい(見た目Thor風)イギリス人と出会っちゃった!最近はちょっと避けがちだけどたまにはいいわねぇ、こういういかにも恋愛妄想な設定も。最初は喧嘩から始まって打ち解けるパターンね。普通に楽しい観光映画で良かったです。舞台はA.サイフリッドの「ジュリエットからの手紙」で見た所と同じかな?そんな所に宿泊できるってすごいですねー。劇中の「二度と話したくない!電話もメールもしないで!あなたの電話に着信がなかったら、それは私よ!」というセリフが面白すぎ。
【カセットテープ・ダイアリーズ】 (2019年)
'87年英国に暮らすパキスタン移民の高校生。経済的に厳しい時代と田舎における日常的な人種差別、そして保守的過ぎる父親。すべてから抜け出したい彼の人生を変えたのはブルース・スプリングスティーン!自分の境遇に合ったボスの歌に強い感銘を受け影響を受ける主人公に歌詞をシンクロさせる演出など、好きだったらワクワクしちゃうとこだけど、私個人は聴き流すに留まってしまってそこまでじゃなかった。自分にぴったりな音楽に出会った時の感じとかはわかるしそれ自体は素敵なコトだけど、スプリングスティーンにどうしてもハマれなくてね。それに加えて差別の場面を見ること自体がキツくて。この手の映画はいつもそこに引っかかっちゃってちゃんと堪能できないんだよな。私ってザンネンなヤツだ。なんにしても、優しい友達や先生に恵まれ才能も持っていたラッキーな主人公を、腐らせずに前に進ませたこの奇跡の出会い。いいよね。
【ガンズ・アキンボ】 (2019年)
疾走感あるアクションコメディ。突然デスゲームに参加させられて、両手に拳銃をボルトで固定されちゃった男をダニエル・ラドクリフが好演。彼をドローンで追って流すライヴ配信に熱狂する視聴者たちがいて... って面白そうなありえない話なんだけど、主人公の反応や行動が妙に現実的な気がしてイマイチ盛り上がらない印象だった。対戦相手の女ニックスはかっこいいキャラで目を引いたね。
【コネチカットにさよならを】 (2018年)
すごい地味だけどしっかり集中して観れちゃった好みの映画だった。離婚し50代半ばで早期退職して独身生活を送る男。悠々自適とかのんびり気ままにとかいう言葉は当てはまらず、やりたいことも見つからず昼間のスーパーで知り合った相手とちょっと関係を持ってみたり、何となくインテリアを弄ってみたりとか... その割に他人の趣味にケチつけてみたり、観てて滅入る雰囲気が漂ってる。ただ主人公は、問題もあるけどクズ過ぎるとか偏屈すぎるとかどうしようもないキャラクタでもなく、周囲との人間関係も良くはないけどこういう状況になってる人もそこら中にいるでしょ?くらいの感じだったりで、その辺の誰かの日常を切り取った感じが妙に面白いというか気になるというか。親子関係・人間関係など、別に普通のことだけどちょっと振り返ってみる良い機会をもらった感じかも。主演にベン・メンデルソーンは好みの系統だしわりと有名な俳優のようだけど、私は今までほぼ見てなかったみたい。あと「オザーク」のワイアット役・チャーリー・ターハンがまた見られて嬉しかった。「常に子どもの心配をしていないと親失格だと思いがちだけどそんな必要はない」
【ザッツ・アモール】 (2022年)
王道なラブコメだろうな、と予想して観てその通りだったヤツ。失業と失恋と骨折が重なり実家へ戻って引きこもるソフィアを無理やり連れ出した母親のおかげで素敵なシェフに出会って前進できましたという話。お母さん、女友達、レストランのオーナーとその娘、など出てくる人ほとんどが優しくて常に主人公二人を応援モードだし、スペイン料理店と料理教室が主な舞台になっているから美味しそうな料理も合わせて結構ハッピーな映画に仕上がってる感じ。踏んだり蹴ったりな境遇の主人公は実際なら結構な凹みがありそうだけど劇中では大きな落ち込みが殆どないし、何があっても大した問題も起きないし、スペイン人の彼は常に笑顔で優しくてイヤな気持ちになる要素が無いので、気持ちよく観流せたよね。主演のライリー・ダンディはあまり好みではないかな。
【シニアイヤー】 (2022年)
プロムクイーンになることを目標に精力的に高校生活を送っていた人気チアリーダーが、事故で昏睡に陥り目覚めたのは20年後。37歳にして同じ高校に戻ってプロムクイーンを目指し...という、レベル・ウィルソンにぴったりのお下劣元気コメディ!20年間の風潮の変化を知らずに突然聞かされる差別観、平等観などはさぞかし突拍子のない話なんだろうな。たしかに最近の頭の良い若者って、この母親に歯向かったインフルエンサー娘みたいな良い子が多いイメージだなー。
【スイマーズ 希望を託して】 (2022年)
リオと東京のオリンピックに難民選手団として出場した水泳選手ユスラ・マルディニの実話ベースの話。姉とシリアからドイツを目指して脱出。密出入国を餌に大金をせしめる悪徳業者たちを信じるしかない危険で過酷な大移動が恐ろし過ぎるし、トルコからギリシャへのすし詰めボロボロ難民ボートのくだりは特にイヤ過ぎる。(海とか宇宙とか掴まる物がない所に放り出される状況が怖くてたまらない。)さて、私がこれを観た理由はもちろんマティアスの出演。彼はドイツに着いたユスラの水泳の指導者役。水泳が趣味の彼にピッタリの役!だけど彼の登場がなくても十分に引き込まれる映画だった。漠然と同情はするものの無知ゆえに関心が薄かった難民の現実を少し知れて、自然と関心が向いた感じがする。それにしても最近はマティアスが日本語字幕で観られることが増えてきて本当に嬉しい!NetflixのテレビCMで顔が見える度に感動しちゃう。
【説得】 (2022年)
ジェーン・オースティン原作、ダコタ・ジョンソン主演。ダコタが演じる "かしこ娘" もなかなか良いけど、物語が地味過ぎてイマイチ残ってないな。ベタな恋愛・結婚相手云々のやつだけど、主人公がカメラ目線で状況や気持ちを語るコメディ調のスタイルでひとクセつけた感じ?
【デイ・シフト】 (2022年)
ジェイミー・フォックス主演のアクションコメディ。ジェイミーは表向きはプールの清掃員、裏ではヴァンパイアハンターという役。ハンター組合の内勤のデイヴ・フランコのヘナチョコぶりの可愛さと、ベテラン大物ハンターのスヌープ・ドッグのカッコ良さが印象的。ヴァンパイアに種類があるようだけどそれがちょっとよく理解できなくて集中して楽しめなかったのがザンネン。 ]]> 【覚え書き・映画】2022年前半 3/3 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=945 2022-07-02T09:21:06+09:00 2022-07-02T00:21:06Z 2022-07-02T00:21:06Z 【ミックステープ:伝えられずにいたこと】(2021年)
1999年が舞台。10年前に若くして亡くなった両親が作ったミックステープを発見した12歳の少女が、壊れたテープに収録されている曲を聴くため一曲ずつ集めようとするが...という成長青春物語。多少紆余曲折あっても... *jonathan* 日記/覚え書き(映画) 【ミックステープ:伝えられずにいたこと】(2021年)
1999年が舞台。10年前に若くして亡くなった両親が作ったミックステープを発見した12歳の少女が、壊れたテープに収録されている曲を聴くため一曲ずつ集めようとするが...という成長青春物語。多少紆余曲折あっても温かく収まることは予想できる安心のほっこりドラマ。迫る2000年問題に焦る郵便局員、PCでの曲探しはNapster...など懐かしさを感じたり、ミックステープにリンダリンダが収録されている驚きがあったりと、見どころも多くて楽しかった。
【ミュンヘン:戦火燃ゆる前に】 (2021年)
第2次世界大戦の1年前のミュンヘン会談 を舞台としたスパイスリラー。アウグスト・ディールの名前だけに釣られた観た。かつてオックスフォード大で共に学んだドイツ外交官と英首相秘書の2人が、ヒトラーの排除計画のために危険を冒す!主演はジョージ・マッケイとヤニス・ニーヴーナー(知らない人だから調べたら、Niewöhnerって名前だった。"ö" のカタカナ表記が進歩したんじゃない?!マティアスも何とかしてあげて〜)。アウグストはナチスの怖い人役。強引なフレンドリーさを見せながら同時に "この人に何か感づかれたら絶対ヤバい" 感が強烈に漂う緊張感の塊!イングロ〜のイメージで起用されたっぽい気がする。地味だけどよかったよ。※ヒトラー役は「9日目」の主演のあの細い人。
【恵まれた子供たち】 (2022年)
ドイツのティーン向けホラー。幼少期の正体不明の恐怖体験で姉を亡くしてトラウマを負い、身の回りで起こる不可解な現象に怯える高校生が主人公。医者の処方で飲み始めた薬が怪しげというのは面白いけど、そこへ別のオカルトが被さったのが私には合わないのか、特に楽しめなかった。
【目指せメタルロード】 (2022年)
音楽系青春映画のようだけどヘヴィメタルかぁ...と、ぱっと見では食指は動かなかったけど、主演がなんとジェイデン・マーテル!ジェイデン・マーテルがメタルとは??と一気に興味がわいたので観てみた。内容はありがちな感じだったけど、とにかくあの大人しそうでひ弱そうなジェイデンのカッコいいドラムプレイ!最初から叩けるわけじゃなく一人で練習して上手くなっていく感じもいいし、恋愛まで絡んできたりして成長してんなぁ〜としみじみ感じたり。見た感じは相変わらず可愛いけど。現代は一般的にはメタルどころかロックってジャンル自体が好まれない傾向があるけど、これを機に新たにファンが増えるといいですね。既にファンの人には劇中にメタル・クラシックがガンガン使われたり、メタルロード達としてロブ・ハルフォードやカーク・ハメットなどが登場したり、トム・モレロがExective Music Producer で参加してたりと注目しどころもあり。
【ラムスプリンガ 僕の未来を探す旅】 (2022年)
ドイツ映画。アーミッシュの通過儀礼ラムスプリンガの話。自動車、電気からファスナーまで便利なものを使わない生活を送るアーミッシュが外の一般の暮らしを経験する期間があるそうで、それがラムスプリンガ。そのためにアメリカから親戚のいるベルリンへ旅立った主人公がそこで出会った若者たちと異文化交流する成長物語。展開は王道だけど、今どきらしい良い子たちが中心の(比較的)明るめの内容なので観やすかった。アーミッシュと言えど生き方は自分で選べるというのは本当なんでしょうかね?本人がそうと知らない様子だったので叔父さん個人の意見だったりして?と思って。
【ロスト・ドーター】 (2021年)
M.ジレンホール長編監督デビュー作、O.コールマン主演。彼女の脚本・監督作品が今後もあるなら是非観たいと思った。一人海辺のバカンスに訪れた中年女性は、ビーチで目にした家族が引き金となってかつての自分のピリついた子育て期間の記憶に心をかき乱され...。わりと重くてダークな内容だけど巧く引き込まれた。あの態度のデカい大家族は妙なサスペンス味を足していたけど、必要だったのかはわからない。主人公が心の闇と向き合うきっかけをどんどんぶっ込んでくるのが役割でしょうから、それ以上は余計かも?という気も。若き日の主人公を演じたジェシー・バックリーがやけに魅力的だった。あと、メイクのせいか若い母親役がダコタ・ジョンソンだとは全く気づいてなかった。
]]> 【覚え書き・映画】2022年前半 2/3 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=944 2022-07-01T14:03:25+09:00 2022-07-01T05:03:25Z 2022-07-01T05:03:25Z 【ドント・ルック・アップ】(2021年)
地球に衝突する恐れのある巨大彗星を発見した天文学者とその教え子が、迫りくる危機を国に知らせようと躍起になるが...。ディカプリオとJ.ローレンス、T.シャラメ、A.グランデ、M.ストリープ、J.ヒル、C.ブランシェットにM.ライ... *jonathan* 日記/覚え書き(映画) 【ドント・ルック・アップ】(2021年)
地球に衝突する恐れのある巨大彗星を発見した天文学者とその教え子が、迫りくる危機を国に知らせようと躍起になるが...。ディカプリオとJ.ローレンス、T.シャラメ、A.グランデ、M.ストリープ、J.ヒル、C.ブランシェットにM.ライランスという豪快キャストがいい感じのコメディ。大統領をはじめテレビや世間一般による彼らへの反応などで、これはSFディザスターじゃなくて現実社会への風刺だと気づいて面白くなってくる。真剣に考える派も陰謀論を唱えちゃう派もエンタメでしかない人たちもみんな滑稽。特に気に入ったのはM.ライランス演じるIT権力者。絶妙に怪しげでサイコー。
【ノーザン・ソウル】 (2019/本国2014)
74年英国北部の "ノーザン・ソウル" シーンが舞台の音楽青春映画。実はノーザン・ソウルという言葉を聞いたことがあるだけで何も知らない状態。普通に英国北部発祥のソウル音楽か?と想像してたけど実際は、"鳴らす/聴く" 方で英国北部で流行っていたジャンル、ということのよう。現代に日本のシティポップが流行ってるのも過去作品を聴く方だけど、それと同じようなもんてことでしょうかね。勉強になりました。誰も知らないレアでいい感じのソウルのレコードをアメリカで発掘してきて踊らせることで人気DJとして君臨したいティーンたちの話で、音楽好きが楽しめる内容だった。使用されるのがどれも踊らせるための曲なので気分良く聴けていいし。主演のエリオット・ジェームズ・ラングリッジとジョシュ・ホワイトハウス(「モダンライフ・イズ・ラビッシュ ロンドンの泣き虫ギタリスト」)+ヒロインのアントニア・トーマス(「恋愛後遺症」)も見た目が好みなので余計に楽しく観られた。
【博士と狂人】 (2019年)
メル・ギブソンとショーン・ペン主演の「オックスフォード英語大辞典」誕生秘話。編纂に手間取っていた所へ学位を持たない言語オタクを責任者に抜擢したり、精神病院に収監中の殺人犯を協力者とするなど、"秘話" らしさはいかにも映画になりそうだけど、優秀で助けになるなら別にいいじゃんって話で。それで各単語に意味、成り立ちの他、一世紀ごとに用法の移り変わりの引用・出典を入れることを徹底して掲載したすごいものが出来てんだから。しかし未亡人と "狂人" の交流とかも実際の話なんだろうか?どっちかというとそれは省いて、編纂に関する更に詳しいところや博士と狂人の友情ができていく感じなんかをもっとゆっくり観せて欲しかったかも。ナタリー・ドーマー、スティーヴ・クーガン、ジェニファー・イーリー、ヨアン・グリフィス など知ってる顔が多くてすごかった。
【パリの恋人たち】 (2018年)
原題は「L’homme fidele」で"忠実な男"。ルイ・ガレル監督主演、実際の妻のレティシア・カスタと、若いリリー=ローズ・デップという美女二人にモテちゃう男の恋愛コメディ。身勝手すぎる女たちに驚きつつ、フラフラと主体性のない動きの男に呆れたりしながら、十分に楽しめた。大人の余裕なのかしたたかさなのかどうでもいいのか...なんか全く共感できない女マリアンヌに、いつの間にか魅力を感じてしまって不思議だった。しかも見た目も第一印象がイマイチだったのにいつの間にか素敵になっちゃって。
【ビッグバグ】 (2022年)
ジャン=ピエール・ジュネって久しぶりだと思ったら9年ぶりだそう。生活のほとんどをアンドロイド/AIに頼る2045年。人類に反旗を翻した新型アンドロイドから主人公を守るため、彼女の自宅の旧型ロボットたちが家を遮断。居合わせた恋人や元夫、隣人女性らと共に家に閉じ込められて大パニックに!というSFコメディ。アンドロイドたちのキャラのキュートさや色んな機能の視覚的楽しさ、レトロ趣味のコレクションディスプレイなどの見た目の可愛さや、ちょっとダークなテイストなどジュネに期待するものが(近未来感はそんなに似合わないとはいえ)それなりに見られたけど、設定以上にはあまり大して話が動かなくてちょっと期待外れな印象も。「アメリ」のタバコ売り場の彼女(イザベル・ナンティ)が良かった。あと、外を通りかかるだけの凄いちょい役にドミニク・ピノンもいた。
【ビルド・ア・ガール】 (2019年)
90年代初頭に16歳で音楽紙で批評家デビューした女の子の話。「あの頃ペニーレインと」の "夢見る少女" 版コメディみたいな。主演はビーニー・フェルドスタインという、ジョナ・ヒルの妹(そっくり)が、アメリカ人だけどやけにキツいイギリスナマリで頑張ってる。自室の壁一面に神と崇める偉人たちの写真を飾り、彼らの助言を聞く女子高生。文才が明らかな主人公を応援しながら観るけど、すぐに調子に乗り出すし、こき下ろすばかりの内容にムカつくしで若干微妙。テンポがいいし、もちろん最終的には成長して落ち着くとこに落ち着くからいいけど。ロックに疎い主人公が初体験して感動したライブがマニックス!(バンド役は別人、音は本物)しかし記者が行きたくなくて女子高生に行かせるという扱いなので...。出番は短いけどやたら良い役のE.トンプソンがカッケー!あと、壁の写真の中で動く偉人の中にM.シーン(フロイト役)がいたよ。 ]]> 【覚え書き・映画】2022年前半 1/3 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=943 2022-06-30T13:35:43+09:00 2022-06-30T04:35:43Z 2022-06-30T04:35:43Z 【アダム&アダム】(2022年)
2050年からタイムトラベルの発明を阻止するために2018年に向かったアダムは事故で到着した2022年で12歳の自分に出会い、共に時空を超えた冒険へ。R.レイノルズのSFコメディ。科学技術云々よりも、過去をやり直せる機会を得たことによって... *jonathan* 日記/覚え書き(映画) 【アダム&アダム】(2022年)
2050年からタイムトラベルの発明を阻止するために2018年に向かったアダムは事故で到着した2022年で12歳の自分に出会い、共に時空を超えた冒険へ。R.レイノルズのSFコメディ。科学技術云々よりも、過去をやり直せる機会を得たことによって親子関係を考え直すといった温かみを主に味わった印象。あとは口の達者な者同士、年齢の違う同一人物間で飛び交うセリフが面白かった。ライアン味全開。12歳アダムを演じたウォーカー・スコーベルが可愛かったなー。
【ウィークエンド・アウェイ】 (2022年)
レイトン・ミースター主演のサスペンス。クロアチアにいるセレブな親友を訪ねるも朝起きると彼女が行方不明になっており、主人公は必死で行方を追うが...。現地の親切なタクシー運転手、クラブで出会った男たち、ゲストハウスの不気味な大家、親友の夫、そして飲酒で記憶をなくしていた主人公本人など、観ているとみんな怪しく見えてきて面白い。それほど凝った話というわけじゃないのかもしれないけど、楽しませるのが上手い作品だったんじゃない?
【運命のイタズラ】 (2022年)
J.シーゲル、L.コリンズ、ジェシー・プレモンス主演、監督はリリーの夫チャーリー・マクダウェルのNetflix作品。超豪華な無人の別荘に侵入した強盗がその所有者夫婦と鉢合わせしてしまい...というサスペンス。静かな豪邸の外観や庭の映像に古いヨーロッパ風の不穏で美しい音楽がのる冒頭部分がかなり好みでワクワクしたけど、全体的に地味な時間を過ごす感じ。個人的には嫌いじゃないタイプ。それにしても窓ガラスのああいう事故ってあるのかもなぁ。そう簡単に割れはしないだろうけど、コケ易い私はより気をつけようと思った。
【知られざるマリリン・モンロー 残されたテープ】 (2022年)
60年前のマリリン・モンローの死。事故か自殺か他殺かと様々な噂があったり陰謀論が出たりと長年に渡る謎はココでもやはり謎のままではあるものの、ノンフィクション作家が80年代に執筆のために大量に取材したテープの実際の音声を使用したこのドキュメンタリの説得力に圧倒された。その相手はマリリンの仕事や私生活の関係者はもちろんケネディ兄弟の関係者や、事件時にマリリンを搬送した救急隊員、事件の取材経験者等。さらに驚いたことにマリリンとケネディ等が頻繁に集まっていた別荘やマリリンの自宅に盗聴器を仕掛けた探偵まで!これまでこの事件を扱った脚色大アリの映画をいくつか観て流れは知ってはいたものの、当時を知る人たちの実際の証言で初めて知ったこともまだまだあった。今の時点で既に証言者たちに故人も多そうだし、今後これ以上の証言は出て来ないかもね。マリリンの映像で印象に残ったのは、離婚後のジョーとの関係を質問されたマリリンが回答をきっぱり断るも、他の質問は?と言わんばかりにニコニコ顔♪を崩さず相手の顔をジッと見つめるところ。「答えたくない」という言葉は文字で見ると怒ったのかな?と思えるけど、実際見ると全く不機嫌な気配を感じさせなくて、人気商売の鑑だ!と尊敬した。
【世界の起源】 (2021年)
生きているのになぜか突然心臓が止まってしまった主人公が、霊能者の助言で死を回避するために実母にとんでもない頼みごとをするというフレンチ・コメディ。ぶっ飛んだ設定でくだらなさがすごい上に、虐待?!的な要素に引きそうになりつつもそれを上回る展開に爆笑してしまう、という驚きの映画だった。オススメとは言えないけど、まぁオモシロかったかも。エンドロールにじわじわクるし。
【セメタリー・ジャンクション】 (2010年)
古いリッキー&スティーヴンの監督・脚本、リッキーは主人公の父親役。父のような工場勤務の冴えない人生を嫌って保険会社に就職して金持ちを目指す主人公と、その悪友や幼馴染女子の青春系映画。リッキー達らしい毒もごくたまに仕込みはするものの、基本的には成長過程にある若者たちの素敵物語。それぞれの決断を経てその後彼らがどうなるのかが気になるけど、こういうのもいいよね。ヤな奴ら役のR.ファインズとM.グードもハマってる。70年代が舞台ということで流れるエルトン、ロキシー、ボウイ、ZEPなど、音楽が良いね。→メモ ]]> 【覚え書き・テレビ】2022年前半 2/2 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=947 2022-06-29T21:50:00+09:00 2022-06-28T15:07:04Z 2022-06-29T12:50:00Z 【オザークへようこそ season4(前編)】
最終シーズンは2部構成で、まずは前編のみ(7話)の公開。今回のメインはバード夫妻が働かされている巨大麻薬カルテルのボスが足を洗ってアメリカ・メキシコ間を自由に行き来できるようにすること。そしてこれを成功させればや... *jonathan* 日記/覚え書き(テレビ) 【オザークへようこそ season4(前編)】
最終シーズンは2部構成で、まずは前編のみ(7話)の公開。今回のメインはバード夫妻が働かされている巨大麻薬カルテルのボスが足を洗ってアメリカ・メキシコ間を自由に行き来できるようにすること。そしてこれを成功させればやっと資金洗浄業から開放される!がんばれ〜!しかしキレやすくて扱いにくい若い次期ボスの関わりが大きくなってきて...というのが大きな "難し所" で怖い。その上、親に反抗してルースを手伝い一人で資金洗浄をするようになった息子が、浅い考えで家族の足を引っ張って障害の一つになるのがイヤだわ。しかし一緒に働かなくなっているマーティとルースがなんだかんだでお互いを頼ったりする関係なのがなんかいいなー、と。氷のようなウェンディと違って人間味のあるマーティだから、ということなんだろうな。そしてそんなキャラが似合うジェイソンがやはり大好きさ。プチお気に入りポイント:スリーによるルースのモノマネ。
【オザークへようこそ season4(後半)】
で、後半。ついに終わりかー。前半は衝撃的な展開で終わって...の続き。言うとネタバレが大きすぎるから内容は何も言わない。全体としては鑑賞後に「あれ?あの人はどうなったっけ?」が残らないように、全部決着をつける努力をされている感じで色々大変。実際は最後の最後、物議を醸す終わり方になってて議論の余地を残してるけど。個人的には素直にハッピーエンド的にしてあげてもいいような気もしたけどな。それはいいけど、このシーズン4の頭で見せられた(後に起こるであろう)派手っぽいシーンが、実際その時が来ても結局なんのためのシーンだったのかがよく分からなくて...。わざわざ事件を追加しておいて意味が無いなんてことある??どういうことだったんだろう。
なにはともあれ、やっぱりラングモア家はエモくてよかったなー。
【ブリジャートン家 season2】
「「誰が おまえ/あんた なんか!」」と反発し合う二人がどう見ても お前らさっさと素直にくっつけよ、という関係で...という少女漫画チックな話が中心だったけど、幸い気持ちよくノレて楽しめたので良かった。今回はブリジャートン家の当主アンソニーが主役。彼を演じるジョナサン・ベイリーは、以前嫌いだったモミアゲが私好みに整備されてイケメン度が上がったことと、結婚相手候補として登場したインド系姉妹がどちらもすごく好みだったことも大きいと思う。(私は実はダフネがあまり好みじゃなかったので。)姉妹はどちらもいい子だけど、個人的にはケイト推しだったかな。理性が働いて我に返るのが決まったパターンとはいえ、毎度お互いに相手の姿を見つけるとどうしても目が離せなくなってしまう!そんな二人が私は好きでねぇ〜。男はついつい吸い寄せられて、女はついついメロメロフニャフニャになっちゃって。ほとんどただ見つめ合ってるだけなのに、その度に見てるこちらにまで熱っちぃ空気が伝わってきてドキドキしちゃうんだよなー。イイワァ〜。その他、次女エロイーズの彼女らしい初恋っぽい行動が可愛すぎて面白いし!親友ペネロペとの関係など今後も気になるし!王妃も意外といい人で何気にいいし!次シーズンも楽しみ〜
【窓辺の女の向かいの家の女】
エイミー・アダムスの「ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ」のパロディみたいなリミテッドシリーズ、1話30分未満の8話。深刻な設定もあって真面目な顔してやっているけど、実はダークコメディっぽいミステリ。主演のクリステン・ベルが上手いからか割と先が気になって連続で一気観してしまった。しかし残念ながらあの真相には納得がいかなかった。だって無理では?あの人が協力した感じには見えなかったし。
【令嬢アンナの真実】
ドイツの富豪令嬢になりすましてNY社交界に入り込み、彼らの富を巻き上げて逮捕されたアンナがいかにして富裕層を取り込み、銀行などをだまし、ホテルの支払いから逃れていたのかを描いた実話ベースのドラマ。記者がアンナの正体に迫ることを目的に彼女や周囲を取材していく構成。面白いけど、結局 "本当のこと" はよく分からなかった??主演はジュリア・ガーナー!ファッション好き・美術好きの高飛車インスタ女王という役でありつつ、思惑通りに行かず動揺する顔などオザークのルースに少し似た雰囲気もある。アンナに余裕がある時の可愛さも良いし、期待通りの演技で満足。私はこの事件もアンナ・デルヴェイの名前も知らなかったけど、かなりよく似せてあるみたい。それにしてもアンナに大金を騙し取られたと主張する友人のレイチェルが気に入らなかったなー。アンナの親友を名乗りアンナを信じてるとかなんとか色々あったけど、単に金持ちの友達ができてたかり続けて豪遊してただけじゃねーか、ってね。騙されてはいたけど、どうも言うことに納得できなくてねぇ。
※弁護士の妻役がケイトリン・フィッツジェラルドだったけど、ヤバい...私、この人とエリザベス・デビッキの区別がつかない。
]]>【覚え書き・テレビ】2022年前半 1/2 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=946 2022-06-28T01:03:08+09:00 2022-06-27T16:03:08Z 2022-06-27T16:03:08Z 【UPLOAD season2】
相変わらず私は、死後に豪華仮想現実世界に意識をアップロードされた主人公ネイサンの死の真相や渦巻く陰謀などにはあまり興味がわかないまま、レイクヴューでの生活の方を見て楽しむ方向で鑑賞。今回はネイサンをアップロードしたセレブな恋人イン... *jonathan* 日記/覚え書き(テレビ) 【UPLOAD season2】
相変わらず私は、死後に豪華仮想現実世界に意識をアップロードされた主人公ネイサンの死の真相や渦巻く陰謀などにはあまり興味がわかないまま、レイクヴューでの生活の方を見て楽しむ方向で鑑賞。今回はネイサンをアップロードしたセレブな恋人イングリッドが自らをアップロードすることによって起こる色々も面白かった。特にキャラが変わった日の活躍がお気に入り。しかし彼女の真意(真相を知ってる?)がまだはっきりしてないんだよね。気になるようなどうでもいいような...なんだかんだでコミカルなキャラも多くて楽しいので次シーズンも楽しみにしてる。ただ現実世界へのお出かけのシステムはマジでバカバカしいかな。
【After Life season3】
毎日酒をあおっては亡き妻の日常動画やメッセージ動画を繰り返し見る生活をする男の話、最終シーズン。主人公と一緒にこちらも夫婦の思い出のシーンをたくさん観ながら彼に感情移入しては胸がぎゅっとなる。父親の介護施設の担当者女性(アシュリー・ジェンセン)と友達になったり、いつも墓地で会う老婦人(ペネロピ・ウィルトン)とも相変わらずお互いに優しい言葉を掛け合うなど、周りに支えられながらちょこーっとずつ気持ちの整理をつけていく様子が、今シーズンは最終段階に向かうためか顕著な部分もあって特に感動的。主人公とそりの合わない職場の女性の私生活にもスポットがあたり、彼女の幸せを願うムーブを見せたりするのも素敵。記事の取材先のエピソードがいつもオモシロポイントになってるのも好きだけど、今回は感動にも一役買ってて更によかった。
【ある告発の解剖】
元不倫相手の女性からレイプ被害を訴えられたエリート政治家。不倫は認めるがレイプはきっぱり否定するこの男の話は、彼の人物像を掘り下げるべく徐々に明らかにされる過去の出来事も含め、本当なのかどうか。思うことはあるけど、なんか怖いからここには書かないでおこ。とりあえず彼自身は本気で加害の意識がその時も現在も皆無な様子。客観的な証拠もなければ法廷において説得力がある方が勝つ、みたいなことになりそうだし。怖いわー。もうどんなに無粋だろうと、よーっぽど解り合えてる相手でない限りは逐一、事前に各人の意思を何かしらの方法で残しとかないと。それがお互いのためだよね。今どきのスマートウォッチとかにそんな機能とか無いのかね?キャストは女性陣もいいけどルパート・フレンドが完璧だった。
【エミリー、パリへ行く season2】
仕事で赴任したパリで出会ったイケメンシェフは相変わらず(見た目が)素敵だけど、三角関係みたいな恋愛の話を広げるより、仕事での頑張りや成功をもっともっとメインに据えてくれるといいのになぁといつも思う。女友達のミンディのキャラや彼女の活躍(?)なんかはいつも好き。エミリーのファッションも相変わらず非現実的な可愛らしさで楽しいし、さらっと観るには楽しいよねーって感じで。この後どうするのかも気になる。まぁ、シルヴィともお互い慣れてなんだかんだ上手く行ってそうだからね...。 ]]>【年末総括】2021年 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=942 2021-12-31T09:08:03+09:00 2021-12-31T00:08:03Z 2021-12-31T00:08:03Z 今年は・・・何をしてたのか全く思い出せない一年だったなー。
変化は夫の在宅勤務の日が増えたってだけ?あれはいいですね。通勤時間って無駄だもんな。
趣味的なことは特に何も増えてないし、チャレンジも特にしてないし。
音楽も全然新しいお気に入りもできてない... *jonathan* 日記/覚え書き(年末総括)
変化は夫の在宅勤務の日が増えたってだけ?あれはいいですね。通勤時間って無駄だもんな。
趣味的なことは特に何も増えてないし、チャレンジも特にしてないし。
音楽も全然新しいお気に入りもできてないし。
ただ(公で具体的なことを言うつもりはないけれど)、とある村上さんという芸能人に夢中になってテレビだけ楽しみにしてた。今も。
duolingo のドイツ語だけは続いてます。現在累計2606日。
stories というリスニングのレッスンがちょっと楽しい。聞き取れてる気分を味わえて。
来年は良い年になるといいですね。
]]> 【覚え書き・映画】2021年後半 4/4 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=936 2021-12-30T10:07:29+09:00 2021-12-30T01:07:29Z 2021-12-30T01:07:29Z 【アーミー・オブ・シーブス】(2021年)
「アーミー・オブ・ザ・デッド」の前日譚/スピンオフとしてドイツで、しかもマティアス・シュヴァイクホーファー監督・主演で製作されたクライムコメディ!あのゾンビ映画は好みじゃなかったけど、唯一のオアシスだったマテ... *jonathan* 日記/覚え書き(映画) 【アーミー・オブ・シーブス】(2021年)
「アーミー・オブ・ザ・デッド」の前日譚/スピンオフとしてドイツで、しかもマティアス・シュヴァイクホーファー監督・主演で製作されたクライムコメディ!あのゾンビ映画は好みじゃなかったけど、唯一のオアシスだったマティアスのキャラをフィーチャーしてくれるなんて、素晴らしいじゃないの!!みんなあのキャラ好きだったんでしょ?でしょ?でしょ?今作は、鍵師ディーターがアメリカに渡る前、ヨーロッパで伝説の3つの金庫を狙う強盗チームに参加する話。マティアスはもちろんあの金庫破りの技術はあのまま、キャーキャー悲鳴上げるキュートさもあのまま、で期待通り!金庫の扉の中で回り絡み合うシリンダーの動きを映像化して見せてくれるクダリが毎度ほれぼれする美しさで、金庫を愛でるように撫で回すオタクチックなマティアスが天才に見えるのもいいですね。マティアス、このまま日本でも人気出て、出演作がどんどん入ってくるといいよねー
【愛しい人から最後の手紙】 (2021年)
新聞社の資料室で1965年に書かれた恋文をみつけた女性記者。そこに書かれた禁断の恋の結末を追い始め...という恋愛映画。原作の著者は「世界一キライなあなたに」の原作者だそう(イイネ!)。フェリシティ・ジョーンズが現代の記者、シェイリーン・ウッドリーが'65年のセレブ妻(イイヨ!)。夫がどんな人なのかあまり分からず、不倫の悪さが際立たないようにか、お互いに冷めきってるようにしか見えない夫婦として描かれていたというのもあるし、私書箱を利用しての手紙のやり取り、簡単に人の行方を探しにくい時代、そして不倫といった条件があっての盛り上がりなのかもしれないけど、相手の男アンソニーの情熱・思いやり・一途さとかが好みだし、演じたカラム・ターナーの見た目も良いしでロマンティック度が割増してたかも。
【オキシジェン】 (2021年)
メラニー・ロラン主演。酸素残量の少ない医療用極低温ポッド内で目覚めた1人の女性。自分自身の事まですべて記憶を失った状態で、ポッドのAIの声を頼りに脱出を試みる、というスリラー。彼女の身に何が起きているのかが肝なので、未見の方へできるだけ情報を出したくないっすね。大半が、狭い空間に横たわって手足を少し動かせるだけの状況での一人芝居。そこは安定のメラニーですから、しっかり引き込んでくれました。主人公と一緒に少しずつ状況がわかって行く感じがよかった。AIの声はマチュー・アマルリック!
【彼と彼女と君と僕】 (2021年)
性行為禁止の条件のもと4週間の恋人交換を実施した後に再会した2組のカップルの話。「ドイツ1983年」(続きのシリーズも見せてほしい!)のヨナス・ナイがカップルの1人だったので観てみた。話は交換期間を終えたところから始まるんだけど、前提がまず理解できない。キャリアも積んで子どもを持つ持たないの話まで出てるいい年した男女が、恋人を交換して何を求めてんのか。何にしろコメディのくくりだし、不穏な雰囲気を意外と緩和させちゃうヨナスの皮肉&ふざけキャラが何気に良かったな。
※原題(ドイツ語)の「君、彼女、彼と、ウチら」って並びだと誰の視点とか、"ウチら" が自分+誰なのか、とか色んな物語が込められたニュアンスを感じて趣があるけど、英語のタイトルは「The Four of Us」でのっぺりした感じ。日本版は形だけ原題に似せた英語寄りの折衷案的タイトルなのかな?とか...
【The Guilty/ギルティ】 (2021年)
911の電話オペレーターが、今まさに誘拐されているという女性から通報を受け、電話から聞こえる情報を頼りに解決を試みる、という2018年デンマークのスリラーの米Netflixリメイク、J.ジレンホール主演。ほぼ一人芝居っぽい内容で、演技派俳優がガンバってる様子を楽しめる。外のシーンが少し実際に映像として出てきたのは余計に思えたかな。全部リモートの方が良かった気がしない?アンビリーバボー系の再現ドラマで話でたまに見かける(音だけで異変に気づいて対処する、みたいな)憧れのお手柄話っぽくて設定や展開も面白いので、是非オリジナルを観てみたいと思った。声だけの出演で、E.ホーク、P.ダノ、P.サースガードの名前が!気づかなかった...
【グッド・オン・ペーパー】 (2021年)
イライザ・シュレシンガーというスタンダップ・コメディアンが脚本を書きスタンダップ・コメディアン役で主演したコメディ。主人公が舞台で話す場面が物語のナレーターの役割になってていい感じ。観終わった直後は、なんか温くない?どうせならもっと徹底的に叩きのめせば?みたいに思ったけど、考えてみれば主人公は騙されて傷ついたけど、結局ヤツはただのしょーもない嘘つきでしかないから、コレ以上はオーバーキルだなと思いとどまったのかもね。
【9人の翻訳家 囚われたベストセラー】 (2019年)
『ロバート・ラングドン』シリーズの4作目出版の際、違法流出を恐れた出版元が各国の翻訳家を地下室に隔離して翻訳を行なったとの実話をベースにしたスリラー映画。情報の管理が難しい場合もある現代では特にこれくらいの警戒が必要なのかもと思うと大変ですね。サスペンスとして二転三転させて驚かす要素が仕掛けられていて面白みはあるけど、そこで満足しちゃった?という印象。終盤に少しはあったけど、多国籍の翻訳者が集まっているという状況をもっと生かした面白さも期待してたかも。オルガ・キュリレンコは美しい。
]]> 【覚え書き・映画】2021年後半 3/4 http://gormenghast.jugem.jp/?eid=937 2021-12-29T10:25:09+09:00 2021-12-29T01:25:09Z 2021-12-29T01:25:09Z 【コドモなオトナの人生レッスン】(2021年)
モナコに住む資産家の父親が散々甘やかしてきた3人の子どもたちの人生を危惧し、全財産を失ったふりをして強制的に人生勉強をさせる話。親の財力で偉ぶるお嬢様とか見ててイヤな気持ちにしかならないので、こういうスカッ... *jonathan* 日記/覚え書き(映画) 【コドモなオトナの人生レッスン】(2021年)
モナコに住む資産家の父親が散々甘やかしてきた3人の子どもたちの人生を危惧し、全財産を失ったふりをして強制的に人生勉強をさせる話。親の財力で偉ぶるお嬢様とか見ててイヤな気持ちにしかならないので、こういうスカッと系の話は嫌いじゃない。でも社会勉強を経て少しオトナになった彼らの言い分は、仕事で常にそばに居なかった父親への不満が大きかったみたいな話だったけど、ホントか?パパがそばに居たらお金なんか要らなかったってわけでもないでしょ?どうも納得いかないな。気持ちよく成長してメデタシでよくない?
【ザ・ゴールドフィンチ】 (2019年)
150分くらいある長い映画だけど、アナイリン・バーナード目当てで観てみた。訪れていた美術館でのテロで母親を亡くした少年テオの成長とか波乱に満ちた人生とか...。アンティーク家具、美術品ほか上品な雰囲気も漂う "感じの良い映画" だし、出演者も豪華で、天才子役のフィン・ヴォルフハルトにも釘付けになるし、大人になったテオ役アンセル・エルゴートも美しいし、もちろんアナイリンもステキ。けど、観ながらぼんやりしちゃったのか、どうも話が上手くまとまってないんじゃない?という感想。原作がどうやら長いらしいので、あれもこれもと入れたせいで細かな情報が色々落ちちゃったのかな?話が通らないほどじゃないけど、深みがない印象が残った。
【シューベルトの愛し方】 (2016年)
ドイツのコメディ。女性は子を産む機械と信じて疑わない男が主人公の映画って、猛烈にヤバいよね。彼の場合、家系の断絶を恐れる父親に孫をせっつかれて...という話で、本人はもともと恋愛する気すら無くて男女の関係のことも考えたことなど無かったんでしょう。父の願いを叶えるには...と単純に合理的に考えて動いた結果ピュアなクソヤローが爆誕してしまった、という笑い話?なんにせよ、このキャラは観ていて腹が立つばかりなのでコメディ映画としては失敗じゃない?
【ゾンビランド:ダブルタップ】 (2019年)
10年越しの2作目。正直1作目は面白かったという印象とほんの1シーンだけが記憶に残っているだけで何も覚えてなかったんだけど、ジェシーはジェシーらしい、ウディはウディらしい etc なキャラなため観ててすぐに順応できるのがありがたい。引き続き生き残るためのルールを遵守してゾンビの世界をなんとか楽しく生きていく彼らの、家出したリトルロック(A.ブレスリン)捜索の旅。エルヴィス関連などの小ネタも満載だし、ワチャワチャと楽しい道中に出会っていく新キャラたち(T.ミドルディッチ等)も個人的にアガる配役で良かった!(多分この後すぐ出てること忘れちゃうけど。)
【チック、チック...ブーン!】 (2021年)
名作ミュージカル「RENT」の作者・作曲者、ジョナサン・ラーソンの成功を夢見て苦労していた時(1990年)を描いたミュージカル。A.ガーフィールド主演。恋人や親友を傷つけながらミュージカルの完成のために作曲に精を出すといったドラマの合間に、ナレーターの役割のように舞台上で自身の物語を歌うシーンが入るという構成。「RENT」は気になりながら映画版すら現在まで結局みていないんだけど、ここで歌われるラーソン作の名曲の数々を聴いて俄然興味が出てきたよ。アンドリューやその他キャストの歌声が好みだったことも影響があったかもしれないけど。あと、劇中に「RENT」の実際の舞台の様子の画像が少し出て、その中に日本版も発見。宇都宮隆の顔が見えた。 ]]>