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- 2023.12.07 Thursday
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愛らしいミス・マープルに一目惚れ ◆クリスタル殺人事件(The Mirror Crack'd)1980年 監督:ガイ・ハミルトン 原作:アガサ・クリスティ
テレビ版の「ミス・マープル」シリーズも、チャンネルを変える時の通りすがりにちょこっと見たことある程度だった私にとっては、初めてまともに観た「ミス・マープル」ものでした。彼女が自宅で話を聞いて推理する人だという知識はありましたが、小説でもポワロだけを選んで読んでいたので、どんな雰囲気なのかもほとんど知りませんでした。 この映画は「鏡は横にひび割れて」というクリスティの小説が原作です。映画の邦題は覚え易い感じにしてあるのかな?なんとなくイメージが違ってる気もしますが・・・。 マープル役のアンジェラ・ランズベリーは、先日観た「ナイル殺人事件」で印象的な酔っぱらいおばちゃん役だった女優さんでした。彼女はテレビの「ジェシカおばさんの事件簿」で有名な方なんですね。私は「ジェシカ〜」も同じくチャンネル変える途中に通りすがったことがあるだけだったので、ほとんど彼女に余計な先入観を持っておらず、特に違和感無く観られました。それどころか、あまりのキュートさにすぐにファンになりました。・・・とは言っても彼女のミス・マープルは多分この他には無いんですよね?残念。 導入部分がとても好きでした。推理ものの映画を上演中の映画館。話も佳境を迎えたところで映写機が故障して中断してしまい、観客が犯人が判らないじゃないの!とざわつく。そこで同じく観客席にいたミス・マープルが突然、上演の再開を待たずに推理を披露して立ち去るんです。とても小気味よくて上手く引き込んでもらった感じです。 「ナイル殺人事件」「オリエント急行殺人事件」など一連のクリスティ物のように、大スターが共演した豪華仕様の作品ですが、他の作品と比べると事件に関係する登場人物の人数が少なめなのでスターも少なめですね。あらすじに書いた方々の他には、エリザベス・テイラー演じる女優のライバル女優の役で キム・ノヴァクが、その夫で映画のプロデューサーの役でトニー・カーティスが出演しています。 レニー・ゼルウィガーの「恋は邪魔者」の中でユアン・マクレガーのセリフに出て来た、『キム・ノヴァク』を初めて見られて感激しました^^ この時47歳ということですが、凄く可憐な美女でした!たとえ酷いガナり声で暴言を吐いたりする役でも素敵に見えるのは余程の美人だからでしょうねー。 エリザベス・テイラーもまともに観たのはこれが初めてかも。高校の行事で「ジャイアンツ」を観た覚えがありますが、全然記憶に残ってなかったし。要は彼女は私の好みじゃなかったんでしょう。今回観てみて、やっぱり特に好きにはなりませんでしたね。でも大女優の貫禄は感じましたし、そのわりに意外と可愛らしい声で話すのが印象的でした。そういえば最近9度目結婚が決まったとニュースに載ってましたね。凄いなぁー。それだけ魅力のある女性ってことでしょうねー。 その劇中の女優2人の対立がなかなか見物でしたね。実際の2人の仲がどうなのかは知りませんが、お互いに本気で言ってんじゃないの?と勘ぐってしまうほどの迫力。ベテランの女優さんたちですから、もちろん演技が上手くてそう見えるんでしょうけどね。 監督の秘書の役が、ジェラルディン・チャップリンという喜劇王チャップリンの娘さんだったようです。特徴のある顔だなと思って観てましたが、チャップリンの顔は連想しませんでした。言われてみれば似てる気もしてきますね(笑) | |