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    【8月の家族たち】(2013年)

    メリル・ストリープジュリア・ロバーツが主演・助演で各賞にノミネートされていた話題作!この母娘役の二人による、親子だからこその対決が期待通り楽しめました。私は好きです。

    ◆August: Osage County(2013年)監督:ジョン・ウェルズ


    登場シーンからかなりイラッとさせられる母親―かなりの毒吐きオンナ。コレと一緒に暮らす夫に同情しちゃう感じのヤツです。病気で薬漬けになってるせいもあるのでしょうが、ホントにいわゆるクソババア。

    それを演じるメリルの演技にはガッカリさせられることなどあり得ない(と思う)んで、まぁいつも通り(笑)ですが、ジュリア・ロバーツはここ最近すごく良いような気がしますね。

    色恋沙汰の中だと、あのやかましさにたまに辟易させられがちな彼女ですが、こういう役どころならば、演技自体は大きく違わないままでも上手くハマるんですよねー。年齢のせいもあるかもしれませんけど。この翌年の出演作「The Normal Heart」(TV映画)での医者役でもそう感じました。

    癌で闘病中の母の歯に衣着せぬ物言いとブチ切れる娘など、久しぶりに田舎の実家に集まった家族のありそ〜な人間模様が面白くもあり、痛々しくもあり・・・ 家族というものについてちょっと考えちゃうドラマでした。決して派手な話ではないのに、ずいぶんと引き込まれましたよ。家族モノですが、ハートウォーミングものにならないところがまたいいですね。

    集まった家族も豪華キャスト(=魅せる人ばかり!)というのも魅力ですよねー。



    ジュリアをはじめとする三姉妹はジュリアンヌ・ニコルソン(地元に残り親の面倒をみる独身の次女という地味系の役がハマりすぎ)とジュリエット・ルイス(男運のない奔放でノホホンとした三女)。

    ジュリアの夫はユアン・マクレガー(特にユアンじゃなくてもいい)、その娘はアビゲイル・ブレスリン(生意気なティーン)。ジュリエット・ルイスのフィアンセはダーモット・マローニ―(どうでもいい感じの色男役がなぜかハマる 笑)。

    母(メリル)の妹にマーゴ・マーティンデイル(いい味出るよねー)、その夫にクリス・クーパー(マーゴといいコンビ♪優しくて何気にステキ)、その息子にベネディクト・カンバーバッチ(実母から負け犬呼ばわりされる情けない男・・・)。

    うん。彼らの演技合戦ががっつり堪能できた満足感も大きいですね。
    サントラには、カンバーバッチの劇中のあの歌も収録されているようですよ^^ewan




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