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- 2023.12.07 Thursday
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ダスティン・ホフマンの初監督作品だそうです。マギー・スミス、トム・コートネイ、ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズら名優たちが主演です。 ◆カルテット!人生のオペラハウス(Quartet)2012年 監督:ダスティン・ホフマン、原作戯曲:ロナルド・ハーウッド 引退した音楽家たちが暮らす老人ホーム、ビーチャム・ハウス。存続の危機に面しているホームは、近日開催されるホームの住人たちによるコンサートのチケット収益に期待している。 そこへ、往年のオペラ界の大スター、ジーンが新たに入居することに。彼女のかつてのカルテットの仲間たちはジーンの参加を促すが、ジーンは衰えた歌声を披露する気は無く・・・ 朝から晩まで音楽三昧の、楽しそうな老人ホームでの、おじいちゃんおばあちゃん達の生き生きとした毎日を眺めているのはなかなか楽しいですね^^ 主人公のカルテット仲間たちも個性豊かで面白いです。 しかしお話は、閉鎖の危機にあるホームを救うためコンサートの成功を目指すという、ありがちなヤツです。主に、成功の鍵となるジーンが参加するよう説得する話というか^^; 盛り上がりは特に無いですし、結末も分かりきっているので、ホント大した内容ではないです。 それでも観ていて「これ、好きだわー・・・」となってしまったのは、一重に主要4人のキャラクターのお陰でしょうか。 ・・・いえ、正直に言いましょう。 トム・コートネイ氏です。スゴいステキです。 実はアウグスト・ディール出演の「リスボンに誘われて」にも重要な役で出演されていたんですが、そこでは何度観ても全く気にならないおじいちゃんだったんですよ^^;それがまさかこんなに素敵な方だったなんて! トム・コートネイ演じる元テナー歌手レジーもやはり始めは歌うのを渋っていたし、ある事情によりジーンとの共演を頑なにイヤがっている頑固ジジィっぽかったのですがー、これがどこまでも頑固ジジィってわけじゃないんですよ。 「ビートルズ?あれ、音楽か?」とクラシック以外を受け入れない頑なさも見せていた彼が、若者相手の講義のために真面目にラップを研究し出したりとかね。それもブツクサ言いながら仕方なくとかじゃなくて、歴史からちゃんと自分で調べたり^^ PCで調べ物をする顔、若者たちとのふれあい、座ってお茶する姿、色々とフザけ倒す仲間のウィルフをゆる〜るたしなめる様子などなど、いつもいつもステキ過ぎる!! メガネ男子(老眼鏡もアリだ!)に弱い私的には、あの知的な雰囲気と上品な姿勢でイッパツですよ! そしてそのフザけたセクハラじじぃのウィルフ(ビリー・コノリー)。ふざけているように見えて、素早く空気読む思いやりと優しさ溢れる良キャラなんですよね^^レジーとは違い上品さは感じられませんが、ステキなキャラクタです。 それから、どんな高飛車な感じで出てくるんだろうか、と不安だった元大スター、ジーン(マギー・スミス)。彼女、過去には色々あったりしたようだけど、そんなひどくヤな女というキャラには見えなかったんですよ。お陰で安心して楽しめましたね。ジーンのキャラとしては、マギー・スミスのいつもの "飄々と上から物言い" 系みたいな?全然問題ナシですね^^ そしてもう一人の仲間シシー(ポーリーン・コリンズ)。彼女はボケかけて来ている女性ですが、天然ボケがいい具合にほっこりな雰囲気を醸し出していて良かったですね。 その他、終始楽器を演奏していたり歌っていたりしていたビーチャム・ハウスの住人たちは、実は実際に過去に有名楽団に所属していた音楽家さんたちや、オペラ歌手の方々だったそうです。なので、劇中での演奏は大体生演奏だったみたいですよ。 エンドロールで彼らも一人ずつ紹介されていました。知ってる人は全然いませんが、こういうのにも弱いです^^ |