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- 2023.12.07 Thursday
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ずーっと以前に一度観たことがある映画ですが、主演がスティーヴ・クーガンだったとは全く記憶になかったので、確認のため録画してみましたー。 ということでクーガンのチェックが目的でしたが、まぁまぁ中身を忘れていたこの映画自体をガッツリ楽しんじゃいました♪ ◆24アワー・パーティ・ピープル(24 Hour Party People)2002年 監督:マイケル・ウィンターボトム
1976年、英国マンチェスター。テレビのレポーターで音楽番組の司会者だったトニー・ウィルソンは、インディーレーベル "ファクトリー" を立ち上げ、ジョイ・ディヴィジョンと契約を交わし・・・ という、かのファクトリー・レコードの創設からマッドチェスター・ムーヴメントまでを、ファクトリー創設者の視点で描いた映画です。 トニーによる回顧録が元だそうで、ファクトリー・レコード界隈の歴史や裏側など、その辺りに興味がある人には面白い内容です。 が、興味のない人が楽しめるようなストーリーは、残念ながら無いようなものですね。 個人的には、この辺は完全に後追い(というほど追ってませんが)ですから思い入れはないものの、興味はありますから十分楽しめました。 この映画の製作時にトニー本人の監修があったのかどうかは知りませんが、どこを切ってもまるで本人たちが出て語っているかのような自然なドキュメンタリ・・・風!いえ、カメラに向かって話すのはトニーだけですけど、彼が関わった人たち/ミュージシャンたち(を演じた俳優たち)も、鬱なあの人や麻薬でヘロヘロなあの人など、すごくそれらしくて面白いんですよねー。 ということで、ジョイ・ディヴィションとハッピー・マンデーズという、2バンドとの関係がフィーチャーされていました。マンデーズの方が比重が大きい印象かな?トニーの翻弄されっぷりが酷いからでしょうか。 更に始めの方には、たった42人の観客の前で行われた無名時代のセックス・ピストルズの伝説のライヴも!そこに居合わせたトニー・ウィルソンが、これを機にファクトリー設立を決意したわけですが、そのライヴシーンに、実際の映像が使われているんですよ♪貴重ですよねー(たぶん) その他、スージー&ザ・バンシーズやザ・ジャム、ニューオーダーなどの本物のライヴ映像もちょっとずつ挿入されていて、益々ドキュメンタリ度が上がってました。 (主に)本人役でないところにミュージシャンがちょっとずつ出演していたりしているのも、好きな人にはオモシロポイントなんじゃないでしょうか^^ 音楽の著作権はレーベルでなくアーティストが持つ、という契約を交わしたトニー・ウィルソン。 金儲けの意識はなく、純粋に「いい!!好き!!これ来るよ!!」と楽しむ姿勢のみでやっていた彼は、バンドが望むまま言いなりにお金を使い、とにかく良い音楽を生み出す手助けをするだけ。その結果、歴史に残る作品をリリースすることは出来ても、経営は行き詰まってしまうんですよね。 一般的な感覚で見れば、どう考えてもイタい人なんですが、トニーの音楽への愛を感じずにはいられず、愛すべき男として記憶してしまいます。 |
これはこのジャンルに興味があれば楽しめると思いましたよ。
この映画では詳しく事情が描かれていなかった部分を、別の映画(以前 hinajiro さんもご覧になった「コントロール」)でしっかり見られたりするのも、伝記・歴史モノの面白い所ですねー。チューダー関係とかみたいに^^(ホワイトクイーン、まだなんですよ!)