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- 2023.12.07 Thursday
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"シェイクスピア別人説" の一つが基にされた物語です。 シェイクスピア別人説というのは、18世紀から研究者によって議論し続けられてきたそうですね。Wiki によると共有のペンネームを用いた作家集団説や、本当の作者として哲学者フランシス・ベーコンや第17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアー、劇作家クリストファー・マーロウなどが挙げられているそうです。 ◆もうひとりのシェイクスピア(Anonymous)2011年 監督:ローランド・エメリッヒ、脚本:ジョン・オーロフ
この映画は、 "本当のシェイクスピアはオックスフォード伯説" を取り上げたフィクション作品です。ということで、本当のシェイクスピアが誰なのかという謎解き系ではありません。シェイクスピア作品の本当の作者の人生と、"劇作家シェイクスピア" 誕生秘話...的な話ですね。大変楽しめました^^ ■好きなところ ・16世紀ロンドンが再現された美しい映像。 ・観客と一体となる演出で楽しませる、シェイクスピア劇の上演風景。私もあの場に居たい! ・作家仲間たちの中にいた、シェイクスピア劇を観客と共に素直に楽しむヘタレ系の人物。あぁいう人、好き♪ ・ヴァネッサ・レッドグレイヴが演じたエリザベス。ケイトブランシェットのエリザベスを踏襲してる感じに見えて、あの「エリザベス」シリーズの続編もしくは別の角度からの話的に楽しめました。 ・ベン・ジョンソンというキャラクタ(実在した詩人だそうです)。「こんなモン貴族の道楽だろ?」とバカにして内心反発していた彼が、オックスフォード伯の作品に触れ、その才能に圧倒されずにいられなくなる感じが好きでした。 ■ちょっと微妙なトコロ 特に難しくはないのですが、話が少々複雑な感じもしました。歴史上の事実や噂を色々盛り込み過ぎかもしれませんね。 しかしシェイクスピアの正体とされたエドワードの人生を描くとなれば、エリザベスとの関係や政治関連について触れないわけにもいかないのかもしれません。でもそれが "かい摘んだ感じ" なので、若干解りにくい気がしました。だからと言ってそれらを何もかも詳しく説明していたんじゃ尺が足りないだろうし^^; 個人的にはこの内容なら、別に長くなってもさほど苦にならなかったかもしれないですけどね。 ■キャスト ・今回、気に入ったのはベン・ジョンソン役のセバスチャン・アルメストロ!ドラマ「The Tudors」でカール5世役を見た時には、あのアゴのせいか全くノーマークでしたが、ここではとっても素敵に見えました♪ ※但し、画像をググってみたら他では全然好みじゃなかった^^;残念ねぇ... ・シブい貴族なリス・エヴァンスにはもう驚きませんねー^^とてもステキです。実はそれほど素敵な人物ではなさそうですが、つい味方をしてしまう魅力を醸し出していました。 ・若き日のエリザベスを演じたのはヴァネッサ・レッドグレイヴの娘ジョエリー・リチャードソン。ドラマ「The Tudors」ではキャサリン・パー役だった彼女。 ・下衆なカス野郎っぷりがスゴい、ストラトフォードのシェイクスピアはティモシー・スポールの息子レイフ・スポール。すンごい憎らしかった!(笑) ・若き日のオックスフォード伯を演じたジェイミー・キャンベル・バウアーは、「スウィーニー・トッド」で見た時同様お美しいですね。 私はこれ、気に入りました!何度も眺めたいです♪ blu-ray がもっと安く出まわらないかなー^^ |