スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2023.12.07 Thursday
- -
- -
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
タイトルも知りませんでしたが、若い頃のピーター・オトゥール主演とのことで、観てみることにしましたー。 ◆ロード・ジム(Lord Jim)1965年 監督、脚本:リチャード・ブルックス
かつて、沈みかけた船に大勢の乗客を残して逃げ出した過去を持つ航海士ジム。周囲からだけでなく自ら自身を卑怯者と呼ぶ彼は、人目を避けて各港を渡り歩いているうちに、武器と火薬をある村へ運ぶ仕事を請け負うことに。そして彼は、その "将軍" と呼ばれる暴君に牛耳られる村で、村人たちと共に反乱を起こすことを決意し・・・。 という、東南アジアを舞台とした映画です。名作海洋冒険小説が原作だそうです。 自分の理想と真逆の行動を取ってしまった自分を恥じ、正直に名乗り出て裁判にかけられた彼、卑怯者...ですかね??彼は罰を受けたじゃないですか。そこで罪滅ぼしは済んでいるはずじゃないですか?じゃないと、罰の意味がないですよ? 彼自身がいつまでも後悔し、罪悪感を持ち続ける気持ちも解りますが、単純に「今後は悔いの残る行動をしないよう気をつけます!」で...よくない?^^; でも現実には本人が乗り越えたくても、他人が彼を「卑怯者」と呼び白い目で見るのは避けられないのでしょうね。こういうのはホント気分が悪い。しかしだからと言って、わざわざ自分から善い行いを求めて危険に飛び込むというのも、やはり思い悩み過ぎだと思いますけどねー。 ・・・なんて言ってると、この映画は話が進まなくなっちゃいますね。主人公ジムの贖罪がテーマとなった物語です。人は、過ちをたった一度でも犯せば、それを一生背負って生きるしかないのでしょうか。・・・過ちの度合いに依りますね。彼の場合は、「一生背負うしかない」程度ではないように思えました。だって、咄嗟の判断の誤りですよ?しかも自分の命の危険も迫ってのことで、結局あの結果。納得いかないわぁ・・・ ということで、私的にはとにかく主人公の考え方に共感できないのが少し問題でしたが、これをそういう話と受け入れて観た上で迎えた結末には、納得できました。良いと思います。 それにしても私としては、日焼けしたピーター・オトゥールは微妙なんですよねぇ。そのせいで、かの名作「アラビアのロレンス」も観る気になれずにいます。どなたか背中を押してくださいます?(笑) 日焼けや煤まるけ、泥んこが目立たないシーンはステキだったんですけどねー。 あと、"将軍" 役がイーライ・ウォラックでした。そうと知ってから声を聞いたら完全に彼なんですけど、観ている間には全く気づかず・・・^^; オープニングに名前が出てても、パッと見で Eli Wallach が読めないんだよな(´ε`;) |