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- 2023.12.07 Thursday
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クロード・シャブロル監督作品を3作観たうちの1つです。他の2作と同様、雰囲気や見た目が特に好きだったのですが、心理ドラマとしても結構面白かったです^^ ■沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇(La Ceremonie)1995年 監督:クロード・シャブロル
ブルジョワ一家に家政婦として雇われた女が主人公。彼女が親友となった、常々一家を憎んでいる女と共に惨劇を起こすまでを描いた物語です。イギリスの小説が原作だそうです。 主人公の家政婦ソフィは、口数が少なめでミステリアスなタイプ。その不気味さが興味をそそります。家中いつもピカピカにし料理の腕も確かで、一家を満足させていた彼女が、金持ちを嫉む、いかにも態度の悪い女ジャンヌと付き合い始めたことにより変化を見せていく、という展開です。 加えて、彼女がある障害を持っていることをひた隠しにしている所が重要です。それにより雇い主との間にどんな問題が起き、どのように切り抜けるのか、切り抜けられないのか、という部分でもドキドキ感があって面白かったですね。 ジャクリーン・ビセットとジャン=ピエール・カッセル演じる夫妻は別に傲慢な金持ちではないですし、ヴィルジニー・ルドワイヤン演じる一見クールな大学生の娘も思いやりのあるいい子、高校生の息子はのほほんとした無関心系だし、一家は決して悪い雇い主ではないんですよね。 態度の悪い女を熱演したイザベル・ユペールと、大人しい家政婦ソフィを演じたサンドリーヌ・ボネールが各賞を受賞したようです。見応えがありました。 イザベル・ユペールって気になりますね。ベテランの女優さんで若くはありませんが、結構好みです^^ |