スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2023.12.07 Thursday
- -
- -
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
フランス人はこういう感じ? ◆パリ、恋人たちの2日間(2 Days In Paris)2007年 監督、脚本、製作、音楽、編集、主演:ジュリー・デルピー
面白かったー!フランス人の人柄、文化を目の当たりにして「なんだこいつら」と感じるアメリカ人の目線でシニカルに描いています。これがフランス人によって作られているところが、彼ら(彼女ら)のウィットに富んだ感覚を表してるんじゃないでしょうか。 パリでフランス人に意地悪された、イヤな目に遭ったという話は色んなところで(個人の体験談も含め)見聞きしたことがありますが、ここにその一部がギュっと詰められてた感じもしましたね。フランス人に偏見を持つ気はないつもりだけど、あまり近寄りたくないなと思わされてしまう裏の顔・・というか本当の顔(?)がしっかり表現されているようで・・・。勿論フランス人が全員"ヤなヤツ"でも、恋愛に自由奔放過ぎるわけでもないはずだし、あんまり映画の影響を受けすぎてはいけませんが。 とにかく、「パリ」という言葉やタイトルからオシャレでロマンティックなラブコメを期待してしまうと酷い目に遭うかもねってことですよ。フフフ・・・ 多くのシーンがマシンガン・トークで埋められてるってのがまたフランス人らしい感じ。 劇中でも、2人が口論のようになった際にアメリカ人の彼がうんざりして打ち切ろうとするのに対して、フランス人の彼女が「続けましょう。議論って大好き!楽しいわ!」なんて言ってたし。しかし、マシンガン・トークということは言葉の量もかなり多いってことで、字幕だと多分たいぶ削られちゃってるんだろうなーと思うと、ちょっと残念だよね。フランス語が解るようになりたいなー。 外国に行けば何かしら文化の違いを知ることになるんだけど、アメリカ人ジャックがここで知ったのは彼女と元カレたちとの関係。フランス語で話し合う彼女らを見る彼の表情や態度はとてもよく理解できますね。後から何を話してたか説明されても、私だったら何かごまかしてるんじゃないかと疑っちゃうかも。こういうのは上手くいく気がしない・・・。 でも、考え方の違いってそりゃーあるでしょうし、生きてきた環境によって違うのは当たり前だからねぇ・・・そこを理解し合うのが大事なんですが、難しいところかもねー。 彼氏役のアダム・ゴールドバーグという人は、私は「10日間で男を上手にフル方法」での脇役しか見たことなかった人でしたが、実は主演のジュリー・デルピーの元カレだそうです。 「10日間〜」では脇役だけど何気に印象に残る雰囲気を持ったキャラだったんですが、その印象のままその人がこの彼氏に移行してきた感じだったように感じました。 悪くなかったですよ。普通のごく一般的なアメリカ人男性の代表って感じ?特にカッコよくもなく、バカっぽい映画で見るような異様なテンションのアメリカ人でもなく、フツーって感じで。 フランス人以外の人がみんな彼に共感できるようになってるんじゃないかな? で、このジュリー・デルピーって人は何者??監督、脚本、製作、音楽、編集、主演って凄いんじゃないですか??こんなに面白い映画に仕上がってるんだし、すごい才能の持ち主なんでしょうねー。でも見た目が好みでないので、他にも見たいかというと微妙なんですが・・・勿体無いかな?ま、機会があれば・・・^^ あと、「グッバイ、レーニン!」や最近では「イングロリアス・バスターズ」のダニエル・ブリュールがインパクトのある重要な役で出てました。彼は好青年風で素敵よねーdaniel |