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- 2023.12.07 Thursday
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とても楽しみにしていました♪期待通り楽しめましたよ!! 下っ端の助監督として雇われた若い青年コリン・クラークが、後に当時の回顧録として明かした「王子と踊子」の撮影舞台裏を描いた作品です。 ◆マリリン 7日間の恋(My Week with Marilyn)2011年 監督:サイモン・カーティス 原作:コリン・クラーク「マリリン・モンロー 7日間の恋」
ローレンス・オリヴィエとの共演作「王子と踊子」の撮影のために英国を訪れたマリリン・モンロー。彼女の夫アーサーが期間途中で先にアメリカに帰ってしまったため、不安定な心の支えとしてマリリンが頼ったのがコリンで・・・という、7日間のお話。実話とのことです。 リアル「ノッティングヒルの恋人」的なことが、マリリン・モンローを相手に実際に起きていた! ウソつけ〜!!と思ったらなるほど。「マリリン "の" 恋」とは言ってない、というカラクリ(笑)でしたか。 コリンの方は確かに恋していたのでしょう。しかしマリリンにとっては、先に帰国してしまった夫の穴を埋める存在/ちょっと寄り添って支えてくれる相手が欲しかっただけですかね、きっと。異国の撮影所で思いっきりアウェイ感を感じていたマリリンが、自分の味方だと言ってくれる人(しかも立場的に弱い)を見つけて側に置きたがっただけ・・・って、マリリンがなんだかヒドい人みたいですが、心に病を抱えたスーパースターには必要なことだったのだということはこの映画でもよく描かれていますのでね。もちろんコリンのことは好きだったでしょうけども、恋していたようには私には見えませんでした。 ということでこの映画は、撮影現場のスタッフとして参加したコリンが見たマリリン、そして彼にとってマリリンとの思い出がいかに美しいものだったかを語る内容となっていました。 40年も胸の中にしまってきた秘密の想い出だそうで、美化して記憶されてる部分もあるんじゃない?って気もしますし、もしかしたら全部妄想かも?とまで考えることもできるでしょう。また逆に、本当はこんなピュアな関係ではなかったかもしれないし?なんてこちらが妄想してしまったりとか?(笑) でもこのコリンという人は、やはり当時本当にマリリンに魅了され恋をしていたのだと思います。一週間程度という短いお付き合いだったこともポイントかもしれませんね。事実がどうだったとしても、下品な暴露モノなんかにする気などは毛頭無かったでしょうし、やはりいつでも彼女の味方でいたいと思い続けていたのだと思いました。 ところで私、こう見えてマリリン・モンローは大好きなんですよ^^だからと言ってここで演じられたマリリンを厳しく見てやろうなんてつもりは全くありませんが、ポスターの写真を見ただけではとりあえず、ちょ〜っと見た目に残念なマリリンなんじゃない?って印象だったんです。しかしそこはさすがのミシェル・ウィリアムズ!動きやしゃべりからちょっとした表情までナリキリ振りがハンパじゃありません!!お見事です!しかもこの物語では素のマリリンの脆さや不安定感、そして信頼できる相手を見つけて心を開いていく様子などを細やかに演じてらっしゃいました^^ この頃のマリリンと言えば、セックスシンボルだけの女優から演技派への脱皮を目指し、NYで演技の指導を受けて成功、そしてこの「王子と踊子」では自身もエグゼクティヴ・プロデューサーとして名を連ねたということで、そりゃあやる気満々だったことでしょう!・・・と私は勝手に思い込んでいたので、毎回遅刻の上NG連発で監督を兼ねたオリヴィエを苛々させていた描写に驚きました。遅刻などについてはマリリンの評判として有名なんですが、作品を観ると「これはきっと見違えるような仕事ぶりだったに違いない!」とか思っちゃうんですよね〜^^; しかし劇中でも、何度も取り直しを繰り返していても、キマった(使える)カットは本当に素晴らしい!ということが何度か言われていましたが、完成作品はホントに見事なんですよ。彼女自身の "つい許しちゃう" 魅力だけでなく、女優として認めざるを得ない実力も実際に持っていたということなんでしょうねー^^ それにしても主人公を演じたエディ・レッドメイン!やっぱり可愛いですねぇ〜!!育ちの良い青年が一人立ちして目標に向かって頑張る姿、上手く働き認められていく "デキる" 感じ、そして憧れの女性に恋心を抱き彼女を守ろうとする健気さ!この物語の中では完全に狂言回しの役割になり、主人公なのにイマイチ目立たない感じになっちゃってましたが、エディはちょうど良くハマっていたように思いましたよ♪ その他、私が普段から気になっていた役者さんがたくさん出ていましたが、個人的に特筆したいのはフィリップ・ジャクソンですかね^^ドラマ「名探偵ポワロ」シリーズのジャップ警部役の方ですが、ここではマリリンの護衛に雇われた警官役でした。ちょい役だろうと思って見てたら、結構出てくるし妙にステキな感じのオヤジで嬉しかったです♪見た目はちょっと見ない間にふっくらしてましたが、年齢的にそんなモンでしょう^^ それから、実際の映画「王子と踊子」でシビル・ソーンダイクが演じた大公の義母が個人的にはお気に入りキャラだったのですが、演じた女優さんは クソババァ の可能性もあるかもね、なんて思ってたんです。が、これで見た限りでは、もンの凄いいい人じゃないですか!!ますます好きになりました!そのシビルを演じたジュディ・デンチ、要所要所でステキでしたよ^^ |