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- 2023.12.07 Thursday
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自由を求めて戦う男、そして夫婦愛 ◆ラリー・フリント(The People Vs. Larry Flynt)1996年 監督:ミロシュ・フォアマン 製作:オリヴァー・ストーン
アメリカのポルノ雑誌「ハスラー」の創刊者ラリー・フリントという実在の人物のドラマティックな人生を描いた伝記ものです。 当時、コートニー・ラヴがストリッパー役という情報だけで観た映画で、彼女がストリッパーってハマり役に決まってるやん!と、それだけを期待しての観賞だったんですが、なにげにこれが社会への真面目なメッセージを訴える作品で凄くよかったんですよねー。真面目とは言っ ても、ストリップ・クラブ経営からポルノ雑誌制作をする人の話ですからお堅い雰囲気はありません。 完璧なマティーニの作り方や4チャンネ ルステレオ(時代ですね・・)の記事を載せている「プレイボーイ」誌を見て不満を訴え、こっちは誰にでも分かるとことん低俗な内容の雑誌を作るぞ!と友人たちを説得し「ハスラー」誌の制作に着手するわけです。雑誌のメインといえるヌード写真は、法律違反だからと反対するカメラマンたちの意見を押しのけ、女性の性器までを大胆に写した写真を掲載!まさにとことん。 ラリーが猥褻罪で起訴されたために雇われた人権問題を得意とする弁護士アランを演じるのは、まだ若かったエドワード・ノートン。27才の若い弁護士という役を当時27才位の彼がやってる んですが、見た感じはラリーも言うように学生かと思うようなカワイらしさ。問題児ラリーに努力を踏みにじられたり振り回されたりするのが、こんな若い子にはキツいだろうな〜なんて思いながら見てたんですが、この弁護士は別に実在の人物というわけではなかったようです。 子供向けのお話を卑猥にパロって掲載してみたり、人気者のあの人を卑猥なキャラにしたイラストを掲載してみたり・・70年代当時に出版して見逃されるわけがない過激な内容の雑誌を作り続けるラリーは、保守派の攻撃をまともに喰らい何度も法廷へ出向くことになるので法廷シーンも多いです。その法廷劇はどれも、格好良く立ち回る弁護士アランをよそに当のラリーは一人ハチャメチャな言動を繰り返すため、それに呆れながらも面白く、対してアランによる表現の自由についての主張は説得力もあってカッコ良く、とても興味深く観れる場面となってます。 私が期待して観たコートニー・ラヴは重要な役どころでした。ラリーのストリップ・クラブで(コートニー自身も経験のあった)ストリップ・ダンスを披露する姿は登場シーンとしては完璧でしたね。すぐにラリーと意気投合してそれ以来いつも彼のそばにいて支え続けるわけですが、どこを切ってもコートニーの地のままなんじゃないかと思えるハマり方。でもラリーを心から愛してる〜!という"様"に感動しました。 ラリーを演じたウディ・ハレルソンも、実は意外とスジの通ったことを言っててもめちゃくちゃみたいに見える感じとか上手かったですねー。そう、ラリーはイッちゃってる人に見えるけど、いいことを言ってるんですよ。スピーチの場面とか本当にステキでした!妻アルシアに対する愛も・・・。 ラリー・フリント氏ご本人もゲスト出演をしてらっしゃったようです。それがなんとラリーを裁く裁判官の役。アイロニーのセンスを感じますねー。 |
はじめまして!コメントをありがとうございます!
私もこの映画は大好きです。いつ観てもグッときちゃいます^^