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    【アルフレード アルフレード】(1972年)

    '70sヨーロピアンを求めて録画してみましたー。イタリア映画ですが、主演はダスティン・ホフマン。全編イタリア語で、ダスティンのイタリア語のみ吹替えのようでした。ナレーションによる彼のモノローグが話を進行し実際のセリフは少なめだったので、見た目に違和感は無かったです^^


    ◆アルフレード アルフレード(Alfredo, Alfredo)1972年 監督:ピエトロ・ジェルミ
    ●ダスティン・ホフマン●ステファニア・サンドレッリ●ドゥイリオ・デル・プレタ●カルラ・グラヴィーナ

    気弱で奥手な銀行員のアルフレードが恋した相手は、非常識なほど情熱的な女だった!
    物語は、アルフレードと妻マリア・ローザの離婚調停シーンから始まり、遡ってそこまでの経緯が描かれていきました。

    親友オレステの助けを得て、いつも物陰からこっそり付け狙ってた彼女とついに知り合うも、常にモテ役のオレステがやっぱり彼女といい感じ。しかしなんと彼女が選んだのはアルフレード!!舞い上がって付き合い始めるも、彼女の束縛は尋常じゃなく・・・という、笑えない状況がやたら可笑しいコメディでした!

    アルフレードのように、うんざりしながらも惚れた弱味でなんとなく交際を続けてしまった挙句に、相手に押され相手の家族に押されて結婚に持ち込まれてしまった!こんな話も世の中にはあるんでしょうね〜。うちの親からもそんな話を聞いたような・・・^^;「とにかく結婚できればいい」とか「お似合いだからくっつけちゃいましょ」なんてお節介のお陰で結婚した夫婦もそうですが、本人がしっかり納得しないまま結婚したカップルが上手くいかなくても不思議はないですよね。でもそんな時のために離婚ってシステムもありますから^^

    結婚前からはっきり分かっていたマリア・ローザの度を超した束縛に加え、結婚後すっかり女王のようになり威張り倒す妻とその両親に翻弄され疲れ果てたアルフレードも離婚を決意したわけです。・・・が!私、これを観た後に調べて初めて、とても重要なことを知ったんですよ。


    この映画が面白かったので、監督ピエトロ・ジェルミの代表作なんかを調べようとWikiってみたんです。「イタリア式離婚狂想曲」という作品が有名だそうです。で、リンクをたどってそちらのあらすじを見ると、やっぱり面白そう!ところがそのあらすじの中に「ん???」って部分が。
    「イタリア法の下では離婚は許されていない」
    え!?どうなってるの??と更に調べてみました。なんとイタリアでは1970年まで離婚という制度がなかったそうですね。宗教の影響だそうです。(形だけでも「別れる」手段はもちろんあったそうですけど。)この映画「アルフレード アルフレード」の1972年時点には既に法的には認められていたようですが、まだまだ簡単ではなかったでしょう。現在でも離婚の正式な手続きが完了するまでに3年とかかかるそうですし。

    ということで、この映画では「これでも "離婚はアカン" と言いますか?」ということを風刺していたのかもしれませんね。「これでも」って部分はもぉ腹がパンパンになるくらい充分に表現されてましたからね〜。でも逆にマリア・ローザを基準として「君んとこなんか、まだ全然大丈夫じゃん」と却下されたりして^^;

    個人的には、相手がこんな女じゃなければ "宝探し" のクダリはちょっと面白そうに見えたし、宝物のアイディアもステキだと思っちゃいましたけどねー。
    喜劇らしい軽快な音楽も素敵でした。「Mormorio Cittadino」























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