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- 2023.12.07 Thursday
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一見地味に展開される、様々な人間模様が織りなす至福の190分 ◆ショート・カッツ(Short Cuts)1994年 監督:ロバート・アルトマン
豪華キャスト多数出演ながら、それぞれの個性がバッチリ光ってる素晴らしい作品です。それぞれ別のストーリーを展開している人たちをあっちこっちと入り組んで見せられるので、もし全く顔も知らない出演者ばかりだったら、これ誰だっけ??・・とややこしくなるところですが、幸い主役級の有名な方が多いので整理がそんなに難しくないんですよね。 凄い出来事がどかんと起きるわけじゃない地味目な ストーリーで3時間の長さがあるんですが、そういう映画が苦手な私の夫も「これは好き」と言うので、誰でも楽しめる作品と言えるのかもしれませんよ。 豪華キャストはこんな感じ。 ニュースキャスター(ブルース・デイヴィソン)とその妻 (アンディ・マクドウェル)。そしてジャック・レモンが夫の父として個性的キャラを発揮しています。一番心に残り易いエピソードはこの家族が担ってたように思います。「ザ・プレイヤー」でちょっと不気味な役で出ていたカントリー歌手のライル・ラヴェットがまた不気味な役でこの夫妻に関わってきます。 自己中で非道な警官ジーンをティム・ロビンス、そんな夫を陰でバカにしている妻シェリーをマデリーン・ストウ。 ティム・ロビンスはムカつく男を上手く滑稽に見せてくれてます。 ジーンの浮気相手は子持ちで何故かモテモテのベティ(フランシス・マクドーマンド)、別れた亭主ストーミー( ピーター・ギャラガー)は彼氏を作った元妻に妬いているけど笑顔が爽やか。 警官の妻シェリーの妹でセクシーな画家 (ジュリアン・ムーア)と、いつも妻へ何か言いたそうにしている夫のドクター・ワイマン (マシュー・モディン)も問題を抱えていそう。マデリーン・ストウとジュリアン・ ムーアの美人姉妹の仲の良い関係が結構好きでした。妹のためにヌードでポーズをとるマデリーンも美しいし、ジュリアンも上は着てて下は丸出しという衝撃のスタイルが印象的です^^ ワイマン夫妻の家に招かれる夫婦は、道化を職業としているクレア (アン・アーチャー)と無職で釣りが趣味の夫(フレッド・ ウォード)。ピエロ・メイクのアン・アーチャーはなかなか可愛いです。彼女にはどちらかというと「おばちゃん風」なイメージを持っていたので、これでちょっと見直しました。 夫の釣り仲間の一人は歌手のヒューイ・ルイス。その釣りキチ3人組もBoys will be boys.って感じで面白い^^ その3人が朝食(?)に立ち寄ったダイナーのミニスカートのおばちゃんウェイトレス はリリー・トムリン、そこへ来るリムジンの運転手をしている柄の悪い男は彼女と不仲の夫 (トム・ウェイツ)。トム・ウェイツのしょぼい柄の悪さは「酔いどれ詩人」と呼ばれる彼にピッタリの役でしたね^^ ウェイトレスの娘のハニー(リリ・テイラー)と夫で特殊メイク・アーティストのビル(ロバート・ダウニーJr.)は、妻にもメイクを施して楽しんでる。ビルの悪ガキ振りに苦笑・・。彼は結構カワイイ顔なんですが、実は個人的にはあのまつ毛が苦手です。 その友人夫婦は、子供のおむつを替えながらテレフォン・セックスでお金を稼ぐ妻(ジェニファー・ジェイソン・リー)と、その仕事中の妻を 物欲しそうにみつめる夫ジェリー(クリス・ペン)。このジェニファー・ジェイソン・リーはやたら可愛いですねー。でっかい体のクリス・ペンのお陰でやたら小っこく見えるんだよな。いつも通りの鋭い眼差しもステキです^^ ・・など、盛りだくさんでたっぷり楽しい魅力的な作品で、私は意外とオチも好きです。 |