人気の若手俳優ジェイク・ギレンホール(ジレンホール?)ですが、実は私はこれが初挑戦です。写真で見る限りでは全く興味が持てない顔だったので^^;今回はこの映画自体をおススメ頂いたので、観てみました〜
◆ラブ&ドラッグ(Love and Other Drugs)2010年) 監督:エドワード・ズウィック
火遊びが祟って仕事をクビになったプレイボーイのジェイミー(ジェイク・ギレンホール)は、製薬会社の営業に転職。ある時、パーキンソン病を患いながらも奔放に生きるマギー(アン・ハサウェイ)と出会い、早々にベッドイン。二人は "体だけの関係" を約束に付き合い始め、仕事も絶好調のジェイミーだったが、彼女に対して特別な感情を抱いている自分に気付き・・・ |
TVガイド本に載っていた写真が、ゴチャッとした部屋のベッドの上で向き合う若い男女の図だったので、てっきり「ラブ&ドラッグ」のドラッグは非合法のもので、退廃的な暗い雰囲気の映画なのかと思って観始めたんですよ、私。
ところが出だしからかかる曲は Spin Doctors「Two Princes」。軽っ!(90年代のお話ですからOKなんじゃない?笑)ノリノリで店内を踊り、甘いキラースマイルで女性客を虜にしながら家電販売をするジェレミーの姿は、完全にチャラ男!物語はしばらくの間はそのノリです^^間もなく彼は製薬会社へ転職しますが、やはり営業なのでノリは同様♪
なかなかいいですよ!ジェイク・ギレンホール!「ラブ・アゲイン」のゴズリングと言いこれと言い、もうこれは決定ですね、私。チャラ男に弱いです!見た目が微妙に好みじゃなくても、チャラいキャラだと惹かれちゃう!いい年こいてどうかしてるぞ、あたし!(あ、そこの貴方はチャラ男に変身しなくて大丈夫ですよ!>夫)ま、実生活でチャラ男に出会っても惹かれませんけどね。映画のチャラ男役は当然イケメンなんで。そのへんの一般人は勘違いしないよーに。(何様なんだ、あたし笑) ノンフィクション作品「涙と笑いの奮闘記 全米セールスNo.1に輝いた "バイアグラ" セールスマン」が元になっているそうです。そちらの本の方には恋愛の要素は無いそうで、映画オリジナルの架空の女性を登場させて、恋愛物語を織り交ぜているようですね。
確かに、このジェレミーがナンパ術を駆使して営業成績をあげていたのなら、映画としてはそこから恋愛話に持っていくのも自然、と考えてもおかしくないのでしょう。まぁ、実際に本の中のジェレミーがそういうキャラなのかどうかは知りませんが。
しかしその恋愛というのが一癖ありまして。ジェレミーが出会ったアン・ハサウェイ演じるマギーというのが、実はパーキンソン病患者。病気のためにどうせすぐ捨てられると思い込むあまり、「身体だけの関係で!!」とはじめに宣言する女性です。ところがこれまでチャラ男を演じつづけてきたジェレミーは、初めて自分の本質を見てくれた彼女を愛してしまうわけです。しかし彼女はパーキンソン病。現在は症状は軽くとも、徐々に彼女が彼女で無くなってしまう日がくる。そんなマギーを愛することができるか・・・というヘヴィ系だったりするんですよ。
けれども、それと同時にジェレミーのノリノリ営業活動も描かれていきます。原作「涙と笑いの奮闘記」の部分は、とぉ〜っても明るいです^^成功した人が書いた自伝ですから、チャラチャラと成功して行く様や、革命的な薬に飛びつく人々などが楽しめます♪ その反面、彼の私生活として描かれた彼女のことで思い悩む姿を通して、自分の「もしも」を想像し考え込まされる部分も大きいですね。
ところが結末が思いっきりラヴコメの王道風に落ち着くため、あれだけ「うぅむ...」となっていたのが何だかハグらかされて(?)しまったような感じが...^^;2人のその後を想像すればやはり「うぅむ...」だし、ステキはステキなんですけどね。結局この仕事話と恋愛話、くっつけなきゃいけなかったのかなぁ?なんてこともちょっぴり疑問でした。 共演はわりと真面目な医師役でハンク・アザリア。医師の本音をポロリしたりしてましたが、基本的にはまともな役でした。そしてジェレミーの営業の先輩にオリバー・プラット。いつもの、アツく捲し立てるノリでナイスキャラを演じてました。ライバル社の営業をガブリエル・マクト。ヤなやつですが、美しいっすねー。
ま、なにはともあれ、アン・ハサウェイのおっぱいはバッチリ目に焼き付けました^^ |
でもそんなことを言ってたんですか〜。思わずその年の賞の結果を調べちゃいましたよ^^;アカデミーの方ではノミネートもされてなかったんですね〜。受賞してないけどM.W.嬢かしら〜?ナンテネー