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- 2023.12.07 Thursday
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上手い役者陣に引き込まれました ◆ その土曜日、7時58分(Before The Devil Knows You're Dead)2007年 監督:シドニー・ルメット
実際に強盗に入ったシーンから始まり、日にちをさかのぼったり進んだり、登場人物ごとに「その頃彼は・・・」という形式で見せてくれます。そのため、観客には少しずつ事情が判っていくようになってます。時間が入り組みますが、特に判りにくさは無かったですね。 しかしこれはへヴィーなお話ですよぉ・・・。簡単に済ませることができるとアンディが計画した強盗。事情があって自分で実行することができないために、ヘニャヘニャな負け犬の弟に託したのが間違いの始まり・・・。(まぁ、強盗を計画すること自体が間違いですが・・) フィリップ・シーモア・ホフマンは本っとにいい俳優ですねぇ。冒頭では妻とベッドで楽しそうに語り合い優しそうな笑顔を見せ、強盗を計画し弟に話す際には笑顔ながら悪い顔を見せ、思惑とは違う事態が起これば顔にイライラを浮かべ・・・怖い。父親との確執なんかもあり、複雑な心情もひしひしと伝わってきます。どれもが不自然さを全く感じないパーフェクトな演技なんじゃないかしら、と思いました。 その妻はマリサ・トメイ。この女優については、個人的には額の短さと鼻の上向き加減がどうも苦手で、全然好みの顔じゃないなーなんて思ってるんですが、スタイルの良さとカワイイ声が魅力的だし、結構歳いってるはずなのに昔とちっとも変わってなくない?なところが凄い。 ヘタレな弟はイーサン・ホーク。あんまりよく知らないんですが、この人はこういう役って珍しい感じがします。いつもカッコ良さそうにしるわけじゃないんですね^^顔はキュートだけど負け犬。強盗なんて大それたことを堂々とやれるほど肝の据わった男じゃなくて・・・・って、結構普通の人だけどね。映画で観ているとバカに見えちゃうけど、ワルじゃない人ってこんなもんでしょ^^ただ、負け犬と言われるけど、なぜ養育費を払えないほど貧乏なのかは判らずじまいだった気も・・・ 彼らの父親はアルバート・フィニー。自分の店が強盗に遭って・・・という役ですが、凄い気迫を感じます。やはり彼の怒ってる顔や雰囲気って怖いんですよ・・。もちろんそれだけじゃなく、父子間の繊細な感情なんかも見事に表現してくれてます。 楽しそうな始まりから衝撃の結末まで、目を離すことなく引き込まれて観れました。凄く見ごたえのあるサスペンスだと思います。hoffman |