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- 2023.12.07 Thursday
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ユアン・マクレガー主演のなんとなく面白そうなサスペンスドラマということで、ワクワクしながら観てみましたー。ロマン・ポランスキーは特に意識したことはありませんが、「ナインスゲート」が大好きなだけです。 ◆ゴーストライター(The Ghost Writer)2010年 監督:ロマン・ポランスキー、原作:ロバート・ハリス
曇りか雨しかない暗い景色の多い中でのドラマです。 この雰囲気や映像の感じがとても好みです^^ 映画としての事の運びは結構地味なんですが、終始まったく退屈ナシでした。もちろん、大好きなユアンが主演だから、ということもあるかもしれませんけど♪ 前任者が書いていた元首相の自伝の原稿の書き直しの仕事を受けたゴーストライターをユアンが演じています。やる気があるのか無いのか微妙な感じの男でしたが、受けた仕事に対しては真剣に取り組んでいる、普通の人の役です。 彼は、自殺か他殺か事故か判らない死に方をした前任者が隠し持っていた、元首相の自伝のための資料をみつけ、秘密の匂いに気付き、謎の誘惑に負けて首を突っ込んでしまうという話ですね。
それと、後任者のユアンはなぜ自分が調べて判ったことを、張本人に知らせようと思ったんだろう?とか。 どちらもサスペンスのストーリーには必要なことだったとは思いますが、細々したことが結構リアルな感じに作られていたので、大きな部分に限って不自然なのが変な感じがしちゃいました。 なんだか不満ばかり言ってる感じになってますが、凄く楽しめたんですよ?ホントに^^; まず、とにかくユアンが演じたこの主人公が一般人らしくてとても自然で良かったんですよ。前任者が使用していた車を断ったり(だって怖いもんねぇ)、使用人が貸してくれた帽子をかぶる前にちょっと躊躇して恐る恐る匂いを嗅いでみちゃったり、ナビが勝手に始めた誘導への誘惑に負けちゃったり。彼が取るごくごく自然な行動に、上手く引き込まれるんですよね。個人的に好きだったのは、前任者の退屈な原稿にうんざり!という反応を見せるところ♪ 2時間サスペンスドラマの素人探偵のような取って付けたような謎解き・・・の真逆とでもいいましょうか。バーン!と衝撃的なことが出てきたり、ハラハラさせるためだけの演出みたいな感じがなく、バカバカしさが無いんですよね。・・・あんまり^^;いえ、実はちょっとだけ気にはなったんですよ。すんごい重要なことがググってすぐ判っちゃうって、ミステリとしてどうなの??とか。もちろん、なんでもインターネットですぐ判る時代ですから、とりあえずググってみること自体はごくごく自然で当たり前な行動だとは思うんですけど・・・。なんだかちょっとねぇ^^;まぁ、時代のせいでしょうか。 他のキャスト陣もみなさんとても良かったです!元首相はピアース・ブロスナン。ピッタリですよね!彼をバックアップする妻はオリビア・ウィリアムズ、ブロスナンを絶対的に崇拝しきっている秘書はキム・キャトラル、ユアンに有用な証言をしてくれる島の住人はイーライ・ウォラック! ちょっと好きだったのは、「アルカディアは知識人の会だ。君は知らんだろう。」と言った時の鼻高々なニヤけっぷりが妙に可愛かったトム・ウィルキンソン^^ 後味は良くありませんが、最高のドキドキ感で終わらせる絶妙に面白い映画だったと思います。 解らなかったことも残ってますし、また何回か観ようと思っています♪ ewan | ||