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- 2023.12.07 Thursday
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夫婦には色々あるんでしょう。 ◆いつも2人で(Two For The Road)1967年 監督:スタンリー・ドーネン
出会った頃、新婚の頃、子供を連れて、そして現在2人で・・車で旅に出た想い出が次々に交差する、ちょっとややこしい感じの作品。でも、時期(エピソード)がとてもスムーズに入れ替わる演出が気に入ってます。 例えば、出会った頃の2人がヒッチハイクが上手くいかず「なぜ止ってくれないんだ。自分なら止まってやるのに。」と文句を言っている横を、現在の2人が乗る車が通り過ぎそのまま現在の2人の車内へ話が移る、といった感じ。 全部がそんな風に、ロードムービーらしく(?)車から車へ話が移り変わって行くんですよね。 (上記は「車から」じゃないですが・・・^^;) それも現在、過去、更に過去、現在、過去、もっと過去、過去、現在・・・みたいに入り組んだ形で。時系列順だとハッピーでコミカルな雰囲気からだんだん重くなってしまうところだけど、お陰でだれることなく楽しめるんです。 夫役はアルバート・フィニー。私がアルバート・フィニーを見た順番は「エリン・ブロコビッチ」→「オリエント急行殺人事件」→「いつも2人で」だったんですよ。なので本作での彼はやけにハンサムに見えちゃったんだよねー。 でも慣れてみるとそれほどでもないよね・・・ 役としては、不機嫌な夫、楽しげに笑う夫と色々あったけど、不機嫌な時がすごく怖いので笑顔が妙に嘘臭く見えた・・というか、本心かどうかが心配になっちゃたりしながら観てたんですよね。きっとそれじゃ良くないでしょ。ちょっと残念な部分でした。 オードリーは、当時38歳くらい?はっきり言ってだいぶ老けてますが、二人の出会い場面では20歳そこそこのお嬢さんをやってらっしゃって、それについては流石に無理があったみたい。でもそのお陰でその時期だけは、パッと見て"その時期"だということがはっきり判ります^^ その他は、新婚〜友人夫婦との旅行〜妊娠した頃など、ちょっと見ただけではいつなのかを瞬時に判断するのがちょっと難しい所もあるんだけど、一応髪型が違う、服装が違う、車が違う、と慣れれば見分けられるようにはなりました。多分一度目の鑑賞時にはちゃんと判ってなかっただろうな、とは思うけど・・・。 とりあえず髪型、ファッション共に、「現在」のオードリーが一番ステキ。 なんか文句ばっか言ってるようだけど、実はこの作品はかなり好きな方なんですよ。甘いロマンティックばかりの非現実的なお伽話じゃなく、リアルな夫婦愛の軌跡。なにかしら現実の結婚生活と重ねてしまう部分があるのかもしれないですね。「現在」でこそ倦怠期で不機嫌な夫婦だけど、かつてはこんなにステキなカップルだったって振り返るのも悪くないんじゃないかな。それによって、なんで今こうなっちゃったんだろうと改めて考えてみる・・・何か変わるかも。私もいつか迎えるかもしれない倦怠期のために、この映画を観ていれば上手く乗り切れるかしら、なんて思ってますが・・。 「レストランで座ってじっと黙ってるあの二人ってどんな関係?」「夫婦でしょ」 ・・・う〜ん!そうはなりたくないねぇ〜!!audrey |
「ローマの休日」のオードリーの初々しい演技も大好きです!真実の口の所でのペックのアドリブのこともご存知ですよね?あれがオードリーの素だと思うと、更に可愛く見えるんですよねー