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- 2023.12.07 Thursday
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トッド・ソロンズという監督は私はまったく知りませんでしたが、この映画を観て、他の作品も観てみたいと思いました。Wiki を見ると、作品を発表する度に物議を醸すタイプの方みたいです。ますます気になりますねー^^ ◆おわらない物語 アビバの場合(Palindromes)2004年 監督、脚本:トッド・ソロンズ
アビバは何も悪くない、むしろ無垢ないい子です。しかし、彼女が直面する(もしくは彼女自身は知らないが観客には見えてる)残酷な事実には、おとぎ話チックな救いなどありはしないわけです。現実はキレイごとなんかじゃ語れやしないのさ、と言わんばかりの非情な物語。通常なら映画としては避けるであろう現実世界の暗部や醜さを、容赦なくくっきりと描き出したこの作品は、私にとってはとても小気味良く心地良かったです。 自らの正義をゴリ押しするために法の正義を無視した非人道的手段に出るエゴ丸出しなヤツらのくだりなど、某なんちゃら愛護の一部の人たちなんかがこういうのを観て、人の振り見て自分の振りを直せばいいんじゃないの?とニヤリとしてしまいました。 この映画の特徴は、何と言っても "8人1役" ですね。『年齢、体型、人種、性別までも違う8人の俳優が、1人の少女・アビバを演じている』ということです。・・・え?!男の子がいた??気付かなかった・・・。 普段はフタをして見せない/見ないようにしているものをわざわざ見せることによって、「どぉだ?居心地悪ぃ〜だろぉ?」とサディスティックにせめられるような部分もあったりする、そんな悪趣味加減が私のハートを掴んでくれたのかもしれません^^そういう意味ではリッキー・ジャヴェイスを好きな理由と似てるかも。 [メモ] そういえば、ジェニファー・ジェイソン・リーの名前につられて観たのですが、なんと彼女も「アビバ」の一人でビックリしました。 |