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- 2023.12.07 Thursday
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ジョセフ・ゴードン=レヴィットとセス・ローゲンによる、がん患者の闘病生活を扱いながらもコメディという、一風変わったドラマです。高い評価を得ていたので楽しみにしていましたー^^ ◆50/50 フィフティ・フィフティ(50/50)2011年 監督:ジョナサン・レヴィン
死を意識してしまう闘病ドラマだけど重過ぎず、コメディだけど癌と闘う人や人の死を軽く扱うことは決してない、その絶妙なバランスが見事な温かいドラマでした^^ アダムが癌だとわかると周囲は腫れ物に触るような態度になってしまう中、いつでもお気楽な悪友カイルだけはいつも通りの無神経キャラで接してきます。このカイルというのは、友人の癌という病名をナンパのエサに使うような男なんですよ。一瞬「え?」と思うんですが・・・^^
この映画は、アダムと同じ癌を克服した脚本家ウィル・レイサーが、友人のセス・ローゲンの勧めで書き上げた、自伝っぽい内容だそうです。患者側の立場や気持ちを理解した脚本家によって書かれた物語ですから、とてもリアルです。 「自分に関係ない世界のお話だと思わないでくれよー。近親者にがん患者が居る/居たという人は凄く多いんだ。がんは特別扱いされるようなことじゃない、身近な存在なんだよ。」とのメッセージがあるそうです。 でも想像してみるとどうしても不安になってしまいますね。癌を患った人に言葉をかける場面が出来たら、何を言ったらよいのだろう?どう言ったら傷つけてしまうだろう?と。アダムの同僚や上司のシーンを観ながら、こうはなりたくないな、とは思ったのですけれど^^; 逆に相手の気に障る下手な気遣いをしようとするよりも、可能な限りカイルのようにそれまで通りを貫いた方がいいのかな・・・とか。しかし、ここでは悪役として存在していたアダムのあの元カノ。出てくる度に「なんだこの女!」と冷たい目で見ちゃってましたが、案外自分の姿もあんなものなのかもしれないな・・・なんて思ったり^^; この映画はとても前向きで希望も見える素敵なコメディ・ドラマとなっていました。 セス・ローゲンですから、遠慮のない下品な発言や振る舞いもたっぷりですが、ジョセフ・ゴードン=レヴィット演じるおとなしめな普通の青年とのコンビネーションは、なかなかの収穫です♪levitt |