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- 2023.12.07 Thursday
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イタリアの日常♪ ◆イタリア的、恋愛マニュアル(Manuale D'amore)2005年 監督:ジョヴァンニ・ヴェロネージ
そういえばイタリア映画を観たのはこれが初めてのような気がする。有名な「ライフ・イズ・ビューティフル」を一瞬観てすぐにやめたことがあるだけかな。 私の中では恋愛といえばフランスで、イタリア男はナンパなだけ〜、という偏見があったかもしれません。でも、もちろんイタリアでも普通に真面目な恋愛も行われてるんですよね^^;この映画では若い男女の出会いから夫婦の危機や別離まで、イタリアでのよくある恋愛を見せてくれてます。 若い男女の出会いから始まります。青年は、いわゆる雑誌なんかで見るような"イタリア男"とは違った、見た目ヘニャっとした(私は好きな)タイプ。それでもやっぱりその男の子が強引に女の子にアタックしまくるという、私のイメージしてた通りのイタリア男じゃないかー!な雰囲気。でも、その男の子も家に帰れば本気で恋しちゃってるモード。ルームメイトの言葉も耳に入らず迷惑をかけまくり、しょーがないなーと思わされちゃう微笑ましい状態。私には彼女にアタックする場面はどれもウザいばっかに見えるんだけど、彼はあれでも本気なんだよねー。表現の仕方の違いなんでしょう^^ 次のエピソードへの入り方はとても自然で感じがいいですね。幸せな場面の中にいる、見るからに幸せの絶頂からはとっくの昔に折り返しましたという感じの夫婦。倦怠期・・・。 自分が10代の頃、ある40歳代の女性が「夫と同じ部屋にいるとお互いにイライラしてて、何のために一緒にいるのかわからない」と言ってるのを聞いて、夫婦が仲良くし続けるのって難しいんだなぁ・・なんて思ってたことを思い出しました。倦怠期だったんでしょうね。一般に夫婦の倦怠期って"あるもの"らしいし、大抵の夫婦がそれをなんとか乗り越えものなんだろうなと思ってますが・・。自分にはまだないそんな時期の生活を見せてもらったわけですが、思ったのはこういう時は旦那さんがキレないでじっと我慢して大人でいてくれるといいな、なんてこと。女性には穏やかでいられない時期や年齢があるのよ、きっと。「そういうお年頃だから仕方ない」と諦めて、応戦しないようにしてくれたらよさそうな感じがする。勿論、女性が諦める側という場合もあると思うけど。難しいかもしれないし、全く的外れかもしれないけどねー。 3エピソード目の婦人警官は強烈ですねー。職権乱用はダメですよ。夫の浮気現場を目撃なんて、そりゃーショックは大きいですよねー。しかも全く心配していなかっただけに、裏切られた感は更にでかいですよ。で、どうやって許せるのかってところですが・・・これ、実はこんなことが結構あるんじゃないかななんて思いました。ほんとによくあったら恐ろしい気もするけど、気持ちに整理をつけて元に戻るためにはそれもアリかもね、なんて。 その婦人警官が取り締まった1人が、最後のエピソードの男性。妻を寝取られ意気消沈、気持ちは彼女を取り戻したいばかりだけど・・・。これが恋愛物語としては一番正統派で、内容も濃い感じ。そして気持ちよく締めてくれたので、いい感じの余韻が残ってます。 全体的には、思ってたほど恋愛のキラキラ感は無くて、どちらかというと『日常』って感じの地味な雰囲気が漂う作品だったかな。決して『地味』が苦手なわけじゃないので、それなりに楽しめたけどね。ただ、コミカルに描かれてるとは言えるけど、実際に笑った箇所は特になかった気も・・・^^;でもまた繰り返し観るうちに、ジワジワと好きになる予感あり。 |
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