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- 2023.12.07 Thursday
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The Manic Street Preachers が2004年に「The Love of Richard Nixon」という曲をリリースした時にね、残念ながら私は「ニクソンって??」って感じだったんです。で慌てて「大統領の陰謀」という映画を観た覚えがあるのですけど全く身になってなかったようで^^; なので改めてWiki(→ウォーターゲート事件)で復習してからこの映画を観てみましたー^^ ◆フロスト×ニクソン(Frost/Nixon)2008年 監督:ロン・ハワード
私これ、結構好きでした! ニクソン元大統領を扱った題材なので、政治やなんかの私には取っ付きにくい雰囲気かも、とかなり構えて観たのですが、特に難しい内容ではありませんでした♪ 1977年に実際に放送された、ニクソンへのインタビュー番組を制作する過程を描いた物語です。 ということでこの映画は、ニクソンがどんな悪いことをして、いかに悪いヤツなのか、といった話ではなく、あくまであの伝説のテレビ番組(私は知りませんでしたけど)がどんな風に作られたのか、という所が中心です。フロストチームとニクソンチームそれぞれのスタッフがそれを振り返る証言シーンが所々に挟まれて、ドキュメンタリータッチで展開していました。 けれど一応、このインタビューで何がどうなれば良いのか、何をさせたいのか、ということを理解するために、あらかじめニクソン大統領辞任の経緯なんかは知っておいた方がよさそうです。 とりあえず個人的にはWikiを読んでおいて良かったですね。本編冒頭でウォーターゲート事件からニクソンの辞任までの流れをザザッと見せてくれてはいましたが、それがホントにダダダッと駆け足でしたから。そして・・・ ・コメディアン上がりのお気軽司会者フロストが、自らの野望を叶えるべく大博打的なアイディアを思いついた。それが、沈黙を守るニクソン元大統領へのインタビュー! 巧くニクソンから国民への謝罪の言葉を引き出せれば大成功!! てな感じのインタビュー収録シーンがクライマックスです。ドキドキの攻防戦はとにかく圧巻で、凄い見ごたえがありました。 先制パンチを食らわせ相手をタジタジにさせ、その調子でガンガン攻めていきたい反面、ニクソンに気持ちよくしゃべらせる必要もあるし、そのカケヒキはいかにも難しそうですよね。4日間に分けて収録されるので、機嫌を損ねて途中退場でもされたら企画自体が消えてしまって、それこそ元も子もないですから。お互いの様子を見ていると、ホント手に汗を握っちゃいます^^ しかし物語のメインがインタビューなので、映画的にいわゆる派手に盛り上がる感じでない分、その前段階である前半が結構地味なつくりだったかもしれません。 個人的には、やる気満々ながらなんとなく緊張感の感じられないフロストと、ニクソンを追い詰めることに本気な協力者たちとの温度差などなど、舞台裏でのやり取りも興味深かったですけどね。 そして何といってもこの映画は、キャスト陣の豪華さと、見事な演技が見どころでした! とりわけ、ニクソンを演じたフランク・ランジェラ(「ナインス・ゲート」「BODY」他)の、穏やかに話していてもジョークを飛ばしていても威圧感たっぷりな佇まい、そしてそんな彼が哀れな老人のように見えてしまうほどの表情の変化など、さすがの貫禄で魅せてくれていました♪ フロストの方を演じたマイケル・シーンも、緊張や焦りなど細かな表情がいちいち目を引いてましたねー。私は彼の "人間の姿"(笑)は初めてです。見た目的にはさすがにハンサムですが、こんな70年代風のモミアゲ君じゃない姿を見たいですよね〜^^今んとこは角度によってアタリハズレがある人だなーって感じか^^; 時折、ある時期の James Dean Bradfield っぽく見えたりも...(キャー!ブタナイデェェェ><)
全体的には派手さはありませんが、二人のバトルには文句なしに引き込まれましたし、面白い映画だったと思いますよ。 (で、タイトルの「×」は何て読めばいいんですか?) |
>James Dean Bradfield
本名なんですよね〜
ちょっとしたDQNネームですかねー(笑