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    【ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ】(2009年)

    ビートルズのジョン・レノンの伝記映画です。
    ビートルズ結成前、少年時代〜前身バンド結成辺りのジョンを描いた青春物語となっています。


    ◆ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ(Nowhere Boy)2009年
    監督:サム・テイラー=ウッド、脚本:マット・グリーンハルシュ(コントロール)
    1950年代リヴァプール。ジョン(アーロン・ジョンソン)は厳格な伯母ミミ(クリスティン・スコット・トーマス)に育てられている反抗期の問題児。彼はある日、近所に実の母がジュリア(アンヌ=マリー・ダフ)が住んでいることを知り、こっそり会いに行く。自由奔放なジュリアは息子を恋人のように迎え入れた。新しい音楽R&Rを教え、ジョンもすぐに夢中になり自身のバンドを結成するが・・・

    あのビートルズの、あのジョン・レノンの話なので、ビートルズのことを詳しく知らなければ、若しくはビートルズに興味が無ければ楽しめないのではないか、と考えて観るのを渋ってらっしゃる方がいたら、これはビートルズを意識しなくても楽しめる物語ですよ!と背中を押して差し上げたいですね。ただの "音楽もの" というジャンルではなく、ガシっと心を掴まれるヒューマンドラマだったんです^^

    もちろん、母ジュリアから素晴らしきロックンロールを教わり、バンジョーの手ほどきを受けたジョンは、行き先のない落ちこぼれのチンピラと呼ばれた自分の進む道はこれだ!と音楽の道を志す展開にはなりますが、それでも物語の中心は明らかに "ジョンと二人の母" という部分でしたから。

    逆にある程度ビートルズに関する知識を持ち、ジョンの伝記本なんかを読んだことのある方も、下手なフィクションを感じる部分もほとんど無いので、違和感なく物語を楽しめると思います。もちろん知っているからニヤリとできる部分もあるんじゃないかと思います^^

    母の姉であるミミ伯母さんに育てられ二人の"母親" を持った十代のジョンが、性格も考え方も正反対の母二人からのそれぞれ形の違った愛情に触れ、成長していくという物語です。そんな中バンドを結成し、エルヴィスのようなロックスターになることを夢見て仲間との絆を固めていくという友情ドラマでもありました。

    特に女優陣が素晴らしく、最後まで惹き付けてくれていましたねー。
    真っ当な道を歩ませるために厳しく躾けようとするミミ伯母さんと、甘く優しく恋人のようにジョンに接する実母ジュリア。ジョンからすれば鬼ババと天使くらいの差があったこの姉妹が、ジョンの感情の変化に伴って見え方が変わってくる感じなど素晴らしかったです。ハンブルクへ旅立つ直前のジョンとミミのやりとりにはホロリと来てしまいましたよ。

    二人がジョンに与える衝撃と怒り、混乱。いつまでも子供ではなかったジョンは、これを彼の中で消化したようにも見えたけれど、しきれていなかったということですよね。後に「Mother」(ソロ作)であんな悲痛な叫びを聴かせることになったということは。
    生い立ちが彼の音楽に影響を与えたかどうかということまでは、この映画の本編でははっきり描かれてはいなかったけれど、エンディングテーマとして流れる「Mother」にしっかり表れているということでしょうかねー。

    うん、良い映画でした。
    決して大袈裟に狙った感動作ではなく、色んな所がいいさじ加減でじんわりと魅せてくれてました。 不良少年に自由奔放でセクシーな母、そしてロックンロール。全体的には決して暗い雰囲気ではありませんしね。

    ジョンを演じたアーロン・ジョンソンは顔は似てはいませんが、話す声がよく似ていて雰囲気が出てました。もちろんジョンらしく感じる振る舞いや表情も上手く演じていたように思います。
    ポール・マッカートニーを演じたのはトーマス・サングスター。「ラヴ・アクチュアリ」でアメリカ人の女の子を追って空港内を走ってた子ですよね^^あのまま背だけ伸びたような感じで、同い年のアーロン・ジョンソンとは随分年の差があるように見えちゃってましたが、好演だったと思います。

    [メモ] 冒頭は「A Hard Day's Night」が始まるのかと思って、ちょっと笑いました。




















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