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- 2023.12.07 Thursday
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名優3人が主演の苦悩系ドラマ(なんだそれ^^;)です。 個人的には3人とも名前を見て飛びつく俳優さんではありませんが、たまにはこういう映画も♪ってことで録画してみましたー。 ◆クロッシング(Brooklyn's Finest)2009年 監督:アントワーン・フークワ
right か wrong のどちらか、そんな単純なことじゃないんだ。"righter" か "wronger" なのさ。俺は間違った方法で正しいことをしたんだ。 冒頭、サルと麻薬の情報屋との会話の中に出てきた話です。 この映画はそんな辺りの境界で苦悩する3人の男たちの群像劇となっています。 上の話は正当防衛のことでしたが、善悪で単純に分けられないことってありますよね。ホントは悪いことだけど "大人の事情" で無かったことにされちゃうようなこととか。難しい問題な場合もありますが、この映画で描かれているのはあまり身近な感じじゃないからか、観終わってからそこまで考えさせられるという程ではありませんでしたが、なかなか重く見せてくれていました。 しかしどこか本気でヘヴィな気分にさせない感じも。 なんでかな?と考えてみると、多分リチャード・ギアのキャラクターかなと。 定年間近で(でも最初から?)仕事にやる気は無いし、生きる気力すらあるのか怪しいくらいのしみったれたおじさん。仕事が終わればのそのそと馴染みの娼婦のところへ出掛けて行くだけ。とても...暗い。 でも、そんなオヤジが「解ってないなー」と内心バカにしていた若造から(本人が図らずとも)考えさせられる機会を与えられ、ついに動き出した!・・・というドラマはなかなか^^ 3つの話の中で私の好みだったのはドン・チードルのエピソードかな。 実際に潜入捜査というものがあるなら、こういうことも起こり得そうですよね。人間の感情を持っていれば人対人のそれなりの関係も出来上がり、"人を裏切る" という問題になってくる。ではどちらを?と天秤にかけることになり・・・。 もちろん仕事で潜入しているわけなので自分の利益にも繋がることですから、プロとして私情をはさむべきではないのでしょうけど、そこを悩むような人ってカッコいいじゃないですかー。 イーサン・ホークの話は、映画として観る分には「つらいよねー」と共感する感じですが、リアルに考えると応援するわけにはいかないんですよね^^; 同じ警察署に勤める3人ですが、関わりはほとんど無くそれぞれ別のエピソードとなっているわけですが、最後になって少しだけクロスする感じにまとめられていました。 もしかしたら元々は独立した話だったのかもしれないですね。でもそれぞれ2時間となると若干ショボいのでくっつけてみましたー、みたいな? 別に悪くはありませんが、交差には無理矢理感があったような気がします^^; けれど、総じてよいドラマだったと思います。 |
全体的には実は思ったよりも地味に感じましたが、なかなか楽しめました。チードル&スナイプスのエピソードは、もっとじっくり観たい感じがしましたね。