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- 2023.12.07 Thursday
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ニューヨークの本格的な映画オタクを追ったドキュメンタリーを観てみました。 どこまでこだわるのかな?どこまで追求するのかな?どこまで頑張るのかな?と興味深々です^^ ◆シネマニア(Cinemania)2002年 監督:アンジェラ・クリストリーブ、スティーヴン・キヤク
基本的には私はマニアやオタクの人に対して、その徹底したこだわりや情熱、膨大な知識量などを目の当たりにする度に素直に尊敬しちゃう方なんですが・・・ここに出てくる5人のマニアに関しては何かが微妙^^; この映画は、生活のほぼ全てを映画鑑賞(とその準備)のために費やしている5人のシネマニアの動きを追ったドキュメンタリーです。5人はお互い顔見知りではあっても友達ではないようです。 この方々って、映画マニアというより・・・映画鑑賞フリーク? 当然映画が好きなのでしょうけど、それよりも今では "鑑賞すること" がメインになってるように見えます。映画鑑賞のための人生というか。何に夢中になろうが人それぞれですから、そこに文句があるわけではないのですけれど。 彼らにとってはもちろん劇場での鑑賞が絶対で、毎日NY内色々なところで上映される様々な映画をハシゴしていかに多く観られるかが毎日の勝負(他人とではなく自分の中で)。 そのために、全ての上映スケジュールを把握し観る映画を3本〜5本程度に厳選し、移動ルートとスケジュールを分単位で計画。集中して楽しむために席取りのこだわりはもちろん、劇場の温度に合わせて下着を替え、メガネ洗浄もバッチリ!食事やトイレの時間は可能な限り短縮。出来るだけトイレを省けるよう、便秘になるような食事を心がけていたり^^; 熱中することはいいのですが、5人とも映画を観る時間を取るために定職には就いていないんですね。映画鑑賞のためにお金がかかるけれど基本的に貧乏。少しバイトをしてる人や叔母の遺産を相続してお金を持っている人もいますが、3人は生活保護を受けてやりくりしているそうです。中にはシネコンでズルをして劇場に潜り込みタダで鑑賞なんてことも。 こだわりが度を越して劇場でトラブルを起こし出入り禁止になっている所がある人もいます。かつて万引きをしていた古本屋で映画関連本を大量に取り置きしてもらってる人もいます。(たまに来ては1冊買って・・・というペースでは、取り置きが増えるスピードの方が速いでしょう) 他人に迷惑を掛けない限りは好きにやっていればいいと思いますが、これではどうも問題があるような気がしますね。 「この生活を精神病だと診断されることには納得いかない」 その気持ちは解るような気はしますが、何かのマニアでなくても1つのものに集中しすぎることはやはり正常ではないのかな?とは思います。その対象が恋人などの場合と置き換えて考えるとわかりますよね。 でも、結局は好きなものにとことんのめり込んでるってだけなはずなんですけどねぇ・・・。やっぱり人に迷惑を掛けないってことがポイントなのかな。 このドキュメンタリ自体は、Stereo Total のテーマ曲からして楽しい雰囲気だし、5人のインタビューやこれを機とした交流の様子など、なかなか面白いものでした。それぞれのキャラクターも決してキモい感じではないですし、可愛く思える部分すらあって楽しく観られましたよ^^ |