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    【ねえ!キスしてよ】(1964年)

    あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願い申し上げます♪

    ずっと前に何かと一緒にまとめて買ったDVDですが、モノクロ映画だと分かって何となく後回しになっちゃってた映画でした。でも観てみればやっぱりビリー・ワイルダー!楽しいに決まってる♪


    ◆ねえ!キスしてよ(Kiss Me, Stupid)1964年 監督、脚本:ビリー・ワイルダー
    ネバダの片田舎に住む売れない作曲家オービル(レイ・ウォルストン)は、美しい自慢の妻をいつか誰かに取られやしないかと常に嫉妬の炎を燃やしていた。そんなある日人気歌手ディノ(ディーン・マーティン)と出会ったオービルは、自分の曲を聴かせるため彼を引き止め家に泊めることになったが、ディノが妻に手を出すのを恐れ、妻に内緒で代役の女を雇うことに・・・

    オービルの曲の作詞担当者バーニーのガソリンスタンドに偶然、スター歌手ディノが来店。売れない作詞家作曲家コンビにとってこんなチャンスはまたと無いぞということでバーニーは機転を効かせ、まんまとディノを引き止めた!

    お前の嫁に枕営業させて曲を売り込もうぜ〜!

    当然オービルは「んなアホな!」と怒るので、すかさずバーニーが商売女を雇って妻だと紹介すりゃいーじゃん♪と提案。作戦を開始するが・・・という、ちょいお色気系のコメディです^^

    このストーリーにはね・・・女子としては「何よ、それ!」と食ってかかりたいところですけれども^^; これがなかなか上手いこと作ってあるんですよねー。
    妻を愛してやまない作曲家にしても、成功を目指して色々画策する作詞家にしても、女遊びをしないでいられないスターにしても、どうもマヌケだったりあからさまに情けなかったりして憎めないんですよ。
    で逆に、妻と雇われた妻役の2人の女性は、別に "男のいいように使われる弱い立場" 的な存在ばかりではないし、むしろたくましい!あっぱれ!そして男性陣には喝!(古い)

    雇われた女役はセクシーで素敵なキム・ノヴァク。
    話的にはアホみたいな女が連れて来られるのかな?なんて予想したのですが、ワイルダーの笑いはそんな低次元じゃあないですよね^^;スミマセン。"きっちり素敵な奥さんを演じる女" がノヴァク女史によって好演され、小粋な笑いが作られてましたよ。

    でもまぁ正直ストーリーは不道徳だし、「それでメデタシでいいんだっけ?」って感じの腑に落ちない結末のような気もしたり・・・なんだけれども。だけど憎めない!(≧▽≦ って感じのコメディでした♪

    [メモ] ディーン・マーティンだかマーチンだかには興味ないです(笑)wilder













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