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    【突然炎のごとく】(1961年)

    トリュフォー作品の中でも有名作のはずですよね。
    旧ビバヒルでもディランが薦めてましたし(笑)


    ◆突然炎のごとく(Jules et Jim)1961年
    監督、脚本:フランソワ・トリュフォー、原作:アンリ=ピエール・ロシェ
    モンパルナスで出会ったジム(アンリ・セール)とジュール(オスカー・ウェルナー)。文学青年同士の二人はやがて無二の親友となり、奔放な女カトリーヌ(ジャンヌ・モロー)と知りあう。二人は共に彼女に惹かれ三人で楽しい時を過ごした後、ジュールがカトリーヌと結婚し祖国ドイツに連れ帰る。だが、第一次大戦後、久しぶりに夫妻の家を訪ねたジムは、ジュールからカトリーヌと一緒になって欲しいと言われ・・・。

    これは私、ずっと前からDVDを持っているんですが、まだ今回2度目の鑑賞でした。というのは、第一印象がイマイチだったからです。
    理由はもちろん、奔放な女カトリーヌにイラっとしてしまったことですね。
    そんなマイナスイメージが変わるのか...ま、無理だろうね、なんて思いながらももう一度観てみることにしましたー。

    映画冒頭で読まれる、同じアンリ=ピエール・ロシェ原作の「二人の英国女性と大陸(恋のエチュード)」からの引用が絶妙に表す男女の関係。これが物語になっているような感じの内容です。
     
     「きみを愛してる」あなたは言った
     「待って」私は言った
     「わたしを抱いて」私は言おうとした
     「もう用はない」あなたは言った

    「恋のエチュード」は一人の男が姉妹2人共を愛してしまい・・・という話。
    こちらは2人の男に愛され、両方を愛しているような、友情の延長のような・・・とあやふやでどっち付かずみたいな状態になってしまう女と2人の男の話。

    どちらも似たような三角関係の話ですが、「恋のエチュード」の方では男がどう見てもマザコンで甘ったれ坊ちゃんだからか、しょーがないなぁ〜って感じで観られるのに、「突然炎のごとく」で同じようなことをしているカトリーヌには我慢できない自分がいたりして。男尊女卑の気があるんでしょうか^^;

    確かにカトリーヌはキラキラして溌剌とした女で、可愛く思えるところもありますが、あまりに自由過ぎますよね。ジュールとジムの好意につけ込んでるだけにも見えるし。
    3人が出会った頃なんかは特に観ていてとてもステキな関係に思えたし、カトリーヌも『ちょっとワガママなところもあるけど変わっててオモシロい女の子』って感じだったんですよ。でも年月が経ってしまうと、単に自己チューで突発的な行動の多いイタい女でしかなくないですか?^^;
    もちろん、自分を偽らない奔放さが彼女の魅力なのかもしれませんが・・・
    う〜ん・・やっぱダメだなぁー・・・

    最初のジョルジュ・ドルリューによるハイテンションなテーマ曲は大好き♪
    劇中でジャンヌ・モローが歌う歌もステキだし、有名なジャンヌの男装や競走シーンも好き!文学青年2人の友情も気持良い。結末もわりと嫌いじゃない^^;
    ただ、結婚後のカトリーヌが観ていられない!なんとかならないかなぁ。francois

















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    コメント
    鉦鼓亭 さま、こんばんは。

    >ジュールとジムの関係性や感情の移ろいは繊細に描けていた

    そうなんですね〜^^; 
    恥ずかしながら実は、この男性2人もなんか変じゃない??なんて感想もありました。
    まだ2回しか観ておりませんから、こんなモンです(オホホ)
    次回観る際には、男性方の方にもっと注目してみたいと思います^^

    飛び込んだシーン、確かにあれは冷たいですよね。
    その前の会話でも、引用でしたけど随分ひどいこと言ってましたし。
    彼女があんな行動に出た心理は解る気がしますねー。

    「恋のエチュード」も楽しんでください^^
    • *jonathan*
    • 2013/09/30 1:28 AM
     *jonathan*さま、ご無沙汰してました

    これ先日、やっと観ました。
    トリュフォーは12本観ていて、外国の監督では一番観てるのですが、この有名作をずっと落としたままでした。
    これが13本目、「大人は判ってくれない」が14本目。

    観て記事を書かなかったのは*jonathan*さまと大体似た感想だったから。(笑)

    「いつも女王様でいたい」、「話題になっていないと我慢できない」、そんな女をJ・モローが演じて、サマになってるし、魅力もあるのですが、やっぱり、身辺には居て欲しくない女性。(笑)
    でも、ミステリアスな女を挟んだジュールとジムの関係性や感情の移ろいは繊細に描けていたと思います。
    あと、仰るようにJ・モローの歌(そのシーンも)、良かったです。

    しっかし、カトリーヌがセーヌへ飛び込んだ時、ジュールもジムも岸から手を差し伸べるだけなんですよね。
    僕が女でカトリーヌだったら、飛び込んで助けてくれない男は、こっちから願い下げかも。(笑)
    (バカやったんだから、一緒にバカになって付き合ってくれないと・・・)

    今年中に「恋のエチュード」を再見します。
    その時は、またお邪魔しますね。
    • 鉦鼓亭
    • 2013/09/29 11:04 PM
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