スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2023.12.07 Thursday
- -
- -
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
「ゴースト」という名前で予約録画しておいたものの、何が目当てだったのか思い出せないし、ファンタジーなのかホラーなのかも覚えてない。ということで「観たい!」という意欲もないまま観始めたのですがー・・これが奥さん!なかなかどうしてな良作だったんですよ! ◆オー!マイ・ゴースト(Ghost Town)2008年 監督:デヴィッド・コープ
ある日突然幽霊が見えるようになった主人公の偏屈な独身中年男。それに気付いた幽霊たちから昇天するためにやり遺しの解消の手助けを頼まれ、それに伴い自分自身の問題にも向き合い・・・という、話のスジは結構ベタなものですが、ここではその主人公が人嫌いで人との関わりをできるだけ避けたがっている男ということがミソになっています。そして、それを演じているのがリッキー・ジャヴェイスというのもミソでしょう^^ 職場では必要以上のことを話さない、エレベーターでは後から来る他人を絶対待たない、すれ違い時の挨拶は完全無視、美女だろうが何だろうが見もしない・・と、普段から人付き合いは避けるに限るというスタンスで生きている男。 小憎たらしいでしょぉ〜?リッキー・ジャヴェイスが不機嫌そうな顔して皮肉をブツブツ言いながら他人を無視していく様子なんて、思い浮かべるの超容易ですよねー^^ その主人公がワラワラと集まってくるゴーストたちにうんざりしたことから、他の人たちを近づかないようにするという条件でゴーストの一人、フランクのお願いを聞くことにするわけです。妻が悪徳弁護士と再婚しようとしてるのを止めてくれ、というお願いです。 ところがなんと主人公はフランクの妻に一目惚れ!彼のお願いには繋がるものの、そんなことは関係なく自発的に自分のために仕掛けて行きます。 彼女の方もまぁ徐々に心ほだされていくわけですが、普通あんだけ仏頂面で感じの悪さを前面に出してた男に簡単に落ちるわけないじゃないですか。落ちるとしても映画だからってことで許されちゃうくらいで、結局不自然だったり強引だったりするものですが(当然そうじゃないものもありますけど^^;)、これがなかなか上手いこと無理なく見せてくれるんですよ。細かい演技もいいですし、それ以上にもしかしてアドリブ?って感じのシニカルなセリフの数々が面白いんですよねー。 キャラ上、やはり最初から調子良く心を掴むわけじゃないんですが、丁度いい具合にだんだん彼に魅力を感じていけるようになっていて、まんまとハマっていってしまいました^^ 自己チューでいつまでも子供なしょーもない浮気男(ゴースト)フランクを演じたのはグレッグ・キニア。彼は眉間にシワ寄せる厳しい感じの役もやられますが、やっぱりこんな軟派な系統がいいですねー♪ 個人的にはこの人をイケメンという見方はしていませんが、軽い色男系の役をやってる彼が好きです。 それにしてもグレッグ・キニアってハンサムなはずなんですが、素直にそういう目で見られないのはなんでかな?とずぅ〜っと思ってたんですが、やっと気がつきましたよ。この人、加藤茶なんですよねー。(茶さんには失礼ですが)そこに気付いたら更に心置きなくハンサム扱いできなくなりましたねー(笑) で、この映画ですが、テンポも良くストーリーもとても素敵でしたし、いわゆる "感動" といった感じではないですが、爽やかで気持ちの良いラストが「観てよかったー」と思わせてくれる楽しい作品でしたよ^^ 幽霊に関して自分では考えた事もなかった目新しい見解にもなるほどーと思いました。面白かったです。 特典についている監督とリッキー・ジャヴェイスの音声解説が気になるのでDVDを買っちゃおうかなー。・・・って私、ジャヴェイスになんでそこまで夢中になってんだろ・・・^^;gervaismerchant |