スポンサーサイト

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    • 2023.12.07 Thursday
    • -
    • -
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク




    【オーケストラ!】(2009年)

    「オーケストラ!」というタイトルですから間違いなく音楽モノですよね♪ 先日観た「幸せはシャンソニア劇場から」のような、コミカルな人情ドラマを期待して観てみましたー


    ◆オーケストラ!(Le Concert)2009年 監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
    劇場清掃員として働くさえない中年男アンドレイ・フィリポフ(アレクセイ・グシュコブ)は、かつてはロシア・ボリショイ管弦楽団で主席を務めた天才指揮者だったが、共産主義時代、ユダヤ系の演奏家たち全員排斥を拒絶し解雇されたのだった。ある日、清掃中にアンドレイは、ボリショイ宛てのパリのプレイエル出演依頼のFAXを目にする。その瞬間彼は、かつての仲間を集めボリショイ管弦楽団代表としてパリに乗り込むことを思いつき・・・

    30年前に政治的な理由で巨匠の座から引きずり降ろされたロシアの元指揮者が、現在自分が属してない名門オーケストラへのパリ公演の依頼を偶然手に入れて、公演を横取りしようとする話です。
    集めた楽団はやはり30年前にステージを降りたかつての仲間たち。ジプシーのヴァイオリン弾きや、ポルノ映画のBGM担当といった音楽に携わる人もいるものの、大半は救急車の運転手、タクシーの運転手、蚤の市業者など音楽から離れた仕事を持っている人々。かつてのマネージャーも引き込んで計画を進めるがはたして上手くいくのかなー?^^
    とうことで、フランス映画ですけどロシア人、ロシア語率が結構高かったです^^

    前半は結構ドタバタ系で楽しかったり、感覚の違いに少々イライラしちゃったり^^;しながらのコメディタッチのドラマ。それが後半、パリで演奏するヴァイオリン協奏曲のソリストが登場すると、少々シリアスなミステリが混ざってきます。そして最終的にはそれがこの映画の重要な要素になってくるわけです。

    それぞれの職業の違いもあり、てんでバラバラの人たちの寄せ集めって感じの印象のオーケストラなわけですが、一つしっかり意識しておかなければならないのは、彼らは30年前には一つの楽団で共に演奏していた集団ということですね。まぁ、観ていればちゃんと解ることなんですが、これがかなり重要なポイントだったんですよ。

    30年前に彼らが『チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲』を演奏した際、当時は事情により叶わなかったけれど奇跡のハーモニーを生み出したはずの女性ヴァイオリニストの存在。今回同じ曲でソリストに指名された一流ヴァイオリン奏者。そして伝説の巨匠とオーケストラ。彼らがどんな奇跡のドラマを展開するのか・・・全ては最後に集約されています。

    ↓ネタバレ方向です↓


    このソリストは演奏を始めると共に彼女の中のあるものが目覚め、それを耳にした楽団員たちも「ハッ!この演奏は!!」と息を呑み、それぞれの封印していた(忘れていた?)ものがあふれ出し、奇跡を巻き起こした!!
    ・・・というところが、セリフなしで映像のみで表現されてるんですよね。
    これをちゃんと読み取れたかどうかで、この映画の印象が全然違ってきちゃいそう。

    実は私はそれが解らず、「う〜ん・・いいんだけど、んなアホな・・・って感じもするよねぇ」で済ませちゃうところでした。しかし鑑賞後に目にした解説のお陰でようやく「なるほど〜」と。これを、演出が解りにくい!と人のせいにするか、自分の理解力の乏しさのせいにするか・・・。よくわからないんですけど、どうなんですか?(笑)

    それにしてもメラニー・ロラン
    数年前には「ユアンにちょっかい出してんじゃねーよ!」とビッチ扱いしてたんですが(ゴシップに振り回されてはいけません 笑)、無茶苦茶キレイですよねー!ステージの立ち姿からヴァイオリンの見事な演奏(振り)シーンのキリリ!な表情、そして上目遣いのキラースマイル!!誘惑に負けてもしょーがないですね(だからゴシップに・・・)

    お気に入りは、アンドレイと行動を共にしていたサーシャ(救急車の運転手)。頭の回転がよくて優しくて思いやりがあって演奏もカッコいい!彼の家族がテレビを観て盛り上がってるシーンでは涙出そうになりましたよ。サーシャの家族についてなんて別に何の掘り下げも無いのにね。
    ホント、素敵キャラでした^^
    そしてもちろん、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲も大好きになってしまいました♪
















    スポンサーサイト

    • 2023.12.07 Thursday
    • -
    • 10:28
    • -
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク




    コメント
    コメントする








       
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック

    calendar

    S M T W T F S
         12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31      
    << March 2024 >>

    Favorites



    ブログ内検索

    categories

    洋画

    どこかでなにかしらしています


    Amazonで検索

    profile

    の自己紹介

    powered by
    似顔絵イラストメーカー



    Sub-Blog


    links

    archives


    selected entries

    Amazon Recommend







    others

    recent trackback

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM

    sponsored links