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- 2023.12.07 Thursday
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遅まきながら先日「美しいひと」で初めて見て素敵だと思ったロビン・ライト・ペン主演ということで録画してみました。 あ、今はペン氏とは離婚されてロビン・ライトなんですね。 ◆50歳の恋愛白書(The Private Lives of Pippa Lee)2009年 原作、監督、脚本:レベッカ・ミラー
タイトルから想像するような、いわゆる甘いラブストーリー中心の話ではないようでした。原題にあるように、ピッパ・リーという一人の女性の人生を描いた渋めのドラマです。 30歳年上の夫と2人で高齢者の集まる住宅地に引っ越してきたものの、自分はまだ50歳。終りを待つばかりの人々に囲まれながらも、なんとか夫と共に馴染んで穏やかに暮らす形をとっているけれど、心身に不具合が出てしまう主人公ピッパ。 ふと自分の生い立ちを思い返しては自分を見つめる日々となっていく。そんな時出会った35歳のイケメンに無意識に心惹かれていく自分に気付き、周囲の状況の変化も手伝って自身にも変化が・・・。 『人生半分過ぎたら、やりたいことだけやろう。』 これがこの映画のキャッチフレーズ。 子育てや主婦業を人生の中心に置き自分の夢や冒険を諦めて来た女性たちに向けて、人生、半分を過ぎたら残りの半分は自分自身の為に生きてもいいのでは?ということを提案する映画でしょうか。 もちろん彼女はそれなりの幸せをつかんでいて、子育ての為に自分の人生を犠牲にしてきたというような描き方がされているわけでもないですし、自分を解放してまずやりたかったことが不倫??と呆れてしまうようなくだらない不倫劇の趣でもありません。 まずは主人公ピッパがそれまでどんな人生を歩んで来たのかをゆっくり見て、その上でこんな一歩を踏み出しましたよ、という一人の女性の変化の1サンプルとして参考にし、自分の人生を考えてみる機会にしてみたら? ってな感じですね。 私は当然ピッパのようなドラマティックな人生を歩んでいませんし、子供も育てることなく、人生のほとんどをしたいことだけしてきたような人間ですから^^; 自分にはなかなか当てはめにくいのですがー。・・・だったら逆でってことになるのかな。 今まで自分のために十分ワガママに生きて来たのだから、後はひとの為になる人生にしてもいいのでは?でしょうか。まぁ、まだ半分まで来たつもりはないですから、将来として考えときます^^ で、実年齢より上の年齢の主人公を演じたロビン・ライト・ペン。老けメイクをしていることもありますが、疲労感漂う女性を違和感なく演じ切ってらっしゃいました。それでも十分キレイでしたし^^ ピッパ夫婦の友人で精神面の不安定な女性をウィノナ・ライダー。この画像のような彼女の壊れっぷりが痛々しくて良かったです(?) 他にも若かりし頃のピッパをブレイク・ライヴリー(ビッチなナリでも根っからでないって感じが良い!)、ピッパの夫をアラン・アーキン(機知に富んだセリフがよく似合う!)、ピッパの叔母の恋人をジュリアン・ムーア(レズビアンスタイルもカッコいい!)、ピッパの夫の先妻をモニカ・ベルッチ(美貌と妖艶な雰囲気がピッタリ!)と、豪華キャストも楽しめます。 ただ、内容はそれなりに壮絶な雰囲気などもありますが、とにかく地味で坦々としてるので、90分そこそことは思えない長さを感じてしまいました。あ、でもまあまあいい映画なんですよ^^ 大人の女性向けですね。 |