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- 2023.12.07 Thursday
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ビリー・ワイルダー作品です。タイトルも全然知りませんでしたが、ジャック・レモンとウォルター・マッソーのコメディとのことで、期待して観てみました^^ ◆恋人よ帰れ!わが胸に(The Fortune Cookie)1966年 監督、製作、脚本:ビリー・ワイルダー
私はこれから観ようって映画のタイトルをよく見てない場合が多いのですが、今回も観終わった後にタイトルを見て爆笑しました。何言ってんの??って感じで^^; だって、なんだか熱ーい恋愛モノみたいじゃないですか? 全然そんなんじゃないんですよ。 確かに主人公は別れた妻との復縁を望む男ですけどね。でもそこ?? ここではジャック・レモンは半身不随で車椅子に乗ったままという役なんですが、電動車椅子も上手く利用して彼かしいコミカルさも一応出せていたように思いますが、やはり多少物足りなさは残りますね。 顔はまぁまぁキテましたけど^^ キャラ的にも計画にイマイチ乗り切れない普通に真面目な人物ということで比較的大人しくしているため、悪徳な弁護士を演じたウォルター・マッソーがとても引き立っていました。 ウォルターの声とテンポは、抜かりなく相手を転がすキャラにピッタリですねー! 他には「シャレード」でバーソロミューを演じた彼しか私は観ていませんが、印象としてはあれと少し似ていながら更に主導権を目一杯握ってるこちらでの役の方が、彼の狡猾そうだけど憎めない雰囲気に合ってるなと思いました。まさにそういう役ですもんね。 ストーリー上ジャック・レモンが主役のはずですが、圧倒的にウォルター・マッソーが印象に残っています。 実際彼は、これでアカデミー助演男優賞を受賞したそうです^^ ストーリーも楽しめましたよ。ただ、やってることはかなり無理がありますから、辻褄などを気になさる場合には気になる点も色々ありそうです。私もたまらずテレビにツッコんだ部分もありました^^; でも全然いいです。 悪徳な男の面白いセリフが満載で面白かったですもん。 そして、レモンによるほろ苦く切ない友情物語の絡みも素敵でした。 これによって主人公ハリーの真面目さ、人の良さを描きつつ、この映画がただの悪徳な話だけに終らないでハートウォーミングな印象も残しているのかな?なんて思いました^^ が、実は個人的には(多分)それのせいか妙に長く感じてしまったことが残念でした。 でも、探偵への盗撮の指示として執拗に「カラーでな!」という注文を、モノクロ映画の中で出すようなところが大好きでした^^ |