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- 2023.12.07 Thursday
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アガサ・クリスティ原作のワイルダー監督作品という個人的にツボな映画があると知り、数年前にDVDを買って1度もの凄く楽しんだ後「また忘れた頃に観よ〜」としまい込んだのですが、この度まんまと内容を忘れてしまったので2度目の鑑賞をしてみましたー^^ (バカだけどお得でしょ?笑) ◆情婦(Witness for the Prosecution)1957年 原作:アガサ・クリスティ「検察側の証人」 監督:ビリー・ワイルダー、脚本:ビリー・ワイルダー、ハリー・カーニッツ
もぉ〜私ったら!><こんなに面白い映画をここまで忘れるか?! と自分で呆れるくらい、コミカルな掛け合いが満載だったことから肝心のトリックまで丸々初見のように楽しめちゃいました♪ ったくよく出来た脳味噌だぜ!チクショー(笑) アガサ・クリスティ原作の短編小説を著者自身が戯曲化した舞台劇「検察側の証人」を、ワイルダーが映画化した法廷サスペンスです。 大どんでん返しと言えばこれ!と薦める人も多い傑作ですね^^ 私もいくら "すっかり忘れた" とは言っても、やり過ぎじゃないかってくらいに最後に畳み掛けるどんでん返しが目玉だったことくらいは記憶してましたし。 で、そこが凄いというのはもちろんなんですがー、それ以前にこの話の登場人物たちとそれを演じた役者さんたちの魅力的なこと!! 中でも病院から退院したばかりで看護士に付き添われている偏屈ジジィな弁護士と、うるさい程にしゃべりまくる看護士の女性がの掛け合いが最高♪ のっけから『窓を閉めましょうか?』『いいから口を閉じてくれ』だの、『法学院でお仕事なんて弁護士さんは幸せね。昔、虫垂炎の弁護士と婚約したけど合併症で死んだわ。』『それこそ幸せな弁護士だ』などから始まり、『女じゃなかったら殴るとこだぞ!』などといった暴力発言までありながらも、熟練看護士&言う事を大人しく聞かない患者の面白コンビとして息ピッタリに楽しませてくれてました^^ このクソジジィが、法廷ではキリっと敏腕をふるってくれるカッコいい弁護士に切り替わるのもたまらなく魅力的なんですが、その合間にも傍聴席の看護士から服薬の指示が出たりと、このコンビのやりとりはどこまでも付きまとってくれるので、終始楽しくて楽しくて!しかもこんなことが、実はちょっと重要な役割を果たしてたりするので侮れませんし^^凄いな〜 小道具使いが楽しいワイルダー作品ですから、もちろんここでも印象的な小道具がいろいろ使用されていました。病人用に階段に取り付けられたリフトから、葉巻、薬の錠剤などまでのユーモアの数々ですね。文句を言いつつ乗ってみれば、子供か!と言いたくなるほどアホみたいに上下させまくるリフトなんかスゴいですよ。あのクソジジィに一気に親しみを持たせるんですから^^ 小ネタでは私は葉巻に注射をうつところにウケました♪ もちろんミステリアスなマレーネ・ディートリッヒも素敵でしたね! 私はマレーネの名前と顔は知っていても、動いているのを観たのはこれが(ほぼ)初めてでしたし、実際に何年代に主に活躍されていた人なのかという知識もなかったので、『綺麗だけど何歳くらいなんだろ?』なんて考えながら観てました。で、観終わってから調べました。 なんとこの時56歳!!! 観ながらの自分の予想では、40歳を越えてるか?越えてないか?で考えていたので、本気でビックリです!年齢なんか微塵も感じさせない脚線美が見事です! そしてあの "可愛い子ちゃん" にはなれない知的なクールビューティは素敵過ぎます。クリスティン・スコット・トーマスです。(「です」って違うし・・笑) ただ、被告人レナード役のタイロン・パワーという方も私はこれしか見たことありませんが、何が悪いわけでもないけどあの濃い顔が好みでないために、残念ながら個人的には魅力を感じられませんでした。私の極少な知識の中からだと、この役はウィリアム・ホールデンってイメージだったなー^^;wilder |
今回が初めてでしたか!
これは傑作ですよねー^^
ホールデンの件、ご賛同頂けて嬉しいです。
実際は、古い俳優といえばホールデンくらいしか知らないってだけだったりして^^;
しかしこれ、イギリスが舞台だったんですね。それは意識してませんでした。そういえばクリスティなんですから当然ですよねー。
調べたらキャストのほとんどがイギリス人でしたよ!
これは次回見る時には、また違った楽しみ方ができそうです。ありがとうございました!