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    【そして誰もいなくなった】(1945年)

    超名作ミステリの最古映像化作品♪
    ◆そして誰もいなくなった(And Then There Were None)1945年
    原作:アガサ・クリスティ
    監督、脚本:ルネ・クレール
    イギリス、インディアン島に年齢も職業も異なる男女10人(屋敷の使用人2人を含む)が招かれた。ところが招待状の送り主で島の所有者U.N.オーエン氏は姿を現さない。
    お互いに招待された経緯などを話し合ううちにこの招待が、仕組まれた偽物であることに気付く。ところが3日後まで迎えの船は来ないため、10人は不安を抱えたまま島に閉じ込められることに。落ち着かないまま始まった晩餐のさなか、突然この10人の過去の罪を告発する謎の声が響き渡り、その直後客の1人が服毒によって死亡、翌朝には召使の女も死んでしまった。残った8人は、それが童謡「10人のインディアン」を思わせる死に方であること、そして10体あったはずのインディアンの人形が8体になっていることに気付き・・・
    このミステリは高校生の時にハマって何度も何度も繰り返し読んだ作品で、その数年後に映像があると知り大喜びで飛びついて観たのは、1974年のヨーロッパ作で映像化3作目のものでした。それがどうしても気に入らない映画で・・・^^;いわゆるヒロイン的存在となる女性の相手役ともいえる青年を、オリバー・リードというずんぐりした首の短い濃い顔の男が演っていてそれだけでも大ブーイングものなのに、場所の設定から殺され方まで原作との違いがありすぎ。あまりのイメージの違いに相当ガッカリしたものでした。

    が、それを観てから10年以上経った今、他の映像化作品にチャレンジしてみたくなって観たのがこれ。今度はすっごく気に入っちゃいました!まず、ヒロインと相手役が正当派の美男美女♪そしてその青年はイメージ通りのさわやかさと頼もしさを持ち、女性もイメージ通り秘書らしいキッチリさとヒロインらしいか弱さを持ち、もぉ〜パーフェクトです!

    他の登場人物は、ちょっと原作と違ってる人もいましたね。レーサーみたいに車を飛ばす生意気な青年はロシア人歌手に、敬虔なクリスチャンの老婦人はそんなに老女でもなかったです。どちらも特に問題は無かったですけどね。ちなみに'74年版では歌手の役をシャルル・アズナブールがやってて、劇中ではピアノ弾いてましたよ^^

    ところでこの作品は次々と招待客が死んでいくというミステリで、その殺人も何がどうなって起きているのかさっぱり判らない、不可能なことが起きているというまさに謎!な話。なので、それがとにかく不気味で、暗く重い雰囲気を作っていくわけなんですが、この映画ではなぜか終始明るいんですよねー。人が死に始め、隠れているオーエンを探すぞ!という段階になっても、コミカルな場面の連続。これで大丈夫なのかな?ミステリなんだからもちょっとドキドキさせる雰囲気にした方がいいんじゃ?なんて心配になってしまう明るさで。大半の観客はストーリーを知ってて観るという前提で、エンターテイメントとして楽しめるように作られてるのかな?なんとも不思議な感じですよ。
    招待客をまとめてこの謎を解くための指揮官的存在となる元判事を、バリー・フィッツジェラルドという人が妙にニヤけた軽そ〜なキャラにしちゃってます。この判事といったら一番威厳があってビシッと締めるところは締めるってイメージだったんですが・・・なんだか可愛いおじいちゃんなんだよね^^;やっぱり大丈夫かな?と心配になりますわ・・・

    ただ、この映画では色々な設定や人の死に方なんかがほぼ原作の通りなので、観ていて嬉しいんですよね。結末は’74年版と同じく原作と違うってことがちょっと気になるんですが、クリスティ本人による戯曲の結末を元にしているそうなので、だったら良しとしたらいいのかな。勝手に変えてるんだったら大ブーイングするとこですけど。
    でも本当は・・・ハッピーエンドだけど、実際は画面にないその先を考えると本当にハッピーエンドで済むかい??と考えちゃいますけどね。ふむ・・・
    キャラクターでは執事のロジャースが好きでした。疑われたため、ふて腐れた声と拗ねた口調でしゃべるところが妙にかわいくて良い!


    そういえば実は私、これのアドベンチャー・ゲームをやったことがあるんですよ。島の感じや屋敷の内部とか、この映画を元にしてる風だったので、自分がゲーム内で散々歩き回ったところが舞台になってるって感じがやたら嬉しかったです。共感してくださる方は少なそうですが・・・^^;
    とにかく私はこの名作をまぁまぁ忠実に再現したミステリが大好きです!













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