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- 2023.12.07 Thursday
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超名作ミステリの最古映像化作品♪ ◆そして誰もいなくなった(And Then There Were None)1945年 原作:アガサ・クリスティ 監督、脚本:ルネ・クレール
が、それを観てから10年以上経った今、他の映像化作品にチャレンジしてみたくなって観たのがこれ。今度はすっごく気に入っちゃいました!まず、ヒロインと相手役が正当派の美男美女♪そしてその青年はイメージ通りのさわやかさと頼もしさを持ち、女性もイメージ通り秘書らしいキッチリさとヒロインらしいか弱さを持ち、もぉ〜パーフェクトです! 他の登場人物は、ちょっと原作と違ってる人もいましたね。レーサーみたいに車を飛ばす生意気な青年はロシア人歌手に、敬虔なクリスチャンの老婦人はそんなに老女でもなかったです。どちらも特に問題は無かったですけどね。ちなみに'74年版では歌手の役をシャルル・アズナブールがやってて、劇中ではピアノ弾いてましたよ^^ ところでこの作品は次々と招待客が死んでいくというミステリで、その殺人も何がどうなって起きているのかさっぱり判らない、不可能なことが起きているというまさに謎!な話。なので、それがとにかく不気味で、暗く重い雰囲気を作っていくわけなんですが、この映画ではなぜか終始明るいんですよねー。人が死に始め、隠れているオーエンを探すぞ!という段階になっても、コミカルな場面の連続。これで大丈夫なのかな?ミステリなんだからもちょっとドキドキさせる雰囲気にした方がいいんじゃ?なんて心配になってしまう明るさで。大半の観客はストーリーを知ってて観るという前提で、エンターテイメントとして楽しめるように作られてるのかな?なんとも不思議な感じですよ。 招待客をまとめてこの謎を解くための指揮官的存在となる元判事を、バリー・フィッツジェラルドという人が妙にニヤけた軽そ〜なキャラにしちゃってます。この判事といったら一番威厳があってビシッと締めるところは締めるってイメージだったんですが・・・なんだか可愛いおじいちゃんなんだよね^^;やっぱり大丈夫かな?と心配になりますわ・・・ ただ、この映画では色々な設定や人の死に方なんかがほぼ原作の通りなので、観ていて嬉しいんですよね。結末は’74年版と同じく原作と違うってことがちょっと気になるんですが、クリスティ本人による戯曲の結末を元にしているそうなので、だったら良しとしたらいいのかな。勝手に変えてるんだったら大ブーイングするとこですけど。 でも本当は・・・ハッピーエンドだけど、実際は画面にないその先を考えると本当にハッピーエンドで済むかい??と考えちゃいますけどね。ふむ・・・ キャラクターでは執事のロジャースが好きでした。疑われたため、ふて腐れた声と拗ねた口調でしゃべるところが妙にかわいくて良い! そういえば実は私、これのアドベンチャー・ゲームをやったことがあるんですよ。島の感じや屋敷の内部とか、この映画を元にしてる風だったので、自分がゲーム内で散々歩き回ったところが舞台になってるって感じがやたら嬉しかったです。共感してくださる方は少なそうですが・・・^^; とにかく私はこの名作をまぁまぁ忠実に再現したミステリが大好きです! |