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- 2023.12.07 Thursday
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詳しくは知らないんですけどビリー・ワイルダーのユーモアのセンスが私、たぶん好きです。でもこれはコメディではないんですよね^^;だけどアカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の受賞作ということなので、興味を持ちました。この辺のクラシック作品はDVDが超廉価盤で出てていいですよねー。 ◆失われた週末(The Lost Weekend)1945年 監督:ビリー・ワイルダー、脚本:チャールズ・ブラケット、ビリー・ワイルダー
なかなか怖かったですねー・・・。 かなり本格的に酒への執着を見せ続ける男の話で、ちょっと滅入りました^^; 話の入りこそ私のイメージするワイルダーっぽい!って感じで少しワクワクしたくらいでしたが、その後はとにかくヤな感じなんですよ。 嘘をつき、自分を愛する人たちを裏切り、自分の大切だったものまでどうでもよくなり・・という、これが依存症ってことなんだよなぁー・・と終始眉をひそめながら観ることになりました。 深刻な問題が題材で、主人公はどんどん鬼気迫って来るしで、暗く暗くなってきますが、彼を取り巻く周囲の人物たちが好感度高めなキャラになっていたので、観ていて落ち込み続けるだけにならないのが良かったですね。 特にガールフレンド、ヘレンの天使ぶりや気のいいバーテンは、主人公にとっての救いってだけじゃなく、観ているこちらにとっても救いだった感じです^^ そして彼女との出会いのエピソードや、主人公がいちいちタバコを逆さにくわえるという"ギャグ"(じゃない?笑)などなど、怖い話ながら何気にユーモラス?と思わせる場面が散りばめられてるのが「やっぱりワイルダー♪」って感じで、そいういう意味では期待通りでしたね^^ とは言っても、アルコール依存症の彼の行動が私にはどうしても我慢し難いので、何度も観られる内容とは言えないですね。でも結末のあっさりし過ぎ感も少し気になりながらも、アル中男を演じたレイ・ミランドの演技も含め、目を離せないドキドキ感はとても楽しめましたし、アカデミーの主要な賞をとった映画として納得できましたよ^^ 凄かったです。wilder |