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- 2023.12.07 Thursday
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ナタリー・バイ、マリー・ジランの名前にひかれ、公開時フランスで大ヒットしたコメディらしいということで、シネフィル・イマジカで録画してみました。 ◆バルニーのちょっとした心配事(Barnie Et Ses Petites Contrar)2000年 監督:ブリュノ・シッシュ
高校生の娘がいる見た目も冴えない平凡な中年男が愛人を2人も持っているというだけで可笑しな話だけど、さらにその愛人が女だけでなく男も居るということにビックリし、それがとことん無茶苦茶な偶然でややこしいことになっていくという展開になんだこれ?と苦笑しながら、ある程度は楽しめました^^ 普通ならドロドロの酷いことになりそうな愛人2人の対面は意外にサラっと、そしてそこそこコミカル。半分意気投合状態で一緒にお互いの恋人(主人公)の住む家に押しかけることにするという、あぁ、コメディだなーって感じの軽ーいお話。これはまぁ、愛人2人が男女だったからですね。女性の方は普通に予想できる感じの反応ですが、男性の方はもう一人の愛人の存在を知った時こそ凹む姿を見せたものの基本的にクール。そのおかげで面白い関係を生み出されてたようには見えました^^可愛らしいマリー・ジランと知的で冷静なヒューゴ・スピア(たれ目)。この2人の好演はとてもお気に入りです^^ しかし。こういう話ってたいてい、いい加減なことしてた男が大変なことになっちゃってあたふたするところを傍から観て笑うとか、一緒になってあたふたしてみるとか、そんな感じを予想しますよね。 ところがこの主人公の男!あたふたどころか、ありえない最低な態度に出てこちらの予想を裏切ってくれました。 いったいどの面下げてそんなことが言える?!と呆れるほどの強烈な言い分を、それがあたかも当然まかり通るかのように言い放つ!いくら私が温厚でも、こればかりは思わず巻き舌で「こんのやろぉ〜!」と発しながら拳を握り締めてしまいましたよ。しかも!それが劇中では一発殴られはするものの、大して怒られない!どゆこと??意味が解らなーい!私が日本人だから?? その延長線で、私には珍しく結末に不満を持つことになりました。 是非とも、自業自得のどん底に突き落として「自分が悪いんだろ!ばーか!」と痛快に終わって欲しかったと思わずにいられなかったなー。 そういえばよくよく考えてみると、トリュフォーのドワネルものの主人公アントワーヌもこの男と似たようなところがあるかも。でもあちらはアントワーヌだから(?)「しょーがないなぁ」って思えたけど、こちらはしょーもないおっさん。同じようには許せやしないぜ?^^luchini |