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- 2023.12.07 Thursday
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ナチス台頭の時代の話ということでイマイチ気持ち的にはノラないんですが、女性同士の生涯の友情を描いているとのことでなんとなく惹かれて観てみました。 メリル・ストリープのデビュー作だったんですね。 ◆ジュリア(Julia)1977年 監督:フレッド・ジンネマン、原作:リリアン・ヘルマン
リリアン・ヘルマンという劇作家の回顧録を元に女性同士の友情を描いた内容ですが、バリバリの社会派ドラマでした^^; ジェーン・フォンダって、どうも見た目が好みでないので特に出演作に興味を持つことも無かったんですけど、これは観てよかったですねー。 やはり個人的には彼女の見た目に魅力を感じられなかった上に、癇癪持ちというキャラのせいで、主人公のリリアン・ヘルマンを見ていることはあまり楽しくなかったんですが、サスペンス風の展開は楽しめたし、予め見た情報の通り描かれていた"生涯の友情"の物語はとても素敵でした。 ジェーン・フォンダの演技自体も素晴らしかったですよ。 緊張や不安なんかは特にわかるわかる・・と一緒にドキドキしながら観れました。 リリアン・ヘルマンという人のことを全く知らなかったので、何の先入観も無く観たんですが、(ジェーン・フォンダが悪いわけじゃなく)リリアン自身は特に魅力的な人には思えませんでした^^; しかし、彼女が敬愛するジュリアという人は素敵な女性でした。 疫病で苦しむ一般人たちに手を差し伸べるどころか「見るな」と言っていた、とか使用人たちは窓もない地下に住まわされている、など自分のお金持ちな家族を少女時代から軽蔑して育ち、家族から離れると反ナチ運動家として活躍。だけどリリアンのことを"怒りんぼ"と呼ぶくらい、彼女自身は決して血の気の多いタイプではなく、感じの良い人だったところが良かったです。 演じていたのはヴァネッサ・レッドグレーヴ。 かなり好みの美人です。役柄のせいでほとんど化粧っ気が無いんですが、それでも凄くきれい。 加えて活動家らしい強い意志を感じる"目"が印象的でした。 リリアン・ヘルマンの回顧ナレーション入りの自伝的な話なので、作品を書き上げるくだりも結構冗長に描かれていて、正直はじめの方は退屈感もありました。 でもリリアンがヨーロッパへ行くようになってから、俄然面白くなってきました。 ジュリアに会えるのか、ジュリアの周囲で何が起きているのか、ジュリアから頼まれたミッションは無事にクリアできるのか・・・。ミステリ的でとても楽しめましたよ。 このリリアン・ヘルマンという人はオードリー・ヘプバーンとシャーリー・マクレーンの「噂の二人」という少々胸くそ悪い映画(嫌いじゃないです)の原作者だったんですね^^; うーん・・なんとなく彼女のイメージがある気がします。 リリアンに否定的な感情がある感じがしますかね? 特に彼女の言動が気に入らなかったわけじゃないんですが、なんか漠然とマイナスイメージが残っちゃってるんですよね。何が原因なのかははっきり解らないんですが・・^^; |