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- 2023.12.07 Thursday
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美しい映像と音楽、文学的な美しい愛の物語 ◆恋のエチュード(Les Deux Anglaises Et Le Continent)1971年 監督、脚本:フランソワ・トリュフォー 原作:アンリ=ピエール・ロシェ
原題は『二人の英国女性と大陸』。 姉妹がクロードを"大陸"(フランスは海の向こうの大陸にあるから?)と呼んでいたので、このタイトルでこの3人を表してるんですね。 トリュフォーのインタビューで読んだには、姉妹役の女優さんは小柄なレオーよりももっと小柄で、特に美人ではなく、かつフランス語を話せることを条件に選んだそうで。私はどちらも美人だと思って観てたので(特にミュリエルが好み!)、これを読んでちょっとショックを受けました^^; *アン(左)とミュリエル(右)* イギリスはウェールズの、切り立った海岸沿いにポツンと立つブラウン家。そこから坂になった小径下りると、海に面する崖の上に草原のような広場があって、3人はそこでピクニックをしたり、テニスをしたり、スケッチをしたり、私たちにはよく判らない遊び(笑)をしたり・・・2人への気持ちを胸にしまったクロードも穏やかに楽しんでて。 この穏やかな雰囲気と美しい風景、美しい映像がステキなんですよねー。でも実際の撮影はフランスで行われたそうで・・・ 普段見慣れない、随所にナレーションが入る映画に最初ははっきり言ってとまどいましたが、1950年代に発表された小説の映像化なんですよね。その原作の雰囲気をナレーションによって活かされているんだろうと解釈し納得して観たら、いい感じになってきたんですよ。このナレーションってのが、事実の記録を読むかのような淡々とした(ナレーションってそういうもん?)内容と口調で、それだけでストーリーが随分リアルに感じられちゃったりして。 そういえば原作は、作者の体験を元にしてるって話だったかも。だったら本当に事実を述べてる感じですかね? 公開当時は、作品内のあるショッキングな映像に抗議が殺到したために、その部分をカットするなんてことがあったそうです。現在はそれは戻された状態で観ることができますが、確かになかなかインパクトのあるショッキング映像ですね。 それはともかく、ジョルジュ・ドルリューのしっとりとした流麗な音楽、繊細に移り変わる3人の心の動き、この時代を想像できるような品の良い衣装や振る舞い。全てが美しい素敵な映画です。ただし全員の行いが美しいかどうかは何とも言えないですけどねー。 私のお気に入りのミュリエル役のステイシー・テンデターさん。今はどうされてるかと調べてみたら、2008年に59歳で亡くなられたようです。(fromウィキペディア)すごく残念ですね・・・本当にショックです。 とにかく私はこのはかない愛の物語が大好きです!francois |
私もやはり「突然・・・」よりこちら派ですねー。
確かにクロードにはコノヤロウ!と思っちゃいますが、"レオー=ショーガナイ奴" は私の中ではすっかり固定なので、まぁヘッチャラです(笑)
>この作品の自虐ネタ
あぁー!!そういえば!
時期的にもきっとそうですね!
さすが、目の付け所が違いますねー^^
一時期繰り返し見過ぎたためこのDVDはしばらく手にとっていませんでしたが、また観たくなってきました♪
でもヒットしなかったんですか、これ・・・^^;