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    【モンテーニュ通りのカフェ】(2006年)

    「スパニッシュ・アパートメント」シリーズで知られるセシル・ドゥ・フランスの名前に惹かれて観てみました。1つのカフェに集う人々の様々な人生模様を切り取った、という内容も好みっぽいなと思いました♪


    ◆モンテーニュ通りのカフェ(Fauteuils D'orchestre)2006年 監督:ダニエル・トンプソン
    劇場や有名メゾン、高級ホテルが並ぶセレブな街、パリ8区のモンテーニュ通り。田舎からこの街へやって来たばかりの若い女性、ジェシカ(セシル・ドゥ・フランス)は運よく由緒あるカフェ"カフェ・ド・テアトル"で働けることになった。普通は男性のギャルソンしか雇わないこのカフェも、演奏会、舞台の初日、有名オークションが重なる日を3日後に控え、人手が足りない緊急事態だったのだ。弾けんばかりの笑顔で瞬く間に馴染んでいく彼女の目の前では、満たされない思いを抱えたままコンサートを迎える著名ピアニスト、生涯のコレクションをオークションにかけようとしている美術収集家、舞台の初日を目前にして苛立ちを募らせる女優といった面々が様々な人生を交差させていた。

    いいじゃないですかぁー!!今まさに求めていたものだった感じがします^^
    特にさっき観た映画が酷く気に入らなかったので更に嬉しさ倍増♪

    セシル・ドゥ・フランスは抱いてたイメージのままの短髪ではあったものの、金髪で出てきたのでちょっとのけぞりました・・(笑)黒い髪の方がカッコよくてステキなのにぃ・・・とちょっとがっかりしたんですが、このキャラにはカッコいい感じは違うんですね。
    田舎から出てきたばかりの素直で人当たりの良い、関わった人がつい心を開いてしまいそうな子。溌剌とした屈託のない笑顔を振り撒いてくれる、彼女の祖母が言うようにまさに太陽のような存在。とっても可愛くて観てると直ぐに好きになってしまうキャラクターで、演じたセシルを更に好きになっちゃいました

    話は、カフェで働く彼女がお店で給仕したり周辺の建物へ出前に行ったりして関わるセレブ達の人生の一部と、彼女自身の人生がユーモアを混ぜながら綴られていくスムーズでホッコリとした内容です。
    出てくるセレブ達も"人間"な部分が描かれているのが良かったし、気持ちよく収まるので観終えた後にも気分がとてもいいです。
    普段ならピリピリした女優の言動なんか、見ていてヤな気分になるかもしれないところなんですけど、それも全然気にならなかったくらい全体が心地の良い雰囲気なんですよね。
    あの女優役の女優さんは知らない人でしたし特に見た目も好みじゃないのに、なんか魅力のある人だったんですよ。彼女のお陰もあるんでしょうね。

    美術収集家の息子役のクリストファー・トンプソンも知らない人でしたが、随分イケメンで観ていて楽しかったです♪監督のダニエル・トンプソンの息子だそうです。ヒョー
    個人的には「逃げ去る恋」や「映画に愛をこめて アメリカの夜」でいつも見ているダニが見られたのも収穫でしたね。
    完全にオバちゃんになってました!(当たり前です)
    しかも一人でいる時はいつもヘッドフォンをして歌を聴いてノリノリ♪という可愛い役^^
    彼女はとても個性的な顔なので老けても彼女だとすぐ判りましたが、どちらかというと意地悪系かな?と思っちゃうような顔つき(すいません)なので、人の世話を焼き皆に慕われてる役をやってることをにビックリしましたね。でも意外と違和感も無くて、観終わる頃には彼女のイメージも変わってました。これを観て良かった^^

    「フランス映画が好き」って言うと、ファッションで言ってると思われちゃいそうなのでなかなか口に出しにくいんですが、やっぱり私にはそこそこ性にあってるような気がします。もちろんそんなに数多く観てるわけじゃないのでたまたまアタリを引いてるだけかもしれませんが、これからも色々観たいです。
    パリの街並みにもやっぱり憧れますが、自分が実際に行くことはなかなか無いと思うので、せめて映画でたっぷり満喫していきたいと思っています。










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